
歌劇「Rapunzel-3058」
国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2015/04/04 (土) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
好きな公演です
本公演は新作書下ろし作品で、テーマ性に優れた内容であった。オフィシャルチラシには、SFオペラと印刷されており、当初から「すみだパークスタジオ倉」でのオペラ公演を案内している。もちろんこの劇場がオペラ劇場でないことを承知の上で公演している。当日配布パンフ中で、原作・脚本・作曲・演出担当の神田慶一 氏が「オペラ劇場を離れ、敢えて様々な挑戦の可能性を秘めた芝居小屋で上演するオペラとして様々な挑戦を行っている新作を創り出しました。オペラには不向きな環境かもしれませんが、今までにない形でのオペラ創作のアプローチとして、新たな刺激と魅力と、更にはこのジャンルの可能性を提供する...」と記している。この試みに敬意を表したい。
もともと日本にはオペラ上演する劇場が少なく、あっても東京を始めとした大都市に集中している。地方でオペラを観たいと思っても、その機会が少ないであろう。そういう意味で普通の芝居小屋での挑戦...好きである。
このオペラ劇場ではない小屋で、舞台上手にオーケストラピットを設置し、最低限の編成(14楽器?)で、音楽を奏でていた。本来のオーケストラピットがあれば指揮者は正面から芝居の進行状況に応じてタクトを振ることが出来るが、本公演では難しい。それゆえ指揮者から舞台が見えるよう斜めに指揮台を設置している。先に書いたが、敢えて...の苦心した点であろう。
公演の内容は、現代社会に対する問題提起が鋭い。寓話を装いながら、その描く心底...実に感銘を受けた。
純粋に公演内容だけみれば、いくつか気になる点はあるが、それ以上にテーマ性とそれを演出した力量は素晴らしい。

飴屋法水『コルバトントリ、』
吾妻橋ダンスクロッシング実行委員会
SNAC(東京都)
2015/04/04 (土) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
ピンとこなかったです
チケット即完売していて盛況のようだけれど私にはピンとこなかったです。
よくある演劇のように思えてしまいました。原作を読んで行ったほうがよかったんだろうな。

音楽劇「お嬢さんお手上げだ・明治編」
ココロ・コーポレーション
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/13 (月)公演終了

ドブ恋4
劇団K助
千本桜ホール(東京都)
2015/03/04 (水) ~ 2015/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ダニチーム
恋愛における「ありそー!」ネタ満載のスケッチ集。
当事者だったらコワいであろうネタを他人事として観て笑う後ろめたさと言ったら!(爆)
そんなワケで基本的には下衆なハナシなのに、本公演のノリに近いウェルメイド系(?)で締めるのは巧い。
そう言えば本公演でも過去と現在をクロスさせて見せる手法を使ったことがあったっけ。

『浅い河床の例え話』/『島棚』
東京ELECTROCK STAIRS
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

遺産遊戯!
team☆G-VA
小劇場 楽園(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
(*゚▽゚)ノ正直な人達。
σ(^_^;欲にかられて建て前が吹っ飛んだ正直な人達ばかり。ああならないように気を付けよう。皆さん叫びっぱなしの熱演、楽しかったです。

「パダラマ・ジュグラマ」上映会
おぼんろ
Untitled(東京都)
2015/04/04 (土) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーハホリー☆
(^^)/ 5日(日)の昼、上野で
[朧(おぼんろ)]の、
【「パダラマ・ジュグラマ」上映会】に参加してきました☆
面白かったです。
昨年の6月に観た舞台の上映会☆
あの感動と興奮が蘇ってきました♪
観劇日記をブログに書きました。

アルバトロス・ダウン
岡本塾・ペーチカトライブ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーハホリー☆
(^^)/ 4日(土)の夜、池袋で
[岡本塾ペーチカトライブ+劇団ラパン雑貨ゝ旗揚げ公演]の、
【アルバトロス・ダウン】と
【3S~野球は9回2アウトから~】
を観てきました☆
面白かったです。
物語、演出がGOOD☆
若くて生きの良い役者さんがいっぱいで、
大いに楽しませてもらいました♪
観劇日記をブログに書きました。

女中たち
企画グループHOURRA!
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2015/03/24 (火) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
狂気
奥様の留守に“奥様と召使いごっこ”をする姉妹の女中。次第にエスカレートするその遊びが、ついに危険な領域に踏み込んでいく…というジャン・ジュネの戯曲。クラシックな香り漂う豪華なセットや衣装が素敵。“狂気”の出どころは、犯罪と放浪の果てに“塀の中”で書き上げた作品が認められて世に出たジャン・ジュネという作家の特異性にあるのかもしれない。

After The Carnival
ぷろじぇくと☆ぷらねっと
pit北/区域(東京都)
2015/03/17 (火) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
死を超えたもの
死を超えたものは確かにあるのだと、素直に信じることが出来ました。
上手く言い表せませんが、
辛い時も、がんばって生きよう!と思いました。
良いキャスト・スタッフが集まるのも脚本の力あってこそ。
みなさんの"熱"があつまって、とても見ごたえのある芝居になりましたね。
思わず、泣いてしまいました。
日疋さんの情熱と使命感と愛に敬意を表します。
これからも芝居、つくり続けて行って下さい。期待しています!

オムニバス of Oi Oi vol5
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/08 (水)公演終了
満足度★★★★
いろんなサクラ
Bプログラムの初日と、3日目を観劇しました。
1本目はちょっとアダルティ、2本目は完全コメディ、3本目は朗読劇のような感じの作品でした。
私は2本目の「サクラカレー」に出演されている中村拓未さんを追いかけていて、その繋がりでの観劇でした。
3本とも全く毛色が異なる、サクラの物語でしたが…やはり、一番構成がまとまっていたのは「サクラカレー」だったかと思います。
初日に理解に苦しんだ作品(「君が頷く作文」)は、二回観てようやく舞台背景や登場人物の関係性が理解できて。思わず泣いてしまいました。
観客の想像を掻き立てる作品たちばかりで、おもちゃ箱ひっくり返したみたいでワクワクしました!

朝
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2015/04/07 (火) ~ 2015/04/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1447(15-095)
20:00の回(小雨)。19:55開場、20:10開演~21:10終演~トーク21:36。
オペラ「ソラリス」の海外公演がありおよそ2ケ月ぶりの公演。今まで舞台上には何もなかったのですが、今夜は舞台装置がひとつ。
「春」というタイトルについて、トークでも触れるのですが、なかなかいつものような「コトバ」にならず、それほど(ダンサーにとっても観客にとっても)自由なダンスではなかったかと思います。
19回目(の神経衰弱とおっしゃっていましたが)アップデイトダンス、いつも観る者をはるかにこえてゆきます。
まるで生き物ののような「装置」、空間に色を満たす音楽、照明の微妙なニュアンスを受けるカラダ、は神秘的ですらありました。

WonderHoney
teamFrogMan
d-倉庫(東京都)
2015/04/02 (木) ~ 2015/04/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった(笑)
MyハニーとHoneyチームの千秋楽を鑑賞しました。
最初ドタバタに感じて少し「?!」でしたが、
やがて役者さんがノッテきたのか凄くスムーズになり楽しめました。
特に印象に残ったのが、チシャ猫や探偵さんを演じた小さい役者さん、
歌も演技も踊りも凄く上手ですね。
主宰の相澤さんの歌声も素晴らしかった~!
ウェンディーの高橋さんも歌が上手、忍者アクションも決まってました。
最後の大合唱では感動しました。
どうもありがとう!って感じです。

フクロウガスム
梟企画
G/Pit(愛知県)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
多重に織り込まれた重厚な悲劇
純粋に演劇の感想としては、少年の悲劇をこんなにも多重に織り込んで纏め上げた構成は素晴らしいと思いました。そこに贅沢なキャスティングで集められた俳優陣入り乱れての熱演には目を奪われましたよ。
特に多重人格の演出と演技は私のツボにはまりましたし、子役の頑張りも見事で、あんなシーンさせてしまって大丈夫かと心配になるほどの好演でした。総じて、演出と演技には文句のつけようがないです。
(以下、別にネタバレというほどでもないけど、込み入った話をネタバレBOXに続く・・・)

小林一茶
こまつ座
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/04/06 (月) ~ 2015/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
日本語の美しさ、楽しさを再発見。
井上作品を観る度に思うことではありますが、私は日本人として生まれたのに日本語を使いこなせていない!楽しんでいない!
言葉が生きて、生き生きとして、舞台の上で跳ねていました。
ミステリー仕立ての舞台は、小林一茶という人物を劇中檄という趣向であばいて(?)いきます。その姿は真実?それとも・・・・・。
物語のいたるところに井上氏からの宿題があります。
受け取ったつもりです。
和田正人くんと石井一孝さんって、とても波長が合う二人なのではないでしょうか。これからの長丁場、もっと濃くなりそうな予感がします。
そして、彼らを取り巻く私の大好きな役者さんたち!ブラボーであります。

オムニバス of Oi Oi vol5
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/08 (水)公演終了
満足度★★★
サクラに棲むものたち Bブログラム
「サクラ」をテーマに1本30分が3本というオムニバス。
林灰二さんが他人の脚本をどう演出するのか観たくてBプログラムを拝見。
「きつめ」のキャラ設定が面白かった。笑っているうちに一種ホラーな結末が新鮮。
「サクラカレー」いわくつきの公園でカレーの移動販売を始めた夫婦が恐ろしくも可笑しな出来事に巻き込まれる。最後は人情噺?
「君が頷く作文」は林灰二さんの脚本・演出がユニーク。毎回どこかシュールな香りがする作品を意外な表現方法で提示するその“ウケを狙わない”姿勢が好き。風貌も淡々としているけど、表現に関してはとても攻撃的な人なんじゃないかと思う。

ロスト・セブンティーン
私立ルドビコ女学院
サンモールスタジオ(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
今回は
日常の学園生活に十年の時を隔てたストーリー、定番化した途中のホームルームも含めていい感じに仕上がっていました。生徒全員が美少女でないとこもリアリティさが出ててイイですね!ただ、やはり若干長く感じてしまったので、テンポのいい展開か、全体で2時間ほどでおさまればと思いましたが、楽しかったです。

天使の森からの贈りもの
Unit Blueju
西新宿ハーモニックホール(東京都)
2015/04/02 (木) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
頑張って!応援します!
ちょっと人間的に何なのこの人はって突っ込みたくなる役(役者さん個人ではない!)もあり,(もちろん脚色はしているのでしょうが)まったく愛知県民は・・・^^;って思いながらも,芝居と歌,ダンスと生演奏を楽しめた舞台でした。そして,この回はアフタートークありで,このアフタートークは参加してホント良かったと思いました。女優でダンサーの貴田みどりさん,ハンディを持ちながら,苦労や障害は大きいでしょうが,それでも向かって生きています。その姿勢の一端でしょうが,触れさせていただき,自分も立ち向かわなければと思わざるを得ませんでした。彼女に比べたら,自分はなんて恵まれているのに怠惰なんだろう,反省することしきりです。どうか,頑張ってください。陰ながら応援したいと思います。

アルバトロス・ダウン
岡本塾・ペーチカトライブ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかったです
2団体の舞台でしたが、両方とも、肩ひじ張らず楽な気持ちで楽しめ、面白かったです。
「3S」は、コメディーの中に、意外な結末がありました。それと、おもちゃ会社の社長の楽しいキャラクターが、個人的にはツボでした。旗揚げ公演との事なので、今後も期待したいです。
「アルバトロス・ダウン」は、ダブルキャストのAチームを観劇しました。演技に関しては、もう少し頑張ってほしい方もいましたが、ストーリーは面白かったです。ちょっとレトロな味わいがあって好みでした。
楽しい時間でした!

ホテル・ミラクル
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
闘争心めらめら
美術、選曲、照明、1話ごとの転換の立ち位置にまで、細やかなる配慮がなされていて、とてもおしゃれ。やや過激であっても決して下品にならないのは、この舞台の効果と役者さんたちの雰囲気による功績が大きい。各脚本家の間に漂う秘めたる闘争心がビシビシ伝わってきて、個性が明確な点も楽しめる。役者泣かせ(いじめ?)の、設定やセリフには、各役者さんたちの本に立ち向かう真摯な姿勢があり、お話とは真逆の清々しさえ感じられた。