満足度★★★★★
やはり素晴らしい!
シェイクスピア四大悲劇の1つ。時代を経ても、多くの劇団で上演している演目であり、それをどう演出するか、どう演じるかで印象も違う。逆に言えば有名なだけに、演出の良し悪しや役者の技量が一目瞭然となる。
本公演は全国の中学・高校を巡回公演をし、30ステージで若い観客に「ハムレット」の問いを投げかけた。そして、公演を現地の学生とともに作り上げている様子のパネル写真が、東京演劇集団風の本拠地である劇場ラウンジに飾られていた。
この戯曲は、サブタイトルにある“to be or not to be”のセリフが有名であるが、その真意を制作側は上手く伝えられるか、観客はそれを読みとれるかが問題だ。
本公演はわかり易いだけでなく、その観せ方も強く印象付けるものであった。