ハムレット 公演情報 ハムレット」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    やはり素晴らしい!
    シェイクスピア四大悲劇の1つ。時代を経ても、多くの劇団で上演している演目であり、それをどう演出するか、どう演じるかで印象も違う。逆に言えば有名なだけに、演出の良し悪しや役者の技量が一目瞭然となる。
    本公演は全国の中学・高校を巡回公演をし、30ステージで若い観客に「ハムレット」の問いを投げかけた。そして、公演を現地の学生とともに作り上げている様子のパネル写真が、東京演劇集団風の本拠地である劇場ラウンジに飾られていた。
    この戯曲は、サブタイトルにある“to be or not to be”のセリフが有名であるが、その真意を制作側は上手く伝えられるか、観客はそれを読みとれるかが問題だ。
    本公演はわかり易いだけでなく、その観せ方も強く印象付けるものであった。

    ネタバレBOX

    “to be or not to be”は、殺された父親の亡霊に復讐を示唆されたハムレットが、「神に代わって叔父を制裁するほどの正義が自分にあるのか」と躊躇し、なかなか復讐に踏み切れない…ということらしい。主人公は、何か一つの目標を目指して突き進もうとして、その一点にすべてを賭ける。余裕のない厳しい世界-それが「あれか、これか」の悲劇である。

    さて、本公演でも見せ場は、衣装を着たままハムレットが水槽の中に沈み、観客を凝視する。そして数秒(分)間の後、水槽から半身を出し有名なセリフを…迫力満点である。
    12月の夜公演で水中(それも氷まで入れる)へ、そして役者の鋭い眼光。水槽という物理的なもの、役者の凄まじい精神演技力、その両方が観客、少なくとも自分の背筋を凍らせた。

    実に見事な芝居であった。
    次回公演にも期待しております。
  • 水中での熱演に感動
    水中での熱演に感動。衣装なども良かったです。

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