
身辺生理
劇団あおきりみかん
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2014/12/18 (木) ~ 2014/12/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
場面転換の大胆な演出が印象的
全般的に一番目を惹くのは、場面転換の演出の巧みさ。頻繁に回想が差し挟まれる中、雑多な小道具が溢れかえるという本来不利な舞台を逆手にとって、これほど印象的かつ効果的に時間と空間を操るとは見事の一語に尽きます。
脚本の方は、突き詰めると「どれが原因でどれが結果なのか」、「どこまで分かっていて何を知らなかったのか、どこまでが当人の意図なのか」・・・といった事象と思考の各々の相関が少々悩ましくなる不条理感がスパイス。(実は理解しきれていない疑問も多い。DVD出たら観返したいな。)
役者さんも、どこまでが脚本でどこまでがアドリブなのか、思わずニヤリとしてしまう絶妙な演技で魅せてくれました。

みえない雲
ミナモザ
シアタートラム(東京都)
2014/12/10 (水) ~ 2014/12/16 (火)公演終了
満足度★★★★
突きつけられた
"私"や"ヤンナ・ベルタ"が放つ台詞の1つ1つが、時折、体を突き抜けていった… 園子温監督「希望の国」初見時と同じような感覚。映像と舞台ではちがうけど、なんかこう体の奥に何とも言えない重い塊が…楽観できる将来だけが有るわけではない、本当は何、を突きつけられる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。
月刊「根本宗子」
テアトルBONBON(東京都)
2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★
胃にもたれる
面白かったかと聞かれたら面白かったと答えるけれども、好みかと聞かれたら苦手と答える、自分にとってはそんな芝居でした。
嫌げな女子会の上辺だけの会話とカップルの感情剥き出しの会話には、身に摘まされつつニヤニヤしながら聞いておりました。特にカップルの会話は、これ1時間続けても観れるなと思ってしまうぐらいイタ楽しかったです。

あなたに、サンタ
H&H produce
スタジオ空洞(東京都)
2014/12/24 (水) ~ 2014/12/25 (木)公演終了
満足度★★★★
愛する人と観てほしい♡
ちょっとコミカルなハートウォーミングな物語。
涙、そして心ほっこり・・・。
素敵なクリスマスプレゼントをいただいた気分。
ぜひ、愛する人と観てほしい。

『クドい!』 メガネ男が、結婚できました!
カンコンキンシアター
東京グローブ座(東京都)
2014/08/01 (金) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

小玉久仁子一人芝居
ホチキス
こった創作空間(東京都)
2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★
芸達者ならぬ芸術役者
どの短編も味わい深く、硬軟そして動と静の演技で楽しませてもらいました。幕間の短編雑記も相変わらず面白かったです。
しかして、何でこのタイトルなのかな考えてみましたが、観終わって確信しましたね。
彼女は、料理人(脚本家)の料理(演出)に対してほぼ100点の味(演技)をしている。そうか、役者小玉久仁子女史とは煮て良し、焼いて良し、新鮮なら刺身良し、練り込んでつみれになるも良し、缶詰も可等々、何にでもなるいわしその物ではないかと思ったり思わなかったりでした。

女子と算数
NICE STALKER
pit北/区域(東京都)
2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了
満足度★★★
まさかの算数教室
NICE STALKER、久々の公演という事で、とんでもない仕掛けを用意しているのだろうなあと思っていたら、意外に普通で逆に新鮮でした。
まあ、随所に主宰の女性の服装に関してフェティッシュなこだわりを感じましたがね。
最終的なオチは飛び道具と言うより真空飛び膝蹴りみたいでしたが楽しかったです。

マスターズラン
ホチキス
劇場MOMO(東京都)
2014/12/23 (火) ~ 2014/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
あなたのお好みの定食は?
色んな味付けの「定食」が用意されています。
どれもホチキスさんらしい味付けになっていて、帰る頃にはお腹いっぱいで幸せな気分になれるでしょう。
ほんと、楽しかったです。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」
鵺的(ぬえてき)
小劇場 楽園(東京都)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了
満足度★★★★
『昭和十一年五月十八日の犯罪』狂っているのは奴らか、世の中か、それとも・・・・
始まりは取調室での息詰まる密室劇だったのですが、瀧川氏登場でまさかのシットコム展開に。
ここからがべらぼうに面白い。まさしく話が走り出しました。そこから手綱を緩めることなくスムーズに進み、落ちも綺麗で良かったです。
ただ、時代の閉塞感からなのか1人の女性、1つの事件から次第に世間の方が狂いだすと言う話は、今の時代でも少しうすら寒いものも感じましたね。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」
鵺的(ぬえてき)
小劇場 楽園(東京都)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
『定や、定』知らざあ言って聞かせやしょう
問わず語りで男が語っていくスタイルにぐいぐい引きつけられましたね。とにかくこの小汚い男(ごめんなさい褒めてます)が可愛く見えてしまうのです。
粗野で粗暴な言動振る舞いをしても、怒りとか嘲り等の不快な感情ではなく惚れ惚れしてしまうのは高木登氏の演出力と寺十吾氏の類まれなる人間力に他ならんでしょう。
タイトルにしましたが粋な見得もぴったりの人物造形でした。
では、相手側はどうかと言うと、これが小汚い男とは真逆で、超魅力的だからさらに素晴らしい。
あがさ嬢が妖艶にして愛らしい女性と言うか、三文の官能小説のような言い回しで申し訳ないが、処女の顔と娼婦の心を持った紛うことなき「雌」がそこにいました。無垢さと良い表現が見つかりませんが「手に負えない感」と「抑えられない性」。
そりゃあ、男は狂うだろうし、世の中も彼女に夢中になるだろうなと思いましたよ。この二人の造形を作り出しただけでこの芝居勝ちでしょう。
一点文句があるのは最後の最後の布に映し出される物が私の席からは見えなかったことですが些細な事です

妻らない極道たち
ホチキス
吉祥寺シアター(東京都)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/10 (火)公演終了
満足度★★★★
泣いて笑って又笑い
やくざの任侠と純情、カラオケスナック夫婦の賑やかし等が、古き良き時代の東映任侠映画の「ドンガラガッシャン」感を感じさせてくれて非常に楽しめました。何かあと一押し有れば本当に泣いてしまいそうな感じも東映任侠映画でしたね。

ルーシアの妹
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもながら真面目に真摯に笑わせる
題には、いつもながらと書きましたが、作風は何時もとは異なっていたように思います。完璧なウェルメイドではない苦い感じのハッピーエンドと言った感じでちょいとビックリしました。
特に愁嘆場になるであろう終盤のある展開をばっさりと省略したのには驚きましたが、逆に自分はそれが良かったと思います。
しかしながら、しっかりと笑わせてくれるのは、相変わらず流石です。ふざけて笑わせるのではなく、真面目演じれば演じるほど面白くなる「良き笑劇」でした。

婆VS女子高生
月刊「根本宗子」
BAR 夢(東京都)
2014/05/03 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
小ぢんまりした場所に合う秀逸な小品
婆役の二人は小憎たらしさと可愛らしさが混在して婆と言うよりおばはんって感じで良かったですし、小悪魔はちゃんと小悪魔っぽかったですし、空気男は見事に空気でしたしね。
でも、何より彼女役の顔面力と体技は稀有。

あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?
シベリア少女鉄道
座・高円寺1(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

組曲『演習』
ENBUゼミナール
シアター風姿花伝(東京都)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/26 (水)公演終了
満足度★★★★
まだ何者でもないものが何者かになっていく過程
役者の卵が役者の卵を演じると言う実験的で、ある意味ドキュメント的でスリル溢れる公演でした。
私の考える役者とは、自分は役者であると言う「自覚」と自分は役者ですと公言出来る「覚悟」で成り立っていると思っています。(役者だけで飯が喰えるとかは違うような気がします)
少なくとも今回の公演で彼ら彼女らにはその自覚が萌芽しかけたのかと、それが観れただけでも貴重な観劇でしたね。

博多千年まんじゅうの旅/ななつ星号の冒険
ギンギラ太陽's
JR九州ホール(福岡県)
2014/12/22 (月) ~ 2014/12/23 (火)公演終了
満足度★
負け組を揶揄する冷たい姿勢
久しぶりに観たギンギラ太陽’sの舞台はゴチャゴチャと雑駁で、舞台の質は明らかに低下していた。
勝ち組を持ち上げ負け組を揶揄する姿勢に疑問を感じた。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

ダキニ城の虜
舞台芸術集団 地下空港
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2014/12/16 (火) ~ 2014/12/22 (月)公演終了
満足度★★★★
お伽噺
ダキニ嬢のかなり個性的で美しい白と、他の出演者の制服をモチーフした青ベースの衣装、壁の文字と良い相性だったとセンスの良さを感じました。またストーリー、あっちこっちの壁から行きなり現れる登場人物が、上手く運んで行ったような気がします。最終的にすべてが救われるのは、どこかお伽噺のようですが、たまにはこんなラストのもいいかなと思います。

となりの田中さん(再演)
劇団HallBrothers
ぽんプラザホール(福岡県)
2014/12/10 (水) ~ 2014/12/23 (火)公演終了
満足度★★★
戯曲の評価と舞台の評価は別
1年前の初演を観たときにはそれほどおもしろいとは思わなかった。その後この戯曲がことしの九州戯曲賞大賞を受賞したので今回の再演を観ることにした。戯曲はよくできてはいるが、戯曲の評価と舞台の評価とは分けて考えたほうがいい―という舞台だった。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

僕は眠る事を知らない
projectDREAMER
シアター711(東京都)
2014/12/23 (火) ~ 2014/12/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
爆笑の嵐!
スタート直後はお笑い無しかと思いきや、
コントの嵐!悲しいシーンも織り交ぜて、
笑いの涙、悲しい涙のオンパレード。
もう、涙が止まりません。
観に行って損の無い舞台です!

シカク
企画演劇集団ボクラ団義
サンモールスタジオ(東京都)
2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
又、観たくなる
ボクラ団義さんの『シカク』昼公演みて来ましたよ
今回は、出演者4人の会話劇
唯の会話劇じゃない所が、作、演出家の久保田マジック
それぞれの役者さんのポテンシャルとその役が日によって変わるので
又、其処が見せ所
又々、リピーターして観たくなる作品です( ̄^ ̄)ゞ
是非、新宿@サンモールスタジオにて観たくなりますよ