最新の観てきた!クチコミ一覧

86781-86800件 / 189748件中
ネコ駅長の長い一日

ネコ駅長の長い一日

東京印

小劇場B1(東京都)

2015/03/31 (火) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぜひ観て欲しい!
大好きな東京印のお芝居。今回は色々な年代の色々な立場の方が楽しめる作品なのではないかと思います。いつもの東京印のテイストもありつつ、しかし今までとは少し違った新たな魅力も!作演出の長戸さんの世界観をたっぷり堪能してきました。
このB1という劇場は客席が二方向にあるのですが、運良く初日、二日目と別方向から観劇することができました。すると、観る角度によって見える役者さんの表情がガラリと変わって、感情移入する役が全然違う人になるという面白い発見が!お芝居自体も、二度目に観ると様々な伏線に気付けてより楽しめました。
このお芝居、この劇場は、複数回観ることをオススメします(笑)

シキサイ

シキサイ

裏庭巣箱

スタジオ空洞(東京都)

2015/02/12 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

観客それぞれの心にストーリーを生じさせる作品
重篤な症状で入院している女性を中心に据えた作品。
ストーリーを語るのではなく「観客それぞれの心にストーリーを生じさせる」的な?
その意味でダンス・パフォーマンスにも通ずると言えよう。台詞などがある分、具体的ではあるのだが。
よって「さぁ、楽しませて貰おうか」と受身で見ていてはよくワカらないのではないかしらん?
σ(^-^)は「アレはそういうことの表現か?」と想像力をめぐらせながら観て「アタマの体操」を楽しんだのだけれども。
そんな風な抽象的表現もありつて、読み解くヒントもちゃんとちりばめて(=ルールをきちんと提示して)「ワカる客にはワカる」ようにしているのが巧み。
ある意味では作家と客の「智恵競べ」かも?
なお、女性を取り巻いている「白い人」たちが何なのかを序盤で観客に悟らせる方法や終盤での「死」の表現、ラストの蓄光の淡い光などが特に印象的。

遺産遊戯!

遺産遊戯!

team☆G-VA

小劇場 楽園(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

全体になかなか力技的な
舞台でした。なんとなくストーリーは先読みできるのだけれど、力のある俳優さんたちのテンポのいい台詞や演技など、舞台に引きずり込まれました。子供達や母親の、お金を巡ってのありきたりな設定がちょっと残念だったけれど、祖母の切れのいいセリフがそれを救っていた。お父さんの影の薄さも妙にリアル。しかし、あの遊戯でお金を巡ってこじれにこじれた家族関係が良くなるかどうかはちょっと疑問の残るところ。なんとなく大団円にもっていってしまったな~、とこちらもちょっと力技的。でも、とっても楽しめる舞台でした。3Dプリンタの新しい使い方が斬新!

満州戦線

満州戦線

タイニイアリス

タイニイアリス(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!
競演 東西南北 AliceFestival 2014の一環として劇団コルモッキル(fromソウル)を招聘し公演したもの。
当日配布のパンフには、現代韓国人のルーツを探る、苦く痛烈なブラックコメディ...との謳い文句が印刷されている。
公演の印象としては、”親日”的であり、戦時中はそうであったのか、という疑問も残るほどだ。同時に、現在の日本メディアによる韓国の日本に対する反日報道に違和感も覚えた。

本公演は観応えがあり、2回劇場へ足を運んだ。2回目は「競演 東西南北 AliceFestival 2014」の最後の公演にして、実質的なタイニイアリス閉館公演になっている。

上演は韓国語であるが、舞台上部に日本語字幕が映し出される。

ネタバレBOX

当日パンフから...1943年3月、満州の首都、新京。 朝鮮から留学し、満州国陸軍軍官学校(実質的に大日本帝国陸軍士官学校)を卒業した飛鳥(アスカ)の卒業を祝うために朝鮮人の友人たちが集う。彼らは満州でそれぞれ患者を診療し、詩を書き、キリスト教を布教し、市役所の公務員として働きながら暮らしている。
卒業祝賀パーティーの最中、飛鳥の妹がコチュジャン、朝鮮味噌などを持って朝鮮からやってくる。しかし、彼らは、祖国独立のために闘う独立運動家たちを匪賊と呼んで憎悪したり、朝鮮の味噌壷は虫がわいて非衛生とこきおろしたり、不倫がばれリンチにあっても日本人と結婚し後ろ指さされることのない日本人の子を生み育てたいとを願ったり...。

そのようなストーリーに、「同期の桜」「君が代」、「旭日旗」「軍刀」「御真影」という極めて日本を象徴する歌や形が道具として使用されていた。特に軍歌や軍旗(現在も使用している)をイメージするものを登場させていることが、現代韓国で上演される場合にどう受け止められるのか...そんな思いもするような公演であった。

そこには逆説的に、日本に対して歴史認識を鋭く突きつけたのでは...そんな思いもするような芝居であった。
いずれにしても考えさせられる内容であり、観応えがあった。それは構成もさることながら役者の演技力が素晴らしい。実に軽妙・重厚という使い分けが良かった。

素晴らしい公演をありがとうございました。
演劇集団/反(韓国)「家を去って」

演劇集団/反(韓国)「家を去って」

一般社団法人 日本演出者協会

タイニイアリス(東京都)

2015/03/14 (土) ~ 2015/03/16 (月)公演終了

満足度★★★★

「家を去って」...また来日して観せて!
競演 東西南北 AliceFestival2014 の一環として演劇集団 反(fromソウル)を招聘し公演したもの。
公演はギリシャ神話をモチーフにした悲喜劇のような話。舞台構成はプロローグ、エピローグと6場から成るが、”場”における時間の長さは随分と違う...そこに描きたい思いの軽重と、それを特長付ける演出の妙があった。

さて、公演の中で印象に残るセリフとして、人間は色々なことを考えるから”戦争”をおこすのだと...。その対比になろうか、人間は考える葦である...という言葉も有名ではないか。

上演は韓国語による。

ネタバレBOX

物語は当日配布のパンフから...ギリシャ神話に託して始まる。自殺した娘の命日、家に居なかった父親が失職して7年ぶりに帰ってきた。そこには、他の男を愛した妻と娘、拳銃を持った息子がいた。家に巻き起こる激しい波風は家族のすべてを破壊し、一人残った息子は家を出て行く、まるでオレステスのように...アガメムノン王、娘のイピゲネイア、そして王の息子オレステスが想起できる。

話は過去に遡る...母と娘は同じ男を愛してしまい、娘は愛した男を撃ち、自殺する。この部分は回想シーンとなっている。そして父親は家に居なかったのではなく、閉じこもっていた...邂逅シーンは最後の6場で怒涛の如く明らかにされる。
この回想シーンを具体的にしているのが2場と5場であり、その間の3場と4場は神話を比喩した芝居になっている。このストーリーは、具体的な場と観念的な場を上手く観せるという演出の巧みさによって印象付が強調された。

本当に面白い公演をありがとうございました。
伯爵令嬢マリツァ

伯爵令嬢マリツァ

東京オペレッタ劇場

内幸町ホール(東京都)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しめたオペレッタ...
なんとも直情的に描かれた話...作曲:E.カールマーン 原台本:J.ブランマー&A.グりューンヴァルトで、訳詞/台本:角 岳史 氏である。

ピアノとヴァイオリンの美しい音色にあわせ、情熱的な愛の物語がはじまる。

ネタバレBOX

内幸町ホールという観客が舞台を身近に感じることが出来る手頃な空間で繰り広げられる、熱い恋の物語...借金で無一文になった若き伯爵タシロは、妹の結婚持参金を得るため、身分を隠して農園の管理人として働いていた。農園の主人である伯爵令嬢マリツァは財産目当てに近づいてくる男にうんざりしていた。しかし、真面目に働くタシロが気になり、恋心が芽生える。この二人を中心にマリツァに想いを寄せる男爵やタシロの妹リーザが絡み、コミカルな恋愛物語が進む。

出演者の歌声はもちろん素晴らしいが、それと同じくらいに演技が楽しめた。さて男女の恋の駆け引きと情熱的な訴えは、作品を大いに盛り上げ魅力的なものにした。

次回の公演も楽しみにしております。
遺産遊戯!

遺産遊戯!

team☆G-VA

小劇場 楽園(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

スピード感
が凄かった。1時間50分ほどなのにあっという間に感じるくらい。
最後に落ちがあるのが、お金に係りすぎるとろくなことにはならないなと
いう教訓になりました。

ネタバレBOX

最後上手くまとまっていたが、家族皆腹黒く、自分だったらもう一緒に暮らせないなぁと思ってしまう終わり方だった。
ABCDEFGH

ABCDEFGH

ENBUゼミナール

シアター風姿花伝(東京都)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

糸井ワールド
どうしても羽衣のステージと比較して観てしまいますが、今回のような場合は、違いがあったほうがいいのか?同じような世界を作り上げていたほうがいいのか?どっちなのでしょうね!?感想としてはしっかりと糸井ワールドは作られていましたが、細かい部分での積み重ねで羽衣とは差があるのかな!?と、感じてしまいました。

遺産遊戯!

遺産遊戯!

team☆G-VA

小劇場 楽園(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかった
遊戯というからにはどんな遊びかと思っていたのですが・・・
すごくよかった。
でも、お金は怖いですね。

家族という名の鎖

家族という名の鎖

HIGHcolors

「劇」小劇場(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

迫真の演技で
物語に引き込まれました。(実際はあれ程酷い家族を知りませんが...。)時間の経過が短く感じられ、いろいろと考えさせられた芝居でした。


ロスト・セブンティーン

ロスト・セブンティーン

私立ルドビコ女学院

サンモールスタジオ(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

花瓶は倒すし、ドアは壊すし、
エイプリルフールもありました。

ネタバレBOX

歌とダンス、ダメ出し等もあったイベントでしが、そのうちの演劇部のお芝居について言うと、10年前文化祭で演劇部が中止した演目を万難を排して演じることで未来が変わり、今は学院のシスターとなっている二人小渕先生と福山先生が仲直りをする話。

現在と過去を行き来したことで、10年前に行方不明になった少女が10年前に戻ることができましたが、その代わり当時の小渕がいなくなったことになったのかと考えると結構難解な頭の痛くなるストーリーでした。

小渕役の郡司みわさんが上手のドアを壊してしまいましたが、途中の桜木さやかさんこと阿久津先生によるダメ出しタイムに直すことができ、意外に有意義な時間だと感心しました。

花瓶が倒れたまましばらく放置されていたのは残念でした。
本気(マジ)で恋愛(ラブストーリー)やろうとしたら、困難(こんなん)できました。

本気(マジ)で恋愛(ラブストーリー)やろうとしたら、困難(こんなん)できました。

Marmoset

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度

何これ・・・
観劇をするようになって10年。

初めて、途中で「帰りたい・・・」と思った作品。(お目当ての役者さんがいたので、なんとか途中退席は避けましたが・・・そうでなかったら、たぶん、途中退席していたでしょう・・)

恐らく、もうこの団体の作品は観ません。

かぞくや

かぞくや

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2015/03/25 (水) ~ 2015/04/01 (水)公演終了

満足度★★★★

えびチーム観賞
見ている間に自然と笑みが出るような、心温まるいい作品でした。
金子役の突拍子もない行動(舞踏、犬役など)がちょっと異質でしたが…
初めから最後まで楽しく、心がリラックスできました。

遺産遊戯!

遺産遊戯!

team☆G-VA

小劇場 楽園(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです
話はわかりやすいというか、あらすじの文章とタイトルから想像できるので
だいたいそのように進みますが、やりとりが面白いので、最後まで気持ちが途切れずに見られましたね。
ただちょっといつもより長いかなーと思います。

ネタバレBOX

展開よりも演技の台本を書かれた、というのを拝見しましたが、展開も面白かったと思います。
確かにいつもみたいに驚かされるということはなかったですね。
こういう系のははじめてみましたが、台詞がところどころ、歳岡さんらしさを感じました。
たまにはこういうのもいいですが、やっぱり好みで言えば
やっぱりいつものコミカルサイエンスフィクションの方が好みですね。
ちょっとこのメンバーでいつもの感じを見てみたいとも思います。
早割りで見たので2000円でこのレベルの舞台が見られるのはすごくいいんじゃないでしょうか。
由紀子役の方とカリン役の方が魅力的で、歳岡さんももうちょっと出てほしかったですね。
マーベリックでいつも拝見する草野さんがいつもの感じで場を締めていて妙な高揚感を感じました(笑)
この劇場では何回か見てますが役者さんが劇場を使い慣れてない感じはしましたね。
十二人の怒れる男たち

十二人の怒れる男たち

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2015/03/25 (水) ~ 2015/03/31 (火)公演終了

満足度★★★★

ザッツプロデュース公演
俳優らしい俳優を取り揃え、その競演ぶりを楽しんでもらうのが料金の内実である公演。俳優とて人間、演技がうまくても付き合いのそう無い人と技術のみでアンサンブル醸すのは中々困難だ。逆に技術がなくても集団としての緊密さが濃厚な舞台空間を作り上げる事もある。このどう足掻いてもインスタントさを免れないハンディを、埋めるだけの技量、存在感を持つ俳優ゆえに成立するのが、逆に言うとプロデュース公演。そういうものである事を感じる舞台だった。平均年齢は高い。演技は新劇に属する。作り込んで自然に見せる演技が、日本でないアメリカ、しかもちょっと古い時代のお話に、合っている。陪審員の密室協議の劇だから設定上は一期一会、従って俳優たちの実際の状況(一定期間おつきあいする事になった)に合致するが、その事が「活用」されていたりするかと言えば、ない、というのが新劇的演技のそれたる所以なのだな、とも感じる。定番のような演技で、舞台の世界を成立させ得ていた要素が、俳優のオーラ、存在感。もっとも技術を駆使するよりは、スタニスラフスキーシステムの薫陶を潜りきってる人達だから「リアル」である事が目指されている模様だ。実はこのリアルには予め限界設定がある、そういう新劇系の所作には先が見える感が漂うものだが、それでも見入ってしまうのはこの優れた戯曲の顛末をやはり追ってしまうからだろう。そういう客の心も踏まえた分りやすい演技、気味の良い演技が目指されていた、とも言えるかもしれない。台詞を食って「しまった」的な仕草がつい出たり、これは決めていたしぐさで自然の流れに任せたのではないな、とか、限界も見えたが、追わずにおれないのがこの「十二人の話」。そこは堪能したし、老練の域に達する俳優たち(ばかりでないが率が高い)が台詞も噛まずテンポも弛まず見せる熱演には、芝居そのものとは別の意味での感慨を起こさせる。これもまた演劇なるかな・・?

太陽がいっぱい2015

太陽がいっぱい2015

株式会社クリエイティブアーツ

シアター風姿花伝(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★

初日
あらすじは読みましたが 
「え゛ こんななん?」
いい意味で 裏切りの連続でしょうか
笑いも シリアスも なんでもありの舞台でした

家族という名の鎖

家族という名の鎖

HIGHcolors

「劇」小劇場(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族
家族、その絆(鎖)を考えされる舞台でした。
奇抜なお話ではないですが、逆に、日常を通して、テーマがうまく表現、演じられていました。

現代能楽集 クイズ・ショウ

現代能楽集 クイズ・ショウ

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2015/03/20 (金) ~ 2015/03/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

 知の鏡
我らの時代の不安を、その拠って来る所を、質疑という形を通して問う作品と捉えて良かろう。

ネタバレBOX

 我らの時代の不安を、その拠って来る所を、質疑という形を通して問う作品と捉えて良かろう。例えば、アメリカナイゼーションでしか無いものに、グローバリゼーションと言う名を意図的に間違って与え、アメリカ一国の利益を最大限追求する為に、あくせく働きまわるサラリーマンや正答し続けなければヘブンと名付けられた居場所から奈落へ落ちる他無いかのような設定は、我らの現在のシチュエーションのカリカチュアである。また、イスラエル、欧米露中の国家テロの犠牲となり続けるイスラム世界の本来の姿を提示したシーン、この植民地で現在、アメリカの犬どもによって行われている教育の右傾化などを描いたシーンなど、見るべき所をキチンと見、作品にさりげなく取り込んでいる点は、流石である。
 我々が体験してきたように、実際に多くのクイズ番組が組まれ、視聴率という点でも、面白さという点でも、そこで出される質問や賞品にも、時代や人々の暮らしを反映してきたという事実のみならず、質問と答えという形式は、知の基本的な形を示している。このことから、こうした様式が持つ普遍性に迄考察範囲を広げ、TV・ラジオなどのメディア以外の知の形として普遍化した上で、複式夢幻能との類似を挙げて、演劇にはそれほど馴染みのない観客にも、それとなく諭しながら物語を展開してゆくシナリオの上手さ、クイズ形式に仕込まれた設問と答えを通して、一般の日本人が、洗脳されている諸問題、しつこいようであるが、もう一度挙げておくと、教育の右傾化(ナショナリズム、集団的価値感の強制など)イスラム誤認(例えばイスラム教徒とテロリズムのリンク。正しくは、常にキリスト教徒がイスラム教徒に攻撃を仕掛け、イスラム教徒は自衛の為に闘ってきた。現在でも、自爆攻撃の根底にあるものは、占領と植民地化への止むに止まれぬ抵抗という運動である。
 ただ分かり難いのは、殊に1989年以降、大きく変化した世界情勢の中1991年にソ連が崩壊、唯一の超大国となったアメリカによるユニラテラルな強権支配によって、国連、世銀、IMF、アラブ連盟、EUなどが更に変質させられ、アメリカの情宣の道具やアメリカ一国の国益を実現する為の機関と成り下がり、結果、世界の正義、公正などの最後の片鱗さえも失われたことにより、また9.11をホロコーストと並ぶ人類最大の虐殺事件と喧伝することによって、他の多くの虐殺事件を隠蔽し恰もアシュケナジーとアメリカのみが、大事件の被害者ででもあるかのような演出を施して、既に行き詰まっていたパレスチナ問題を梃子にイスラムフォビアを蔓延させた上で、自分達が育てたビンラディンらを匿ったとして、タリバーンが実効支配していたアフガニスタンを攻撃、その後はイラク戦争を起こして、サイクス・ピコ協定によって英仏ロによって分断された不自然極まる国境を持つ中東のかさぶたのような均衡を破ったわけだ。一応言っておくと、イスラム国となった組織は、英米を中心としたイラク侵略が齎した結果であるのは、キチンと情況を観ている者にとっては常識であろう。シリアにしても、イスラエルの脅威となり得るという判断の下にアンチアラウィー派を支援した結果、現在大きく分けただけでも三つ巴の内戦状態になっているわけだ。無論、イランの“核”問題も同根である。自民党の馬鹿共、少しは世界情勢を研究せい!!)書きだすと、まだまだ問題が山積しているので、これぐらいにしておくが、こういった仕掛けが、作られることで、イスラム教徒の印象が悪くされていることは、実際に彼らと付き合ってみれば間違いであるということが分かる。まあ、イスラエルと付き合いのあるイスラム諸国の為政者は、国民の意識と随分乖離があるが。それは、日本も同じだろう。アメリカの犬に成り下がった国民ばかりではない、ということだ。

 
本気(マジ)で恋愛(ラブストーリー)やろうとしたら、困難(こんなん)できました。

本気(マジ)で恋愛(ラブストーリー)やろうとしたら、困難(こんなん)できました。

Marmoset

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度

演劇人以前として社会人としての意識を。
前の方も書かれてましたが、開演をおしてるにも関わらず何事も無かったかのようにお芝居が始まった、今まで見たことのないような団体でした。

辛辣に書かせて頂きます。

座席案内係としていた方(逆キャストの方?間違っていましたら申し訳ありません。)はほとんど機能しておらず、ただいるだけの印象でした。
そもそも開演がおしてるのは誰しもが気づくはずだから、「開演が遅れて申し訳ありません。」の一言くらいあって欲しかった。そういう心配りは演劇人として持っていなければいけないのでは?

そしてカーテンコールでも謝罪無く、『写真とって宣伝して下さい!』と訳のわからないことを言い出す始末。

そんなこんなで終演後、面会と称してキャストの方々が終演後出てきて写真を撮ったりと和気あいあいとした雰囲気。大体見てきた舞台でこんな感じだとカンパニーとして良いお芝居を作ろうという心意気が希薄なところが多いですし、今回もそう見えてしまいいました。意外と見てる客は冷ややかに見てますよ。

そんないきさつがあってからお芝居を見せられても内容云々、感想なんて書けません。

今のところこちらの団体様の舞台は2度と見に行きたいと思いません。

演劇人として以前に社会人としてのマナーを主催の方々、そして板の上で芝居で代弁する役者の方々、全員に持って頂きたいです。

改善する意識があるのであれば明日からでも結構ですので宜しくお願いします。

ネタバレBOX

あくまでも個人的意見を書きますが、一応感想書きます。


内容、脚本的には深夜アニメにありそうな内容でした。最後の最後のオチは個人的には好きです。

肝心のお芝居ですが、開始してから1時間半くらいまででしょうか、会話が全く頭に入ってこなかったです。私の処理速度、理解力も無かったのかもしれませんが、凄く違和感のある会話のテンポ感で、言い方は悪いですが一昔前の高校演劇を観てる感じ。
心の通った台詞の掛け合いが全くなかったので、どのキャラクターにも「共感」が出来ませんでした。そういう演出だったからなのかもしれませんが、会話が不自然すぎて、演者が下手くそに見えてしまいます。

個人的に嫌いだったのが、2.5次元がコンセプトだから仕方ないのかもしれませんが、声を作って芝居されてる方多かったのも好みでは無いです。

あと暗転が多いのもいただけないです。(プロジェクターの明かりで暗転では無いですが・・・。)
会話も入ってこないそして暗転が多いでは観ている客の集中力は本当に削ぎれます。

終盤の方は音楽、映像、演出共に怒涛の感じが出てて、楽しめました。
家族という名の鎖

家族という名の鎖

HIGHcolors

「劇」小劇場(東京都)

2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鎖とは
始まりがとても興味をひく演出であったので、ストーリーにスーッと吸い込まれていきました。家族は、糸、ひも、絆という表現でなく、題名にあるように「鎖」でつながっているということ、そうかもしれないと強く感じました。しかし、その鎖も絶対ではなく、孤独という代償はあるが、切ることはできる、とても考えさせられました。現実には存在しにくい家族設定でしたが、要所要所での熱演は心に刺さりました。時間が経つのを忘れました。

ネタバレBOX

私が感じた、’一番いい場面、いいセリフ’でケーキのついた顔で熱く演じるのは少しもったいなく感じました。心の底から振り絞って話しているという思いが、ケーキの付いていない顔であれば、より沁みこむのではないかなと私は感じました。各場面で、強弱があり、また、前半のもやもやしたストーリーを、一気に加速させる展開は観ていてとても爽快で、また、家族という名の鎖というタイトルの言わんとしていることが少しでも感じ取ることができたと思っています。

このページのQRコードです。

拡大