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『北極星の見つけかた』

『北極星の見つけかた』

妖怪大縁会

小樽市民会館(北海道)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/13 (木)公演終了

満足度★★★★★

北極星の見つけかた
ここ一番の勝負強さを発揮して、最高の舞台を作り上げました。
そして、最優秀賞をいただいてしまいました!
札幌琴似工業高校定時制演劇部史上初の快挙です。
来年の夏に行われる全国大会の切符を手にしました。

ワールドエンド・スターマイン【満員御礼!】

ワールドエンド・スターマイン【満員御礼!】

劇団ゴールデンタイム!

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった
アニメにすごく影響を受けているお芝居って感じでした。そういうのが好きな人は楽しめるのではないでしょうか。ウェストエンドは天井が高くて見やすかったです。

ワンダブル!! ~変身しましょ~

ワンダブル!! ~変身しましょ~

劇団娯楽天国

TACCS1179(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

安定感ってこういうことか。
初見でしたが、役者の方々がどなたも魅力いっぱいで、ものすごく愉しく観させていただきました。
しっかりした本に、魅力ある役者陣。
見終わった後の満足感に、安定感ってこういうこと言うんだなと実感しました。

どの役者さんも素敵でしたが、特に高畑加寿子さんの演技にとても惹き付けられました。素敵です。
また観に行きたいと思いました。

ゴキかぶり

ゴキかぶり

UNIT dy

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2014/11/08 (土) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

朝の景色が気持ちいいと思い込んで過ごすのもいいのかも
家族の想いで 母への思い 父の思い出 妹と二人きり 仕事に追われて 見方を変えれば それはそれで ゴキブリの世界 人の世界 どちらが地獄かは分からないが、朝の景色が気持ちいいと言い聞かせて思い込んで朝から仕事を過ごすのもいいのかも 色んな見方があるけど面白かった。

ネタバレBOX

家族の想いで 母への思い 父の思い出 妹と二人きり 仕事に追われて 見方を変えれば それはそれで ゴキブリの世界 人の世界 どちらが地獄かは分からないが、朝の景色が気持ちいいと言い聞かせて思い込んで朝から仕事を過ごすのもいいのかも 色んな見方があるけど面白かった。

誕生日おめでとう あきらの誕生日ブレゼント 腕時計 スマホ欲しいあやかに弱いんだから // キキーー ガタンゴトン 電車 逃避行 直ぐに連れ戻される その時仕分けだけの時間 ダンス 居場所が無いんです キキーーブシュー // おはようございます お願いします ルルルル--- ウワー すいません 乗り遅れ電車の様に過ぎ去っていく // ただいま あやか 居たのか 何か用事 今日は何の日かな ただの平日 そうだよね キモイ ・・・・ 1人箱を開ける 歌う ハッピバースデイ あきら 毎日仕事仕事 妹にまで邪険にされて こんなはずじゃ 僕は何で生きているんだろう もういいかな 多量の薬を酒で流し込む これで僕もこの世からおさらばだ 初めまして天国 おーい こっちだ こっち 僕はここにいるぞ キーン // おそよう 死神 ここは天国? 何の用 刑罰の判決
近藤あきら 自殺の罪 大罪 害虫転生の刑 // あやかとようちゃんが遊ぶ 母が倒れる 1人ぼっち //初七日も終わった 落ち着いた 自殺相談して欲しかった 仕方ない ウザイ兄貴いなくなってせいせいしている ゴキブリ バンバン 逃
げろー わー 何故ここにいる 自殺 ゴキと太郎 そこ俺達の場所 あっ ここにいた しけた 兄ちゃんだ ゴキさんは、仕事くび 毎日ギャンブル 投資暴落 近藤くん何で自殺 ぱーっと行こう あそこ行くの 着いて来い // お兄ちゃん、 キーン 母が家に帰って来た 肉じゃが いただきまーす // キーン あやか 母さんが死んだ こんな父さんでごめん // ゴキブリのバー クラブ 踊る 砂糖 毛 ダブル 今日から 仲間 元人間 新しい兄弟 よろしく 声ちいちゃいな ロックな挨拶 イェーイ もう一回 ・・・ 同じゴキなら踊らにゃそんそん クラブG ノルノル ダンス 楽しみ過ぎ 殺虫剤 ここは地獄だよ ・・・ くみさん 同じ人間 何故自殺 いいんです 楽しかったですね クラブ くみちゃん 妹に // 久しぶりだね
ようちゃん 時計 兄ちゃんの 使えそう もらっちゃた 映画始まるよ ごめん兄ちゃんの親 殺したの俺かも くみちゃん何で 私引きこもり3年間 青空 身を投げた・・・ あ おれら外行く2時間帰って来ないから あきらは元に帰りたいとか くみは、引きこもってしまう 怖い あきらはどう
して自殺したのかな にがいにがい思い出 // キーン 今日は飲みたい 止めようよ たたく いたいいたい お父さんなんか嫌い どうしよう どうしちまったんだ 家族すら守れない 俺に父親の資格なんて無いんだ トルルルル 近藤です そうですかありがとうございます 父さんが電車でひかれて 私のせいだ あやかは悪くない今は1人にさせて そして妹と話さなくては 居場所なくなって人間の時がバカみたい 今さら外でれる 指切り バシ 残念だったな ここは天国 地獄だ 葬式 みんな食ってくれ(死骸を食う) 嫌だ あきら この 世界の 秩序がある 受け入れろ// 害虫の生活に慣れましたか いい話と悪いしらせがある なんなんだよ 人間に戻れる方法がある 殺される事 49日 // タン あきらー 赤ちゃん 母と父 アー アー アー タン あやかより 12才の誕生日お
めでとう おめでとう 父より 母より 優しいあきら ・・・・ 僕はどうしたら いいんだ // ゴキさん 死神が来たか そうか またあの日常に戻るのか 怖い お前の親っさんは 事故だ 悔やんでいた ゴキさん父さんはどうなったんですか
ゴキにはなっていない 残りたければ 残れ 49日か、それで どうするんだ わかりません // 兄ちゃんに最後の挨拶 家があるけど居場所がない つなげないのよ 私は何もしていない ありがとう ごめんなさい こっちでも1人じゃない 行けお前の本当の居場所へ 出口はあっち 電車に乗って帰ればいい もう来んなよ 上司様 ゴキ 身元を明かさなくても良かったんですか あきら 途中でこっちに来んなよ (父やった) // お兄ちゃん起きて サプリを酒で飲んだ 夢か もし俺が死んだら、 きもい ようちゃんと 誕生日おめでとう あーー仕事 早く帰って来て みんなでケーキ食べよ 外へ出ると変わらない景色 灰色が色鮮やかに くみと出会う 見つめ合う
指切りの小指。
たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

演技を堪能
やっぱ一人芝居は演技力だよね。十分堪能させていただきました。メインとなる3つの芝居,ストーリーはだんだん重くなっていき,演技力がさらに重さを表現するけど,それでも良いものを観たと心爽やかに帰路につきました。開演前の前座公演,これも十分面白かったです。

そのときのはなし

そのときのはなし

おちないリンゴ

小劇場 楽園(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

深い!
2日目のマチネを観て どうしてももう1度観たかった

アップルパイな人々
テンポの良さと「家族みたいな人」 とても後味が良い
女2
何処にでもある日常の中で彼女のモガキと妄想が堪らない
POSHLOST
仕事を通して自分の本当に気付いていく様は切なく美しい
やぎさんと永遠
あの荷造りはどういったシチュエーションなのか想像しながら楽しめる


どれも ステキな話とキャストさんの芝居が深く
話によって違う人に見えてくる

次回の公演も楽しみだ

たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

自分の内面を振り返らせてくれました
控えめで淡々とした劇作・演出。でもそこに見える情緒や儚さ。とても私好みの芝居でした。観劇の直前に、人と人との繋がりの大切さを感じる機会があったので、その自分の思いと芝居の内容が重なり、途中涙がボロボロ止まりませんでした。後半は、頭の半分で芝居の内容を消化し、もう半分で自分の内面を様々に振り返るという作業をしながら観劇しました。正しい芝居の見方ではないかもしれませんが、私にとって、とても有意義で愛おしい時間になりました。また、小林さんの高い演技力があってこそ、成り立った一人芝居だと思います。素晴らしかったです。

白神ももこ(演出・振付)× 毛利悠子(美術)× 宮内康乃(音楽)『春の祭典』

白神ももこ(演出・振付)× 毛利悠子(美術)× 宮内康乃(音楽)『春の祭典』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

近未来の日本の再生
様々な振付家によって振り付けられている名曲が、白神ももこさんならではのユーモアセンスで彩られ、独特の雰囲気を生み出していました。

客席を囲んだダンサーやエキストラによる、小さな物音から動物の鳴き声、人の話し声に変化していく、声のパフォーマンスの後にストラヴィンスキーの音楽が始まり、学校の制服的な衣装を着たダンサー達が様々な伝統芸能や民衆芸能をコラージュしたようなダンスが展開しました。第1部の終曲の前で一旦音楽が止まり、桃太郎の寸劇が演じられ、終曲に続いてそのまま第2部に突入し、草原にカモフラージュしたギリースーツを着たダンサー達が不気味且つコミカルに踊り、曲の最後で全員が舞台奥に引っ込んだ後、全身白の衣装に着替えで静かに客席を通って捌けていく途中で終演を知らせるアナウンスが流れて終わりました。

前半は静と動の対比が鮮やかで、印象的なシーンが多くて引き込まれましたが、桃太郎が演じられた辺りからは何を表現したいのか分かり辛くて求心力が弱まっていたように思います。
振付自体は変拍子が多用された音楽に沿った、見ていて気持ち良い動きがあったり、逆にビートの激しい部分であまり動かない箇所もあって魅力的でした。
舞台奥に向かって緩やかに登り坂になっていて一番奥が堤防のようになっている無機質な舞台美術とロビーに展示された美術作品に繋がりがあって、劇場に入った時点で作品の世界になっているのが良かったです。

たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

一人芝居の魅力
19時からの公演なのに劇場に着いたのが20時前…。
ラストの30分程しか観ることができませんでしたが、その30分はしっかりと引き付けられました。
話の内容等ではなく、小林知未という一人の役者の魅力に惹かれました。
一人芝居の面白さを感じさせてくれました。

最初からみたかったです。

ソープ・オペラ

ソープ・オペラ

演劇ユニット パラレロニズム

明石スタジオ(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

セリフの間の表現
2時間半の上演とは思わず、感想も書かずに劇場を後にしてしまいましたm(_ _)m
この作品、まったく初めて見ました。若い夫婦 5組の葛藤を描いた作品、セリフ
の間がこの芝居の決めてだな、と感じました。セリフとちりは確かに多かったです
が、セリフの間はの取り方はなかなかよかったんじゃないかと。

この後は少し苦言。今回の芝居、オリジナル尊重の演出は理解できますが、
芝居の時間配分はもう少し考慮してもらいたかったな。パラレゾニズムさんの
芝居はスピード感をが生命だと思うので。。。

舞台「靖国への帰還」

舞台「靖国への帰還」

ネリム

滝野川会館 大ホール(もみじ)(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

分かりやすく頭に入ってきた
賛否はともかく、靖国についての考え方が分かりやすく頭に入ってきて、なかなか考えさせられました。役者陣の演技もとても良く、特にヒロイン役は初舞台とは思えないほど堂々とした素晴らしい演技でした。
ただ、場面転換時のセット配置があまりスムーズではなく、舞台暗転している時間が気になりました。

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

おぼりん

pit北/区域(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

短いな♪
生々しい舞台♪嫌いじゃない♪演劇らしい演劇だと思った♪舞台面と役者があれば、後は演劇で全てが作られていく感じ♪ただ短いね♪二本立てとかにすればもっといいのに♪

クラウン

クラウン

劇団108

こった創作空間(東京都)

2014/11/15 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し・・
どんな展開になるのか?と期待しましたが、ストーリーに捻りがなく、あっさりと終ってしまい「あれ?これで終わり?」という感じでした。何となく学芸会のような雰囲気がありましたが、一生懸命さは伝わってきて、舞台全体の印象は良かったです。もっとストーリーに意外性や捻りがあると良かったと思いました。

たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

良かった。
・冒頭のシーンが好きです。

・「あしたのわたし」と「あしたのあしたのあしたの…わたし」は地続きなんだなと思わせてくれた。

ネタバレBOX

「今日食べたものが、あしたのわたしをつくる」っていうセリフ、好きです。
11月企画公演 節分・鉄輪

11月企画公演 節分・鉄輪

国立劇場

国立能楽堂(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/06 (木)公演終了

満足度★★★★

11月の企画公演のテーマは「鬼の世界」
狂言も能も「鬼」が出てくる話だった。

ネタバレBOX

この日は、「おはなし」があった。
歌人の馬場あき子さんによる、舞台内容の解説と鬼の話。
その内容がとても良かったのだ。

「鬼とはいったい何であったのか」という話になったのだが、その話と今回の舞台がうまく
リンクしていた。
また、「鬼」という漢字についても、なるほどと思えた。

「鬼」とはそもそもは先祖であって、子孫に「福」を持って会いにきていた。しかしいつからか、「悪い」というイメージが付けられ、持って来た「福」は「内」に、「鬼」は「外」に、となったわけだ。
これは狂言の『節分』に重なる。

また、鬼は「境」に現れる。
川のこちらとあちらの境や、時間の境など。
だから、1年の境の「節分」に鬼は現れる(かつて節分は大晦日だった)。

「鬼」の漢字にはもともとは「角」はなかった。
角のない「鬼」の漢字は、鬼頭を被った子どもが座った姿であり、手には法具を持っている。
鬼面は「誰でもないので」、先祖の霊が降りてくる。つまり、イタコのような役割をしていたのが「鬼(角のない)」の漢字の意味だった。
それがいつからか、角が付いて悪い意味も付けられた。
この話は、能の『鉄輪』にリンクしてくる。

自分を捨てた夫を恨み、徐々に「角のある鬼」になる妻。
顔に血が上り、角が生えかかってくるのだ。

というように、「おはなし」がかなり良かった。

狂言の『節分』も能の『鉄輪』も、恐いのは「女」である。
『節分』では、鬼は女に騙され、宝を取られて「鬼は外」と追い出される。
『鉄輪』では、自分を捨て別の女と一緒になった元夫を恨んで出てくる。
顔には「生成(なまなり)」という、鬼になる一歩手前の面を付けている。
頭に血が上っているので、顔半分は赤く、角が出かかっている。しかし、まだ理性が少しだけ残っているので、額のあたりは白いのだ。

「生成」はあまり使われることのない面だという。
国立能楽堂に併設されている資料展示室に、それは展示されている(入場無料)。
休憩時間に見るといいかもしれない。

狂言『節分』は、鬼の人の良さ(笑)が滑稽であり、それが実に面白い。
鬼を騙す女は、最初は怖がっていたのだが、途中から立場ががらりと変わる様がいい。とても恐い。

能『鉄輪』は、面からだけでなく、夫への恨み、執念をも感じる佇まいが美しい。そして、闇に消えていく様は哀しい。

国立能楽堂の座席の前には、液晶パネルが埋め込んであり、上演中に簡単な解説や台詞(全部ではない)が表示される。
最近これを英語にして見ている。どう訳されているのかが面白いからだ。
「鬼」は「Daemon」と訳されていた。ほかに訳しようがないからだけど、どうなんだろう。


他の演目が見られる日も行きたかった。
おつまみダンスvol.2

おつまみダンスvol.2

À La Claire

pit北/区域(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/15 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1308(14-357)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付、ドリンクをいただき受付横から地階へ、左(いつもの奥階段からみると「右」)に座ります。

「おつまみ」2回目、「À La Claire」3回目、岩崎さんは他の公演が6作(たぶん)。客入れ時にも音楽が流れていますが、みな知らないものばかり…。19:33前説、19:36床のビニールシート撤去、19:39開演〜20:09、休憩、20:21〜20:54終演。

ダンサー6人、MENU11曲。

3曲目にあるThe Style Councilだけはライブに行ったことがありますが(Rock in Japan 1985@横浜…You Tubeに粗い画像あり)、お目当ては他のバンドだったので覚えていない。

全員、ソロ、ペア、衣装、ピンクの花びらなど趣向を凝らした演出。

in blackな岩崎さんは今まで観たことがない妖しさ。日曜日に観たダンスも、全員/数人/2人、のパターンがありました。以前観たものも含め、2人のダンスって難しいのかなと思いました(スピードがあるのが好きだからかな…)。

メトロに乗って

メトロに乗って

音楽座ミュージカル

めぐろパーシモンホール(東京都)

2014/10/29 (水) ~ 2014/10/30 (木)公演終了

満足度★★★

浅田次郎原作のミュージカル
1つのパッケージ的な作品としての出来は悪くはない。
しかし、心に響くような共感も感動もなかった。

ネタバレBOX

パーシモンホールは初めてだった。
区のホールとは思えないぐらい立派なホールで、イスもいいし、舞台も観やすい。

舞台は、歌もダンスも台詞もすっきりしていて、1つのパッケージとして成立していた。
誰もが納得するレベルではないだろうか。

主人公の小沼真次役の広田勇二さんは、四季っぽい台詞回しと立ち方だなあ、と思っていたら、やはり四季出身だったし、彼の愛人・軽部みちこ役の美羽あさひさんも、いかにも宝塚という立ち方と歌い方なので、もう少し全体に溶け込むような演出も必要だったのではないかと思った。

先にも書いたとおり、ミュージカル作品としての出来は悪くはない。
悪くはないのだが、いかにも「長期公演の中の1回」という、流している感が少し気になる。
そういう見方をしているせいなのかもしれないが。
悪くはないが、心に響かないのはそういう理由かもしれない。

まあ、そもそもこの作品があまり好きではないから、厳しい見方をしてしまうのかもしれない。

なにしろ、主人公が毛嫌いしていた父親を見直すことになるためだけに、「なぜか」タイムスリップして都合良く、父親と出会い、父親を見直すことになるだけでなく、妻も子どももいるのに、長年の愛人がいて、その愛人も「なぜか」主人公と一緒にタイムスリップをして、彼女はこの世にいなかったという選択をすることで、「不倫はなかった」ことになるという、主人公だけ都合のいい世界が繰り広げられるからだ。
家庭を捨て、愛人と一緒になる、とまで決意したのにもかかわらず、「何もなかった」ことになってしまうのはどうかと思う。
それは原作に言え、と言う人もいるだろうが、その作品を選んで上演しているのは、この劇団なのだから。

さらに、原作とは変えて、主人公の兄の死は「自殺」ではなく「事故」だったようになっていた。
すべてにおいて、都合がいい、免罪符が与えられているのだ。

結果として、「主人公自ら選択した」ものであれば、それなりの感動もあったかもしれない。
しかし、そうではなく、なんとなく、誰かが仕掛けた流れのようなものに乗って過去に遡り、父親との確執を解き、家族を取り戻し、不倫も自ら解消したわけではなく、相手が自らの存在そのものを消し去ることで(母親のお腹の中にいるときに「死ぬ」ことで)、なかったことになってしまって、妻と子どもの家族を取り戻すというのが、どうも納得できないのだ。

だから、共感も感動もない。
ブロードウェイから45秒

ブロードウェイから45秒

加藤健一事務所

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

観劇後に満足感と気持ちの良さが残る舞台
ブロードウエイにある「コーヒーショップ」を舞台にした、グランドホテル方式な物語。
カトケンこと加藤健一さんが、売れっ子のコメディ俳優を演じている(スタンダップコメディのような芸人かも)。
温かくて善意に満ちあふれている作品なのだが、その中に演劇に関するチクッとしたものも隠れている。

ネタバレBOX

今回の演出はプラチナ・ペーパーズの堤泰之さん。
登場人物の描き方が、少し、濃い。

全員が、太マジックで縁取りしてあるように、くっきりとして描かれている。
なので、海外の作品ということもあって、全体的にややバタ臭い。
まあ、それはいつものカトケンなのだが。
カトケンの、英語の訛りの台詞(外国モノで訛りがあるときには、独特の言い回しになる)も、いつもの、な感じ。

ブロードウェイにある「コーヒーショップ」が舞台。
コーヒーショップに集う人々が、織り成す物語。

舞台に立つ人気者、プロデューサー、舞台を目指す者、脚本家を目指す者、コアな演劇ファンに、無名な役者を応援する者など、演劇を取り巻く様々な人が、このコーヒーショップを訪れる。
つまり、グランドホテル方式な物語。

うまい人たちが、チームワーク良く演じると舞台はこんなにも楽しいのだ! ということを見せてくれるような作品。
カトケンさんも、いつものようにグイグイいくのだが、しかし、うまいから全体のトーンの中にうまく収まっているので、変な形で突出してこない。

どのシーンも見せたい場所がしっかりと示されていて、舞台の上のバランスもいい。

コーヒーショップのオーナー夫妻を演じた新井康弘さん、田中利花さんがとてもいい。
加藤健一事務所では常連と言ってもいい、新井康弘さんの雰囲気が作品全体のトーンを生み出しているし、田中利花さんの世話好きなおばちゃん的な佇まいも素敵だった。
新井康弘さんの台詞が、アメリカンジョーク的ないかにもアメリカンなのだが(「いったい、あといくら払ったら出ていってくれるんだい」と肩をすくめたりするやつ・笑)、それも嫌みなく、無理も感じない。うまく溶け込んでいた。

中村たつさん、滝田裕介さんが演じる迷惑な客である夫婦への対応が、このコーヒーショップの人の良さを表している。
そんな人の良さを表すには、コーヒーショップのオーナー夫妻は、うってつけだった。

黒人の女優を演じた山下裕子さんは、うまい女優であることを匂わせ、なかなかカッコいい。
もちろん、カトケンさんは、変な訛りを入れつつも、テンポと間がさすが。

中村たつさん、滝田裕介さん夫婦の姿は、哀しくもあるが、美しくもある。
粋なラストに、(できすぎだけど・笑)思わず拍手した。
滝田裕介さんのサムズアップは、決まっていた。

演劇の周辺に関する物語であり、温かくて善意に満ちあふれている作品なのだが、その中に演劇に関するチクッとしたものも隠れている。
例えば、カトケンさんが演じる売れっ子のコメディ俳優(スタンダップコメディ?)が、「コメディはセンスや能力なのどではない、呪いのようなものなのだ」「毎日毎日、身の回りの出来事を“これは仕えるんじゃないか?”と考えている」のようなことを吐露したり、どんなに素晴らしい作品であったとしても、客が呼べなければ上演が厳しいことや、俳優になれずに故郷に帰る人のことや、そんなさまざまな真実も語られる。厳しいショービジネスの世界を生きてきた売れっ子のコメディアンも身内には甘いとかも(笑)。

観劇後に満足感と気持ちの良さが残る舞台だった。

次回は本多劇場に戻っての、「カトケン・シェイクスピア劇場 ペリクリーズ」。
劇中でも「シェイクスピアの作品の中では一番面白い(笑)」と言っていた。楽しみだ。
トーキョー・スラム・エンジェルス

トーキョー・スラム・エンジェルス

Théâtre des Annales

青山円形劇場(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

感動
内容もわかりやすく、しかし深いものであり見ごたえがありました。

ネタバレBOX

特に牛乳キャップの経済については感嘆しました。
とても素晴らしく、わかりやすかったです。
「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」

「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」

キ上の空論

新宿眼科画廊(東京都)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/19 (水)公演終了

満足度★★

繰り返しが、機能不全
赤を観劇♪脚本が途中から駄作になる♪説明しちゃだめですよ♪あくまで意味不明なピースを繰り返すことで、最後にはまる気持ちよさがあるはず♪

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