
イン・ザ・ボイス
Media Works Produce
北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/11 (土)公演終了
満足度★
ラジオの本質って
先ずは、他の人も書いていたが、エピソードを美化した現実離れのしらじらしさで構成しすぎです。
年配のヒルメロ世代の女性には良いのでしょうが…。
完全に間違っているのは、ラジオの本質をスタッフ(特に脚本家・演出家)がわかっていないことです。
特定の人々が出演までして、ラジオ電波の中で肉声で話し合うなんてものはラジオファンは求めていませんし、そんなプログラムはありません!
何かの悩みを抱える葉書での告白・相談があって、それに対してパーソナリティが答え、他の聴衆も意見を言いというのがラジオの構成です。
必ずそこには”音楽”がリクエストやプレゼントという形で登場します。
匿名の人々が自分を正直に話すという趣旨は合ってても、その後の展開はラジオではなくある種低俗なテレビバラエティの乗りでした。
ラジオを聴いていらっしゃったスタッフとは思えませんし、悪趣味な脚本でした。
オネエが好きな変な脚本家ですね。
しらじらしく、勘弁願いたい時間でした。
唯一の救いは、谷さんの声でしょうか。

4BLOCKS
ネルケプランニング
サンシャイン劇場(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
あまり危なくないエンタメ
4兄弟のデコボコ感も面白かったが、超生意気若手グループにももっと活躍の場を与えて欲しかったなあ。歌は女性陣におんぶにだっこという感じ。

ROMEO & JULIET
劇団ひるやすみ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
あれこれ上出来なるも…
16世紀のヴェローナから現代の池袋へという設定の変換、高校生言葉などへの台詞の“翻訳”、人物の置き換え、それに伴う笑いなどいずれも上出来で、更にあの物語を芯にしてそれを包む層を設けた構造と結末の捻りも巧み。
楽曲についても謳っているラップ(観客のクラッピングを誘うアカペラまである!)はもちろん、歌詞を替えて使われる既製曲の選曲もセンスが感じられるし、歌唱も正統派のロミオを筆頭に見事、と音楽面も充実。
惜しむらくは、柿喰う客の女体シェイクスピアシリーズやレティクル座の「童貞キューピッド」など近い趣向の作品をいくつか先に観てしまっていたこと。
それらを知らずにいきなりこれを観たら度肝を抜かれたろう。
もちろんこの件について創り手側に責任は一切なく、あくまでこちら側の責に帰するもの(?)であるが…。
ただ、コロンブスの卵や「男たちの旅路 第2部第一話・廃車置場」での吉岡司令補の言の如く、他者に先んじて行うことが貴重なんだな。

音楽劇「お嬢さんお手上げだ・明治編」
ココロ・コーポレーション
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
ちょっとドリフ風味
客席もそれを知ってる世代の人ばっか。昔から変わらぬ良いものもたくさんある一方、ジュリーの体型には時代の流れを感じました。

尼ちゃん
製作委員会
秋葉原ズーズーC劇場(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
お昼の回を鑑賞
劇場は狭く、しかもこの回は満席でした。お芝居はすごく楽しかったです。演劇初心者向けという感じでリラックスして観れました。

長井古種 日月
あやめ十八番
d-倉庫(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
「ほとんど」最高!
初あやめ一八番。見事な空間。「ほとんど」最高であった。「ほとんど」にはストーリー自体の入り組みと登場人物のキャラ性の複雑さから、消化しきれなかったモヤモヤの謂い。

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
目の前50cmの「熱狂」はもう見られないのか?
今回も史実を通じて人間を描くドラマだが、期待以上に見応えがあった。同じ良心をもった人間でも立場や過去の経験によってものの見方や判断が変わり対立が生まれる。大切なのは相手の立場で考えることと思いやり。ストレートだが強烈な訴求力だ。
これまでと違うのは舞台が広くなったこと。立体的な構成で多面の舞台を作り、照明ワークで場面を使い分けることで広くなっても臨場感が損なわれることはなかった。しかし初めて観た時のサンモールスタジオ最前列での目の前50cmの「熱狂」が忘れられない。もっともっとメジャーになってもらいたいという反面、客席との距離が開いていくのは少しさみしい。

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/14 (火)公演終了
満足度★★★★
オバちゃん最強
まったく最強のオバちゃんたちである。人情的ではあるのだが,とにかくオバちゃん論理で生きており,実生活においては絶対関わり合いになりたくはない^^;とはいえ,芝居の中では面白い。オバちゃんと参次郎の掛け合いはホント可哀そうなくらいで面白い。全体のストーリーもきちんと作られており,細部にまでまとまり,論理と流れに破綻はない。最後に・・・とさせる展開は見事である。この劇団の芝居,何度か観劇してきたが,派手さはないが,実に丁寧な芝居であり,とても好感が持てる。

ディスプレイ
ボクらの罪団
萬劇場(東京都)
2015/04/07 (火) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ボクらの罪団
は、劇団ではなく、社会不適合者の集まりなのだと言う。丁度、直冶のように“生まれて来て済みません”なのである。(ネタバレに追記は後送)

月の宴『ヘッダ・ガーブレル』新人公演『桜の園』
演劇集団アクト青山
APOCシアター(東京都)
2015/04/07 (火) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

ハコシキ
喜劇団 ロックドルーム
荻窪小劇場(東京都)
2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
中々”ドイスル”シナリオ
同音異義語や紛らわしいコンセプトの狭間にあるズレを使ったり、敢えて、そのようなズレをシナリオ化することで、様々なタイプの笑い(あっけらかんから苦笑い、失笑などを含めて)を生み出す作品群。

尼ちゃん
製作委員会
秋葉原ズーズーC劇場(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★
甘ちゃん
友人が出ていたので見に行きました。
間を空けず、終始同じテンポで同じような会話をしているのでセリフが全く頭に入ってこなかった。
そういう(間違った)演出なのかと思って友人に聞いてみるとそういう演出でもないらしい。
とんでもない事件やドラマが起きることもなく90分間は進む。90分が3時間のように感じられた。
ちょいちょいでてくるコテコテのギャグや映画の小ネタは物語上に必要性はないし全くつまらない。
一周してスベっておもしろいギャグをやってるわけではなくどうやら作演出家はこれがおもしろいと思って書いているらしい。
キャパの割に無駄に多いキャストだしキャストの熱量もバラバラだし、見どころはなにもなかった。
せっかくの回転舞台も2シュチュエーションをいったりきたりするだけで特に大きな展開もないのでつまらない。
ツッコミどころは200箇所くらいあるので書ききれないが、『どうやればつまらない演出になってしまうのか』を考える勉強にはなった。それにしても勉強代2000円は高えよ。
ただひとつだけ寝ずに見てられるポイントはヘアメイク役の子が非常に魅力的な容姿だということだけ。
それを生かす演出もできていないけど。
もし演劇をはじめてみる人がこの演劇をみてしまうと二度と演劇をみなくなるという悪影響を及ぼす可能性さえある。
悪いのは脚本と演出が8割。
あんだけキャストがいたなら誰か改善できなかったのか。
甘ちゃんなのは脚本家だったのかもしれない。

SILVER to BLACK
HyouRe Theatre Company
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
収奪のポリティクス(サイードさんごめんなさい)
宮沢 賢治の「オッペルと象」を下敷きに作られた作品だ。賢治作品の持つ透徹したリアリズムをキチンと継承しながら、ダンス、パフォーマンスを程良く配置して説得力のある作品に仕上げている。全体のバランスを構成するセンスの良さ、賢治作品の読み込み、効果的な舞台美術の使い方などは、演出を褒めて良かろう。演者3人のパフォーマンスも透明感のある、観客のイマジネーションを上手に引き出すだけの質を持ったものであった。

転人
劇団メイカーズ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★
私は・・苦手だな。
何がどうって言うより・・・私、こういう設定、嫌い。
辻褄の合わなさとか、気持ちが悪くて、苦手。
主人公のトクロウが転職を繰り返す。
何をやっても続かない移り気なダメ人間・・って言うより、仕事ができない、ダメダメ男。だから仕事が続かないんじゃない?
何があったか知らないけど、開場時間が遅れてて、ロビーでしばし待たされた。
当然5分以上遅れて開演。
出演者が多い・・多すぎる。
だから、チケ代高いのかな?
6000円の特別席って何?

月の宴『ヘッダ・ガーブレル』新人公演『桜の園』
演劇集団アクト青山
APOCシアター(東京都)
2015/04/07 (火) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
とても良い演劇だと思いました。
テスマンは,野心家なのに,その実かなりのマザコン(おばさんべったり)で,発想が幼稚な人間である。妻,ヘッダは,少し屈折した人生観,恋愛観を送って来た妖艶な女だ。著作権的な話は,時代としては先駆的。さらに,同様に,教授ポストをめぐって熾烈なレースがあるのは,いつの時代も変わらない。
この作品は,二度目になる。最初は,ガブラー家に保管されるピストルがきわめて目立った,陰気な話だと思った。ブラック判事は,終始美貌のヘッダをものにしようと企んでいる不愉快な存在だ。一方,エルヴェステード夫人は,一番可憐だが,どこか夢を見ているような,テスマンと合いそうなタイプの人だ。
舞台は,今回も結構狭くて,薄暗い。イプセン劇は,今のところ小劇場ばかりだ。役者を,ほとんど顔を正面から眺めてしまうような瞬間もある。前の席だったから,足を組んでいて,足を絡めて転ばせてしまうのでないか,と前を通るときあわてて足を引っ込めた。臨場感は,満点。役者の息遣いも十分感じられた。
イプセン演劇は,最後ピストル自殺するようなものが多い。その点,暗い。生活の中におこるさまざまな事件・真実を巧妙に描く。だから,この話とほとんど同じことが,職場であったような気がするとか,過去友人関係で体験したものがある,などと思える。実践でも一番役に立ちそうな,そういう演劇だと思う。
劇団員は,結構若くまだまだ不完全なレベルかもしれない。しかし,意欲的に難しいものを,わかり易く完成させていて驚いた。観客もあきずに,じっくり見入っていた。シェークスピアは最近あまり観なくなった。チェーホフも,幾分熱が冷めてしまった。しかし,イプセンは,まだ何度か見たい気がする。未知数な世界だ。

『スカイ』 次回ノーチラスは7/24(金)~29(水)
シアターノーチラス
シアター711(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ホンがいいのか、演出がいいのか・・。
この劇団、初見でした。
「UFOを呼ぶ会」をデッチ上げて・・ってので、興味をそそられたけど、すぐに入りこめて、見やすい舞台だった。
ホンがいいのか、演出がいいのか・・いやどちらもいいんでしょうね。すごく惹きこまれました。
こう言っちゃ何だけど、かっこいいとか美人とかかわいいとか・・そういうのはない。奇をてらってる感じもない。でもね~会話が滑らかで、心地いい舞台。
次回、見つけたら、観に行こうかな。
千秋楽も当日券ありってなってるので、たくさんの方に観て、貰いたいな。

ヒカケン〜非科学的超常現象研究会のなんでもない1日〜
ワイアールジャパン
テアトルBONBON(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
裏テーマはネットリテラシー
A班観劇。面白かったし、じんときた。
初っぱなからハプニング有りだったけど、ゲストの林修司さんがキャストを餌食にするアドリブで、逆襲されてアドリブやらされる羽目になってたのが、最大の笑いポイントでした。でも、役者魂を見た。底力を見せ付けられたと思う。
そんなだから、前半はこのままコメディタッチで終わるのかな?と思っていたのだけれど、後半になると人間の心理が描かれてきて、苦しくもなるし、温かくもなる。
片山くんの役作りがしっかりしてるし地味に出番や台詞多いし、台詞無いときもちゃんと演技してる。
椙山さんの裏の面が見えた瞬間の演技が良かった。
重友くんの役が実はすごく重要な役どころで、それを演じ切ってて成長してるなって思えた。
蓮山役の柴木丈瑠さんは、先月ボクラ団義の忍ブ阿呆で熱演をみたばかりだから、それとの類似点もギャップも楽しめた。大人な感じ、いいなぁ。
知っているキャストが活躍していて、満足!
超能力がストーリーの主軸ではあるけれど、裏テーマはネットリテラシーだと感じていて、そこに関するメッセージもしっかり伝わってきました。

SAI-YUKI!
サーティワンアイスクリーマーズ
劇場HOPE(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
再 勇気
元気出ました。
Vol.1のLAYTEを観られなかったのだけど、物凄く熱血で演劇が好きな5人が、舞台上でフル回転してました。
ド頭の、5人のテーマ曲?のPVだけでも見る価値ある!
楽しさが伝わってきて、ニヤニヤしてしまった(笑)。
ウチクリ内倉さんは相変わらず面白かったです。
芸人的な面白さもあるんだけど、とことん極限まで演劇を面白くしようとしてる。
黒田勇樹さんは、ツラヌキの「みんなのうた」で、既に観ていたから改めての感慨はないけど、やっぱり子役からずっとやってきた人は貫禄もあるよね。
アフタートークでも出ていたけれど、ウチクリさんと黒田さんは対になる。対立もするんだけど、バランスが取れてる。
それだけじゃなく、同い年の5人が絶妙なバランスで円を描いているんだよなぁ。

音楽劇「お嬢さんお手上げだ・明治編」
ココロ・コーポレーション
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/13 (月)公演終了
満足度★★★★
これは楽しい&面白い!
沢田さんいいね、かなり楽しめた!良い時間を過ごせ満足した!
分かり易い芝居&沢田さん那海さんの歌&いけてる生演奏と、ギュッとエンターテイメントが凝縮した公演だった。
沢田さんって歌だけじゃなく、笑いのある芝居が合ってる感じがした(笑)。
上演時間3時間(休憩15分含む)。

シアター21フェスSTEP UP vol.56"春編"
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/11 (土)公演終了