最新の観てきた!クチコミ一覧

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汽水域

汽水域

てがみ座

シアタートラム(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/06 (土)公演終了

満足度★★★★

とても実験的な舞台でした。
てがみ座さんは、昨年11月に『地を渡る舟』を観劇して、風の記憶を記録するというその骨太な脚本と演出に驚き、期待して、新作『汽水域』の初日に、シアタートラムに伺いました。トラムは、『バリモア』以来です。作品は、日本とフィリピンが、ウナギと海川の水の流れを媒介して、相互に交流する舞台。評伝劇から、物や人が相互に交流する場(自然)を主題とする劇への展開を図る、とても実験的舞台でした。しかし、自然という舞台の上では、すべての人は、脇役に過ぎないとうことを思い知らされる舞台でもありました。

婆VS女子高生

婆VS女子高生

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

本公演以外初
本公演は何本か見てましたけど
こちらのバー公演は初。

40分と短いながらもガッツリと笑わせていただきました。

青年Kの矜持

青年Kの矜持

LAUSU

俳優座劇場(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったよ。
タイトルからして
がっちりシリアスかとおもったんですけど

見やすくおもしろかったです。

加恋さん大きくなりましたね。

吉良ですが、なにか?

吉良ですが、なにか?

アタリ・パフォーマンス

本多劇場(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

吉良でないですが、なにか?
とタイトル変更した方がいいのでは?と思うくらい、全く、忠臣蔵ものとも吉良上野介とも、無関係この上ないコメディでした。(笑い)

でも、最近、心が疲弊しきっていて、とても重たい芝居は観る気になれないでいましたから、この緩い感じのコメディは、打ってつけの心の処方箋jになったようです。

伊東さんのご子息の孝明さんと、鶴瓶さんのご子息の駿河太郎さんの、愛嬌のある演技に、心がほっこりしました。

安心のキャストで、心行くまで、ただ単に笑いたい方には、おススメ舞台ですが、忠臣蔵との共通性や意外性を求めて、観劇される方は、きっとはぐらかさせて、「だから、何?」となりそうで、あまりおススメはできません。(笑い)

ネタバレBOX

カテコでの、伊藤四朗さんのお話ぶりでは、この芝居、当初は、時代劇の予定だったそうです。

ラサールさんは、大石蔵之介役で、戸田さんは、伊東さん扮する吉良の奥方役の予定だったのだとか。

それがどうしたことか、実際の舞台は、現代の病院の待合室での、吉良家の家族のてんやわんやのお話でした。

吉良家の長女役の馬淵さんの、すぐに切れ気味になるキャリアウーマンぶりが愉快!瀬戸さんの、すぐに、家族や夫をとりなそうとする、気配り次女ぶりに共感。吉良の部下(家来?)役の阿南さんのコメディに不可欠な動作の上手さにニンマリ。戸田さんの名演ぶりは言わずもがな。二人の芸人の遺伝子を嬉しくなる程、体内から放出されて、舞台上で輝く、名優のご子息お二人。
そして、もちろん、伊東四朗さんのご健在ぶり。

脚本の意味は、相変わらず?で、「観終わって何も残らない」を目指す三谷さん流の味わいでしたが、キャストの連携プレイの妙味が嬉しく、大満足の観劇タイムとなりました。
「304」(さんまるよん)

「304」(さんまるよん)

ウォーキング・スタッフ

シアター711(東京都)

2014/11/22 (土) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

初見
モダンスイマーズ番外編として書いた蓬莱さんの10年前の戯曲。初見。
タイトル通り、ワンルームが舞台。
あまり大きい声では言えない仕事を後ろめたさなくやっている様々な関係の若者達、リーダー位置の男から指示される仕事をしくじった事によりチンピラ的なトラブル発生。
不器用で脆い人物が集合しているが、あっけなく脆そうな関係の彼ら流の友情がどこかリアル。見ていてヒリヒリするような舞台だった。
これまでの舞台で目にしていた鈴木綜馬さんや金成均さんが意外な役割、というか表情が見られたのも面白かった。

超想戦隊ジャスティンファイブVS破壊王デストンキング~煌めく流星~

超想戦隊ジャスティンファイブVS破壊王デストンキング~煌めく流星~

〒機巧ぽすと〒 (からくりぽすと)

ART THEATER かもめ座(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★

善悪神学論争と人
 正義などと矢鱈にノタマウ のは、子供を除けば、政治屋、アメリカの政治屋・プロパガンディスト、こういう輩に踊らされるアホ、そしてそれで金儲けをする連中と相場が決まっている。機巧ポストが、今回挑んだのは、こんなジャンルである。えっ!! という声を発したファンも多かろう。そこは、何である。
 ちゃんと、神学的テーゼが提起されている。即ち、正義=善であるならば、それは、如何様に証明されうるのか? についてである。結論から言えば、悪無しに善は善足り得るのか? という疑問でもある。
 今作では、人間を介して、混沌を見せ、混沌の中で喘ぐ者として悪を呈示しているようにも見える。そして、それは、人間的な悪であって、デモーニッシュな悪ではない。この辺りに今作の面白みがあろう。但し、これらに対して有効な物差しを持っている訳ではない点が、判断保留の原因だと考えられる。
 因みにギリシャの知は、カオスを整除してクロノスが王に就き、クロノスを倒してゼウスが頂点に立ったが、ギリシャの神々は、浮気もすれば、嫉妬もし、その性格は、人間の映し鏡と捉える方が良いと考えられるから、こちらも、人間とそれを越える者とのいわばキメラなのだが、カオスに対して整除するものとしてのクロノスが介在している点、定規を持っていると言い得るようには思う。

翡翠の抄

翡翠の抄

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

其々のドラマを深く作り込んでおかないと 仇討への必然性が伝わらない
保元・平治の乱から壇ノ浦、更に衣川の戦いで義経が頼朝の襲撃に遭って自害する辺り迄の歴史を踏まえ、源平各々の魂魄が、現代の人間に憑依して仇を討つ為に闘う、というストーリーなのだが、仇討ちという発想は現代では死んでしまった概念なので、仇打ちせねば気が済まない、当時の人々の怨みつらみを更に深く描かなければ、どうもしっくりこない。三話位に分けて、上演しても良いのではなかろうか? 上演時間総体は、4時間半から6時間位を見当に。
 いつも通り、役者の力は非常に高く、丁寧に演じているのだが、シナリオが余りに性急と感じた。惜しい。

海のてっぺん

海のてっぺん

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもより身近な芝居
いつものワンツーワークスの舞台として“物足りない”という方も少なくないが、私なぞは単純な方なので、そのいつもがかなり重く感じてしまい、上手い劇団・見応えのある舞台とわかっていても、ちと敷居が高い。しかし、今回はかなり近いところまで降りてきてくれたなぁと、身近さを感じた。木の香りに見えないはずの海の風景、そんなものを感じながら、「妻となる女」の相反する想いに添うように観ていた。一人ではなく見守られていたというラストには、どうにも涙が滲んでしまっていた。こういう肌にやさしく触れてくる作品なら、また観たいものだ。

ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

観てきたし・観に行くし・もっと観たいし
とりあえず、2回。観てきました。
客席が舞台をぐるりと囲む作りなので、ファンとしてがどうしても4回は見たくなる…。

ストーリーも2度、3度と見て行くうちに、その深さを感じます。1回目見たときは、随分とっちらかってんなーと思ってたのですが、ラストでぐるりと繋がる。そうなってくると、前半のセリフ一つ一つの意味もまた違って響いて…。という感じです。
セリフを散りばめられた言葉遊びや、哲学(というか人間愛)も、流石だなぁとニヤリとしちゃいます。

さ。今日も観に行きますかー。

秘密と嘘のカクテルはいかが?

秘密と嘘のカクテルはいかが?

QmanDMC

エビス駅前バー(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

年代によっては
思えば20年以上も前の、バブルの香りが満載のステージ、バブルを知っている人にとっては身近でしたが、知らない世代にとってはどのように感じられたのか気になりますね!?一転二転の構成は流石で、流れていた音楽やフレーズに懐かしさを強く感じた公演でした!

ニンギョヒメ

ニンギョヒメ

ソラリネ。

相鉄本多劇場(神奈川県)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

人魚の恋の結末
鈴ちーむ観劇。
昔から知ってる童話の人魚姫のベーシックな部分と、いしだ壱成さん演じる西の魔女を主軸とした人魚の恋の顛末。
人魚姫役の麻尋えりかさんは、表情豊かでクルクル跳ね回る姿がとても可愛らしく、その天真爛漫さはまさに童話の人魚姫そのもの。
でも実はその童話の裏には、沢山の人(人魚)の想いが…。
ニンギョヒメとしての展開は、人魚姫が基本なだけに、きっとこんな風な流れになるんだろうなぁって思えてしまう部分はありましたが、それでも、予想できてたとしても目が離せない。
どうなるか分かってても何度でも読み返した、童話の根本的な中毒性というか魅力はニンギョヒメにもありました。
童話の人魚姫は最後、泡になって消えてしまうお話。
ニンギョヒメの人魚姫は、ニンギョヒメはどんな結末を迎えるのか、吸水性抜群のハンカチ携行の上で、その行方を見守ってきて下さい。
相鉄本多劇場、最後を締めくくる素晴らしい舞台でした!

ネタバレBOX

西の魔女と夫のやりとりが切なすぎて、初見なのに一番最初の会話からブワッとヽ(;▽;)ノ
登場するごとに、だんだんと老いていく夫。別れの時が近付いていくのが分かって、会話も仕草もその度に見るのが辛くなりました。
夫の最後のお願い事、西の魔女が独りきりにならないように…その願いを叶えた西の魔女。ホントに切なかった。
馬鹿みたいに泣いてしまいましたが、周りの観客の方も男女問わず結構泣いてて、ちょっと安心しました(笑)
酸素が足りなくなるくらい泣いたけど、心はぽかぽかです。
逆班も観たかったけど、もう一回観たら酸欠で倒れる気がします^^;

そういえばニンギョヒメって、何度も上演されてたのですね。
えらく評価が悪い回もありましたけど、同じ脚本なんですよね?すごく不思議。合う合わないとかの問題もあるんでしょうか。
この出演者で、このニンギョヒメを観られて、私はすごく満足です。
思春期中年39号

思春期中年39号

気晴らしBOYZ

ザ・ポケット(東京都)

2014/11/26 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★

エンタメとして楽しんでください
演劇としてより、エンタメという漠然としたものとしてとらえた方がいいと思います。
TVの深夜枠のドラマといった雰囲気でしょうか。

ネタバレBOX

39歳の主人公たち3人プラス1人。
各々の設定に現実味がない点が弱さです。
演劇をやってる人々の気持ちは解りますが、演劇畑を取り扱うのは単なる楽屋落ちでしょう。
安定したサラリーマンなりの苦悩とかもあるわけですから、彼らに施された設定は非常に狭い世界で、しかも現実離れしているという印象が付いて回ります。
それゆえ、薄っぺらな”青春物”の域を出ていません。
<死神??>の存在もなぜ必要なのか理解できません。
ある種、作者のせんずり作品という印象を拭えません。
厳しい書き方をしましたが、それでもそれに共感する観客層だけを対象にしてやるなら、今まで書いた酷評(?)は過ぎたものでしょうね。
汽水域

汽水域

てがみ座

シアタートラム(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/06 (土)公演終了

満足度★★★★

まじりあっても
まじりあっても一つになれないものなのですね。海はつながっているのに、空も一つなのに…、生まれた時代・場所による格差。色々なものを感じました。また舞台美術も素敵。劇場内に潮風が吹くのを感じられました。

海のてっぺん

海のてっぺん

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

趣向の妙
観ていて井上ひさしさんの「芝居は趣向が第一」という言葉が思い浮かんだ。
ワンツーワークスの芝居にしては、社会性が弱いような…。でも余韻を残す終わり方も、たまにはアリ。PAの音質が凄く良かった。

ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

初X-QUEST
演劇への情熱を感じる2時間でした

一見、熱量だけでおしきってるように見えるが、実際は360度、どの角度から観ても成立するように精密に練り上げられている。

華やかな殺陣アクションやダンスも盛り込まれ、その全力感に感服しました

次の公演は友人を誘って観に行きます

ミラージュ・イン・スチームパンク

ミラージュ・イン・スチームパンク

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

ミラピ
始まりから驚かされ。
衣装もすてき。
ダンス殺陣はもちろんのこと。
光がはいることであのリングステージがこんなにも!!!
すごくすごく楽しめたー。
何度でも観たい!!!!!

ゴーゴーズのソノバデ!3

ゴーゴーズのソノバデ!3

上田ダイゴトークライブ

BAR OVERGROUND(京都府)

2014/11/22 (土) ~ 2014/11/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

笑った 笑った
笑った 笑った ギネスビールも美味い!!
コーキさんの顔にメイク 逆さまの顔に 、

西村陽子さん 改名・・・・ 

楽しかった!!

秘傘!雨の叢雲~傘を刺す、五月雨~

秘傘!雨の叢雲~傘を刺す、五月雨~

爆劇戦線 和田謙二

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2014/11/27 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★

復讐に生きる「五月雨」と復讐相手の娘「時雨」は、そうとは知らずお互い惹かれあって…
暴力団「葵組」組長「葵村雨」は特殊な能力を持ち、他の暴力団を圧倒。超巨大暴力団となっていた。
その「村雨」に母を殺され、復讐のため、特殊能力に対抗するため殺人殺法を免許皆伝した「五月雨」。
そして組とは関係なく、普通の気質の人間として育てられた「村雨」の娘「時雨」。

そうとは知らず「五月雨」と「時雨」は惹かれあってゆくが…。
対決の時は刻々と迫って…。

説明文の通り「ヤクザ、復讐、恋愛、エンタメ、王道活劇」

そして最後の展開!面白かったです。

米原から西宮まで、各地から役者さんが京都に集結!
楽しい演劇を観せてもらいました。

New Planet One

New Planet One

笛井事務所

明石スタジオ(東京都)

2014/11/27 (木) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

星新一ワールド
なるほどこうなるのか。といった感じ。まず感心でした。
本を、というか、ショート・ショートを本のまま言葉を一切変えずに戯曲化したことが素晴らしい。よほど情熱を持って芝居を作っているのだろうと思いました。朗読活劇とはこういうことだったのですね。本だけど、芝居。新感覚です。
勿論、映像ではないのでUFOやロボットが出てくるわけではないけれど
舞台で真正面から星新一ワールドに挑み、見事にそのセオリーを打ち出していたと思います。7作を繋げた構成も見事!
日本文学にこだわるこの団体に今後も注目です。
ちなみに奥村飛鳥さんの頭のおかしい女性の役はハマリ役でした。笑顔が美しくて恐ろしかったです。ボッコちゃん役の澁谷晶己さんもロボットの役作りが素敵でした。

ネタバレBOX

舞台は三方を囲んだ形状。客席はそれをコの字型に囲んでいました。
この団体さんは明石スタジオを面白い使い方するなと前々から思っていましたが、今回もでした。やや、このスタイルが定着している感も。しかしいろんなところから役者さんが出て来て楽しいです。
本編が始まってびっくり。一人の男が落ちていた本を拾って物語の中に入って行く(たぶん)という構成でした。なるほど。それで構成台本が。
そしてストーリーが進むにつれ感心したのは、本の文章をそのまま台詞にしてちゃんと戯曲の様になっていたことです。台詞になっているところはそのキャラクターが言い、文章の部分は本に入り込んだ男が読みます。朗読活劇という物を初めて観ましたが、なるほど、これはいろんな可能性を秘めているかも。
上演された中で知っていたのは「生活維持省」と「ボッコちゃん」だけでしたが、他の話も観てみるとなんだか読んだ覚えもあるような・・・。
「来訪者」に関しては正直まだ考え中ですが、他は主義主張のはっきりした作品ばかりで、本を読んだだけではわからない、想像力の部分をしっかり見せてくれました。
しかし、最期まで不思議だったのはどう最後の落ちを付けるのかということ。まさかこのまま朗読劇的にササっと終わってしまうのかと思いきや、しっかり星新一らしく「反転」で魅せてくれました。
個人的にはやはり奥村飛鳥さんの演技が好きです。前回も安部公房「友達」の次女役で可憐な殺人者を演じていましたし、今回も危険な女役が見事にハマっていました。今回は構成に演出に出演と大変そうでしたが、それを感じさせないパワーを放っていたと思います。
星新一ファンは是非、観てみたら面白いのではないでしょうか!
汽水域

汽水域

てがみ座

シアタートラム(東京都)

2014/11/28 (金) ~ 2014/12/06 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1317(14-366)
19:00の回(曇)。18:20会場着、18:30開場。

水面に星の光が映っているような舞台、桟橋のような足場、浮き球、赤く細かい目の網、トタンのバラックのような佇まい。

開演前、18:44、席に戻ると役者さんが舞台に2人、車や列車の音、帽子を深く被り、背中を丸めた人たちが集まってきました。

いつ始まったのか、19:00開演(たぶん)~21:17終演、初日乾杯。

佐藤さんは風琴工房「proof(プルーフ)-証明-」で観ていて、そのときの美術は「杉山至+鴉屋」、当パンをみると横山さんも出ていらしたのですね(来月の「みそじん」予約しました)。

とても重い内容でしたので、少しずつ継いでゆこうと思います。千秋楽にもう一回観に来ます。

ネタバレBOX

Wikiをみると「満潮時には海水は河口をさかのぼり、干潮時には淡水がより下流まで流れ込む。この両者の影響を受ける範囲」とあります。どちらでもあり、どちらでもないような、ということが本作の背景を示しているようでした。

地平が傾き始め、すべてのことがゆっくりと転がってゆく先は、分裂か崩壊か、であって、生きるために為すべきこと、こだわり続けなければならないこと、強い(=money)者と弱いものという二重構造は混じりあうことはなさそうです。

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