最新の観てきた!クチコミ一覧

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つくづくな人間

つくづくな人間

マニンゲンプロジェクト

小劇場 楽園(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

熟。
色んな人たちの色んな思いを全部それぞれの台詞で語らせるので
その分長いなーという気持ちになってしまった箇所も。
ショパンの存在が息抜きになって助けられたところもあったかな。
なんでいたのかわかんない人でしたけど(笑)

つくづくって漢字で「熟」なんですね、知りませんでした。

花に嵐の例えもあるが、鳴かぬ鳴かんの鳥は鳴いた

花に嵐の例えもあるが、鳴かぬ鳴かんの鳥は鳴いた

犬小屋の骸骨

多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)

2015/02/01 (日) ~ 2015/02/03 (火)公演終了

満足度★★★★

満足度は高めだが、改訂版の上演を望む
珍しい鳥の蒐集が趣味の伯爵が妻の留守の間にキャバレーの歌姫を自宅に呼んでよろしくイタそうとするが…な喜劇。
中心となる部分は例えば沙翁なども得意とした好色な貴族を茶化す喜劇で正攻法。
このパートについてはやや大袈裟な演技や気合いの入った(?)衣裳などオーソドックスでありつつ、つかこうへいや野田秀樹などのテイストも取り入れ、また、「滑舌合戦」的な部分もあったりして愉しい。
そんな中で途中から「鳴き声で花を枯らせる(あるいは咲かせる)鳥」の挿話も浮き上がり、やがてそれが「あること」の暗喩であることも察せられるのだが、こちらが描ききれず回収しきれていないままに終わるのは惜しい。
脚本執筆中に時間切れになってしまったと推察するが、機会があれば(浮気ネタを多少削ってでも)こちらを掘り下げた改訂版を上演していただきたい。
とはいえ、制作担当者の前説からの“アレ”でツカミはオッケーだし、珍しい鳥の説明や駄洒落気味の言葉遊びも愉快だし、金属製の丸椅子を使い、時にはそれで立てる音まで利用した美術も巧みで、満足度は高め。

ネタバレBOX

【ネタバレ補足】
花を枯らせると言われる花烏が、枯らすのではなく焼き尽くすのであるとか、前回鳴いたのが70年前であるとかから第二次世界大戦の暗喩だと気付いたのは終盤だったしなぁ。
あと、「息子」とされながら70年前から成長するのをやめたウグイスと、キャバレーの闇に潜むムラカミについても、もっと語って欲しかった。
なお、ピーター・ブルックと名付けられた何もない空間鳥や、花言葉を使った会話(詳細失念)などもセンスが良いと思った。
『鬼切丸』再演

『鬼切丸』再演

タンバリンステージ

あうるすぽっと(東京都)

2015/01/24 (土) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。
原作はタイトルは知っていましたが未読のまま。
全20巻の長編なんですね。

何章かに別れていたけど20巻分全部やったのかな?
ちょっと展開が早すぎるというかダイジェスト版を観ているような印象でした。

殺陣はほんとにどなたも大したものでスピーディーで見事でした。
原作でもこういう速い殺陣のような描かれ方だったのかな?
なんとなく手数は少ないけど一撃一撃が重い殺陣のようなイメージがあり、
速い分、軽いという印象もあったりしました。
劇判の音もなんか軽かったなあ。
生歌唱もなくてもよかったような。
マイクついてると「あ、この子はあとで歌うんだな」と思っちゃうんですよね。

原作にいないキャラも出ていたということで、
そういうところも含めて原作ファンの感想を聞いてみたいです。

「蛍よ……妖しの海を翔べ」

「蛍よ……妖しの海を翔べ」

劇団ギルド

座・高円寺1(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1376(15-024)
19:00の回(曇)。18:30会場着、受付(全席自由)、ちょうど開場時間。
舞台上、左右に平台4段のみ。前説なしで19:01開演~20:19、休憩、
20:29~21:35終演。

土田さん(B.LET'S)さんが出ていらっしゃるので観にきました。こちらは初めて、B.LET'Sの永島さん、以前、こちらに所属していたのですね。

説明に「現代史劇」(戦後~という意味?)とありますが、「源義経」については、名前、逸話2~3コ程度しかしらないので終演後いろいろ検索してみました。

平台以外には何もない代わりに、正面(かなり大きい)に映像(スチームパンク風)、雨や風の音が伴い、シーンに変化をもたせていました。現代~侍風までと衣装はそれぞれ(バラバラ)。

どこまでが史実とされているもので、どこからが創作なのかはよくわからないものの面白く観劇できました。

片岡八郎の「構え」、背中の線、座っている姿がなんともいえない。


学生運動...は、デモのシーンがちょっと映ったくらいですかね。当パンによると初演は1980/7。

岡村さん「Another×Other(2012/9@サイロ)、酒井さん「月見草一夜 ツキミソウヒトヨ(2014/3@がざびぃ)」、仲田さん「鋼鉄の処女(2011/7@BOX in)」、松尾さん...兎団やTRICKTOPS、松本さん「Spring(2014/3@グロット)」。

仲田さんの次回作「奇妙な果実」は(てがみ座)横山さんが出ているので観に行こうと思っています。

「蛍よ……妖しの海を翔べ」

「蛍よ……妖しの海を翔べ」

劇団ギルド

座・高円寺1(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★

思い込みはあるのでしょうが…
 ひたすら長く感じました。
先ず、内容にメリハリが無い。
 2時間半に近い作品ですから、工夫として必要だと思いました。
 各場同じ感じのシーンの連続なので、敢えてドキュメンタリー手法を採っているのでなければ構成をお考えになった方がいいかと思いました。

何が主題なのか不明
 学生運動と擦り合せるのならば、2元的な構成にするとかの手法があってもいいのかなと思いました。
 影武者の苦悩が主題なのか、義経主従の時系列的な描写が主題なのか
この作品自体が何を訴えようとしているのかが不明でした。

 本来はネタバレに記すべきでしょうが、公演終了したので…。

映像は特に効果的だとは思えませんでした。
炎とかの描写には良いのかとも思いましたが、全編グロテスクな画像で通すのは如何なものかと思います。

胸を晒して踊る「蛍」さんはご苦労様でしたが、それとエロの感覚は違うでしょう。
敵の目玉で自慰した「静」も、そこに至る欲求不満が描かれていなかったのでエロいとは思えませんでした。

70年代の安保闘争の時代の「エロ・グロ・ナンセンス」は高度成長下での閉塞感が背景にあり生まれたアンチ・テーゼで、義経主従の閉塞感は解るのですが、そこをもっと描かないと(主題として)ただの挿入された”エロを表現したかったから”だけのシーンになってしまっていて、女の狂気は感じませんでした。

総じて、インパクトに欠ける内容で、残念でした。

「蛍よ……妖しの海を翔べ」

「蛍よ……妖しの海を翔べ」

劇団ギルド

座・高円寺1(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

意図は酌みたい
「義経伝説」をひも解いて見せてくれたが、弁慶の人物造形と3人の影武者の描き方は興味深かった。弁慶を「袈裟と盛遠」のエピソードに当てはめるのはちとやりすぎ。また、貧乏な小せがれたちの軍団でしかなかった義経主従の浮き沈みに、当時の学生運動の学生たちをオーヴァーラップさせたい気持ちは分からないでもないが、あまりピンとこなかった。
35年前の作者の熱い気持ちと、義経主従を熱く、熱く演じる若い役者さんたちの健闘を称えます。

とらわれた夏

とらわれた夏

ほりぶん

ムーブ町屋4階ハイビジョンルーム(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★

女優たちがワンステージで消費するカロリーは相当なはず。楽日には初日よりもきっと痩せている?/約60分
混乱が混乱を呼ぶハチャメチャでバカバカしい物語を堪能。
女優四人が振りきれた演技で作り出す狂乱の修羅場は圧巻!

罵り合いのくだりで面白ゼリフがクロスし、聞き取れないものが多々あるのは残念だが、これは鎌田作品では毎度のこと。
「作風」なのだと割り切るしかありませんな(笑)。

ハチャメチャながらも話の構成がスッキリしていて、観やすいのも良い点。
結末にもうひと押しあればなお良かった。

ネタバレBOX

他三人はともかく(失敬!)、菊池明明さんまでが鎌田カラーに染まり、女を捨てて乱れ騒ぐのにはビックリ!
ホームのナイロン100℃でもここまで乱れたことはないのではないか?
鎌田作品ならではの唾吐きまでやっておられて、その女優魂には感嘆!
仮想狂喜

仮想狂喜

gekidanU

南千住gekidanU野外劇場(東京都荒川区南千住5-25-6)(東京都)

2015/01/30 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

観て良かった
素直にそう思いました。
人間の、内側の触れられたくない部分を、
あえてさらけ出して見せつける。
すごく辛い感じでしたが、心は揺さぶられました。
頭で考えなくて、ストレートに感情がズンとくる感じ。

たまに入る笑いのタイミングも心地良い感じで、
場の空気を掴んで切り替えていくのがすごいなーと。

もっとたくさんの人に知ってほしい、
でもこのスタイルは変えないでほしいです。

お暇をこじらせてⅡ

お暇をこじらせてⅡ

aji 2021年活動終了

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

どこから出発しているのか
WS(ワークショップ)は人を当事者にする有効な仕掛け。たまさかある題材を出発点に、人々が互いを発見し、議論を深め、案を出し合って結論を導き出す。演劇WSなら、作品を作る。参加と主体性、対等性が重んじられる価値で、テーマや題材が先行する。・・若干そんな雰囲気のするパフォーマンスだった。
『幸福の王子』と『正義の人々』のテキストをそれぞれ残して紹介もしながら、二つが混在したり、影響しあって場面が重ねられる。この2つの作品の接触による化学反応はしかし、設定した段階で既に一定の結論が見通されており、着想を出発点とすれば、着地点に意外性は感じられない。『正義の人々』の活動家たちによって順繰りに吐かれる台詞が全体として赴く結論は、人のためを思ってテロをする自分たちの正義は果たして正義か、という自問。従ってそれは反語的疑問となる。「本当に正しい事なの」と、これっぽちの結論を導き出す事のために書かれた台詞らしいと感じとるせいなのか、睡魔が何度も襲ってきた。(その結論を歓迎する向きには、共感で聞けたのかも知れぬが。)
カミュの時代と言えばアルジェリアの仏からの独立闘争、植民地からの独立という疑問を挟み得ない「正義」が大前提としてあり、この歴史事実を背景画として「正義のために人を殺す事」をめぐる話をカミュは書いたのだろう、と普通に考える(詳しくないので認識違いはご容赦)。転じて今、テロと聞いて間違いなく想起されるアラブの状況を見れば、中東全体が欧米の半植民地状態(傀儡政権をうまく擁してきた)と言えないのかという事がある。
この日のアフタートークには役者が勢揃いし、客席との質疑応答となったが、印象に残ったのは、二人の俳優の口から「我々は暇をこじらせて演劇をやる。ある人たちも暇をこじらせてテロをやっている」という対照が吐露された事だ。彼らの製作過程で出てきた独自のものなのか、割と世間で出回っている言い方なのか知らないが、テロが生まれる背景を捨象して、何を選んでも良い条件でテロを選ぶ人がいる、つまりテロをやるかやらないかは「趣味趣向」の問題だ(煎じ詰めればそうなりましょう?)と、つるりと言ってしまう感覚には正直驚いた。真顔で、悪びれず、かといって断罪的にでもなく(寛容ささえ浮かべて)、若者は言うのである。
この事が強く脳裏に残ってしまったのだが、舞台の印象は必ずしも悪い事ばかりでは勿論ない。演技モードのチェンジのメリハリだったり、集団での踊りやムーブ、照明・音響も駆使して飽きさせない場面転換、位相の転換など演者の力量、演出アイデアによって緊張感は持続し(「言葉」に対する睡気を除けば)最後まで追えた。
ただムーブメントにしても、言葉が描き出す世界に対応するものであって、言葉の次元の「深め切れなさ」は必然に反映して、身体のキレはよいがいわゆる「感動」のレベルには届かなかった。
時代に「売り込む」演劇でなく、「切り込む」演劇を。なぜなら、時代は次第に誤りつつあるから。

プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

劇団メイカーズ

スタジオアルタ(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/02 (月)公演終了

満足度★★★

先の方々の評価が低くてドキドキして見に行きました(^^;)
思ったほど悪くはなかったなぁ・・・というのが感想ですが、
ドキドキがなかったら星はひとつ減っていたかもとも思えるデス。

何と言っても観客への説得力としての、
リアリティの薄さが酷な評価に繋がったんだよなぁと推測できます。

だいたい1時間50分ぐらいでした


ネタバレBOX

たかだが偽名簿ひとつで会社倒産って・・・
ドラマツルギー的には、あと一歩ってとこで倒産させずに。
この企画コケたら倒産という王道パターンを踏襲するべきと思われたデス。

ダンスのみでしゃべらない芸能商品って・・・・
鎬を削り、生き馬の目を抜くような芸能界で武器がダンスひとつって無いのでは?
と素人でも思いますケド・・・・・

また弱小イベント会社とはいっても、各社員の出来は良いみたいな表現されてましたが。
じゃあなんで倒産まで直行なんでしょう? 説得力が無いです。
仕事能力が高くても何かしら欠点があるという人物設定の方が深みも出し易いと思うけどねぇ・・・(「機動戦艦ナデシコ」で集めたクルーも言われてました(^^)=性格が良くて能力の高い人材は一流どころがさらってしまって、後は能力が高くてもクセがあるのしか残っていないと。)

ダンスシーンの挟み込みとかは巧くしていたなぁと感心します

芝居上の嘘と言ってしまえばそれまでだけど、観客を説得する=納得させる=うならせるようなリアリティや人物描写の表現や作り込みはして欲しいなぁと思った作品でありました。

初のスタジオアルタ観劇というコトもあり星の数は、おまけしてると言わざる得ないですね(-_-;)
アルマ

アルマ

THE TRICKTOPS

ザ・ポケット(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度

天才?
天才をテーマに掲げているようだが、天才っていうのは台本上でそうなってればそう見えるって物でも無いと思う。
そこを見せきれないと、この舞台自体の価値が揺らぐ気がする。

主人公が天才っていうより、周りが馬鹿なだけに見えた。

ネタバレBOX

特にテロリストのリーダーは部下を手酷く裏切っておいて、何でまだ慕われてると思ったのか。
そのリーダーを高待遇で受け入れた警察もどうかしてる。犯罪者なのに。

悪役たちが頭悪いと、こういう話はちょっと楽しめない。


主役の最後の叫びも、やってる人とやらせてる人は気持ちよさそうだな、としか思えなかった。
プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

劇団メイカーズ

スタジオアルタ(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/02 (月)公演終了

満足度★★★★

演出がグ~
 シナリオは、紀伊国屋ホールで掛かる「悪」の岡本 貴也。場所も“笑っていいとも”で使われていた新宿のスタジオアルタで、話の内容も芸能プロダクションの話である。如何にもしっかりしたプロデューサーの設定という感じではないか? 

ネタバレBOX

  だが、無論、ことほど左様に単純ではない。捻りがある。業界関係者はすれっからしばかりだから、大抵のことには驚かない。従ってこういう人々を唸らせるには、相当の戦略、戦術を立てねばならぬことは明白である。而も旗揚げ。一度しくじったら二度目は無いのが常識。それが分かった上でのチャレンジであろう。役者はしっかりした演技のできる者を多く揃え、演出も鮮やかである。シナリオも皆の想像する業界の半歩先を歩んでいて上手い。問題はアイドルダンスユニットの踊りをどう評価するかなのだ。肝心な所で彼女達の踊りは輝いているのだが、それ迄は、くすんでいる。このギャップを本当に演じているのなら、これは凄いことなのだが、自分はこの見極めがつくほどこの手のダンスに詳しいとは言えないので、演出の手際と観た。ファーストシーンで踊っている彼女達は、営業用の笑みを浮かべた状態で終始踊っていて、そのわざとらしさが鼻についてとても嫌な印象を持ったのだが、肝心な所でそんな所は一切無かった。寧ろあったのは世間の不合理に対する若者らしい怒りの姿であり、彼女達の自然な体捌きが、照明や音楽と見事にマッチして本当に美しく観えたのである。これが演技でそうできていたのであれば、星5つだが、演劇の三要素の内、物語の主人公であるアイドルユニットの演技不足を演出がカバーしたと見て星は4つ。然し楽しめる舞台であった。
ここにいる!?

ここにいる!?

BIG MOUTH CHICKEN

劇場MOMO(東京都)

2015/01/27 (火) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
おもしろかった。みんな、それらしかった。

明日へ行く

明日へ行く

LiveUpCapsules

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度

何がしたい
ここの劇団を何度か観たのだが、毎回日本のちょっとマイナーな偉人を紹介する舞台をやっている。

本当に紹介するだけ。

何がしたいのか、よくわからない。
正直義理で観に行ったが、金払って観る価値を見出せなかった。

メフィストフェレスにさえそっぽを向かれた男たちのハナシ

メフィストフェレスにさえそっぽを向かれた男たちのハナシ

スケアクロウズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

張詰めた空気が漂う舞台
ベテラン役者方の熟練した演技により、張詰めた空気が漂う舞台。

心の叫びに悩まされる主人公を含め、キャラクターの違う男4人と、
それに纏わる女性たちのやり取りに、心を揺さぶられる。

本音と建前を使い分け、都合よく生きているのであろう私にとって、
衝撃的な作品であった。

メンタルトレーナーのくせに

メンタルトレーナーのくせに

護送撃団方式

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

初・護送撃団方式
別劇団で護送撃団方式の主宰さんが客演していて、
彼のホームが気になった &
脚本・演出が山田能龍氏(俳優としてしか観たことがなかった)
ということで観に行きました。

壁のように見えた舞台装置が実は可動式で、
そこに窓もあいたので意表を突かれました。

スモークがたかれるので…ということで
客席の希望者にマスクを渡す気遣いは
いままで出会ったことがなかったのでとても感心しました。

劇団としてコメディは初ということでしたが、
根底にはダークさがあってただのお笑いだけで終わらせず、
ラストシーンもこちらに投げかけてくるような演出で面白かったです。

This is 30

This is 30

シンクロ少女

スタジオ空洞(東京都)

2015/01/23 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
ほぼ素舞台だけどずっと面白かった。さすがです。

ネタバレBOX

登場人物が皆魅力的で続編を期待するレベルでしたが全員劇団員なら今後の公演も観に行きたいですね。物語も恋愛もこの車でさえ行き先はわからない。そんな3人の兄弟のキャラクターや笑いのバランスが絶妙でした。丁寧に繰り返すシーンはこの芝居の肝でしたがさらにあてのないドライブでもう一個のっかったことで深みが出てました。
プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

劇団メイカーズ

スタジオアルタ(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/02 (月)公演終了

見てきた。
多分、私の感想内容はネタバレに繋がりそうなのでそちらに書きます。ちゃんと見るところを見れば脚本の面白さに気付く作品でした!私は楽しめました。

ネタバレBOX

まずテレビ東京で放映されていた「ウレロ未○○少女」と言う作品をご存じだろうか?
限りなくそれに近いテイストの作品だ。
あちらは生身のアイドルが劇中に登場しないが、こちらはダンスユニット「パール」の娘達が登場するものの最後まで喋らない!
喋らない事を貫いてダンスだけに専念したのは見ていてとても良かった。ストーリー最後のライブに登場する姿がより引き立って見えたのだ。そこまで彼女達が何も言わずしてきたことを思い出すからだろう。
作中には集客のマーケティングや営業戦略など、今の企業なら当たり前のワードが出てくるが、小劇場の脚本ではビジネス項目はあまり耳にする事はない気がする。そう言う点では芸能界もあまり世間の会社と遠い世界ではないと感じさせてくれる一面もあった。
コメディ面では、ちゃんと役のキャラクターを生かした笑いを提供していた。本物の芸人さんが出て来たのはビックリだが、小ネタやギャグを連発するよりずっと楽しめた。余計なことをせずストレートにやっていれば、面白いものは面白いのだ。
最後に残念だったのは、役者人の技量だろうか。確かにアルタスタジオの空間は声が届きにくいかも知れない。舞台前にマイクも付いていた。だが、空間が余っているように感じたのは芝居のパワーが伝わってこなかったからかもしれない。OPダンスも空間が余って見えたが、それは人数的にも仕方のない事だろう。
そう、演技は全然悪くなかった。やはり役者のパワーが客席にまで届いてくれば、だいぶ印象が変わってきたのだろう。
なので、私個人の意見で言えばDVDで見たら面白いと思います。
ここにいる!?

ここにいる!?

BIG MOUTH CHICKEN

劇場MOMO(東京都)

2015/01/27 (火) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

理屈抜きで面白かった!
千秋楽〔Aチーム〕を鑑賞。

コミックにありそうな物語で、娯楽演劇として、理屈抜きで面白かった!

役者さんたちの演技はもちろん、照明・音響もよかった。

特に気になるところもなく、“ストレス・フリー”でとても楽しめた舞台でした。

もっと笑えたら★五つ

つくづくな人間

つくづくな人間

マニンゲンプロジェクト

小劇場 楽園(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

人間はどこに行っても人間なんですね
「デリヘルの待機室」という、
なかなか実際にはお目にかかれない状況の設定でしたが、
登場人物たちの心情には自分にも思い当たるものがあって
途中何度か涙ぐみました。

BGMを、隣の部屋からもれるピアノの音という設定にしていたのも面白かったです。

ネタバレBOX

バンドマンの彼が、
彼女(いちご)について語った「せつなさ」のくだりが特に印象的でした。


本日満席とのことで、
劇場の座席の配置上でも仕方がないとは思うのですが、
自由席だったのに「奥から詰めてお座りください」とアナウンスされたのが
ちょっとだけもやっとしました。

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