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痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鳥肌モノの舞台
そして、「生(身)の人間」が舞台の上にいた。

ネタバレBOX

KAKUTAは具象的なセットを組んで、ガッツリ芝居を見せるという印象がある。
なので、円形劇場でどう見せるのかと思っていた。

不法投棄で汚れている川があるような気配と手すり、そして、机だけでシンプルにKAKUTAの芝居をガッツリ見せてくれた。
たいてい円形劇場や舞台の周囲を囲んで(コの字型も含め)見せる場合は、どちらかを、やや正面としていることが多いのだが、この舞台は違った。
机で向かい合うシーンも、いつの間にか机を回していて、角度を変えてみたりして、全方向に見せてくれるので、囲み型にありがちな観劇のストレスはない。
円形劇場でしか味わえない感覚を見事に演出していた。

その結果、さらにぐっと物語へ、登場人物たちへ集中できたのではないだろうか。

タイトルの『痕跡』は「こんせき」ではなく、「あとあと」と読ませる。
どちらも「あと」なのだが、その意味が少しだけ違う。

「痕」は「傷痕」の「あと」だし、「跡」は「遺跡」や「軌跡」のように、何かが起こった「あと」である。
まさにそういうストーリーだった。

ストーリーの展開で先に進むというところもあるのだが、それよりも「役者」で見せる舞台だったように思う。

「生(身)の人間」が舞台の上にいた。

何度も鳥肌が立ちそうになり、感情を揺さぶられるシーンがあった。
それは、つまり「“生(身)の人間”が舞台の上にいた」からではないか。
演出が巧みで、かかわりのなさそうないつくかのシーンが有機的につながっていくストーリーなのだが、そうしたつながりは当然役者さんたちは知っているのだが、そうとは感じさせない「その時間の中に生きている人」になり切っていたからだと思う。
そうした、彼らの姿は、単に今、眼前にいる「役」だけのものではなく、背景を観客に感じさせるから、「人」が見えてくるのだ。


母役の斉藤とも子さんが、とにかく素晴らしい。
何年も子どもを捜し回っているという姿が、痛々しいが、同時に強さも感じさせる。
だから、ラスト、自転車を放り投げるようにして駆けだしていく姿には涙を禁じ得なかった。

松村武さんの地に足が付いた感じの、泥臭さがある人間描写がさすがにうまい。

異儀田夏葉さんの、前半の、明るさと(観ている側は、何かがあるな、と勝手に想像するのだが、それを寄せ付けないような自然さがいい)、後半の決心の姿が素晴らしい。彼女の目にためる涙が(流さないところがうますぎる)、事態の衝撃と、それへ対処する強さを前半の明るさからラストまで一貫して見せてくれた。

韓国料理店の店長を演じた大神拓哉さんの、あとから恐くなる感もいい。
ほかの役者さんたちもみんなうまい。
無駄が一切ない。

この作品、再演したらまた絶対に観ると思う。
そのときに、円形劇場がないかもしれないと思うと、とても悲しい。
ロケット・マン

ロケット・マン

劇団鋼鉄村松

テアトルBONBON(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

壮大なSF叙事詩
ある映画のビデオパッケージとブラッドベリの短編に想を得て20年前に書かれた作品の改訂2版にして光速に近い速度を目指す技術開発のテストパイロットを主人公に描く壮大なSF叙事詩。
いろんなSFや映画を知っているとモチーフになったものや、そうではない(=作者自身が知らない)が勝手に連想したものがあり二重に面白い。
前々回公演「ギャラクティカ・めんどくさい」が娯楽系SFであったのに対して、こちらは本格SFのオモムキか。
(以外ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」的なロマンチックな(?)冒頭に導かれて展開するのは未来版「ライト・スタッフ」な技術開発物語。
が、ついに光速を超えて(だったかな?(爆))以降は特殊相対性理論から時間もの風を経て哲学的なところに到るのが壮大で「2001年 宇宙の旅」を想起させる。
その終盤は実は冒頭部分とも繋がっていたというのも巧いんだなぁ。
「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」

「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」

グワィニャオン

萬劇場(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった!
なんで前回の、女女女を観なかったんだろう。
豪華な二本立て。どちらも楽しかった!

やっぱり、西村さんの描くモノ好きです。
いろいろと大変なんだろうけれども、もっと舞台やってほしいなぁ。

ネタバレBOX

桜咲ちよちゃんがかわいかった。
たぶん、他の女優さんがあのしゃべりかたで芝居してたらイラッとすると思うのに、
ちよちゃんだと可愛く感じるのはなんでなんだろう?
ラスト、涙流したのがちゃんと見えました。
それが見える、前から2列目でよかったって思いました。
平塚さんもよかったなぁ。
Back Stage

Back Stage

TEAM空想笑年

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

旗揚げメイキング+バックステージもの
開演前あるいは上演中などの舞台裏をほぼリアルタイムで見せるのが「一般的な」バックステージものだが、本作は前半がそこにいたるまでの「メイキング」的なパートになっているのが画期的。
いわば「一粒で二度オイシイ」みたいな?

そこに現実と劇中のM0が同じとか、舞台裏で小声でない言い訳をメタ風にするとか、「どうしてあなた“が”ロミオなの?」という台詞とか、稽古で伏線をはり本番で回収するとかさりげない小技を多く仕込んで巧み。

さらに冒頭のゲネ直後の舞台裏シーンからコトの発端まで一気に遡る転換(理由付け含む)を筆頭に回想場面などでのスムーズで流れが途切れない場転や、小屋入り時の高たて込みや照明シューティングを高速で見せるなど技術も鮮やか。

劇中でカテコのために舞台に「出る」のが現実では「ハケ」になり本編が終わり、劇中で(カテコを終えて)ハケて来るのが現実のカテコのための登場になる仕組みは画竜点睛と言えるのではなかろうか。

いやぁ、お見事!

巨人伝説

巨人伝説

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

観てきた記録。
夏にたまたま『安部公房の冒険』を観ていたのも影響したかもだけど、
観られてよかった、っていうのが一番の感想かも。
冗長な部分もあったけど時代かなと。
ダンス部分はよくわからなかったけど(ごめんなさいダンス表現を観るのは苦手)
それ以外は、ぞっとしました。

読書劇「岸上大作全集全一巻」

読書劇「岸上大作全集全一巻」

オフィス再生

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2014/10/24 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

観てきた記録。
行きました。
再生の舞台としては、ちょっと期待外れ感あったかなぁ。
(期待がでかすぎるのかもスミマセン)

あの空の向こうへ

あの空の向こうへ

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2014/09/26 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

観てきた記録。
切な楽しかったです。

汚泥河童

汚泥河童

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/01/04 (日) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

赤い紐が印象的
ラビット番長、番長の井保三兎演出。
魅力的なキャストが舞台を引っ張りテンポ良く物語が進んでいく。
同時公演ということで色々なキャストの出入りもあり楽しい公演。

ラストシーンは一見価値あり。

ネタバレBOX

幽霊の三人組は赤い紐で縛ってある。理由は手首を切って自殺したことの象徴かと思いきや、壁が開いた時、美しく儚いラストシーンでその意味合いががらりと変わる。

番長はもっと世の中に知られてもいい存在だと思います。
臭う女(黒)~におうひとノワール~

臭う女(黒)~におうひとノワール~

劇団野の上

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/06/20 (金) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★

臭う女
最初は方言に苦戦しましたがだんだんなんとなくヒヤリング出来てくるのが面白い。

その方言と田舎な雰囲気にほのぼのして観てると
段々怖くなってくる。
これが現実?
笑いながら冷え冷えするお話でした。
好きです。

野外劇「南の島に雪が降る」

野外劇「南の島に雪が降る」

ベッド&メイキングス

お台場潮風公園内「太陽の広場」特設会場(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

南の島に雪が降る
入場からワクワクするのは野外劇ならでは。
丸山厚人さんの手際の良い客入れにまず感動。
そして猫背椿さんに缶ビールを買い美味しそうですね!と羨ましがられながらプルトップを開け渡して頂いたことに感動。

お尻がぎゅうぎゅうになりながら観たお芝居も感動。

演劇の原点を感じられた楽しい時間を有り難うございます。
本当に面白かったし、戦争のこと改めて考えました。

昔の日々

昔の日々

梅田芸術劇場

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2014/06/19 (木) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

昔の日々
演出ノートをチラシ束に封入されていたのはちょっと残念。
後から見たかったかも。

絵画の額縁のような設えで美術がとても美しく
虚なのか、実なのか、生なのか、死なのかわからない
あの雰囲気を醸し出していました。

観たあと、もやーっとしましたが
そういう霧がかかった思いのまま終わるのも悪くない作品でした。
わからなくても良い、心地よい、そんな気持ちでした。
美術鑑賞。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

鵺的(ぬえてき)

小劇場 楽園(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★

定や、定
劇場の中にドンと柱のある制限された空間で
どういうものになるのかと思ったが観づらいのはしょうがないか。
狂言回しに噺家が進めていくのは面白かったが
公演後半に観た方が良かったかもしれない。

赤鬼

赤鬼

こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

赤鬼
舞台美術が素敵。
波にさらわれ瓶が流れていく様を体で表現されたり
人物が入れ替わる俊敏な動きの面白さ
物語自体も好きでしたが演出がとても好きでした。

衣装も素敵。

自分自身も漂流してあの世界へ入り込めた導入部分が特に好きでした。

初春花形歌舞伎

初春花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/01/02 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

まずまず
正月を飾る華美で晴れやか舞台。五右衛門を盗賊として描くのではなく、ヒーローとして活躍させている。演出も一風変変わっていて。海老蔵が生き生きと動きまわっていた。ただ、やたらと場面が変わり、ついていくのに難儀した。少し幕の中の場が多すぎたように思う。

プロジェクト7

プロジェクト7

田上パル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/01/05 (月) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★


お正月公演らしいと言えばらしいかなと。

ネタバレBOX

中華街の人に見初められた女性の話みたいな、結婚とはパートナーの背景にある社会とも一緒になる覚悟が必要といった話みたいな。

この女性は天涯孤独で、心が闇に閉ざされていると説明されて、いきなり説明台詞かよって思いました。

華僑の社会や北関東のブラジル人社会に嫁ぐ心構えを言っているようでもありますが、いずれ子供の代になる頃には肝っ玉母さんになって居座るのですから心配はありません。

この大家族というかこの集団は孤児の集まりで、変な超能力者みたいな人たちばかりで訳が分かりませんでしたが、中国風のお祝いらしき赤い飾りがあってお正月公演らしいと無理矢理納得して観ました。
社会のまど開放戦線、秋

社会のまど開放戦線、秋

コトリ会議

KAIKA(京都府)

2014/12/29 (月) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★

2014年観納め&初コトリ♪良かったです♪
初コトリ♪何度も永遠の愛を誓った♪幼い頃の結婚式ママゴト♪ 
死んだ筈の人が目の前にいるパラレルワールドのような、死後の世界のような、異次元のような世界!
どことなる、映画「星空のむこうの国」を思い出しながら、もっとコメディぽっく、小劇場感満載の公演でした。
舞台美術は、くるくるまわるカラスとか、森の動物さんとか、結構、手作り感がある面白い美術でした。
2014年観納め、面白かったです。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、素晴らしい作品でした。
美術はもちろん、照明もカッコいい。熱演の役者陣も素晴らしく、海の香りや風の勢いを感じる事が、できた。

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

おぼりん

pit北/区域(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが、りんP~!!!!
セットもない素舞台での独り芝居とは、思えない程、奥行き陰影を感じた、素敵な作品でした。

ネタバレBOX

老犬の孤独と哀愁、かつての相棒である宝石泥棒、捨てられた子犬、演じ分けが素晴らしかった。

殺風景過ぎる素舞台に、たいてい物足りなさを感じる私だが、リンPの確かな演技力で、豊かな情景を浮かび上がらせてくれた。

捨て犬が相棒と出会った街並みや、忍び込む屋敷の庭、月明かりが写し出す二人(宝石泥棒と犬)の影や、あの日の夜の風香と、次々と浮かび上がらせてくれるのが、見事でした。

垂れ幕の吊し紐が、片方外れてしまうアクシデントさえも、ちょっとした遊びにしてしまう、面白さも良かった。
直すのに、めちゃ大きい脚立が、客席後方から出てきて、スタッフは必死になおしつつも、観客が退屈しないよう、場繋ぎも良かった。

前説(りんP作)も、面白かった。けど、物語の導入部として、もう少しだけ物語性を濃くすると言うか、物語と関連した方が、好みかな?闘犬場で、大損した客や負け犬の嘆きなど?
人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

小夏さんの魅力、満載でした
切なさ痛みを、そっと、抱きかかえてくれる温もりと、優しさに溢れた作品でした。

会場内案内をしながら、出迎えて下さる小夏さん。ファンとしては、小夏さんの笑顔だけでも、嬉しいのに、『寒い方には、ひざ掛けを、貸し出しています』との案内まで。席にもよるのだろうが、冬のアゴラは極寒になることもあり、寒がりの私は、ダウン着たままで、ちょうど良いくらいなので、喜んでお借りしました。有り難うございました。そんな心使いのある、劇団は初めてなので、感激しました。小夏さんの作品に、いつも流れる温もりと優しさは、小夏さんのお人柄ならではと、納得しました。

パラ・オルト・メタ・シティ

パラ・オルト・メタ・シティ

フロアトポロジー

d-倉庫(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/29 (月)公演終了

満足度★★★

よくわからん…
あまり何を伝えたかったか
よくわからなかったなぁ…

ネタバレBOX

なんとなく、宗教のカリスマが
色に走って組織が崩壊していく
っていうのは非常に既視感があります。

そこにマリカさんを加えたのはまだよいとして
その関わりにもまたいまいち必然性が感じられなかった…

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