男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
一時間まではオツケイ。
一時間経つくらいまでは笑ってみられていた。けれど、そこで一度時計を見てしまい。作品の終わる二時間十分程?経つまでにあと三回程時計を見てしまった。
とはいえなんだかんだで楽しかったし楽しめた。
ネタバレBOX
みなさん結構歳いってるようだけど、いったい何歳で普段何してるんだろう。余計なお世話だけど少し心配になった。けれど、その年齢のおかげで皆さんとても芝居が上手で安心して見ていられた。楽しいんだろうなぁ、お芝居してることが。
それにしてもあやさんが可愛かった。
顔小さいなぁ。
他の男子陣は逆に顔大きいなぁ。
なんにしろたくさん笑った。
楽しかった。
よかったよかった。
こわれゆく部屋
水素74%
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/01/16 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了
満足度★★★
ネタばれ
ネタばれ
ネタバレBOX
水素74%の【こわれゆく部屋】を観劇。
日本における家父長制を扱った物語。
小さい頃に父を失い、姉と妹と二人暮らしだった姉妹なのだが、
妹は家出をしてしまい、その間もひとりで家を守っている姉の下に、
妹がひょっこり彼氏を連れて戻ってきたのである。
家を守らなければいけないという家父制度の女性版だ。
ひとりぼっちの姉は結婚しないまま、家を守り、内縁の夫らしい人とはしっくりいってない。
そして何年か振りに再会した妹との和解を出来ずにいるのだが、どうやらそれは長男(今作では長女)は家を守らなければいけない、家族の面倒をみなければいけないという家父制度の呪縛にしばられてしまっているからだと気がつかせてくれる内容であった。決して姉はそんな意気込みなどはないのだが、知らず知らずのうちに掏り込まれている日本の風習にのっとって生きてきただけなのだが、それで家族間で誤解を生んで、家族関係が壊れてしまうのだという事なのかもしれない。
不条理ドラマを得意としている劇団だが、不条理という題材がこんな日常の身近にあるのだという事を気がつかせてくれる作品であった。
ランドスライドワールド【本日大千秋楽!!14時の回 当日券ございます!!】
劇団鹿殺し
本多劇場(東京都)
2015/01/11 (日) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★
おかえり
2009年の『ベルゼブブ兄弟』のときはもう少し分かりづらかったという漠然とした記憶がありますが、今回は意外と分かり易かったと思いました。
ネタバレBOX
死体がころがる陰惨な殺人現場からスタート。兄弟と従兄弟が一つ屋根の下で兄弟として暮らし、工務店を営む乱暴な父親に育てられたことで皆も凶暴になり、父親の通夜の夜に殺し合いにでも発展したのかと思っていたらそうではなかったという話。
屋根から落ちて死んだ父親については、長男が殺したのではないかと疑われましたが、借金返済のために労災保険目当てに事故を装って自殺したことが判明。兄弟たちが殺されたのも、兄弟喧嘩の成れの果てではなく、工務店の従業員が長男の嫁と結婚して後継社長になろうと勘違いして起こった暴走だったことが判明。丁寧に説明してくれたなという印象でした。
別の役者が兄弟それぞれの心の自分というか妖精のような存在へ早替えするのは結構大変なのではないかと思いました。四男の思い出の犬のような存在から次男への変化はお見事でした。
帰国したチョビさんは演出に徹しのだとは思いますが、舞台挨拶に出てきてくれたら良かったのにと思いました。
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
ウィーダ号でウイダーinゼリー?
いや~評判通りの素晴らしさ。ズルズルと引きずり込まれていましました。いいもの観れてよかった。一人で演じきった林遊民さんには大拍手!ご苦労様です。惚れちゃいました。ナツメクニオ氏と内堀優一氏のアフタートークはグダグダでしたが、観客を楽しませようという姿勢には感服。
男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
ゆるなが
とても親しみ易く、緩くて楽しい作り。
もう少しスッキリ纏めた方が良かったのでは!?
男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
再生
かつて一世を風靡した男たちが、再び熱く立ち上がろうとする再生の物語。
ボクシングの元チャンピオンや役者、歌手など、落ちぶれ感漂う人々のキャラが楽しい。
いつもながらひと工夫ある前説に始まり、会話の間とセンスの良さが
随所にちりばめられていてクスリとさせられる。
男たちの物語を書くライターが完全な狂言回しにもなりきれず少し中途半端だったか。
キャラが明確なのですぐ話に追いつけるが全体の時間の流れが若干判りにくかった印象。
一度死んだ男たちの、それゆえの優しさが温かく、やはりライオンパーマの持ち味にぴったり。
ひよこのエピソードとか、すごく好き。
ネタバレBOX
冒頭の“前座”は良かった(笑)
それがラストにつながるというのも良かった。
前説からもう「あー、ライオンパーマだぁ!」と楽しくなる。
人は一度死んでからの生き方に、その真価が表れる。
それほど強くない人間が、仲間と一緒ならまた戦ってみようかという気持ちになれる。
笑っているうちにいつの間にか登場人物たちを応援しているのは、
個々のキャラに感情移入しやすいからだ。
”突飛な設定なのに共感できるキャラ”のつくり方が上手いと思うし、
そこがライオンパーマの“らしさ”の一つかと思う。
スリム役の石毛セブンさん、いつもながら口跡・滑舌が良く颯爽とした役どころが似合う。
当日パンフの“役名と役者名”の欄に、少し説明がついたら
もっと解りやすくて個別のコメントがしやすい。
例えば、「滝・加藤岳仁・・・ひよこの男」みたいに。
ご一考いただけたら嬉しいです。
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
大絶賛!
今年初観劇がこの作品。初演も観ているけど,やはり素晴らしい。今年も良い観劇の年となりそうだ。さて,開演時間ジャストに始まったこの芝居。圧倒的表現力。一人しかいないのに彼女の周りに人が物が風景が時代が拡がり見えてくる(まるで,どっかの漫画のようだが,実際そうだった^^;)。ストーリーも覚えており,場面場面の所作も覚えているのだが,それでも引き込まれてしまう。いや,覚えているからこそか,引き込まれ,鳥肌が立ってしまった(寒いわけではない^^;)。2時間超の大芝居であるが,全く時間の長さを感じない。ストーリには好みはあろうが,この一人芝居,絶対に観る価値はある。オススメである。
愛のバカヤロウ!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/15日の夜、目白で
[劇団ズッキュン娘]の
【愛のバカヤロウ!】を観てきました☆
面白かったです。
またまた面白さがパワーアップした
劇団ズッキュン娘の舞台♪
面白さたっぷり、見どころ満載、
細かい笑いも、ナイスな笑いもいっぱい、
ラストも共感できて素敵です☆
観劇日記をブログに書きました。
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
イマジネーション豊かな女優、遊眠
林 遊眠は、不思議な女優である。可愛い顔立ちで、男性からも女性からも好かれるタイプだとは思うが、無論、それだけでは無い。いつの間にか、彼女の魅力に引き込まれて、応援したくなってしまうのだ。
ネタバレBOX
今回も実際には決して大きくない体で10人以上の人物を演じ分ける。大海賊ティーチから、その副官ボネット、イギリス海軍提督、副官、最少年海賊キング、少年奴隷出身で軍人を夢見る仲間の黒人少年アジク、主人公ベラミーとその参謀になった親友ピエトロ、育ててくれた憧れの女性であり、女奴隷であった母なる女性、最強の女神モリガン、何度もベラミーの危機を救った逃亡奴隷のダガン等々。男性、女性、女神まで多くの役をなんなくこなすばかりでなく、其々のキャラクターを際立たせる、彼女のヴィジョンは、正確であるのみならず、的確であり、彼女のイマジネーションの豊かさを明かしている。また、このシナリオの持つ普遍的でブレの無い中にも、危険に身を晒し、ベラミーの指示如何で命を投げ出す部下たちの犠牲への、優しく強く人間的な悩み葛藤が、観客の胸を打つ。この内容に呼応して実にヴィヴィッドにイマージュを立ち上げる遊眠がいる、たった、一人で。これで虜にならない方がおかしい。彼女の演技の見事さである。
蛇足であるが、物語の中で、神々は、その世界に入る者に厳しい試練を課す。それに応え得た者だけが、普遍の地で、自由の為に闘う尖兵として、人々の解放という希望を担う王として、欲に目の眩んだ為政者共への永遠の闘いに加わるのだ。が、それは、皆、一人、一人の個人としてなのである。
シナリオの普遍性は、ベラミーの演説の普遍性にも支えられている。その高い倫理性と人間的で自由で誰もが憧れる価値を持った演説だからだ。更に、リーフレットの説明にあるように、ベラミーは実在した海賊である。シナリオにも史実からの反映が多くあるとのこと。なればこそ、余計に現在を生きる我々への熱いメッセージともなっていると言えよう。為政者共の横暴に負けるな! との熱いエールをも、自分は受け取った。
9月には4日から6日迄、アウルスポットでの公演「ジャガーノート」が上演されるとのこと。こちらも是非拝見したい。
『タダノヤサイダ』
7millions-ナナミリオンズ-
小劇場B1(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
育む男、枯らす男、何処行った?
素直に楽しめる作品であったと思います。
ただ、育む男、枯らす男をもっとクローズアップした方がストーリーの内容も濃くなるし、観ている側はもっと入り込むことができたのではないかと思いました。
登場人物が多いのと
その登場人物、それぞれのストーリーが重すぎて、あのお話を約2時間で終わらすにはあまりにも時間が足りなすぎるし、せっかく良いお話なのに全てが軽いノリで終わってしまって、結果、中途半端な作品になってしまっていたのが心残りではあります。
でも、
前回の作品と比べても、
今回の作品はとても成長したものになっていたと思います。
ナナミリオンズはこれからも伸びる可能性を持った劇団だと思うので、
これからの活躍がとても楽しみです!!!
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
パイレーツ・オブ・カリビアン
より、面白かった。
普通、エンタメ芝居は、テーマ性が薄かったりするのだが、
ちゃんと、生い立ちとして描かれていたのが、好きだ。
そして、言葉の飾り具合、ワードセンスが小気味いい
(「彼は、不敵な笑いを浮かべた」とか)。
プロットも、巧みで、次から次に、障害が立ちはだかったり、
構図が海賊VS海軍だけでは、なかったり。
くすぐりも好き。
ただ、個人的には、客ぶりの演技は、半分、身振り手振りも、半分くらいが、
好みでした。
ネタバレBOX
(ここから、辛口)
(エールとして書きます)
正直・・・
それだけに、(水準はあるのだが)、林さんの演技が勿体ない。
(ラストあたりの、友達との別れは、胸が張り裂けそうな感じが好きでした)
声の大きさが欲しかった。(腹式の)
(立ち姿の美しさが欲しかった)
・・・
んー、新感線さんやピスタチオさんと比べるのは、酷でしょうか?
でも、正直、安全運転演技、守りの演技に見えました。
戯曲に対して、スケールが小さい。
豊島公会堂のあの空間を掴み、使いこなせるか、
疑問です。
勿体ない。
・・・
と個人的には、思いました。
赤ずきんちゃん
トリコ・Aプロデュース
ウイングフィールド(大阪府)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
なんでこんなに面白いの?
お母さん(右近)と元奥さん(よし子)はキーキャラでしたね。
その他のキャラも面白く、ストーリー展開も楽しく。
更に、ウミネコ楽団さんの生演奏♪良かった♪
二人の楽団さんと思えない厚みがありました。
また途中で目配して演奏する雰囲気も良かったです。
演劇そして生演奏、とっても良かったです。
開放弦
劇団 弾丸コルト
テアトルBONBON(東京都)
2015/01/13 (火) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
主張が弱いのでは?
こんなこともあるのかなー!
開放弦の意味が最後に分かります。
ネタバレBOX
あることで莫大な借金を背負った主人公の遠山は、その肩代わりに
恵子のおなかにいる安西の子供の代理父になる。
しかし、生活していくうちに恵子を本当に好きになってしまう。
2度目の交通事故で死んだ遠山の作曲した曲は、ギターをひけない恵子には
左手で弦を押えるえることができない。遠山がいれば弦をおさえてくれただろうにということをほのめかす。そう、開放弦のままになってしまったのである。
男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了
満足度★★★
らしさは十二分に伝わったですね(^^)
全体像の見え難い進行であり、場面転換でのシーン説明をわかりやすくして欲しかったかな~ってのが主たる感想であります。話は一人称にしてナレーションは全知全能にして天の声を降らせて、肉声は現状の説明としていたら、もっとすっきり感が出たかなぁって思えた約2時間10分。
ネタバレBOX
けっこうナレーションが巧く入っていたので、加えて具体的な年月日とか場所なども語らせたり。DVDを見たという話では、チャプター1・2を飛ばして4からがクライマックスであるので、そのシーンから再現しますね。とか天の声に語らせたりしたら場面がもっとすんなりと理解できたかなぁって思ったデス。
開演前に前説するのではなく、開演時間厳守で前説=寸劇をするという手法は良いと思ったデス。 ほんと小劇場界では開演時間は5~10分遅れは当たり前という風潮ですんで、改善した方が良いのになぁって、いっつも思っておりますんで。
琥珀-elektra-
EgHOST
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/01/16 (金) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
志や良し
ソフォクレスの「エレクトラ」及びアイスキュロスのオレステイア三部作」をベースに作られた作品ということで、ギリシャ悲劇の立体的構造を、如何に現代に立ち上げ得るかが、大問題として演出家には立ち現れてくる舞台であろう、と予想される。
ネタバレBOX
コロスの代替として、黒衣を纏ったダンサーによる身体パフォーマンスが演じられるが、コロスと異なり、無論、合唱などの言語表現が無い。ここに、作・演出家は、現代、このアメリカ植民地で若者たちが置かれている、声にならない不条理を表現したかったのかも知れない。であれば、第一次世界大戦でヨーロッパの芸術家たちが受けたショックを表現した、メシアンや、シェーンベルグの曲を背景に流すような演出があっても良かったかも知れない。
今作で、大きな役割を演じている月の魔力を表すのには「月に憑かれたピエロ」を用いるとか、ラストの愁嘆場では、「世の終わりの為の四重奏曲」を用いるとかである。
未だ、ギリシャ神話や、悲喜劇に対する理解が、不完全であるという感じは持ったが、果敢にチャレンジする志は評価したい。難しい作品群だからである。若いうちから背伸びしてでも難しい作品にチャレンジしてこそ、今後の延びシロに期待できるということでもあろう。
演出効果の点では、オレステスが、自ら目を突くシーンで、血糊を用意して欲しい。当然、「オイディップス」が、皆の頭にある訳で、盲しいて、真実を発見しようとする人間的意志が、この行為に象徴されているからである。それが、パロディーであるにせよ、インパクトのあるシーンなので、これは是非。
大きくて、深く、構造上も複雑な作品に挑んで、未だ消化しきれていなかったり、内包化できていなかったりという点があるので、今回は☆3つだが、今後に期待している。
『タダノヤサイダ』
7millions-ナナミリオンズ-
小劇場B1(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
なかなか楽しめる設定の登場人物達でした(^^)
なんですけどね~
今ひとつな感が拭えない作りになってしまっていたのが残念に思えた約2時間強
ネタバレBOX
農業実習に来た方々が繰り広げる人間関係やグリーンサムを持つ実習生が作り出した通常よりも2~3倍は大きな収穫野菜が物語りを紡ぐのですが。いろいろ癖のある登場人物達は結構魅力的に思えていたが、いかんせん話のレールからそれずに、その人物らしい展開とは思えなかった結末だったように思えたデス。FXで失敗して多額の借金があるという設定で、なんで農業体験?偽名で身を隠してるとかは理解できるし、債権者から暫く時間取れば何とかなるようにしておいたとか話無いと説得力はないですよ。種無し旦那と寝取られ女房はリアルでしたが、伏線で子供が欲しいけど・・・とかいう話を前半で持ち込まないと深みが出ないです。他にもいろいろと突っ込みたい箇所が多くて設定を生かしきれていない残念さを前面に感じた芝居でありました。舞台セットとか壁のウェザリングとかは上手だったんだがなぁ・・・・。もったいないなぁ(-_-;)
ドキュメンタリー映像を撮っていた女史は、現に普通の人参とは思えない=大体50cmぐらい・・・小型の大根並ですね(^^;)の収穫を記録してるんだから。その原因についての追求はしなかったねぇ・・・。でその収穫野菜のジュースで”ぢ”が完治したという公務員さんの話も、奇跡の野菜と宣伝後にどうなったかも不明だし。病気のおっかさんが状態良くなったという事実(気のせい=プラセボ効果だよとばっさり切り捨てられてましたが、検査数値の改善についての言及もなかったなぁ・・・)ドキュメンタリー映像作家だったら怪奇現象としての報道となりそうな気がしますよ。作中では真実を報道するというスタンスをとりつつWeb上での話題をさらえるようにという意図を組み込んだつくりになっていたようです。なので奇跡の野菜は奇跡でないという話になって・・・という展開となりましたよ。
ちなみに奇跡の野菜で商売はじめてポシャッたという設定でしたが、起業するなら以前も野菜というか農業の芝居で書き込んだけど、土を使わない水耕栽培で食べる前に洗わなくても良い野菜というのがあった筈で。そ~ゆ~話とかも引っ掛けたりしてくれると話しに幅が出ただろうにとか思った。・・・・グリーンサムさんも活躍が今ひとつだったしなぁ・・・。
舞台セットは農業体験の農場の居間というか集会場みたいな感じのところです。客入りはほぼ満席=キャパ40名ぐらいだったかな。開場前の席案内のお姉さんは明るくてGood!
オープニングは男二人がベンチで出会い農業体験に行こうという話しとなる(ひとりは植物の言葉がわかるという超能力者(笑;)です)で、タイトルが投影されて物語開演です。
「古田(フルタ)農園」=農業研修所の居間=舞台=にて兄:古田寛の愚痴を妹=彩子(アヤコ:22歳)が話して既にいる研修者とこれからくる先の男性二人を待つところから話は進みます。
古田寛=研修所の責任者。スケッチブックでイラストなどを描いていたはずが、だんだん相田さんの言葉みたいのがメインになってきた。
古田彩子=寛の妹(実は腹違い)。東京の専門学校に行きたかった・・というかここを出たかったらしい。兄に優しくされないとコンプレックスあり
中尾謙二郎=研修者、月の手当ては5~6万だそうです。FXでの失敗で光学の負債を抱えているらしい。スタンスがブレない長身な右利きさん。
永野誠一=町役場の農場研修担当者(痔もち・・・10年もの長い付き合い)
武井智香=母の介護に疲れているが、ここの農場の野菜の効果に期待等をかける御得意様。
千葉昭伸=ツーリングが好きな旦那(無精子症らしい)
千葉奈美=昭伸の妻。研修中に過去の男とアバンチュール→妊娠し、奇跡の野菜のおかげと夫を騙す・・・。
堀内雅美=最初は古田氏に好意を寄せてたが、直に千葉夫にターゲット変更となった研修者。
尾崎浩一=サボテンをいつも抱えているコミュニケーション苦手な方(「セキレイ」のクーちゃんみたいな女の子にするとかの方がいいとかおもえた。そ~いや「グリーングリーン」でも似たようにサボテン持ってる子がいたかなぁ・・。)
山口俊夫=OPの二人組みの一方、植物も人も枯らしてしまうとネガティブな発言アリ。理由は妻が自殺し、その妻の姉にお前が救える機会を逃したんだと責められてます。
菅原高志=PC操作が得意で堀さんのストーカーとなりつつある・・・。「奇跡の野菜」のHPを作りました。
西野紗栄子=山口の妻の姉。いつも黒服。研修所の潰れた後のヨガ教室インストラクターとなるらしい。
津田茜=自称ドキュメンタリー監督。奇跡の野菜は奇跡でないと報道した眼鏡女史。
ダンスがみたい!新人シリーズ13
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
1月16日
いつも通りに開演10分遅れ等があり、終演は21:30。本日はCxCが気に入った。ストーリー仕立てなしの純然たるダンスでも活動してほしい。
DANCE to the Future ~Third Steps~ NBJ Choreographic Group
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2015/01/16 (金) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
どの作品もそれぞれ見ごたえあり
高橋一輝さん振付の「The Lost Two in Desert」が自分は結構ヒットしたかな。いろんなダンサーで観たいパドドゥだったかも。
宝満直也さん「はなわらう」も、ダンサー同士の「触れる/触れない」「手を取る/手を放す」の瞬間がひとつひとつ素敵。ほろほろ来るような瞬間も。
完成度では貝川鐵夫さんの「Chacona」かなと。一番長尺?の作品だったと思うけど、ずっと惹きつけられっぱなしだった。堀口さんの美しさも素敵。
マイレントレウバエフさん振付の湯川麻美子さんソロは、もうこれあと30分くらい観ていたくなるような感じ。一個一個の動きの説得力が、いい。
小口邦明さんの「Dancer Concerto」はステージが狭く感じちゃったかな。もっと広いステージで観てこその作品って感じがしました。
来年は中劇場の公演ってことで、楽しみにしてます。
テンペスト
劇団山の手事情社
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
初めて観る劇団
第一印象は「何このすごい足腰!?あと声!?」。
どういう訓練をやったらあそこまで重心の低い粘った動きが実現できるんだろう?
照明や音響もあいまって夢をみてるようなストレンジさ、クセになりそうな100分間。
声の気持ちよさに前半うとうとしてしまったとこが何カ所か。次この劇団観るときは体調管理に気を付けたい。
・・・にしてもうろ覚えだけどテンペストってこんな話だったっけ?。
マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
10人の声は?
10分の休憩を挿み、前後1時間ずつ正味2時間の独り舞台をやり遂げることは素晴らしい。
しかしながら、芝居の内容がイメージしづらく、今一つ伝わってこない。
一人で10役以上をやるのは至難の業である。
声(トーン、スピード)、所作、テンポ、などなど全て変えて観客に伝えなければならないからだ。
私が観た限りでは一本調子になりがちな所が目立った。テンポ重視の芝居であるがゆえ、メリハリが弱く、だれがどの声とはわからないからだ。
賞を取っても奢れる事無く励んでもらいたい!
ネタバレBOX
船上での宴会シーンだが、ペットボトル、ウイダーインゼリーが見えては時代はどうなってるんだと言いたい!
他に工夫する必要あり。