最新の観てきた!クチコミ一覧

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ツキカゲノモリ

ツキカゲノモリ

満月動物園

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

念願叶って、観劇できました!
「空箱」も観たい観たいと思っていながら時間が合わず…、
ずっと、満月動物園さんを観劇したいと思っていました。

やっと念願叶って、観劇できました。
15周年!死に神シリーズ[観覧車編]第1弾『ツキカゲノモリ』!
期待度マックス!思いっきり、閾値をあげて、観劇しました。

期待に違わない、死に神シリーズの原点にふさわしい、感情を抑えた演技なのに、感動を呼ぶ、とっても良い公演でした。

15周年記念、死神シリーズ[観覧車編]5タイトル連続上演!
5タイトル全て観たいな!

2014年の年の瀬に、良い劇を観させていただきました。

くれない博徒

くれない博徒

蜂寅企画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/12/25 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめたが、何故か印象に残らない・・・
“蜂寅企画”初観劇です。

ストーリー面白い、役者さんたち演技上手、
なのですが・・・、

全体的に、緩急がなく一本調子な感じで、
劇場の程よい暖房も手伝って、度々眠くなってしまった(汗;)。

結構よく出来てるし、楽しめたが、何故か印象に残らない・・・、

惜しい・・・。

Arbres d' Hiver

Arbres d' Hiver

虹の素

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ほのぼのとした劇
人間関係が今一つ理解できず
回想なのか現在のことなのかもやっとした感じで観ていたのですが
笑いあり涙ありコント?ありで引き込まれました。
最後は、ああーこうだったんだと納得してスッキリしました。

『ろりえ』

『ろりえ』

ろりえ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★


上演時間2時間。舞台転換はお見事。やりたいことをやっている姿は観ていて気持ちいい。

シアター21フェス”冬編”StepUp

シアター21フェス”冬編”StepUp

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/12/27 (土) ~ 2014/12/27 (土)公演終了

満足度★★★★


上演時間100分、休憩1回。高谷楓が一番気に入った。

Arbres d' Hiver

Arbres d' Hiver

虹の素

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★

丁寧に作ろうとはしているけど・・・・
作品時間の流れとかの見せ方が、今ひとつで判り難かった。
舞台セットとか作品世界観の設定は、#01と#04という過去の上演作との繋がりがあるぶん(いや観ていませんけどね・・)、しっかりしていて理解はし易く思えた。 約2時間10分でした

ネタバレBOX

パンフレットには登場人物がイラスト入りで紹介されているので、多少なりとも多く感じる登場人物の整理に役立ちました。

話は劇団主宰の染井よしのさんが、次回公演用の脚本を舞台となる喫茶店のオーナーの一人である柊さんに読んでもらうところから始まります。

舞台は喫茶店の店内再現であり、中央にグランドピアノが置かれ。柊さんがBGMなどに被せたり、ソロでと生演奏を披露してくれます(^^)

物語は説明どおりの展開で、心を癒してくれる人や話や場面が続いて心揺さぶられハートウォーミングな結末へ導かれますが。

大どんでん返し~女性として・人間として不幸な出来事を負ったのは染井女史一人であり、その自分の不幸を現実に知り合った柊さんなどに振り分けた物語は芝居上のフィクションであると明かされ。よしのの劇団の衣装担当の三島くんと籍を入れることになり。幸せの受け取り方が判らず、心の整理で書き上げたのが先の話ということでありました。

’97年の舞台時間設定との前説があったんですが、回想とかでシーン挟んだ時にどの時間であるのかとか明確な表示なども無く。時間進行がどうなってるのか観客に判り易く示す手段を講じて欲しかったなぁ。実のところ種明かしをした時間が’97年なのかどうかも不明であり。21世紀に入ったという年明けの話は2001年で合ってるのかも正直わかんなかったです。

10代の望まぬ妊娠話はインパクトあったが、主人公として立てた二人の女性に同じように重い決断と話を持ってくる手法は上手には思えなかった。なんかポンポン、サクッと進むようなリズム感ある進行もしてくれてたら嬉しかったなぁ・・・・。

ピアノとか入れるほどの手腕あれば、年月とかを舞台上手の壁とかに投影とかも出来たように思えたがなぁ。

前説のマスコットちゃんとか(写真タイムとか)は楽しかったが、開演時間で出てくるところは結局開演時間遅れとも云えるのではないかなぁとかも思えたです。

オープニングでの登場人物紹介はアナログの最たる方法で面白く見れました

登場人物の多彩さも考えると、狂言回し役を決めて人物紹介や状況説明をさせて観客に理解をさせやすくする配慮に心砕いて欲しかったかねぇ。

EX,ネグレクトで心閉ざした少女=明ちゃんに劇団マスコットのマペット使わせて本音をマペットが毒舌で話すとかすると笑いとシリアスの心理劇要素が出て面白くなったとかね♪
観音クレイジーショー

観音クレイジーショー

劇団Patch

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/12/24 (水) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

クレイジーなショータイム
毎回、見るたびに新しい発見が出来て、それだけでも楽しいけれど、色んなことを考察するから更に見たくなる。
分かりやすい内容とは言い難いけど、見れば見るほどハマっていく不思議な舞台です。
カラフルでデコラティブな衣装、組み換え自在なセット、音響、演者が常に全員居る型破りさ。
こうして書いているだけでは伝わらないと思うので是非劇場に足を運んでその目で確かめて頂きたい、そんな作品です

孤独な絵肌・滑り込む音楽

孤独な絵肌・滑り込む音楽

ナズ・ラヴィ・エ

ギャラリーCASA TANA(東京都)

2014/12/02 (火) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

贅沢なひととき
画家が描いた4枚の絵と描かれた人物たちのエピソードと…な、謂わば“演劇版「展覧会の絵」”。
各エピソードが微かにリンクしていたり、冒頭は仕切られた4つのブースで「動く絵画」的に見せたりというアイデアが面白いし、バンドネオンをフィーチャーしたバンドの生演奏が付くとは何とも贅沢。
また、ギャラリーであり、一般的な劇場のようなライティングができないことを逆手にとり、ランタン的なものや懐中電灯をも利用した照明もイイ感じ。

居酒屋「夢の郷」殺人事件

居酒屋「夢の郷」殺人事件

居酒屋「夢の郷」☆製作委員会

居酒屋「活鮮旬菜 夢の郷」JR神田駅南口徒歩1分・東京メトロ銀座線南口徒歩3分(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

再再演がおわって2か月後のスピンオフ
再再演から時間が少し経ってからの、スピンオフ企画が立ち上がったとのブログでのお知らせに、チケット発売日を心待ちにして参加しました。

なごやかに、夢の郷のお料理を囲んでいるところに突然始まるお芝居。
気づかず飲んでいる方も、さっと空気が変わるのを感じてか、観ていましたね。

舞台が居酒屋なたけでなく、食事を楽しみながらというのも、楽しかったです。

また、新しい企画が立ち上がるのを楽しみにしてます。

ダキニ城の虜

ダキニ城の虜

舞台芸術集団 地下空港

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2014/12/16 (火) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★

色々なギャップが楽しい
究極な合理主義、資本至上主義への鋭い批判を描きながら、その演出は、シリアス・コメディと両面の様相を上手くミックスした稀有な感じだ。

また、テーマの着想が面白く、その観せ方にも工夫があり、最後まで飽きさせることがない。ほぼ素舞台を縦横無尽に動き回ることで、巨大ショッピングモールをイメージさせ、動作に緩急を持たせることで、隠蔽・逃避と緊迫している感じがよく表れていた。

芝居の底流にあるテーマとその描き方のギャップが面白いと思った。
一方、人間臭さ(母への思慕)ということが、動機…。

ますます、この芝居の制作思考が自由・柔軟であることに驚いた。
今後の公演にも期待しております。

マスターズラン

マスターズラン

ホチキス

劇場MOMO(東京都)

2014/12/23 (火) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

美味しゅうございました!
馬鹿馬鹿しさと、意外性と、強引な展開で、大いに楽しみました! 面白かった!!

くれない博徒

くれない博徒

蜂寅企画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/12/25 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

スケールアップした蜂寅時代劇
蜂寅時代劇作品を何作品になるのか観させていただく機会を得て、今回は演者数の倍増?もさることながら、それに対応した戯曲がスケールアップし、立ち回りの激しさ面白さは、演劇に関して専門的な事は分かりませんが、純粋に時代活劇を楽しむことができ、涙させていただきました。ありがとね。

博多千年まんじゅうの旅/ななつ星号の冒険

博多千年まんじゅうの旅/ななつ星号の冒険

ギンギラ太陽's

JR九州ホール(福岡県)

2014/12/22 (月) ~ 2014/12/23 (火)公演終了

満足度

余興ならまだしも
 「シリーズ第一弾」と銘打っているからには、観ておかないと次作との繋がりが分からなくなるかもと思って観てみたのだが、残念ながらpart2を期待させる要素を見出せなかった。
 博多銘菓や列車・駅舎などが擬人化された「かぶりもの」で表現されるのはギンギラ太陽'sの定番。ここで好き嫌いが分かれてしまえば、人によって面白さを感じる度合いも違ってくるだろう。以前はチープなところもまた味わい、といった好意的な見方もしていたが、今回のように、役者の演技が宴会の余興レベルにまで堕してしまっていては話にならない。
 お客さんがそれなりに受けているように見えるのは殆どラポール現象だ。それもまた「演劇の在り方の一つ」と言われればそれまでだが、仮にも福岡を代表する「劇団」として一定の評価も得ているのに、常連さんに「受けてもらって」悦に入っている状況は情けないのにもほどがあるのではないか。
 お客さんが「協力」してくれるから、底の浅いパロディにも笑いが起きはするが、「子供騙しの手品」に乗せられてあげる義理のない人間にとっては、何の感興も起きない。脚本家がドラマツルギーを理解していないから、短編なのに後半は退屈さが弥増してくる。イチゲンさんには到底お勧めしがたい内容だ。
 「福岡の宣伝隊」を自称されているようだから、駅前広場で無料公演すればいいんじゃないかな。どう考えても普通の客には3,500円を払って満足できるレベルの芝居ではない。「ドラマとしての演劇」を期待して木戸銭払って観るお客にしてみれば「何じゃこりゃ」な出来でしかないのだ。

ネタバレBOX

 ネットの感想を散策してみると、概ね好評である。絶賛に近いと言ってもいい。ところがそれらの批評が全くあてにならないのは、実際に舞台を観てみれば判明する。
 確かに、客席に笑いは起きている。善悪二つの心に引き裂かれた紅白饅頭を一人二役で演じる中村雪絵は、向かって右半身が赤、左半身が白で、向きを変えるたびにキャラが変わる定番のギャグで客席の爆笑を誘っているし、出落ちの音楽で現れるひよこ侍(ギンギラのレギュラーキャラで、今回は壊れやすいひよこサブレ侍から頑丈なひよこ侍へと二弾変身を遂げる)の大城真和も拍手喝采を受ける。
 ところが演出の大塚ムネトは、これらのギャグを執拗なほどに繰り返す。そしてそのたびに笑いが沈静化していくのだ。そりゃそうだろう。同じギャグが一つの芝居の中で繰り返されれば観客は確実に飽きる。最初の笑いが7くらいだったとすれば、最後は3くらいに落ちてしまっている。
 ヒーローがBGMを背負って登場するのは『遠山の金さん』でも『暴れん坊将軍』でもクライマックスと決まっているのに、ひよこ侍(ほかの助っ人キャラも含めて)は、中盤から二度も三度も登場する。客席はだんだん白けていく。
 蟻のサラリーマンたちが「蟻のままでー」と歌うパロディも一部にしか受けていない。それもそうだろう。もうこのギャグはネットでも演劇でも何度も繰り返されていて(鴻上尚史も『朝日のような夕日をつれて2014』でやってた)、「旬を過ぎている」。大塚ムネトのギャグセンスのなさはここでも露呈してしまっている。
 この確実に引いたり白けたりしている状況を、本作を絶賛しているネット住民(殆どが福岡の演劇人、つまり「関係者」だ)は、意図的にか無意識的にか無視しているのだ。もちろん大塚ムネト自身も。
 ルーティーンのギャグはエスカレーションを必要とする。そうでなければ受けない。それはギャグの基本なのだが、それを大塚ムネトは習得していない。繰り返しのギャグを思いつかないのなら、他の種類のギャグをもっと詰め込む必要があるが、基本、かぶりものの出落ちギャグしかない大塚ムネトには、そこまでの引き出しがない。そのために後半、ドラマの勢いはどんどん失速していくのである。
 はっきり言って、どの銘菓が勝とうが敗けようがどうでもよくなっていくんだよね。ネットには「演劇として面白い」という感想も見受けられたが、いったいどこがなんだ。そりゃあ舞台に大根を置こうとハムを置こうと「これは演劇です」と言い張ることは可能だが、それは普通の客が期待する演劇ではない。「ドラマ」を演出したものとしての演劇はギンギラからは失われてしまっているのである。

 もっともギンギラは福岡・博多の宣伝ができればいいんだろうから、文句を付けたって仕方がないんだが、福岡の歴史を知りたければ、本を読んだ方が早いので、私は今後はそうします。
 一時間半で情報をちょこっとつまみ食いしたい人だけ、シリーズを観続けていればいいと思います。それに毎回3,500円を支払うとは何てお大尽なんだと思いますが。
ハムレット

ハムレット

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2014/12/23 (火) ~ 2014/12/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

やはり素晴らしい!
シェイクスピア四大悲劇の1つ。時代を経ても、多くの劇団で上演している演目であり、それをどう演出するか、どう演じるかで印象も違う。逆に言えば有名なだけに、演出の良し悪しや役者の技量が一目瞭然となる。
本公演は全国の中学・高校を巡回公演をし、30ステージで若い観客に「ハムレット」の問いを投げかけた。そして、公演を現地の学生とともに作り上げている様子のパネル写真が、東京演劇集団風の本拠地である劇場ラウンジに飾られていた。
この戯曲は、サブタイトルにある“to be or not to be”のセリフが有名であるが、その真意を制作側は上手く伝えられるか、観客はそれを読みとれるかが問題だ。
本公演はわかり易いだけでなく、その観せ方も強く印象付けるものであった。

ネタバレBOX

“to be or not to be”は、殺された父親の亡霊に復讐を示唆されたハムレットが、「神に代わって叔父を制裁するほどの正義が自分にあるのか」と躊躇し、なかなか復讐に踏み切れない…ということらしい。主人公は、何か一つの目標を目指して突き進もうとして、その一点にすべてを賭ける。余裕のない厳しい世界-それが「あれか、これか」の悲劇である。

さて、本公演でも見せ場は、衣装を着たままハムレットが水槽の中に沈み、観客を凝視する。そして数秒(分)間の後、水槽から半身を出し有名なセリフを…迫力満点である。
12月の夜公演で水中(それも氷まで入れる)へ、そして役者の鋭い眼光。水槽という物理的なもの、役者の凄まじい精神演技力、その両方が観客、少なくとも自分の背筋を凍らせた。

実に見事な芝居であった。
次回公演にも期待しております。
サンタクロース・ドットコム!

サンタクロース・ドットコム!

シアターキューブリック

テアトルBONBON(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

楽しかったです
少し懐かしい感じのする、楽しいお芝居でした

飛び抜けに明るい家族のパーティーみたいな日常は、
ずっと見ていたくなる 楽しさです☆

シカク

シカク

企画演劇集団ボクラ団義

サンモールスタジオ(東京都)

2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

ボクラ団義の新たな挑戦…お見事!
タイトル「シカク」…解説では『視覚』と『死角』が作り出す 出演者全回変わりの異形のほぼ四人芝居 『会話』と『静』が織り成すサスペンス超会話劇、という謳い文句。あらすじから犯罪絡みであることは容易に想像できよう。
言葉で紡いでみると、「罪」を犯せば「罰」を受ける、そしてその報いは「死」か「苦」…。生きながら責め苦を味わう恐ろしさ。そんな人間姿が炙り出される秀作。その描き方は、タイトルの文字列変更、つまり「シカク→カクシ」のとおり芝居のいたるところに伏線が隠されている。

ネタバレBOX

ボクラ団義は、「殺陣、ダンスパフォーマンス」、「群像劇」というイメージであった。それが、メイン4名による濃密な会話劇を展開したところに驚きを感じた。

しかし、公演の内容は素晴らしい!。ストーリーの展開で少し強引なところもあったが、総じて飛躍するが現実にありそうな…そんな微妙に納得するような筋書きが、キャストの確かな演技力で描ききれていた。

作・演出 久保田唱 氏の挨拶文では「ちょっと挑戦であるこの公演を番外公演ではなく『本公演』として銘打ってやりたかった。」とあるが、その意気込み、想いは十分表現されていたし、観客としての自分も満足させてもらった。

次回公演はどうなるのか、楽しみであり、期待もしております。
シカク

シカク

企画演劇集団ボクラ団義

サンモールスタジオ(東京都)

2014/12/18 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

静けさの中にもスリルとパワー
とにかく会話劇でありながら静けさの中にもスリルとパワーを感じる舞台だった。これだけのセリフ量がありながら出演者が毎回入れ替わるというからさらに驚きだ。作品の構成も大胆でありながら緻密で、役者も力量と個性を兼ね備えておりエネルギッシュだ。筋書きに無理があるとか、セリフを噛む箇所が多いとかは些細なこととして忘れさせてくれる。この劇団としては本作はいつもと違う異色作とのこと。今後の作品を注目していきたい。

くれない博徒

くれない博徒

蜂寅企画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/12/25 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

大衆演劇…面白い!
中尾知代氏の作・演出は「沈没のくれなゐ」(2012年)「氷のほむら」(2014年)の2公演しか知らないが、本公演も含め時代劇に対する想いとしっかりした取材に好感を持っている。
最近は反社会的勢力に対する取締り強化という背景もあり、昭和時代にあったようなヤクザ映画の上映もなくなっている。しかし、その時代に観た任侠映画を彷彿とさせるような雰囲気のある芝居は面白かった!

ネタバレBOX

2014年11月には日本を代表する男優2人が鬼籍に入った。その2人の代表的な作品は任侠映画(映像イメージは異なる)であり、当時の映画隆盛期にシリーズ化されたものもある。

さて本公演は、主人公の任侠鉄火な女(おりん)の復讐劇である。この復讐モチーフはシェイクスピアの四大悲劇の1つ「リア王」のようであるが…。

王であった時は自分が愚かで弱い存在であることを認めなかったリアは、彷徨して苦しんだ末、末娘の愛に救われ己の愚かさを悟る。リアに最初からその自覚があれば、悲劇は生まれなかった”はず”なのに。本劇中のセリフ「あの日までは…もし、たら、れば、は 博打と色恋にゃあ御法度!」と同様、仮定の話は無意味だろう。
しかし、シェイクスピアを例に、彼は悲劇・喜劇の両戯曲があり、多様な人間を描く「万の心を持つ」(ミリアド・マインデッド)とも言われ、彼の世界は「多声性」(ポリフォニー)に満ちており、価値は1つに定まらない。

多少、意味合いは違うが「くれない博徒」も観客の捉え方は様々であろうが、まだまだ”伸びシロ”が、いや蜂寅企画は中尾氏一人であったと思うので、”才能”というべきだろう(高い所からの言いようで、失礼)。

舞台美術・衣装は拘りが出ており素晴らしい。
今後の公演にも期待しております。

ちなみに、登場人物の「おりん」は「逃亡者おりん」(テレビ東京系列)、八重洲の銀次」は「素浪人月影兵庫」の旅連れ「焼津の半次」(現・テレビ朝日)に名が似ていますが…。
マスターズラン

マスターズラン

ホチキス

劇場MOMO(東京都)

2014/12/23 (火) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

心地よい満腹感
こんなに爽快な 140分 ほんとにごちそうさまでした。

ゲスト出演の高田淳氏が 素で 「面白かった」と言ってましたが充分それが伝わってきましたね。

とくに 今日の短編集で 唯一の ラブストーリーが


笑うどころか ガツンときてしまいました。


劇団員のみなさま

スタッフのみなさま

どうぞ あとの公演も元気よく

そして よいお年を


感謝をこめて

ハムレット

ハムレット

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2014/12/23 (火) ~ 2014/12/25 (木)公演終了

水中での熱演に感動
水中での熱演に感動。衣装なども良かったです。

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