最新の観てきた!クチコミ一覧

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犬の下には、川が流れて。

犬の下には、川が流れて。

富山のはるか

ギャラリーコンシール(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/13 (木)公演終了

無題1301(14-350)
20:00の回(晴)。19:45会場着(ちょっと迷う...地図、ビンの位置違ってないか?)、受付、座布団(←もっと弾力性を...)席2列、後方に椅子席。

なんとなく「SNAC」に似た印象、白い壁、冷たい床、暗幕ではなく、横いっぱいの「紙」で仕切られた舞台。

月初の連休、芸祭で原田さんの(3人のゴリラ)「落下」を観ていて、この公演も観に来ました...「ゲンゴロウ(2014/2@pit)」「Cui?」を2作(@眼科画廊と@春風舎)で5作目。

河合さん「フロリダ~(2014/7@BASE)」、篠原さん「小宇宙(2013/12@SENTIO」からで同じく5作目。岡林さんは初めて。

20:07前説(45分、喫煙シーンあり)、20:09上演~20:57終演。

タイトルの意味は最後にわかりますが、そこに至るまで特に物語らしいものがなく、ゲームをやらないので、ちょっととっつきにくかったです。

イラストと影絵のシンクロはよくできていました。

ネタバレBOX

4人。姉妹、天狗とヘラクレス=コーカサスオオカブト(って言ってた?)、に加え「煙草のおじさん」。

(舞台中央)引きこもりの姉が壁に天の川を描き、その天の川には「こいぬ座」「おおいぬ座」が配置されタイトルとなっているらしい。

ファミコン、虫たち、なわとび、二人羽織風着替え。

シーンは覚えていても、どのようなものだったか言葉にするのは難しい、理解力が足りないのか意図(文脈)がわかりませんでした。どんなお客さんを想定したのでしょう、少なくとも一般客向けではないように感じました。

会場の案内、もっと親切に、わかりやすくできたはず。
G(ギガ)海峡

G(ギガ)海峡

カムカムミニキーナ

座・高円寺1(東京都)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/水曜の昼、高円寺で
[カムカムミニキーナ]の
【G(ギガ)海峡~禍福はあざなえる縄のごとし~】
を観てきました☆
面白かったです。
映画[飢餓海峡]をモチーフに、
時空を超え、場所を替え、
有名シーンあり、コメディあり、
で知的に大満足♪
そして、役者さんたちがスゴイ!
表情や動き、縄の緻密な演出、
見どころ満載です☆
観劇日記をブログに書きました。

2 3 5 7 11 13 17...

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muro式

イムズホール(福岡県)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/14 (金)公演終了

満足度★★★★

短編3本、笑った。
映像の使い方や道具関係も考えられていて、表情や仕草で安心して楽しめる内容でした。

SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-

SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-

メディアミックス・ジャパン

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

カジュアルなオカルト
 怖くないポップでカジュアルなオカルト。東山光明の元気でフレッシュな役柄と歌が印象に残った。「戦記」ということであるならば、怨霊がもっと強くて怖く、戦いが熾烈で、見ているこっちをもっとハラハラさせて欲しかった。1階席後ろのほうからは、下半分しか映ってないテレビを見ているような視界。

サナギネ

サナギネ

双数姉妹

青山円形劇場(東京都)

2008/07/30 (水) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

両サイドにて観劇!
ベッド&メイキングスは、必ず普通では終わらないとは思ってはいたが、やはり期待以上の内容でした!
ふたつの話が同時進行して、最後にシンクロするなんて想像を絶する!
今まで観てきた舞台の概念を無限大に変えてくれたサナギネに拍手喝采です!!!

アジアシリーズ vol.1 韓国特集 多元(ダウォン)芸術『 1分の中の10年』

アジアシリーズ vol.1 韓国特集 多元(ダウォン)芸術『 1分の中の10年』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!
とても面白かった。

踊りを通して、様々な規範や制度について感じられた。

ソ・ヒョンソク氏といい韓国の多元芸術は凄い!

ネタバレBOX

見たことがないタイプの踊りだった。
と言っても、基は韓国伝統舞踊とヨーロッパのコンテンポラリーダンスのバックグラウンドがあり、そこから絶妙に逸脱していく。イム・ジエ自身がそうであり、そこにクラシックからコンテンポラリーを続けてきたルーマニア人セルジウ・マティスと、日本で舞踏をやってきた捩子びじんの歴史とそこからの逸脱も加わる。それは基本のダンスの型とそこからの逸脱というだけではなく、人間の行動様式全般に見られる慣習的動きとそこからの逸脱という広がりも持つ。さらに、あらゆる社会制度・規範というものの網の目をも舞台上に想起させる。

そのようなことが読みとれる記号として提示されている訳ではない。
あくまで私が見ながら感じていたことを言葉に落とし込んだら、そのような意味になっただけなのだ。

すると、上演後のトークで、イム・ジエはまさにそのような意図だったと言っていた。非言語の表現でも、ここまで明確にその問いが伝達されるのだなということに驚いた。やはり核心のある表現は違う。

ある制度からの解放を考える際に、野放図な自由ではなく、ある型・ある規範が示されることで、そこからの逸脱が明確に見えてくるということがある。まさにここでイム・ジエが行ったパフォーマンスはそういうものだ。

彼女の解説を付け加えるなら、身体とは歴史の集積であり、自分が培った技術は「1分の中に10年」が蓄積されているものであるということ。それは、ダンスの技術だけではなく、文化を含み、様々な行動・所作にも表れる。
そこから逸脱する動きを示すだけで、様々な制度について考えさせられるなんて。

だがその逸脱も、見続ける中で、またひとつの型として見えてきてしまう。脱構築もすぐに制度に回収されてしまうということだろう。その様さえも感じられたので、更に驚いた。

また、これは書こうか迷ったことだが、誤解を恐れずに書く。
一般的にダンサーはガリガリの者が多く、体の線が細い場合が多いが、イム・ジエは痩せてはいるがお尻が大きいのだ。
これによって、妙に生々しいの現実感が舞台に漂った。
私が男性だからかもしれないが、官能的だとさえ思った。
もちろん、強烈にということではない、ほんの少しのニュアンスとしてだ。だが、その小さなニュアンスが決定的に舞台の印象を変えていると思った。勿論、良い意味で。
官能的であるかどうかは別としても、それによってある現実感が漂っていたのは確かであるし、「身体」というものの在り方を問われていると感じた。「ダンサーは痩せているもの」という固定概念についてや、ダンサー以外も含めた人間の身体の規範とは何かということまで。
そこまで明確に意味として理解していたというより、そんなようなことを感じながら観ていて、後々、言葉にしたらそういうことだったような気がするというだけなのだが。

いずれにしても、素晴らしい舞台だった。

<追記>
上記の感想は、今作の3部構成の1~2部についての感想で、休憩を挟んでの3部の感想ではない。
上演後のトークでのイム・ジエ氏の説明によると、1~2部は「教育を受けてきたものからの逸脱」3部は「これまで持っていたものを振り返る」というような意図があったようだ。正直に言えば、3部も面白い部分はあったが、1~2部ほどには惹きつけられなかった。なぜかをうまく言葉にできない。
五月雨の夜に吼える犬

五月雨の夜に吼える犬

EVENT-STATION.

王寺町地域交流センター(奈良県)

2014/11/01 (土) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

雨音が 芝居に臨場感 歴史より自然な物語 舞台が広く見える演出
物語は、歴史より自然な流れで斬新でした、舞台に降らす雨が、雨音が 芝居に臨場感を出します。 舞台中間に薄い幕を使いオープニングを映す方法と、 舞台の奥行きを上手く使うことで、遠近感を出す 舞台がとても広く見える上手い演出 最高!! 面白かった。

ネタバレBOX

舞台は中央下手よりに花道 舞台奥に黒幕 その手前2m透けて見える幕
前説 中臣鎌足 中村恵さん 衣装がしっかりと作られている 期待が膨らみます
643年 倭の国 飛鳥 豪族の戦い 大陸より災い 人はいつも愚かで罪深い 力を狙って 我らの力は近くてはいけない 安寧こそ 白鴉の力を奪われてはならぬ また会おう そうあって欲しいものだ 前の幕が落ちる // ここを通るのか 入鹿どこだ なぜ着いて来た つれていけヤタ山へ 俺はお前の付き人 入鹿覚悟 物部守人 我が氏再興の為 大陸の件 中臣鎌足が神仏 この剣は何処で 何も言わん 舌を噛んだ 大陸は強いのか 雨(舞台に雨を降らせます 雨の臨場感が良い) 蘇我蔵の・・の蘇我倉山田石川麻呂 何処までか名字 麿が名 // 始めるか 蝦夷が士官を譲る 蘇我:自由過ぎる 良い 次 次 あらかしの丘に自邸 見張りです 天使様を見下ろすのは如何かな 蝦夷の案か 入鹿だ なら良い 解散 えー // 大陸を 唐をなめるな 汚れ役 入鹿 //
山背大兄王 舞台正面 拝謁する入鹿 客席に背を向けて(入鹿の背が大きく見える面白い演出) 大陸の何者かが武器を入れている // ヤタガラスに参る なぜ仏教を入れたか カムヤシロを守った。 おやじが行けと言ってい
る からな // どうする 差し出すか 滅びるか 道は2つ 時が来た // 中臣鎌足殿は 入鹿様が嫌いですか // 話をしに来た 何ゆえ蘇我に力をかす 中臣だけでわない 曽我は独裁 なにゆえ大陸の武器を持つ ケイカンを大陸より守る そがが守っていた カムヤシロにある 行け 次は 敵同士になる 入鹿が好きか 女 ちがう // だれだ 動かない、 私らゴガイ コリセイが喋れなくしている 入鹿は何処へ ジャキ 入鹿は何処へ ヤタガラス神社 炯眼を手に入れる 残りは殺す 確かこの辺 いない、 入鹿か炯眼は何処だ 知らんな 誤解だ もう片方の目が欲しければ言え 白い社 ここは、どうなっている 何処だ ここは狭間 名を差し出せ 入鹿 私は白鴉 あの時の巫女か(白い衣装が綺麗) 奴らを退ける事を命じる 目に入れれるか 長く生きたいなら続
け過ぎるな 入れた さあ 行け、 覗いていたけど怖くて動けませんでした トモダ追え 嫌だ、 // 皇玉様 集いの鐘 左目どうした 大陸のゴガイ 暗殺集団 私らは百済と手を組んでいる 敵が唐ならば動けん 宣戦布告 炯眼は、ここだ
入鹿様山背大兄王がせめられている 何ゆえだ 山背 何故 ・・・私は大和初の皇帝 倭皇帝 炯眼は、我が手に 行くな お前は死なせない // 休憩 カーン うんこ では 解散 (休憩への入り方ネタがあった 面白い) // 見えたか 日本 何も感じない 炯眼があり 唐の皇帝に歯向かう(協議で退かす) 最悪炯眼だけでも持ち帰ればいい // 蹴鞠の会 大陸はヤマシロノの一族を皆殺し どうなった 入鹿は腑抜けだ 曽我の力は強い 蘇我を殺せば 狭間に入鹿を入れた モリト 傷は 、いえている 、 二年ぶり 外の空気は旨い 炯眼を取り戻せ 私が渡したのは一部 もう一度力を授ける 偽物の入鹿に金を渡す 剣をもらって来た // 止まれ 気のせいか あっ 日曜洋画劇場の予約忘れた・・・・ その件はいいだろう // 山背何故この国を裏
切った この国を強くする 元に戻れないのか 戻れない 何故言わなかった 言わなくていい // お前がら どこの国に雇われた 言えん 死ね // 明日 さんかんのぎ 炯眼を差し出せ 鎌足明日おれを殺せ 中央集権
律令国家にだれが 中臣鎌足だ 炯眼を授ける 出来ない 俺を殺してくれ 頼む それしかないのか もう それしかないのだ 中大兄王に頼む // おやじ殿 すまん その なんだ すまん 生きたいだろうに すまん わしの誇り // 入鹿は、 始めろ蘇我・・・蘇我倉山田石川麻呂 汗 私は蘇我大臣 謀反 切る 中臣 中大兄王 炯眼を中臣に 雨 我々は三冠の使者手出しは出来ない。 何で1人でしょい込むかな 雨(舞台に降る 雨の情景が伝わる) 入鹿の屍 おやじさんもそっちへ行ったよ 俺は行けない 白鴉が見る あーー

物語は、歴史より自然な流れで斬新でした、舞台に降らす雨が、雨音が 芝居に臨場感を出します。 舞台中間に薄い幕を使いオープニングを映す方法と、 舞台の奥行きを上手く使うことで、遠近感を出す 舞台がとても広く見える上手い演出 最高!! 面白かった。
「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」

「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」

グワィニャオン

萬劇場(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピートしたい!!
前編「女女女ニョニョニョ」70分、後編「Tポーズお願いします。」70分
どちらも見ごたえある内容に。
前編はまさに姦しい女たちに笑い、
後編はシンプルな舞台で役者たちの演技力を堪能!
ダブルキャストの村井さんの演技や殺陣も見ごたえあり!!

白神ももこ(演出・振付)× 毛利悠子(美術)× 宮内康乃(音楽)『春の祭典』

白神ももこ(演出・振付)× 毛利悠子(美術)× 宮内康乃(音楽)『春の祭典』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

芝居とは見方を変えるべきだった
と、やっと気付かされました。

先にパンフレットなどで作品の表現したいものを知ってから、
どう表現されるのかを見るべきだったんだなぁと思いました。

難しいなぁ舞踏などの観劇は・・・・・と感じた60分間

ロビーには街頭やらのオブジェが現代芸術よろしく展示されていました

ラインの監視

ラインの監視

劇団昴

座・高円寺2(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

命をかけた地下運動
オープニングチケットで前から3番目の中央付近という申し訳ないような座席、休憩なしの2時間強のセリフ劇を堪能した。
舞台装置や小道具はいかにも1940年代の大邸宅の居室らしくしゃれていて、女性たちの衣装も華やか。
前半はドラマ的展開がたいしてなく、劇に集中できなかったりしたが、真実が語られる後半は役者さんたちの力演もあって引き込まれていった。一点だけ違和感を感じたのはピアノの演奏、これは無い方が良いのでは、とあくまで個人的感想。
あの時代に命をかけて戦った反ナチ運動家について、もっと知りたくなった。

ラインの監視

ラインの監視

劇団昴

座・高円寺2(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

初!!昴♪
殺陣もダンスも映像もない本当にお芝居だけの舞台でした。
言葉や演技、空気感が伝わり、役者皆様が凄く良すぎて2時間30分と少し長いお芝居でしたが、めちゃくちゃ時間を感じさせないぐらい楽しみ泣いて考えさせられました。

儚みのしつらえ

儚みのしつらえ

TRASHMASTERS

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

どこも無秩序状態!
戦争中も現代もある意味では無秩序状態。
人間も傍から見れば理性があるとは思えない本能のままに生きる野生動物。
圧倒的な演技力。そして内田、林田両名のリアルな女優魂に拍手(途中で目をそむけてしまうしまうほど)!
相変わらず考えさせられる芝居でした。

ネタバレBOX

口では忘れたことがないと言いながら、夫(弾)を死んだものとし、新しい恋人である新聞記者(丈二)と結婚を望む妻(恵真)。
ある条件を逆手に取って離婚してない恵真との交際と家への出入りを許可させようとする丈二。
弾は戦場で女性の衛生兵と男女関係になる。
その現場を見た友人の兵士(流記亜)がその衛生兵(清羅・双子の姉)を強姦し、銃殺。
何度も自殺を試みようともそれができない流記亜は(生きることが苦しく死んで楽になりたい為に)、”お前の女を犯した!俺を殺せ!”と弾に懇願するが、弾は生きて苦しませるようと殺さない!
戦場から家に戻った弾と偶然清羅の双子の妹(楼羅)が出会う。
楼羅は清羅と弾に関係があったことを感じると同時に弾に一目ぼれする。(特別な関係はなし)
浮気を繰り返す恋人(塁)に嫌気をさし、現恋人(晴空)の子を妊娠するものの塁の身体を忘れられない圭都(恵真の妹)。
圭都を妊娠させた現恋人も最後には元恋人を刺殺。
カサブタかきむしれっ!

カサブタかきむしれっ!

演劇ユニット3LDK

ザ・ポケット(東京都)

2014/10/21 (火) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

キャラ設定が秀逸!
喪失と再生の物語、とっても良かったです。登場人物の個性的なキャラクター設定も効いてました。永作さんの台詞がちょっと長いかな。でも良く覚えきったなぁと驚きました。あと上田さん!出てきた時は誰?と一瞬思いました。役作りが凄かった、次も楽しみ!

そのときのはなし

そのときのはなし

おちないリンゴ

小劇場 楽園(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

少し難解
一発目を観た後で本日の構成はどうなっているんだろうと不思議に思いました。

ネタバレBOX

役者は共通、話は長短混在していました。

「アップルパイな人々」 作/黒川陽子  ○○でごじゃるみたいな語尾の口調で話す変な人たち。三人なのか二人なのか、はたまた究極の多重人格で一人なのか、そして何なのか良く分かりませんでした。

「女2」 作/坂本鈴  OLをしながら小説を書く女性の話。本当は上を狙っているようだけどそこまででもないような、いい男を狙っているようだけど腐れ縁は断ち切れないような、妄想と現実を行き来しているところが人間でした。

「POSHLOST」 作/モスクワカヌ  ゲームクリエイターの女性の話。ゲームのリアルエンドを求めて苦悩している時に夢の中で見たファンタジーなので、本人はリアルエンドはハッピーエンドとすっきりしていましたが、少し置いてきぼり感はありました。

「やぎさんと永遠」 作/オノマリコ  引越しの準備をしながらやぎさんの手紙についての無駄話をしている男女の話。手紙のやり取りをするやぎさんもお腹いっぱいになると手紙を読むことになるんだ。ふむ、永遠はないのか。でも、さっきの手紙は云々の質問がまた永遠に続くのか。これは俺の食器とかいう風には見えませんでしたが、淡々と食器を包む様子から恐らく二人は破局したのでしょう。ほのかに窺えるところが素敵でした。

以前観た女子会の方がインパクトがあったように思いました。
「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」

「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」

グワィニャオン

萬劇場(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめます
70分の作品が2本というのは、観る側にとっても心地よい企画です。

演者は身体訓練されていて好感がもてますね。
特に、2本目に出ているやや突っ張ったイメージの彼女は良いですね!
ファンも増えるのでは…?

軽快な展開で進む両作品ですが、奥深いテーマが根底に流れています。
敢えてそれを押さないのが今流なのかな?と思いました。

しかし、この劇場は前列に関しては、全く観る側に配慮がない劇場です。
前に座る人によっては全くと言っていいほど見えません!!
このエリアでお金を取ってはいけないと痛感しました。事実ほとんど見えませんでした。視界確保のために首と腰が異様に疲れます。
本公演は指定席なので、絶対にE列以降の常設席を買うべきです!!!!

ネタバレBOX

 両作品を通じて女性漫画家がキーパーソンのような形で登場しますが、
彼女の存在は便宜的なのか?
実際に、作品的には何かの意味があるとは思えなっかた。
 逆に言えば、それがとても勿体ない。

 「女女女」のカットバック多様の構成は、小説で伊坂幸太郎がよく使う手法だが、テクニック的には共感できる。
 しかし、カットバックを経ることによる主題への絞り込みの過程が甘い。

 「Tポーズ…」は一種青春物のドラマのような簡潔性を持っていて、バーチャルという仮想世界の中の現実を見せてくれていて好感が持てた。
 個人的には、バーチャルの為に汗を流す人々の存在を通じて、実際の人の繋がりを拒絶している感のあるバーチャルという異空間に没頭する現代人がどうなのか?という視線を持って欲しかった。
 が、この劇団のカラーとしてそちらには進まないのかも知れない。故に、底が浅いなと感じてしまう。
The Wonderful World ~サヨナラ愛しき世界~

The Wonderful World ~サヨナラ愛しき世界~

ネオゼネレイター・プロジェクト

小劇場B1(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/11 (火)公演終了

満足度★★★

LOVE、LOVE、PEACE!
舞台セットと怪物の衣装は良くできている。
生き残った女性たちは脱出と世界秩序を取り戻すために必死だが、お役人たちのお偉いさんは呑気そのもの!

ネタバレBOX

巨大建造物の地下に潜った女性たちが目にした妖しい椅子。
その横にはいくつかの押しボタン(ギャンブルボタン)がこれを押すといろんな物体が出てくるのが面白い。
日替わりゲストが台詞忘れに場内から笑い声!
牛乳地獄act.13「穴があったら入りたい」

牛乳地獄act.13「穴があったら入りたい」

牛乳地獄

ウイングフィールド(大阪府)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

気が付けばファンタジーの世界に…
「お馴染みのタイトルコール」だそうですが、面白かったです。
主演の日置さんが逆立ちやら何やら汗を噴出しながら熱演され、ファンタジーの世界に違和感なく入ることができました。
カラスとの絡みも良かったです。
良くできた物語で、ファンタジー好きとしては、素直に楽しめました。

幸福の黄色いタンメン

幸福の黄色いタンメン

劇団チキンハート

新宿シアターモリエール(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

幸福ではないタンメン
 俳優さんの演技はしっかりしていて、綺麗な女優さんも多く出演して、笑えるシーンもあったのですが、最後の結末は悲惨でした。

 大衆演劇に対しては、一般大衆は、堅苦しい哲学的な事や難しい政治的な事を求めてはいない。2時間楽しめて、最後にハッピーエンドで終わり、良い気分で帰りたいと思うのが、一般大衆だと思う。

 それをこの作品の制作者は理解していないのだと思い残念な気がした。
 

別れても好きな人 2014

別れても好きな人 2014

劇団競泳水着

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★

チラシはキリンで劇中はアサヒ
現在、過去、未来を同時進行で見せる手法でしたが、電話機器の違いで時代の違いを表現してるのにはおもしろいなと思いました。
ですが「現在」は現実と同じ2014年で過去未来はそれぞれ10年前と10年後というたったの10年きざみのわりに過去はなんとなく昭和感出てましたし未来はSFすぎないか?と思ってしまい、設定をすなおに受け入れられませんでした。(個人的に、現在過去未来をはっきりわけるよりもっと錯綜しててもいいんじゃないかなとも思ったり。)
あと残念だったのが、ありさが最初はかわいい女の子だったのにどんどん何考えてるのかわからない変な女になってしまったこと‥。ほかの登場人物にも言えることですが、ひとりひとりの細かい描写があまりないせいで結構ほとんどの人たちが何考えてるのか謎でした。
それでも役者さんがみな良かったので、最後まで楽しく観られました。

殉職刑事

殉職刑事

香魚拓

劇場MOMO(東京都)

2014/11/05 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

ツボにハマった!
制作者自らおバカなドタバタ劇と自負?されていたが、生きる事と死と周りの人々の心の痛みをちゃんと描いていて、随所に散りばめられた笑いのネタがツボにハマって最後まで惹きつけられた。次はいつになるのか判らないがもしやるなら必ずまた観たい!

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