「蛍よ……妖しの海を翔べ」 公演情報 劇団ギルド「「蛍よ……妖しの海を翔べ」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    思い込みはあるのでしょうが…
     ひたすら長く感じました。
    先ず、内容にメリハリが無い。
     2時間半に近い作品ですから、工夫として必要だと思いました。
     各場同じ感じのシーンの連続なので、敢えてドキュメンタリー手法を採っているのでなければ構成をお考えになった方がいいかと思いました。

    何が主題なのか不明
     学生運動と擦り合せるのならば、2元的な構成にするとかの手法があってもいいのかなと思いました。
     影武者の苦悩が主題なのか、義経主従の時系列的な描写が主題なのか
    この作品自体が何を訴えようとしているのかが不明でした。

     本来はネタバレに記すべきでしょうが、公演終了したので…。

    映像は特に効果的だとは思えませんでした。
    炎とかの描写には良いのかとも思いましたが、全編グロテスクな画像で通すのは如何なものかと思います。

    胸を晒して踊る「蛍」さんはご苦労様でしたが、それとエロの感覚は違うでしょう。
    敵の目玉で自慰した「静」も、そこに至る欲求不満が描かれていなかったのでエロいとは思えませんでした。

    70年代の安保闘争の時代の「エロ・グロ・ナンセンス」は高度成長下での閉塞感が背景にあり生まれたアンチ・テーゼで、義経主従の閉塞感は解るのですが、そこをもっと描かないと(主題として)ただの挿入された”エロを表現したかったから”だけのシーンになってしまっていて、女の狂気は感じませんでした。

    総じて、インパクトに欠ける内容で、残念でした。

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    2015/02/02 11:44

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