
ネコ駅長の長い一日
東京印
小劇場B1(東京都)
2015/03/31 (火) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
ぜひ観て欲しい!
大好きな東京印のお芝居。今回は色々な年代の色々な立場の方が楽しめる作品なのではないかと思います。いつもの東京印のテイストもありつつ、しかし今までとは少し違った新たな魅力も!作演出の長戸さんの世界観をたっぷり堪能してきました。
このB1という劇場は客席が二方向にあるのですが、運良く初日、二日目と別方向から観劇することができました。すると、観る角度によって見える役者さんの表情がガラリと変わって、感情移入する役が全然違う人になるという面白い発見が!お芝居自体も、二度目に観ると様々な伏線に気付けてより楽しめました。
このお芝居、この劇場は、複数回観ることをオススメします(笑)

シキサイ
裏庭巣箱
スタジオ空洞(東京都)
2015/02/12 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★
観客それぞれの心にストーリーを生じさせる作品
重篤な症状で入院している女性を中心に据えた作品。
ストーリーを語るのではなく「観客それぞれの心にストーリーを生じさせる」的な?
その意味でダンス・パフォーマンスにも通ずると言えよう。台詞などがある分、具体的ではあるのだが。
よって「さぁ、楽しませて貰おうか」と受身で見ていてはよくワカらないのではないかしらん?
σ(^-^)は「アレはそういうことの表現か?」と想像力をめぐらせながら観て「アタマの体操」を楽しんだのだけれども。
そんな風な抽象的表現もありつて、読み解くヒントもちゃんとちりばめて(=ルールをきちんと提示して)「ワカる客にはワカる」ようにしているのが巧み。
ある意味では作家と客の「智恵競べ」かも?
なお、女性を取り巻いている「白い人」たちが何なのかを序盤で観客に悟らせる方法や終盤での「死」の表現、ラストの蓄光の淡い光などが特に印象的。

遺産遊戯!
team☆G-VA
小劇場 楽園(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
全体になかなか力技的な
舞台でした。なんとなくストーリーは先読みできるのだけれど、力のある俳優さんたちのテンポのいい台詞や演技など、舞台に引きずり込まれました。子供達や母親の、お金を巡ってのありきたりな設定がちょっと残念だったけれど、祖母の切れのいいセリフがそれを救っていた。お父さんの影の薄さも妙にリアル。しかし、あの遊戯でお金を巡ってこじれにこじれた家族関係が良くなるかどうかはちょっと疑問の残るところ。なんとなく大団円にもっていってしまったな~、とこちらもちょっと力技的。でも、とっても楽しめる舞台でした。3Dプリンタの新しい使い方が斬新!

満州戦線
タイニイアリス
タイニイアリス(東京都)
2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかった!
競演 東西南北 AliceFestival 2014の一環として劇団コルモッキル(fromソウル)を招聘し公演したもの。
当日配布のパンフには、現代韓国人のルーツを探る、苦く痛烈なブラックコメディ...との謳い文句が印刷されている。
公演の印象としては、”親日”的であり、戦時中はそうであったのか、という疑問も残るほどだ。同時に、現在の日本メディアによる韓国の日本に対する反日報道に違和感も覚えた。
本公演は観応えがあり、2回劇場へ足を運んだ。2回目は「競演 東西南北 AliceFestival 2014」の最後の公演にして、実質的なタイニイアリス閉館公演になっている。
上演は韓国語であるが、舞台上部に日本語字幕が映し出される。

演劇集団/反(韓国)「家を去って」
一般社団法人 日本演出者協会
タイニイアリス(東京都)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/16 (月)公演終了
満足度★★★★
「家を去って」...また来日して観せて!
競演 東西南北 AliceFestival2014 の一環として演劇集団 反(fromソウル)を招聘し公演したもの。
公演はギリシャ神話をモチーフにした悲喜劇のような話。舞台構成はプロローグ、エピローグと6場から成るが、”場”における時間の長さは随分と違う...そこに描きたい思いの軽重と、それを特長付ける演出の妙があった。
さて、公演の中で印象に残るセリフとして、人間は色々なことを考えるから”戦争”をおこすのだと...。その対比になろうか、人間は考える葦である...という言葉も有名ではないか。
上演は韓国語による。

伯爵令嬢マリツァ
東京オペレッタ劇場
内幸町ホール(東京都)
2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しめたオペレッタ...
なんとも直情的に描かれた話...作曲:E.カールマーン 原台本:J.ブランマー&A.グりューンヴァルトで、訳詞/台本:角 岳史 氏である。
ピアノとヴァイオリンの美しい音色にあわせ、情熱的な愛の物語がはじまる。

遺産遊戯!
team☆G-VA
小劇場 楽園(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
スピード感
が凄かった。1時間50分ほどなのにあっという間に感じるくらい。
最後に落ちがあるのが、お金に係りすぎるとろくなことにはならないなと
いう教訓になりました。

ABCDEFGH
ENBUゼミナール
シアター風姿花伝(東京都)
2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
糸井ワールド
どうしても羽衣のステージと比較して観てしまいますが、今回のような場合は、違いがあったほうがいいのか?同じような世界を作り上げていたほうがいいのか?どっちなのでしょうね!?感想としてはしっかりと糸井ワールドは作られていましたが、細かい部分での積み重ねで羽衣とは差があるのかな!?と、感じてしまいました。

遺産遊戯!
team☆G-VA
小劇場 楽園(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

家族という名の鎖
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
迫真の演技で
物語に引き込まれました。(実際はあれ程酷い家族を知りませんが...。)時間の経過が短く感じられ、いろいろと考えさせられた芝居でした。

ロスト・セブンティーン
私立ルドビコ女学院
サンモールスタジオ(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了

本気(マジ)で恋愛(ラブストーリー)やろうとしたら、困難(こんなん)できました。
Marmoset
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/03/26 (木) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★
何これ・・・
観劇をするようになって10年。
初めて、途中で「帰りたい・・・」と思った作品。(お目当ての役者さんがいたので、なんとか途中退席は避けましたが・・・そうでなかったら、たぶん、途中退席していたでしょう・・)
恐らく、もうこの団体の作品は観ません。

かぞくや
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/04/01 (水)公演終了
満足度★★★★
えびチーム観賞
見ている間に自然と笑みが出るような、心温まるいい作品でした。
金子役の突拍子もない行動(舞踏、犬役など)がちょっと異質でしたが…
初めから最後まで楽しく、心がリラックスできました。

遺産遊戯!
team☆G-VA
小劇場 楽園(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
話はわかりやすいというか、あらすじの文章とタイトルから想像できるので
だいたいそのように進みますが、やりとりが面白いので、最後まで気持ちが途切れずに見られましたね。
ただちょっといつもより長いかなーと思います。

十二人の怒れる男たち
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2015/03/25 (水) ~ 2015/03/31 (火)公演終了
満足度★★★★
ザッツプロデュース公演
俳優らしい俳優を取り揃え、その競演ぶりを楽しんでもらうのが料金の内実である公演。俳優とて人間、演技がうまくても付き合いのそう無い人と技術のみでアンサンブル醸すのは中々困難だ。逆に技術がなくても集団としての緊密さが濃厚な舞台空間を作り上げる事もある。このどう足掻いてもインスタントさを免れないハンディを、埋めるだけの技量、存在感を持つ俳優ゆえに成立するのが、逆に言うとプロデュース公演。そういうものである事を感じる舞台だった。平均年齢は高い。演技は新劇に属する。作り込んで自然に見せる演技が、日本でないアメリカ、しかもちょっと古い時代のお話に、合っている。陪審員の密室協議の劇だから設定上は一期一会、従って俳優たちの実際の状況(一定期間おつきあいする事になった)に合致するが、その事が「活用」されていたりするかと言えば、ない、というのが新劇的演技のそれたる所以なのだな、とも感じる。定番のような演技で、舞台の世界を成立させ得ていた要素が、俳優のオーラ、存在感。もっとも技術を駆使するよりは、スタニスラフスキーシステムの薫陶を潜りきってる人達だから「リアル」である事が目指されている模様だ。実はこのリアルには予め限界設定がある、そういう新劇系の所作には先が見える感が漂うものだが、それでも見入ってしまうのはこの優れた戯曲の顛末をやはり追ってしまうからだろう。そういう客の心も踏まえた分りやすい演技、気味の良い演技が目指されていた、とも言えるかもしれない。台詞を食って「しまった」的な仕草がつい出たり、これは決めていたしぐさで自然の流れに任せたのではないな、とか、限界も見えたが、追わずにおれないのがこの「十二人の話」。そこは堪能したし、老練の域に達する俳優たち(ばかりでないが率が高い)が台詞も噛まずテンポも弛まず見せる熱演には、芝居そのものとは別の意味での感慨を起こさせる。これもまた演劇なるかな・・?

太陽がいっぱい2015
株式会社クリエイティブアーツ
シアター風姿花伝(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★
初日
あらすじは読みましたが
「え゛ こんななん?」
いい意味で 裏切りの連続でしょうか
笑いも シリアスも なんでもありの舞台でした

家族という名の鎖
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
家族
家族、その絆(鎖)を考えされる舞台でした。
奇抜なお話ではないですが、逆に、日常を通して、テーマがうまく表現、演じられていました。

現代能楽集 クイズ・ショウ
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/31 (火)公演終了

本気(マジ)で恋愛(ラブストーリー)やろうとしたら、困難(こんなん)できました。
Marmoset
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/03/26 (木) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★
演劇人以前として社会人としての意識を。
前の方も書かれてましたが、開演をおしてるにも関わらず何事も無かったかのようにお芝居が始まった、今まで見たことのないような団体でした。
辛辣に書かせて頂きます。
座席案内係としていた方(逆キャストの方?間違っていましたら申し訳ありません。)はほとんど機能しておらず、ただいるだけの印象でした。
そもそも開演がおしてるのは誰しもが気づくはずだから、「開演が遅れて申し訳ありません。」の一言くらいあって欲しかった。そういう心配りは演劇人として持っていなければいけないのでは?
そしてカーテンコールでも謝罪無く、『写真とって宣伝して下さい!』と訳のわからないことを言い出す始末。
そんなこんなで終演後、面会と称してキャストの方々が終演後出てきて写真を撮ったりと和気あいあいとした雰囲気。大体見てきた舞台でこんな感じだとカンパニーとして良いお芝居を作ろうという心意気が希薄なところが多いですし、今回もそう見えてしまいいました。意外と見てる客は冷ややかに見てますよ。
そんないきさつがあってからお芝居を見せられても内容云々、感想なんて書けません。
今のところこちらの団体様の舞台は2度と見に行きたいと思いません。
演劇人として以前に社会人としてのマナーを主催の方々、そして板の上で芝居で代弁する役者の方々、全員に持って頂きたいです。
改善する意識があるのであれば明日からでも結構ですので宜しくお願いします。

家族という名の鎖
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
鎖とは
始まりがとても興味をひく演出であったので、ストーリーにスーッと吸い込まれていきました。家族は、糸、ひも、絆という表現でなく、題名にあるように「鎖」でつながっているということ、そうかもしれないと強く感じました。しかし、その鎖も絶対ではなく、孤独という代償はあるが、切ることはできる、とても考えさせられました。現実には存在しにくい家族設定でしたが、要所要所での熱演は心に刺さりました。時間が経つのを忘れました。