最新の観てきた!クチコミ一覧

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さとがえり

さとがえり

えにし

OFF OFFシアター(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

温かいが、少しドキドキ…
若返えりには憧れるが、手放しで喜べないかもしれない。この公演で映画「ベンジャミン・バトン数奇な人生」(日本公開2009年)を思い出した。そして、悲哀というか怖さを感じたのを覚えている。
本公演でも、ラストシーンは少しドキドキした。

とても温かい気持ちにさせてくれる作品。作は、桑原裕子(KAKUTA)さんで、とても精力的に活動されており、5月には、やはり下北沢のザ・スズナリで公演(代表作品の再演)がひかえている。

さて、この“さとがえり”とは…。

ネタバレBOX

夫の三回忌に夫の郷里に帰ってきた妻…その容姿が自分の実娘(30歳過ぎ?)よりも若くなっていた。子供達はじめ親族の戸惑いがアイロニカルに描かれる。
母親にしてみれば、子供たちは幾つになっても子供である。しかし子供は既に成人し自分の生活や時間を持っている。そこに親と子であっても距離感が生まれている。その微妙なズレの感覚や、親の若い容姿に対する複雑な思いがよく現れていた。
一方、亡夫の故郷に来ているが、やはり親族に馴染めない感じや、その地方の身内意識が距離感を生む。この色々な距離感が時に錯綜し面白い。
公演全体としてはドタバタコメディのような場面もあるが、それだけではなく各登場人物の心情がよく描かれていた。
ラストシーンは、喪服の母親が黒いレースのヴェールをまくり上げる...その顔は眉ペンシルのようなもので皺を描いている。母親としての優しい思いがよく現されており、微笑ましかった。

実は、映画のラストは老人のように生まれて、最後は赤ん坊になってしまう。子供が生まれたが、会った時には同じような年代、父親として認識してもらえなかった。認識されないままの父子でいた期間はほんのひと時であった。そんな悲しい場面を想像し、母親がどう変貌したのかドキドキしたが...お茶目な幕切れにホッとした。

次回公演も楽しみにしております。
職業「嘘つき」

職業「嘘つき」

Pudding☆Ring

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

役者の演技に魅力を感じた
前口コミの笑いに対するコメントに興味があり、
飛び込みで観賞してみました。
確かに爆笑はありませんでしたが、ハナシもソコソコ良く
役者の皆さんの演技にも良い印象を持ちました。
元気で楽しい芝居。
後はちょっとした演出でグッと来る笑いと、驚きが加われば…
これからが楽しみです。

春の東京アザラシ団祭り

春の東京アザラシ団祭り

東京AZARASHI団

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★

Floorsを拝見
 二部構成になっているのだが、一部では、謎の犯罪者、マジックピエロを追う警察のドタバタを、二部では、警察に監視されている、ミステリー愛好家のオフ会で起こっていることについてを。

ネタバレBOX



 警察のドタバタは、演出なのかもしれないが、ちょっと作り過ぎて、わざとらしく感じた。パート1とパート2を対比させるのなら、パート1では、ケレン味を強調して、ズッコケ感を出し、パート2での推理の面白さと対比させた方が効果的であったように思う。
Heavenly Drop ~全ては物語~

Heavenly Drop ~全ては物語~

BIG MOUTH CHICKEN

ブディストホール(東京都)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/21 (火)公演終了

面白かった
一言で言うと、RPGゲームと、ONE PIECEを足して2で割った感じ。
世界を救う為に、旅に出る3つのグループ。その中でそれぞれの仲間との絆。最後は、泣きました。衣裳も綺麗で楽しいし、殺陣は上手い人もいるけど、まだまだの人もチラホラ。全体的に、面白いし、独特の世界感。ちょっと切ないラストも含めて、良かったです。

愛しきは

愛しきは

劇団 きみのため

テアトルBONBON(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

坩堝の時代
 物語は敗戦直前の1945年7月から始まる。

ネタバレBOX

尚、舞台の作りは下手半分が小原家の暮らす空間、上手半分は、その大家で馬鹿一と称される絵描きのアトリエ兼寝室であるが、この絵描き、石や花ばかりを描いている。絵を描く為に必要なスペースはキチンと確保してあるのに、寝る場所は片隅のソファである。要するに、石と花は、何の文句も言わずに画家のモデルになってくれるので、絵を描ければ、それだけで楽しいこの天才肌の絵描きのお気に入りなのである。然し、いくら彼が天才だと言っても、普通の生活者から見れば、石っころばかり何十年も書き続けて、馬鹿じゃねえの? か、良く言って変人どまり。まして太平洋戦中・戦後の日本は、日本近代史の中でも最もアナーキーな時代であったから尚更である。
 無論、この舞台作りには、キチンと考えがある。舞台の設えそのものをこのように脳天気で憂き世離れした天才肌のアーティストと時代の変遷に翻弄され続ける庶民の姿を、恰も一つの額縁に収まった絵画のように対比させられるように作られているからである。
 この対比が、時代のめまぐるしい変転と絡み合って近代日本史中最もアナーキーな時代の坩堝の渾沌と最も純化された魂とそこから生まれてくる生活を対比してもいるのだ。
ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)

ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)

劇団6番シード

新宿村LIVE(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

まさに最速
いやーこれほどまでとは、
誰かが一言でもおくれたらアウトの凄まじい緊迫感。
6Cメンバーの凄さもさることながら、回りの共演者さんも
負けじと凄い。
アニメーション編、オンライン編と10公演しかないので、
ぜひぜひ観に行ってください。
公演の始まる前も必見です。

オペンタゴン

オペンタゴン

A.R.P

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本よかった、女優よかった(^0^)/
5本立てのうち、最後の「バタフライカフェ・エフェクト」が脚本・構成ともに秀逸。女優陣もなかなかにチャーミング。

紅白旗合戦

紅白旗合戦

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

バラエティ豊かな笑い
以前、「コーヒーカップオーケストラ」との合同公演で観て気になっていたアガリスク。本公演は初見。「ナイゲン」が好評だったようで、同じ会議物なので期待したがエンタテイメント感満載で楽しめた。登場したキャラクター(特に先生側)は定石通りでいかにもいそうな人物が配されているが、俳優陣の演技がキャラをさらに際立たせていて楽しい。(特に村松先生)

笑いの面でいうと、賛成数確保のための入れ代わり立ち代わりの懐柔策が「ヒューマンコメディ」とでもいおうか、人間味あふれる笑い。議決を遅らせるための牛歩戦術が「ナンセンスコメディ」的なバカバカしさ。ラストに向けてテンポアップする校長室に両者が集結する場面がちょっと「ドタバタコメディ」チックな感じ。一つの笑いで押し通すコメディはたまに観るが自然な流れの中で笑いを変化させていく芝居はなかなか観ることがない。

また生徒会顧問でありながらあまりやる気のなかった塩原が後半積極的に生徒会に関わっていく様、菊池に従い頼りなかった同じく生徒会顧問の川添が成長し逞しくなっていく様、また生徒会長として最後まで意見を曲げなかった熊谷など、ドラマとしてみても楽しめる作品になっている。最後はちょっとすんなりお互いに譲歩して決着した感はあるが、劇団名通り、エンターテイメントとして楽しめる、今後観ていきたい劇団が増えたなという感じです。

温羅の千年~もう一つの桃太郎伝説~

温羅の千年~もう一つの桃太郎伝説~

演劇集団ザ・ブロードキャストショウ(SABカンパニー)

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

断然面白い!
やっぱり、大所帯のお芝居は面白い!
2時間は、あっという間に過ぎました。

「想い出のグリーングラス」に続いての観劇でしたが、こちらの方が断然面白かった。
再演を重ねて4度目ですか、それだけの価値あるお芝居でした。

ネタバレBOX

詳しくは、自ブログに書きました。
http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12015375008.html
よく喋るマダム達は、パクチーより食えない

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/04/08 (水) ~ 2015/04/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

見てきました(*^^*)
とても面白かったです。最後は感動もあり涙している人も!

本当にマダムはパクチーより食えないです(笑)
是非シリーズ化を期待したい!!

DRUMMING(ドラミング)

DRUMMING(ドラミング)

Rosas

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/18 (土)公演終了

満足度★★★★★

コンテンポラリーダンスって何?
と、私と同じように思っている方たちにぜひ見てほしい。音楽に合わせつというより、音楽に身を委ねる感じがきっとコンテンポラリーダンスだと思う。見る側も好きなように考えながら(波だな、とか、蝶の戯れかなとか、渋谷のスクランブル交差点みたいなのもあり)見て楽しんでほしい。音楽、というかほとんどリズムだけみたいだったけど、素晴らしかった。最後にミュージシャンを紹介してほしかった。上演時間約1時間、2階からの観劇がおすすめ。

黒い森の赤い乙女 re=birth

黒い森の赤い乙女 re=birth

東京パノラマシアター

あうるすぽっと(東京都)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

女性向けかも。
パノラマさんは初見。全キャストが女性で構成されており、赤ずきんの新解釈についての考察も興味深いものがある。ただ、僕が男性であるという点で、いささか感情移入できない部分が多くあった気がする。
一緒に来ていた友人の女性は大変共感していたようなので、女性には大変共感を得やすい作品になっているかなと。

ひとりでみるより友達と一緒に観るほうがおすすめです。
今週末までやってるので、興味のある方はぜひ。

星3ですが、今後に期待を込めて4。

ネタバレBOX

ネタバレ。要注意。


赤ずきんを独自の視点と考察で、80分休憩なしのダンスが展開していく。
主宰の方の考察は、パンフレットに詳しく書かれているのでここでは省きます。

ダンスパートの演出・構成は、素晴らしい。
あと、全体的に色を意識して作りこんでるのは必見です。
時間を感じずに最後まで見れたのは、お見事。


個人的に気になったのは、
前半のストーリーテリングがちょっと微妙だったのと、
ラストに向かって、いきなりユーミンはちょっと選曲が気になった。

赤ずきんの文章を引用するのは、別に気にしないんだけど、なんか予想よりセリフというか、そんなにしゃべる必要あるかなー、と思ってしまった。

誰でもある程度は知ってるという題材だったので、あらすじを淡々と言われるよりも、もう少し言うポイントを絞った方が観やすかった、気がする。


初見ということもあって、パノラマさんはどういう選曲なのかはさっぱりですが、今回の作品の前半は音楽に意味はあまりないものが多かったように感じます。どっちかというと世界観を壊さないように雰囲気重視という感じ。

そのまま最後までいっても良かったのではとですが、まさかのユーミン。

ここは意見の分かれそうなとこなので、控えますが、
んー、そのままラストまで突っ切ってくれたほうが僕は好きだったなぁ。



土砂降りぶりっこ

土砂降りぶりっこ

ピヨピヨレボリューション

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

女子力
この回はヲタ芸の勉強もできました。

ネタバレBOX

お芝居と、「前園あかりのヲタ芸講座」付きミコトライブの一日復活ライブ。

お芝居は、住民を虜にして砂山を掘る土木作業をさせている北の魔女と作業の邪魔をする南の魔女の対決のような、そのうち住民は砂埃かウイルスの影響でぶりっ子病に罹って倒れたところを、魔法使いになりたくて南の魔女に弟子入りしていた少女が魔女水を飲んで2,000メートル級の砂山を消滅させて解決したのかな、そして尊敬できる女性は年を取っても魅力があるのですよと魔女の心を開かせる、緩くて単純な割にはややこしいストーリーでした。

胸の谷間を強調する魔女を始め、女子の魅力がいっぱいでした。と言うか、それだけという感もありました。そのような中で、元ミコトライブのメンバーで、幼い顔して物凄く元気で、ベテランの域に達しているかのように堂々とした立ち振る舞いで主役を張った東理紗さんが素晴らしかったです。

その東さんも入ってのライブには元ミコトライブのファンが大勢来ていて凄い声援に若干引き気味でしたが、前園さんのヲタ芸講座でOAD(オーバーアクションドルフィン)やPPPH(パンパパンフー)を教えてもらうことができて勉強になりました。
春、さようならは言わない。【当日券若干数販売しております】

春、さようならは言わない。【当日券若干数販売しております】

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

歌に対する愛情が満ち溢れるような傑作
シャンソニエの歌姫(?)が語るシャンソン部を創設した静岡の高校生たちの物語。
あれこれ思いを巡らせるあまり意中の相手に想いを告げられなかったり素っ気ない態度をとったり、な不器用な高校生達がいとおしく、自分の経験を思い出したり。
また、使われる…と言うより歌われる曲(4人編成のバンドの生伴奏での生歌)も物語の流れに沿って活かされることが多く、その歌の魅力を引き出している感じ。
井端珠里嬢が「愛の讃歌」を原語で披露することに意味があるのも巧み。
物語の中心となるシャンソン部の高校生たちは実年齢がもっと上の役者が演じているが、芝居のウソでそれらしく見えるどころでなく「実際にいそう」レベルにまで見えたのはσ(^-^)がそれだけ歳をとったからか?(爆)
そんなこんなで、歌に対する愛情が満ち溢れるような傑作を堪能。

舞台版 うしおととら第三十九章「業鬼」/第四十章「記録者の独白」

舞台版 うしおととら第三十九章「業鬼」/第四十章「記録者の独白」

シアターOM

シアターOM(大阪府)

2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

年齢、個性、演技、 幅の広い役者陣
「業鬼」 㟽の闘い閉ざされた心が強さ、 潮に出来るのか、(存在感がある演技です)

「記録者の独白」 今までの物語を振り返る そうそう その頃から「うしおととら」を観始めたんだ あった あった、

正直初めは、雰囲気に戸惑ったが、年齢、個性、演技、 幅の広い役者陣、観れば観るほど面白くなる。 連続もの罠にはまってしまった。

ノブナガ

ノブナガ

スタジオ踊劇舎

AI・HALL(兵庫県)

2015/04/11 (土) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇と本格的なバレエ、どちらも楽しめた♪
小中から幼稚園位の小さなお子さんを連れられた家族連れで、ほぼ満席。
上演時間120分の間、なかなか良くできたストーリー(再演との事)で、小さなお子さんも飽きずに楽しみながら観劇していた。
そして存分に本格的なバレエも拝見。
こんなにもバレエって多彩なんだ…、と思うぐらい、120分の間、手を変え品を変え、多様な踊りが繰り出され、本当にバレエを堪能できました。
面白い観点から信長を捉えたストーリーはワクワク感満載で、演技もしっかりしていて、且つ、本格的なバレエも楽しめ、満足でした。

宴

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

Bを観ました
突飛な設定(吸血鬼の館に閉じ込められた人々とか)で行われる会話劇という趣の短編が続きます。一見してキラキラした作品かと思いきや、なんとなく主流じゃない人への屈折した眼差しを感じる独特のコメディでした。視覚的にも美しく、当たりの劇団さんだと思いました。

他の方も書いていますが、個性的で魅力的な演者さんが沢山出ています(ネタバレボックス)。一人何役もやっている上にテンション高めの芝居(会場の爆笑が続くような芝居なので)、バタバタ感はあります。合間のブルー転換でわざわざハケを見せてるのは何でだろうとは思いました。ただダンスやコミカルな演技に弾けるような言葉の応酬はたのしく、良い時間を過ごしました。

ネタバレBOX

永渕沙弥さんは、アムリタなどでも観たことがありますが、本当にカメレオン女優さんですね。こなせない役があるんでしょうか。幸不幸ミスマッチは本当に難しいお芝居だと思いますが、すごく自然で(自然に演じるのすら難しいはず)たのしく観れました。天使の話もそうですが、設定が難しい役を難なくなりきっておられる感じが他の女優さんに無い個性です。絶世の美女から、負け組み的な××まで!必見ですね。カツアゲされたと思い込んで逃げるとことか、マンガの表現みたい。それを実写でやって違和感ないのは凄いです。

倉持さん。間合いやセリフの言い方全てが面白い!この人が出てくるだけで笑ってしまいました。すごい役者がいるんだなぁと。知らない方はまだ沢山いるんですね。大好きでした。一番好きだったかなー。

葦田京喜さん。白米少女でみた絶世の美女!(昭和の映画スターのような)。この方、こんなに演技うまかったんですね。三本出てらっしゃいましたが、表情のつくりや立ち振る舞いが別人。他の2ポストでも書かれてますが、こんなにコートを翻す姿が様になる女優はいないです!表情もすごく重厚で劇画みたい。この人が動くと皆が目で追っちゃうみたいな。だから、お話の結果は、えっバンパイア?いや?えっ?うそー!的な。この人の存在感と言うか場の支配力がすごい。個人的には、お母さん役が好きでした。後ろに白い光が見えました!あまり最近舞台に出ていないようですが、気になる女優さんです。

中田暁良さん。小劇場にいてはいけないのでは?と言う爽やかなイケメン。すごい品がよい雰囲気の方なのに、幅広い役(悪ふざけ・ヨゴレ含む)を演じておられ、技術に感心してしまいました。この方が主演のストーリー芝居をぜひみたいです。深みがある、まだ見せてない影があるのでは、と言う想像の余白が一番ある俳優さんでした。

みやでらみほさん。この方、一見アイドルっぽい見た目だしまだハタチそこそこ(高校生?)にしか見えないんですけど、全然年齢が違う役をキッチリ作り込んで作っていて、すごいなと。女優でした。全身で演技をするので、思わず目がそっちにいってしまいます。この方は今後どんどん大きいところに出て、売れていくんだろうなーと思って見てました。幼児役は、あの役をやれる舞台度胸もすごいかな。。
再生ミセスフィクションズ

再生ミセスフィクションズ

Mrs.fictions

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

今更ながらですが面白かったです
短編4本、すべて初見でした。
こちらの団体は何度か拝見してますが、
ほのぼのとした、
でもちょっとまどろっこしい会話のやりとりが好きです。

各々15分でしたが、無駄のないつくりで、
でもこれを長編にするのは野暮なんだろうな…と思わせる
良作たちでした。
特に2作目が心を揺さぶり、涙腺を刺激しました。

エレベーターで受付にあがったあと、
階下での並び順を再現させる為に、
数人で区切ったうちの後ろの人を先にエレベーターに乗せれば
受付の並び復元もスムーズになるかなぁと思いました。

ネタバレBOX

>ねじ式(未来篇)
同名タイトルのマンガが関係してるのかと思いきや。
会話のなかで「安藤さん」が何者なのか
いいタイミングで判明するところが巧いなぁと思いました。
人間らしくなっていく「安藤さん」に対して
人間であるはずの岡野さん(役名失念…)のほうが
ロボットに見えてしまう瞬間もあって不思議でした。
ほんのり、老人介護的な空気を感じてみたり。


>お父さんは若年性健忘症
父が忘れてしまうことが考えの中心になっている娘と、
「私を忘れても、また私と恋に落ちてくれる彼」を楽しむ妻。

結局怒っても悲しんでもお父さんの健忘症が治るわけじゃないし、
あるがままを受け入れ
そこに楽しみを見いだす生き方を見習いたいと思いました。
夫も妻も、どちらも幸せそうで。
「…マル○ツだけど」という言葉にあるように
妻も夫につきあいつつ
けして現実逃避をしているわけじゃないんだなあ、と。
そのあたたかい愛の形に号泣しました。
「健やかなるときも病めるときも」という
結婚式で誓う例の文言が私の頭の中をぐるぐるまわりました。

父と母が買い物に出たあと、
夫婦マグを「ちゅー」させる、娘の祝福の仕方も好きでした。


>東京へつれてって
ホームレスになった男性と、
彼にずっと恋し続けて今も現在進行中の「小桜」ちゃんの会話、
どれも決定打になりそうでならない感じ、
でも前進はしてるはず、という二人の距離感が
可愛らしくてキュンキュンしました。

ラスト、無人になった「あの場所」を描くことで
「東京で二人は
 贅沢ではないかもしれないけど幸せにやってる」
と、こちらに感じさせてくれるのが秀逸だと思いました。


>まだ僕を寝かさない
怪談をしていると、いつのまにか誰かが一人増えている…
というのをとっかかりに、
いつの間にか会うことがなくなってしまう
学生時代の友人達の話にシフトするのが面白かったです。
最初は「男子、バカなことばっかりやって~」と、
楽しく眺めていました。

「いつの間にか」の怖さや寂しさ、やりきれなさ等を
フッと舞台上に持ってくる「僕(岡野さん)」の表情が細やかで、
特に野口オリジナルさんとの会話シーンが好きでした。
これは過去じゃなくて思い出との語らいなんだな…と。

過去の蓄積が現在の自分をつくっているのだなと
あたたかな気持ちになりました。
Angry 12

Angry 12

ワイアールジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2015/04/07 (火) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

Bキャストを観劇。
元作品「12人の怒れる男」は
タイトルと陪審員の話だということしか知らずでしたが、
それ以上の予備知識は不要でした。

有罪に「合理的疑問」を持った陪審員8号の発言に対しての
ほかの陪審員達の反論を見ていて、
彼らの過去やだいたいの性格、
職業などが推測できるのが面白かったです。
同時に
「私たちは冷静に物事を見ているようで、
 実は色眼鏡越しに見ているのだなぁ」とも思わされました。
それは自分の今まで生きてきた境遇などから培われたもので、
判断基準として使えば有用だけど、
一歩間違えると偏見になるのだなぁ、と。

陪審員と裁判員は違うのでしょうが、
自分がこういう場に立ったとき、
冷静に、客観的にいられるだろうか…と考えてしまいました。

時間が有ったらもうひとつのチームも観てみたかったです。

ネタバレBOX

最初のうち、各人物が同じ声量で雑談するシーンがあって、
そこがすこし騒がしいなぁと思いました。
各々のキャラクターが分かった2回目観劇なら、
あのシーンで発言が聞き取れて
楽しく観れたのかもしれないなぁと思いました。

息子と喧嘩別れした過去があり、
その感情を(息子と同年代の?)被告人の少年にぶつけて
鬱憤はらしをしている節がある陪審員3号が、
自分の発言で墓穴を掘ったり、
人の尻馬に乗っていたりしているのが
端から見ていて滑稽で思わず笑ってしまいました。

被告を「そういう人種だから有罪」と決めつけていた
陪審員10号が、後半にわめき立てるシーンでは、
周りの人が(血の気の多そうな7号までも…)
彼女を見ないように目をそらしたり背を向けていて、
一人が激高することで周りが冷静になる、みたいで印象的でした。
彼女もその後冷静になっていて、
「感情は言葉に出すことで
 自分でも客観視できるのかな」と思いました。

激高しても丁寧な(教科書で学んだ通りの?)口調を維持して
片言っぽいしゃべり方をしていた移民(11号)。
彼女が作中で発した言葉に、人が人を裁くことの重みを感じました。
『スカイ』 次回ノーチラスは7/24(金)~29(水)

『スカイ』 次回ノーチラスは7/24(金)~29(水)

シアターノーチラス

シアター711(東京都)

2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

乾いた風が吹いているような感覚でした
「UFOを呼ぶ会」の会合の現場に
集まった人たちのやりとり。

登場人物の誰もが欠点(人間関係を壊しそうな要素)をもっていて、
会話の中で今にも破綻しそうなギリギリの空気感がありました。
どこで壊れるんだろう、何によって壊れるんだろうと
少し意地の悪い視点で観ていました。

淡々としていましたが、
ざわざわする感じをラストまで維持していて、着地点もあったのでホッとしました。

ネタバレBOX

ドクター@高島さんが、
本心を見せない、善悪の区別がない怖い人なのかなと思わせつつ、
実はいじめられっこだった過去などが明かされて、
子供の時に信じてもらえなかった「UFO目撃」を
大人になって
方法を変えて叶えているような気配を感じさせていました。
ラストシーンの、ヒロインの言葉を聞いてはっとした表情は
寂しがりの少年のようでした。

青のストライプ@木村さんの
「一人にしちゃだめな人の傍にいるだけ」という言葉に始まる
ドクターに対する微妙な感情に同調しました。

ドクターのほか、
チョークも別件のいじめの話題に関わっていましたが、
特にそこが繋がることもなく、
ほかのメンツの過去も別段繋がらなかったのが
現実的だけど「作品」としては個人的に物足りなかったかな…
(ちょっとした奇跡、みたいな展開を期待してたのです)

こちらの団体は初めて観劇なので、
そのドライな感じがウリだったのかもしれないなぁ…と考えています。

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