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マンガタリLIVE第10号~カミサマ~

マンガタリLIVE第10号~カミサマ~

マンガタリ編集部

天満天六・音太小屋(大阪府)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了

満足度★★★

カミサマ
今回のタイトル「カミサマ」通り、漫画界の神様と呼ばれた一人の漫画家さんをフューチャー。
その漫画家さんの作品を合計6作、うちわたしが観られたのは4作品。

いや、時代がね時代なので、タイトルだけしか知らなかったり、タイトルすらも知らなかったり、全く読んだことないものばかり。
そういや~なんか短編集と、ファイアーなバード的なのしか読んだことなかったわ、と改めて気づき。
相変わらずな作品チョイスのセンスの良さに、神様の作品色々と読みたくなっちゃいました。
ファイアーなバードもそうだけれども、深いんですよね、テーマが。
人間の業に鋭利に斬り込んでいたり。
きっと今回の作品を選出するにあたり、編集長はかない研究されたであろうと思われるので、またお話し聞かせていただきたいと思います。

前半と後半の間には休憩タイムと称した余興タイムがあるのですが。
えぇ、もうあえて余興といっちゃうよ(笑)
そこで宣伝された出演者の今後の出演予定…八割がたすでに観劇予定に。
だってね、なかなかに豪勢なキャスティングだったのですよ!

本気でボーダーないなぁという印象な一明さん、どこいてもほんと芸達者で安定感。
ヒデシさん、やっぱり現場がどこであろうと変わらないのですね、というフリーダムさで(笑)座り芝居が基本のマンガタリで、自身の見せ場くるともれなくスタンディング、場内なんとなしにクララが立った状態。
竹中さん、このマンガタリの中に東京の劇団の女優さんまでいらっしゃるというバラエティーっぷり!
栗田さん、メイドしてても一人芝居してても漫画朗読してても、可愛いわ~リアルぴ◯こ。
よしぴろさん!主役だったわ!あれ始めから観たかったわ~!声がレインボーでキラッキラ☆

ゾンビアフター

ゾンビアフター

骸骨ストリッパー

シアター風姿花伝(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった
単純明快で好みだった。次回公演楽しみにしてます。

六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』

六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』

松竹

EX THEATER ROPPONGI(東京都)

2015/02/03 (火) ~ 2015/02/18 (水)公演終了

満足度★★★

音響に難
あらすじからは、全く内容が見えない笑
おおよそ、荒唐無稽な話

でも、成立してしまう力技

が、いかんせん、音響悪すぎ。
三味線など、下手にマイクも拾うから不必要にエコーがかかる。
新橋演舞場とかでやったら良かったんじゃないか?

後、花道近くの人は、役者の動きに注意!
観る人が気を付けてないと、怪我しますよ。
というか、演出、あの花道なんとかならんかったのかな?

邦楽爛漫~花鳥風月~

邦楽爛漫~花鳥風月~

台東区芸術文化財団

浅草公会堂(東京都)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了

満足度★★★★

オーケストラは年末で~
和楽器は新春ですね(^^)

正直あましわからん分野でありましたが、音の響きは美しく心地の良いものでありました♪

休憩2回入れた約1時間40分

演奏中にしゃべる高齢者に閉口しましたね・・・・まったく

Gamble-Tumble

Gamble-Tumble

もんもちプロジェクト

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★

生演奏付きで頑張ってはいるのだが・・・
歌のレベルは各人にバラつきがあるミュージカルでしたね

15分の休憩挟んだ全2時間半の長丁場(全席自由)

前半の物語進行速度はゆっくりで、後半が早く感じたので。
まぁ2時間にまとめても・・・とか思えたが、生演奏とかが大変になるのかしら?

小田急線の人身事故もあったようで、開演時間厳守は出来ていなかったが。
アナウンスとか音合わせとかで時間潰しして、開演時間は守った方が良いのではとも感じたデス。

そこそこ捻りが加わった話で、登場人物達の衣装も時間経過で変化したりとしていたトコロは良いなぁと感心できた。

でも話の捻りはも~少し加えて唸らせてくれるような展開を期待しました。

ネタバレBOX

先にネタバレすると、勝負は停電で流れてまぁ引き分け?!みたいな感じで幕でしたかな・・・。
いろいろ盛り込んでたようですが、何となくな今ひとつ感が抜け切れなかったですね。

ちなみに、ど~しても変えた方がいいとこがあって。
主人公が拳銃で自殺図って脅すシーンがあるのだが、
8インチ超える銃身でコメカミに銃口押し当ててるのは、と~ぅっても不自然!
女性の手にリボルバーマグナムはデカ過ぎて不自然過ぎました。
顎下に銃口当てるのが良いと思えますよ~
(口に加えるのもアリですが、台詞がしゃべれなくなりますしね(^^)

そんで伏線の張り方が甘いというか雑と言うか・・・・。
惜しいなぁって感じるトコ多かったですよ

オーナーと主人公の邂逅話は良かったです

開演前のBGMはカジノとかの雑音効果音でした=有線放送でもありますね(^^) で開演時間(本開演(?)は10分以上過ぎと思いました)遅れ・・・客席とか舞台上にちらほらと役者さん登場させての観客巻き込み型の開演していました

中央ホールに左右階段という、何か豪華客船の中央ホールみたいな舞台セットでした。

ミュージカルということあって主要メンバーはマイク付であります

2階の舞台セットの左右に生演奏スタッフ配して、上手にフルート・サックス・トロンボーン・ドラムで。下手側がドラム・ベース(?)・キーボードでしたかね。(中央天井に珍しいラグビーボール型のミラーボールありです)

主人公=タニモトスズメ(手品が趣味でカジノの知識はまったく無い)の面接(オーナーのオクダ氏とホールの責任者=リョウ)から物語りはスタートです。日本政府公認のギャンブル場セカンド施設(会員制)=フェイスが舞台になって話は進行します。 ディーラーのトクダトクタローやトラブル処理担当のCCC=カジノ管理委員会(カジノ・コントロール・コミッション)はカッコいい女性メンバーで統一してましたね。

ハイローラーとかの用語説明は簡易パンフに挟んであって助かりました
でフェイスの出資者の一翼を担うハイローラーのお嬢様=タカセレイ(オーナーといろいろあったんだろうさん)はカジノでのアシストに主人公を指名し、同期の上昇志向の強いメンバー=レイちゃんに妬まれます。

同じセカンド施設のJJ(関西=大阪にあるらしいです)。支配人はオクダチエコ=フェイスオーナーの妻です(^^;)

ホールの責任者であるリョウの父親はギャンブルで身を持ち崩した生活破綻者であり、リョウはその為に仕事であるギャンブル場の管理も嫌っています。

JJVsフェイスのギャンブル対決でフェイスは負けてしまい、人気が抜かれてしまいます。(トクダがJJでイカサマしていてJJオーナーに強請られて負かされたのです=なんか話が今ひとつ唐突とかにも思えたですよ)

で2回目の全面対決(マスコミでの全国放送も入れると)で後3ヶ月で2つ目の政府公認カジノ認定の勝敗を賭けた勝負をするぞというところで1幕終了です

2幕は生演奏の音あわせ→オクダオーナー(♂)の歌と3人のフラッグショーからのスタートです

2011年の最初の公認カジノ=カジノド東京のオーナーでもあったオクダコウゾウ氏ですが、政府の意向に逆らったのでセカンドに落とされたらしいと物語説明あり。

ハイローラーのエリコ女史はスズメを自分の後継にしたいと本人に打診したりしますが、結局やんわり断られます。 ってこの話は唐突過ぎませんかね? なんでスズメが後継に? 説得力無かったですよこの話。

でなんだかんだと2019年の年末にカジノ対決するも、停電でお流れになって。”CASINO FACE”オーナーは勝負から降りて撤退するつもりだったが、従業員に頑張られて存続を決意しJJと共に残ってやっていくことを決意してENDかな。

う~ん、FACEのあるとこが中部あたりとか示唆したりして。東京・名古屋・大阪とカジノ作ってればよいのでは?とか思ったですね。

国の関与といっても、どんな阿漕なことしてるとか明確にしないとこも謎・・・。

撤退するならFACEは豪華客船カジノとしてでも再出発するとかすれば?とかも思えたです。

オーナーとスズメの過去の出会い話が、とってもよかった分。他の話がカスミ過ぎてダメに思えたデス。 も少し説得力の高いスッキリとした話になって欲しく感じました。
あつ苦しい兄弟~港のふたり編~

あつ苦しい兄弟~港のふたり編~

劇団道学先生

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/02/06 (金) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

素直に面白かった
難しい事考えずに笑える作品でした。観終わった後素直にあー面白かったって思いました。

舞台セットが凄く、次はどんな角度かな?と舞台転換が楽しみになってきて私は舞台転換の長さは特に気になりませんでした。

分からないネタもあったけど、色んな笑いの要素があるので年齢層問わず楽しめる作品だと思います。現に小学生くらいの子も何人かいて笑ってるの見ましたし。まぁ、少し上の世代の方がもっと楽しめるのかもとは思いました。両親連れてったら喜びそう。

役者さんが上手い方ばかりでセリフが凄く聞き取りやすく物語にすんなり入っていけました。

VIVID CAFE ~THE BEST+ONE!!~

VIVID CAFE ~THE BEST+ONE!!~

VIVID CAFE

渋谷道玄坂カフェ(東京都)

2015/01/31 (土) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

一人芝居
久しぶりにこりっちに感想書きます。ちょっと遅くなってしまったけど…

一人芝居、前にフェスで1度一人芝居観たんですがちょっとついていけなくてあまり楽しめなかったんです。一人でやるしかないのでごまかしが効かないし他の役者さんに助けてもらう事も出来ない。本当にその役者さん次第だと思います。

大神拓哉さんは素晴らしかったです。一人だと思えないくらい、何人もの役者さんが出てる舞台と同じくらい、いやそれ以上の満足感を得られました。キャラクターの演じ分けや見せ方も凄く上手でさらに次のキャラクターまでの繋ぎも楽しめて…最高のエンターテイメントだと思いました。

「世界の片隅で、さようなら」

「世界の片隅で、さようなら」

actors team Re-birth

名古屋市熱田文化小劇場(愛知県)

2015/02/06 (金) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★

会場が大きすぎ!?
まずは森 裕記さんが古畑任三郎のモノマネであいさつ。

【モーニングおつけしますか?】
なんか喫茶店を舞台に、お店をたたむか続けるか???
マスター?の声はとても聞き取りやすくてよかったけど、ほかの人は会場的に声は響くんだけど、ちょっと聞き取りにくかった。
大きな劇場すぎるっていうのもあるのかな~~~~ぁ???

10分の休憩後

【世界の片隅で、さようなら】
「ただいま~~~~ぁ。」から始まりいきなりモノマネ!?
でもって牛乳は何%とかお風呂の温度は何度とか、お互い(夫婦)の育ってきた生活習慣の違いを確認???

そして父から子へ託す30年の話。父と子の絆、愛情を描く感動ストーリーが始まる。
お母さんはきれいで優しいんだけどね~ぇ、お父さんは...................。(美女と野獣系!?)
そんな二人から生まれたこの子は、また違った雰囲気でちとキモイんですけど..............................。
お父さんは照れ屋だけど愛情たっぷり!
キモイ息子にはもったいない愛情を感じたね。
こういうお父さん、こういうお母さんっていい!!!!

5分間の休憩後

♪アフターライブ♪
①「いつか」
西野次朗さん、ハモってたみたいですけど、音程はずれてませんでしたあせあせ(飛び散る汗)
②「I'm in love」
メンバーみんなで楽器演奏をして、観客を立たせ一部歌の参加カラオケ
で、終了と思いきやexclamation

③「BELOVED」
素人のLIVEながらアンコールまであって、西野次朗さんが歌ったんだけど、めちゃめちゃ音程が外れてる~~~ぅ。
なのに気持ちよさそうに熱唱してる~~~ぅ。
元々役者ではなくバンドをしてたって言ってたた気がしたけど、聞き間違い???
西野次朗さん役者に徹してくださいって感じ(ーー゛)

森 裕記さんのギター、なかなか良かったです。

La saison du citron -ラ・セゾン・デュ・シトロン-

La saison du citron -ラ・セゾン・デュ・シトロン-

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1385(15-033)
19:30の回(雨)。19:00開場。19:27前説(90分、休憩あり)、19:32開演~20:12、
20:22~21:04終演。

「イマココニアル」、セリフがあったのがちょっとですが、冒頭、せせらぎ、鳥の声など春を思わせるような軽快さ。手足のすっと伸ばしたラインが美しい。

「時の裏側」、3ケ所に単行本を積み上げ、映像のなかのメトロノームのような動き、時計のネジに似たアニメーション。

「あいこうる」、こちらも凝った映像(白黒)、ピアノの生演奏と力強いタップ、近くまで来ると床が鳴り響く。

「くろのわ~る」、Be.を観るのは2回目で。スピード、切れの良い動き。黒い衣装がくノ一の集団に見えてくる。

ゾンビアフター

ゾンビアフター

骸骨ストリッパー

シアター風姿花伝(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

B級ゾンビ
非現実な世界にどっぷり浸かってきました!めまぐるしい展開にハラハラしっぱなし。あの登場人物のインパクトがありすぎて、思い出し笑いしちゃいます。久しぶりにたくさん笑った。

銀河鉄道の夜~ミヤザワケンジ・モディファイド~

銀河鉄道の夜~ミヤザワケンジ・モディファイド~

めがね堂

RAFT(東京都)

2015/02/06 (金) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろい!!また見たい。
お話が面白かった。思い出や自分の周りのものを人は、美化して話、いいように思い込みたいとしたい思ってしまう。すてきな文章の中、思い出の中・・・しかし、現実。この感情がとてもうまく描かれ、引き込まれました。約1時間の作品の中に銀河鉄道の夜の話を織り交ぜながらの賢治の東京生活!!とても良かったです。永井さんの演技好きでした。

残念なのは、チケットが完売されていることです・・・

ワンダーランド

ワンダーランド

Straw&Berry

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

「世界が終わるまで待っててBaby」
ファット・ボブが夢中なウエイトレスの返事はいつも


・・ビックリした。物語が若返ってるんじゃないのかな?(苦笑
希望と絶望が隣り合わせの国、ワンダーランドは夢の国。

なかなかに美しい。
後味の良い枝葉なんて一つもないのに。
センスのない構成で美しい絶望のラブストーリーをチープにまとめていた。
高尚さなんて何一つない。
シンプルな台詞の連続。
でも良いな・・若い演出家ならもっと難しく作ってしまいそうだけど、役者を信頼して余白を持たせた。これが10年ほどの歳月で積み上げたものなのかな、作者の。
これじゃ褒められても演出家じゃなくて役者なんじゃないのか?
でもそれで良いんだ。
演出家だけが褒められる舞台なんて大したものじゃないんだ。
演出家なんているの?くらいで。
でも、唐突に浮き出てくる台詞の直後の暗転に演出家がいるのがはっきりと分かる。ゾクッとするほど確実に。
・・急に核心を突く恐ろしい台詞が沸いてきたかと思うと、途端に全てが闇の中に包まれる。
・・なるほど、ここがワンダーランドなのか。世界の終りの先の国。

最近、センスのある演出ばかりに慣れてきたからかもしれないな。
ずいぶん久々かも知れない。
こんな暴力的にブッタ切るようなコマ割りは・・

物語にはロックの欠片もないんだけど、カットアップの仕草はまさに無骨なロックだった(笑
なんてセンスのない演出家だ、最高だと思った。*川氏とかと違って。
・・こんなタイトルつける自分もアレだが。

それと憎しみがなく、愛しかない。

シロ

シロ

惑星☆クリプトン

千本桜ホール(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度

白、のち微妙、そして黒へ
受付、会場案内等、周りの対応が丁寧でした。ただ、作品自体に新鮮さ、面白さを感じることができなかった。特に朗読劇は必要性を感じなかった。
動きのあるものから、朗読劇に・・・その流れについていけなかった。
今後は演者さんも、変わるようですが今回以上の作品を期待します。

わたしを、褒めて

わたしを、褒めて

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

私は女優よ
笑いあり緊迫ありで緩急があって、劣等感とか虚栄心とかの私好みの話でとてもよかったと思います。
田之倉の見せ場もよかったと思います。

ひとつ私としては、その事をしてしまった理由のほのめかしがあったほうがよかったかなと思いました。表情観てわかってくださいということなのかもしれませんが。

横浜ダンスコレクション EX2015

横浜ダンスコレクション EX2015

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)

2015/01/31 (土) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ショーケースパフォーマンス・夜の会
入場無料。上演時間1時間30分、休憩なし、6組出演。無料で多彩な演目を観ることができる、うれしい公演。整理券はなく、3Fの有料のコンペが終了すると2F奥の会場入口に列ができる。残念ながら、昼の会のプロジェクト大山は観ることができなかったが、チラ見では池袋や横浜界隈で演じた作品だろうか。

横浜ダンスコレクション EX2015

横浜ダンスコレクション EX2015

公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)

2015/01/31 (土) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

コンペ1初日
上演時間2時間、休憩1回、5演目。コンペでありながら出演者がそれぞれ我が道を行くところがよいイベントとなっている。未知の衝撃こそなかったものの、ダンス界が熟成し始めている様子が感じられた。2Fにおいてある無料の小冊子「横浜ダンスコレクション20年史」はダンスファンとして興味深く読んだ。

日本の近代戯曲を読む!

日本の近代戯曲を読む!

日本演出者協会 関西ブロック

未来ワークスタジオ(大阪府)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

日本の近代戯曲を読むAプログラム
都合によりAプログラムのみ拝見させていただきました。大正時代の戯曲ということでしたが驚きました、知らなかったら普通に今作られた良質な戯曲だと思ったことでしょう。モノローグでとかプレゼン式にとかなんだかト書きのようなことを一生懸命役者に喋らせるだけの戯曲が昨今多いですが、やはり対話こそ感情の一部を露わにして語られない残りを感じさせる方法なのだと思います。リーディングで面白いと思ったことは初めてです。良かったです。Bプログラムを拝見できないのが残念。

夏目漱石とねこ

夏目漱石とねこ

DULL-COLORED POP

座・高円寺1(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

「間」で描く幻想
他のレビュアーの皆さんも仰っていますが、とても静かで俳優や裏方同士の「間」がすべてと言っても良い舞台だと思います。ただ、「面白い!!」と思えるようになるには、少しばかりの準備が必要だと思います。ネットで良いので夏目漱石の過去と交友関係について、多少の知識と想像力があれば、とても興味深く中毒性のある舞台だと思います。谷氏の作品の中では一番テキスト量が少ないかもしれませんが、一番演出力の見せ所な作品かもしれません。もう一度見てみたいですね。

タケルのミコト!【アンケート即日公開】

タケルのミコト!【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★

イザナギ/イザナミの創世神話とヤマトタケルの物語、これらをよくこのテーマと繋げたなあと
※ここに書くのは現地でもらうパンフレット+ご鑑賞の手引き、
に記載されている内容です。
ご鑑賞の手引きはフライヤーの数枚後にあるので分かりにくいですが、
かならずこの2枚には目を通した方がいいです
(物語の面白さ度合いが変わります)。

演技、演出、舞台構成面には
「若さ(劇団、役者さんの年齢は知らないですが)」が
出てしまったかちょっと拙い面もあるかと。

しかし、ヤマトタケルの物語と「出生前診断」、
そこから始まる現代社会の「不幸」(あるいは違う「幸福」の形と捉える?)を
見事に物語として成立させているかと。
(ひさびさ観た演劇の中でこの「テーマ性」は重いというか重要すぎます。)

また、物語の半分近くを占める殺陣、立ち回りの数々についても
アクション上手が絡み合った場面など、見どころ多々あり。

笑いの取り方もまずまずで、見どころ(何より考えどころ)のあるお芝居でした。

ネタバレBOX

【思った事】
・ 日本史や創世神話、ヤマトタケルなど全く知識のない自分でも
  パンフレット+ご鑑賞の手引き
  で、予習出来ていたおかげで、
  史実(伝説)部分とフィクション(創作)部分とが
  上手く組み合わさっている(脚本の巧みさ)のを
  理解しながら観劇できました。


・ 1時間50分のうち、半分近くの時間を使った殺陣、立ち回りは壮観。
  先にも述べましたがアクション上手同士が絡むと
  見事な大技が炸裂し、「この小舞台の上でよくもまあ」と驚かされる事しばし。

  ただ、本物語は何よりも「物語」自体と「テーマ」性の方が重要だと感じましたので、
  もう少しお話部分に時間を割くべきだったかとも思います。

  ※ 何よりもいくら良い殺陣も繰り返されれば飽きてしまいますので。


・ ヤマトタケルの物語と
  「出生前診断(お腹の中の子供が健康か、何らかの障害を抱えてしまっていないか?)」、
  そして障害を持って産まれてくると分かった子供に対して
  親(になる者)達は、どうすれば良いのか?

  「命は大事」

  「母のお腹に宿って、いつからが”人”なのか?」

  「自分達が死んだ後、生きていく事すら苦労する子供なら
     (そんな不幸な目に合わせない為にも)産むべきではない」

  「障害を持った人は社会全体が助けなければならない」

  などの人間誰しもが考えてしまういくつもの選択肢/方法論から

  「誰もが遺伝子に何らかの問題を抱えている(=障害を持った子供を産む可能性は0ではない)、
    ならば子供など作らずに自分の遺伝子を改良し不死にして最強の存在になれば良い」

  というファンタジーな回答まで、
  本当にリアルとアンリアル(ノンリアル?)、
  創作と現実的な問題とを上手く
  「物語」として、そして「テーマ」として
  組み合わせていると思いました。


・ 演技について、笑いの取り方は「上手さ」も感じられました。

  ただ、(自分の感じ方としては”若さ”なのですが)
  演技、台詞、感情の載せ方などに拙さを感じ、
  アクションシーンほど普通のお芝居の場面では引き込まれるものがありませんでした。

  ※ 後半の盛り上がりで改善されましたが。

  父の「産まれて来るのが可哀想だからこそ産むべきではない」という考えと
  同じ意見だったヤマトタケルが、
  妻の意志、そして妻が子を堕ろす決意をした場面で
  やっと父性に目覚めたのか(自分の子供の存在(”人”である事)を認めたのか)、
  それを止めるシーンでは一番涙腺を引かれるものがありました。


・ ヤマトタケルを仕留める役をおっていたはずの従者が、
  いつの間にか介護士の手伝いを不平を言いながらもしていて、
  それが最後にはヤマトタケル達が産むであろう
  障害を持った子供を育てる苦労に対して、
  「俺達も手伝えばいいんだ!」と言い切った場面など、
  まさに本劇の「テーマ」に対する脚本家なりの回答
  (助けあう世界)だったのかと思いました。


・ アクション場面とお芝居場面とのバランスにもう少し工夫が欲しかったですね。

  ・ 盲目の剣士と難聴の女性との恋愛の悲しい最後

  ・ 片腕の剣士の最後

  ・ かつてヒルコを失った叔母(?)や自分の母、弟などの物語

  ・ かつて殺されるはずが生き延びた口唇裂の障害を抱えたユイの物語

  など、色々なサブストーリーについてもう少し掘り下げてくれたら
  きっと涙なしでは観れない物語になったかと思います。


・ 演技や物語部分の「上手さ」にもっと舞台上に気持ちを惹きつけられていたら☆5つでした。
  次に期待です。


何よりも「脚本」と「テーマ性」の良さがまず目立つ舞台。
現代の自分が同じ(障害を抱えた子供が産まれてくると分かった)状況になった時、
ヤマトタケルとその妻がたどり着いた答えに自分もたどり着けるのか?
想像もつきません。

父のように「産まれてくる子が可哀想」、
更には「一緒に暮らす間ずっとその事に”産んでごめん”と謝り続ける」事を考えてしまうと、
パンフレットにあったように「9割の人が中絶を選ぶ」事について、
非難する事も出来ません・・・


しかし、自分の良心を信じたい、そして
本物語と同様他者の子供、または他者自身が障害を持って苦労して生きていくのならば、
その助けになりたい、そういう事がちゃんと出来る人間になりたい、
と思わせられました。
Manhattan96 REVUE

Manhattan96 REVUE

Manhattan96

d-倉庫(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★

レビュー
「洗練された」という形容詞はつきませんが親しみの持てるレビュー、楽しかったです!

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