最新の観てきた!クチコミ一覧

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シンデレラ

シンデレラ

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2014/12/14 (日) ~ 2014/12/23 (火)公演終了

満足度★★★

王道的
有名な物語をバレエ化した作品で、この時期の定番『くるみ割り人形』と同様に、家族で楽しめる明快で美しい内容でした。

シンデレラと一緒に住むのが継母ではなく実の父であったり、最後のガラスの靴の持ち主がシンデレラと判明するくだりが少し異なっていたりと細かい変更はあるものの、粗筋を知っていれば動きを見ているだけで内容を追える、分かり易い振付・演出でした。
第1幕後半の四季の精が順に登場するシーンは季節毎に後の幕が上がって奥行きが増して行き、広くなった舞台をかぼちゃの馬車が一周する空間演出が印象的でした。
第2幕は舞踏会の場面で、ゴージャスな美術・衣装と群舞が美しかったです。12時になって魔法が解け、シンデレラの衣装がドレスからみすぼらしい服に早替わりするのが鮮やかでした。

男性ダンサーが演じるシンデレラの義理の姉2人のユーモラスなやりとりが楽しく(カーテンコールでも笑いを取っていました)、悪い性格になり過ぎていないのが良かったです。
コール・ド・バレエの振付はシンメトリーを強調していて、格調の高さが表現されていました。

プロコフィエフの音楽は意外性に富んだ旋律や和声進行でありながら親しみ易さがあり、物語を盛り上げていました。
元々の振付のせいもあるとは思うのですが、演奏とダンスのリズム感が微妙に合っていないように感じられる場面が所々にあったのが少々残念でした。

劇場スタッフの格好やホワイエの装飾もクリスマスの雰囲気を盛り立てていて良かったです。

スノードロップ

スノードロップ

みどり人

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/12/05 (金) ~ 2014/12/10 (水)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
後半戦観劇。オープニングに前半のダイジェスト寸劇があったりして実に親切。話の方は割と予想通りの結末でしたが、キャラがみんな個性的で、飽きずに楽しめました。

ボスがイエスマン

ボスがイエスマン

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/12/11 (木) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

独立は大変だ
密室ドタバタコメディ。セットも結構凝っていますね。この劇団何回か観てますが、妙な間とノリが実に楽しい。しかし独立は大変だ。このあたりがちょっとリアルに感じられました。

勅使川原三郎ディレクション U18ダンスワークショップ・プロジェクト 『ビヨンド 先に向かって』

勅使川原三郎ディレクション U18ダンスワークショップ・プロジェクト 『ビヨンド 先に向かって』

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/12/20 (土) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1340(14-389)、1341(14-390)
12/20(土)19:00の回(雨)、19:05開演~20:03終演
12/21(日)15:00の回(曇)、15:05開演~16:03終演

両日とも観てきました。ダンサーはKARAS鰐川さん、加藤さん。さらに中学生~高校生の11人(女性10+男性1)。

オープニング「When All's Well」、13人のステップが床を鳴らし、客席にも響いてきます。まっすぐ前を向き、KARASのダンサーを囲むようなフォーメーション。動的な始まりは久しぶり。

イルカの群れを彷彿させる流れるようなシーン、渦巻く空気、静かな歩み、
大きく息をはきダンサーたちは60分を踊りきるのでした。

選曲も好み。

当パンの顔写真と終演後の挨拶とは同じ...でも、上演中は集中し、別の表情でした。

この時、U18、この場所、みなさんとこの空間を共有できたことはこの上ない喜びです。

シカク

シカク

企画演劇集団ボクラ団義

サンモールスタジオ(東京都)

2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

サスペンス
久しぶりの、ボクラ団義さんのサスペンスストーリーを
観劇しましたm(__)m
会話劇なんですが、一人一人の役者さんの
ポテンシャルが高いです\(^o^)/
また、リピーターしたくなる作品です。

シンデレラ

シンデレラ

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2014/12/14 (日) ~ 2014/12/23 (火)公演終了

満足度★★★

18日(米沢・菅野)と19日(長田・奥村)に鑑賞
結構久しぶり(10年ぶりくらい?)に見るアシュトン版シンデレラ。
良くも悪くも「あれ?こんな作品だったけ・・・」っていう感じが。

あれだなあ、プロコフィエフの音楽に対してこんなに「素直じゃない」(否、「合ってない」なんだけど)振り付けだったっけ・・・?っていう印象。
ダンサーが綺麗に振りを当ててるのに、イマイチこう、気持ちが良くなれないなあ、と。
四季の精とか、なんでこうもわざわざ踊りづらい振付にしちゃったんだろう感。星の精とかのアンサンブルはかなり計算されていて見蕩れちゃうんだけども。
あとやっぱり好きな曲とかがカットされちゃってたり、曲中の余計な切り貼りも目立つなあ、と。(これは初めて観たときから思ってたけど) 

ただいい意味でも「こんなんだったっけ?」っていうのはあって、「意地悪な姉たち役、こんなに魅力的な役だったけ?」っていうkとなんだけど、前に観たときはただただお笑いなだけの役に感じたんだけど、今回の上演ではどこか「ちゃんと魅力的な女の子」な部分も感じられて面白かった。
これは18日19日ともに演じていた古川和則さん高橋一輝さん両名の役作り故でもあるんだろうけど、演劇的に作品を作り上げることを大切にしてたビントレー体制時代の名残なのかなあ、とか。

18日、主演・米沢唯さん、三幕の演じ方がめっちょ好み。
舞踏会の余韻に浸りながらキラキラオーラ満点なんだけども、それでもちょっとだけどこか「あーあ、楽しい一晩の夢だったなあ^^;」みたいに醒めてる、そのバランス感覚。舞踏会から意地悪な姉たちが帰ってきて、これからまたいつものつまらない日常だっていう「さっ、気持ち切り替えなきゃ^^;」っていう、諦めてるんだけどでもちゃんと前向きっていう振る舞いもグッとくる。

19日は、八幡さんが大健闘。あそこまでキレッキレで踊られるとやっぱり気持ちがいい。THE・王子な奥村さんもいい。
ただ鑑賞教室で入ってた学校団体の鑑賞態度がとても悪かったのは大いに不満。パドドゥの最中に着信音が大きな音で鳴ってたりして、演者の集中力も心なし途切れてたような。

仙女役、湯川さんか本島さんで観たかったんだけど、18日の堀口さんも19日の細田さんも初役とは思えないくらいハマってて見蕩れちゃう。
特に堀口さんのパドブレの美しさ、ステキ。

ひゃく

ひゃく

Bobjack Theater

十条アトリエスペース「TORQUE」(東京都)

2014/12/16 (火) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

9公演目:『素敵、幸せ、感謝』
『素敵、幸せ、感謝』これが、全公演観劇した感想。

脚本、演出、出演、スタッフ、カメラマン、その他『ひゃく』に関係した皆様のすごさに、拍手!!!
出演者だけではなく、スタッフの方も、心あたたかい。

この空気感、一体感、距離感、観た人にしかわからないと思いますが、
この舞台を観れた事、誇りに思います。

ダキニ城の虜

ダキニ城の虜

舞台芸術集団 地下空港

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2014/12/16 (火) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

大爆笑と大号泣!
たくさん笑って最後は大号泣でした。
地下空港さんは3回目ですが、毎回本当に度肝抜かれます。
シンプルな舞台なのに使い方が素敵すぎです!
色々と趣向を凝らしてるのでとっても想像力を掻き立てられて楽しめます。
そして何より役者さんが生き生きしてるのが本当に素敵でエネルギー頂きました!!!
個人的に本当のお母様とミドリさんの掛け合いはツボすぎてお二人をフューチャーしてスピンオフ作って欲しいくらいな(笑)
いやはや今回も脱帽でした。

サンタクロース・ドットコム!

サンタクロース・ドットコム!

シアターキューブリック

テアトルBONBON(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

心に刺さる部分もありつつ温かい舞台です!
シアターキューブリックらしい、コメディシーンあり心に刺さるシーン和むシーンありの温かい話です。

音楽の使い方、ダンスの構成、光、そして独特の衣装、どれも物語にばっちり合っていて、ときめきます!
始まりのダンス部分、否応なく物語へ引きこむ感じがいつもながら素敵で、大好きです。

キャラクターが個性的で、どれも愛すべきキャラクターたち。生き生きしていて、惹きこまれます。それを演じる役者さんたちが、役にしっかり命を吹き込んでるからだなと感じられました。
特に、大沼優記さんの、自分も輝きながら周りの良さを更にがんがん引き出すすごさ。
祐一役をやっているときに、そのすごさが際立ってた気がします。
留美もお母さんも、もともと可愛らしい役者さんで可愛らしい役どころ、役者さんたちの演技も素晴らしいです。本当にお二人とも可愛らしくて楽しい! その元々の素晴らしさが大沼さんと絡むときもっともっと可愛く、素敵になる気がします! かけあいも、すごく面白いです(笑)面白い上に、とっても可愛い家族です。素晴らしいです。
心の傷を掘り起こしつつも、栄養も与えてくれる舞台でした!

シカク

シカク

企画演劇集団ボクラ団義

サンモールスタジオ(東京都)

2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

ステージ毎の個性
全21ステージ中メインキャストの4人が決まっている19ステージで
同じ組合せが全く無い今までに無いと思う設定
私は5ステージ連続での観劇をしましたが、全て楽しみました。
独創的なミステリー物語とステージ毎の個性が素敵でした。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2014/12/20 (土) ~ 2014/12/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

実家に帰省したら体験しそうな出来事
8畳間程の和室がメインの舞台。母の七回忌の為、実家に集合した姉妹達。親しい間だから言える事、そうでない事。事情はあるにせよ共通した思い出を語りあえるのはとても意義ある事、女が複数集まればなぜか2対2になったり2対1に片寄ってしまう状況など、4者4様の人生も見えた少し昔の純和風若草物語だった。約80分。

築地の料理屋の2階、奥座敷が会場。入る前には靴脱ぎ。座椅子席から椅子席設置、満席になっても30席位?席によっては役者が見切れる場合もあるけど、親戚ん家の家族の話みたいで、身内感覚で聞いているうちにあまり踏み込んで聞いてはいけないけど、いつの間にか缶ビール飲みながらコタツに入って成り行きを見守る立場的な感じで見入ってしまった。

ネタバレBOX

台詞に「国電」、ラジオや口ずさむ歌が今では懐メロヒット曲、四女の髪型が聖子ちゃんカットだったり、長女は(多分)花椿がトレードマークの基礎化粧品を使っていたり、さすがに白物家電(ドライヤーやポット、ワット数の電灯等々)は、その当時の物は使っていないと思うが、年代的にちょっと昔のごく一般的なホームドラマ系のお話だったが、根底にはたくさんの愛情が詰まっていた。

長女、34歳だけど、喋る時、手をぶらつかせる仕草がすでにおばちゃんだ、パックの仕方も自分の母を思い出してしまったw 自分も気をつけよう。
次女、この姉妹の中にいると自ずとそういう性格になるわなー、女友達を作んなよ、あとお風呂早く入って。
三女、芸術家夫婦の生計ってどうやっているのか知りたいw、あの人ならサブカル系話題含め、色々話してくれそうな人みたいだった。
四女、自分も末っ子なので、末っ子の悩み方は理解出来た。
登場人物はこの4人のみ。それぞれ独特の個性が出てて、あー、いるいるこんな人(女)と思って見てしまった。自分の家にもオルガンがあって弾いていたのでその音色が聴こえたのも懐かしく嬉しかった。
見に行って良かったです。
葬式クラス2014(増席御礼!当日券あります!)

葬式クラス2014(増席御礼!当日券あります!)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2014/12/12 (金) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★

今年最後の観劇
年内の観劇はもう無理、と思っていたのだがどうにか都合つけて上京。
観て良かった。
中学の同級生5人が、クラスメイトの葬式の度に集まるバーでの会話劇。
繫がりがあるような無いような5人が、故人に絡めて自らの現実を語り出す。
聞き手は同じく同級生のマスター。
重い現実を感じさせないポンポンと小気味良い会話のリズム。
楽しい。
この場所(バー)だからというわけでもないだろうが、とても居心地が良く、
満足して会場を後にした。

どういう理由かは知らないけれど、エビス駅前バーが来年なくなるかも⁈
というので、
それは困る!と、署名して来ました〜(^ω^)
うまく和解出来ると良いですね。





夢邪想(ゆめやそう) ~『夏の夜の夢』より~

夢邪想(ゆめやそう) ~『夏の夜の夢』より~

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2014/12/14 (日) ~ 2014/12/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

妖しい。
初日観劇。女性の脚本家さんが手掛けたせいか、3年という短い贔屓歴(苦笑)の私が観た中では最も妖しくアンダーグラウンド感が漂う演目だったように思いました。グロテスクな世界観に儚く宿る美しさに、軽く戦慄を覚えながら魅入ること2時間半、素敵な時間でした。予めリピート予定を立てるにはやはり間違いがない劇団。また観に行くのも楽しみだし、次回本公演が「毛皮のマリー」というのもこれまた楽しみ。

ネタバレBOX

美斉津恵友くんの役が難しくも魅力的で、男役も女役もこなせる彼だからこその配役で素敵でした。もし自分が演じるとしてもあの役を演じたいと思わせられる役。堀越涼さんの少女役も可愛らしく、二人の情念の対比が素晴らしい。

そして、ゾッとさせられたのは植本潤さんの禍々しさ・・・彼女の怨念がずっと漂うかのような舞台で、軽快に役をこなしながらも全部持っていくような底力は圧巻でした。

以下、Twitterでつぶやいたコピペ。

花組芝居、夢邪想。こんなにも美しさとグロテスクとが同居した芝居を観たことがない。これも女性の脚本を起用した故かと思う。吐きそうなほどグロいあのエピソード・・・死んだ父親のアレを切り取って娘に縫い付けて種馬にする、なんてことはきっと男性には思い付かないものだと思う。

痴情のもつれで顔を裂かれた女、片目を潰されてびっこをひいた青い髪の女・・・下手物ばかりを集めた女街蜘蛛屋河岸。森で男達を殺し、男一人を種馬として女ばかりの国を繁栄させるためだけに少女達を交わり合わせる女長。絶えず漂い続ける禍々しさ、しかし禍々しさに比例して美しさも加速する。

このような表現が可能なのが、男性ばかりで演じる花組芝居ならではなのかな。特に目をひいたのは植本潤さん。凄まじい吸引力で、グロテスクさと可憐さとを一気に巻き上げて全てをかっさらっていった。あのような存在感で舞台を牽引できるって本当に素晴らしい。圧巻。

加納さん演出のセットのムービング、フェティッシュさが色濃く匂ってクラクラする。夢の世界に引き込まれる錯覚をさせられて、平衡感覚が鈍るかと思うほど脳が翻弄される。幾何学的なムービングは鴻上さんの演出でもよく見るけど、やはり加納さん演出、艶っぽい。うっとり。

で、二瓶のたっくんも観たかったよー(TT)(TT)(TT)
ジャングル ~柔和なジャングルの猛者~

ジャングル ~柔和なジャングルの猛者~

IQ5000

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

見えない小道具に魅せられる。
初観劇の劇団さんでしたが、良い意味で驚きました。
まず、脚本が面白い!時事ネタや世界情勢、現代社会の問題点など風刺的に捉えられているが、笑いの要素も多いので重くなりすぎず見ていて楽しい。そして役者さん達が皆さん熱演で、複数の役を演じられているが、その演出を含めお見事でした。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

舞台上には、ほとんど何もなく、いくつかの四角い箱だけ。ですが、その箱しか使わずに、役者さんの動きや視線だけで多くの小道具を魅せてくれる。
カヌー(カノア)、食べ物、銃器、木の枝や蔦、そしてヘリコプターまで。
余談ですが、帝劇のミス・サイゴンで実物大のヘリコプターを見て楽しみましたが、個人的にはこちらのヘリの方が好きですね(笑)

ジャングルの各部族も魅力的で、特にサル族がお気に入りでした。手の動きで魅せるスピード感が良いですね。
ピダハーンの「チュウィッチュ」(合ってるかな?)のシーンはとても好きです。

次回以降も是非観たい劇団さんで、本作品が観れて良かったです。
シカク

シカク

企画演劇集団ボクラ団義

サンモールスタジオ(東京都)

2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

こういうのを待ってた!
『遠慮がちな殺人鬼』が凄い好みの作品だったので、以来ずっと観劇しているボクラ団義さん。
こういう作品をずっと待ってました!

ブラックな雰囲気漂う現代サスペンス劇。
うまいなぁ。ストーリー、演技はもちろん、それらを盛り上げる映像表現・演出も本当にうまい。
時間軸をたくみに前後させて、シーンをより印象的に演出する手法もお見事。
複雑なようで初見でも流れを追えるレベルのさじ加減も抜群だと思いました。

個人的な好みを言えば、終盤の展開がちょっと冗長かなと思ったりもしたのですが、作品の持つ世界観、雰囲気は文句なし。
私の好みド直球です。

ネタバレBOX

愛佳は実は目が見えている。
そして広幸が犯人だということも知っていて、その復讐を行う「刺客」だった。
あくまで個人的な好みの話ですが、私はここまでのお話しで十分だったと思います。
愛佳の「逃げるなら今だよ?」のシーンは本当にゾクゾクしました。

以降の展開はどんでん返しを延々と繰り返しているようで、ちょっと冗長に感じました。
人物入れ替わり、記憶転移などネタを詰め込み過ぎかなぁという気がします。





[memo]
愛佳はクロロホルムをかがされ乱暴される。目を殴打されて失明。
彼氏の恭一は愛佳に別れようと提案する。
愛佳は以前から好きだったと告白してきた広幸とつきあい始める。
3人は劇団のバーベキューに参加。
愛佳は川に転落、助けようとした広幸が死亡。
-----
愛佳の失明は嘘。犯人を油断させるため。
愛佳は犯人の証拠である拳のケガ、肩の傷を確認。
広幸が犯人だということを分かった上で付き合ったフリをし、復讐する機会を窺っている。
愛佳と警察官の兄・甚八は恋仲で、それを偽装するために恭一と付き合っていた。
恭一は愛佳の嘘を吐くときの癖に気付き、失明が嘘だということを見抜く。
甚八は同じく愛佳に好意を持っていた弟、栄太を殺害。
が、実は栄太の方が甚八を殺害。甚八と入れ替わっていた。(愛佳も気付いていない)
甚八は脳死。臓器提供で心臓が広幸に。
広幸には甚八の記憶があり(記憶転移)、それで愛佳を襲った?
新しい祝日

新しい祝日

イキウメ

ABCホール (大阪府)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

まとも
チケット代が高い高いと敬遠していましたが、行って良かったです。こういう、まともな演劇を、ずっと探していました。

?の匣 -はてなのはこ-

?の匣 -はてなのはこ-

のびのびの服

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2014/12/20 (土) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

見応えありました
旗揚げ公演ということでしたが、さすが実力派という説明通り、小気味良いテンポがあり、キャラ設定も明快で最後まで楽しめました。ぐいぐい前へ出るお芝居で、勢いもありました。「なるほど」とタイトルの意味合いも判りました。次回作にも期待できそうです。

山笑う

山笑う

僕たちが好きだった川村紗也

新宿眼科画廊 スペース地下(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/24 (水)公演終了

満足度★★★★


面白い。95分。ATもなんか暖かかった。主宰の影響かな。

ネタバレBOX

菜々(川村紗也)…小学校で父が離婚し出て行き、中学校で兄が結婚し出て行き、母と二人暮らしになる。その後母の再婚話も出るが断った。母と兄の関係にコンプレックスを感じて疎遠になる。
伸夫(松本哲也)…菜々の10上の兄。母に好かれてた。24の時にできちゃった婚した。横文字が嫌い。
深雪(荻野友里)…伸夫の妻。伸夫が会社の同僚と不倫している様子があり不安。
清人(吉田電話)…伸夫らの子。菜々の甥。中学生。ハイランドシー所属。
英二(山田百次)…伸夫の友人。お酒好き。離婚した。
熊田(夏目伸也)…菜々の彼氏。38歳。傘の部品に関する会社に勤める。

母が死んだ通夜の日に、熊田を連れて突如菜々が帰ってくる。今まで音沙汰無しで、男を連れてきたことで伸夫はピリピリしっぱなし、熊田はおどおどしっぱなし…。

家族にだけわかる微妙なとこと家族だからわからない微妙なとこを織り交ぜた会話劇。ピリピリしつつも、根底に愛情が流れてて暖かめ。実家(母の住まい)を取り壊すという終盤のやりとり部分は特に良かった。あと、浮気の疑いありな伸夫に英二が言葉をかけるとことかも。変に語んないのがいい。
妙な会話から笑いがどんどん生まれてくる感じも相変わらず上手い。

役者も皆、安定した演技だった。インパクトのある清人の、いかにも中学生的などーでもいいことに執着するとか、こういう場が苦手な感じも上手い。
新しい祝日

新しい祝日

イキウメ

ABCホール (大阪府)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★

ストレート?
一周まわってストレートになってしまったのかな。自分好みではありませんでした。次回作に期待

ネタバレBOX

肩書きとかに囚われてるけどそれってどうなの?、って聞かれてるような。
前作も自分を信じられない人間への皮肉のようなものともとらえられたのですが、最後突き放されながらも心に響くものがあったんですが、今回はそういうのがなかったので、単純にしか感じられなかった。
コンフリクト

コンフリクト

演劇ユニット チャンぷる

現代座会館(東京都)

2014/12/17 (水) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★

殺陣が迫力。120分。
旗揚げ公演とのことだが、総勢20名近い役者さんは皆さん殺陣も演技も素晴らしかった。冒険物でストーリー展開も分かりやすかった。コメディタッチだが、アクションシーンが多い。唯一観た事がある役者さんは仲居凛さん。体操やってただけあり、カラダの切れがよい。
走ったり飛んだり、1ステージでかなり体力消耗しそう。
芝居の内容てしては、少し場面転換が多い。『輪ゴムの強度』のシーンは笑える。今後に期待する。

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