
ルドルフ vol.4『COLLAPSAR(コラプサー)』
ルドルフ
アトリエ劇研(京都府)
2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
満員キャンセル待ちでした
雨上がりの休日ということもあったのか、劇場は不便なところでしたが、満員でキャンセル待ちの人々もありました。内容も、近未来に起こり得る事で、演技演出共に迫力がありました!!劇場の場所が不便以外は、とても良かったです。これからも頑張ってください!

エビス駅前バーtrial「くすり・ゆび・きり」
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2015/04/17 (金) ~ 2015/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
参列者として拍手をしたかった
観客参加型芝居。いや、客いじりされるという意味ではなく。
観客としての傍観ではなく いやおうなく芝居の中に引き込まれていく快感。人間関係のきれいごとじゃないごたごたも ぜんぶひっくるめて すっきりとした喉ごしに仕上げる。もうエビス駅前バーじゃないと味わえない。終わった後、背後の客席(っていうより殆どが丸椅子ですが)から 「…面白かった」という素直なつぶやきが聞こえてくる。
これなんです。おかしいな、ちょっと泣けたかも。

オペンタゴン
A.R.P
高田馬場ラビネスト(東京都)
2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
いずれも秀作!最高でした!!
ガッツリコメディー5本のオムニバス,いずれも素晴らしい内容で,色々な言葉の仕掛けあり,コスプレありと大いに笑わせて頂きました。舞台を観る前には分からなかった各題名の意味が,観た後には”なるほど”と思え,自然と笑いが込み上げてきました。女優陣も可愛かったです。

トーマの頃を過ぎても
Pal’s Sharer
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
秀作!
「トーマの心臓」を読んだのは小学生か中学生の頃なので、40年くらい前か。あの世界観が蘇ってきて、実に懐かしいですね。皆様の評価が高く、急遽観に来ましたが、観れてよかった。再再演して欲しいものです。

ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)
劇団6番シード
新宿村LIVE(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/21 (火)公演終了
満足度★★★★
【アニメ編】汗と涙のコメディ
ボイスアクター アニメーション編 楽しかったー!!!
とてもドタバタで手に汗握るコメディで、3回以上泣いた!!!
としか観劇直後は書けなかったので、少し落ち着いて振り返り。
俳優として活動していた人が、声優に初挑戦することになり、現場で”文化の違い”から嵐を巻き起こしていくコメディ。
実際に台本を買ってみると分かるのですが、文字数が多い。
この文字のボリュームを2時間に収めるんだから、そりゃぁ
『超速コメディ』になりますよね。
舞台上の誰かがもし台詞や立ち位置を間違えたら、このジェットコースターのような展開は、放り出されてしまうんじゃないか?とすら思うほど、手に汗握る展開でした。
キャスト(リアルな人物)は、与えられた役(登場人物)が物語の中で声優として演じる役(アニメキャラ)まで考えて、演技をするのだから脳ミソの回転数も早くないと処理できませんね。
主演の6C土屋さん(前田役)の熱演も、迸る汗とともに(笑)伝わってきましたし、6C亜音さんの前田のために頑張る?振り回される?マネージャーの真剣だけにコミカルに見えてくる行動、とても楽しめました。
アニメキャラ ダイダダ を演じるにあたって、壁にぶつかる橋ノ下くん役の、ボク団竹石悟朗さんは、ほんとうに先月忍者を熱演していた人と同一人物なのかと思うほど大人しい性格の設定で、これは役作り苦労しただろうなぁ、と勝手に想像しちゃいました。(アフタートークで、忍者の俊敏さを動きから抜くのに苦労したとの本人コメントも。)
現場をかき乱してしまう前田に対し、新人声優として同じ立場の佐藤が必死にフォローしていく掛け合いが絶妙でした。主演とがっつり組めたことは、演じていた永石さんにとっても良い成長だったのでは。
いろんな意味でスゴイ、と評判の6C宇田川さんを見るのは初めてで、アニメ編では脇役だったのですが、それでも存在感が凄くて、ポチョミンというアニメキャラ(怪獣)の鳴き声すらも自然で、本当に声優なんじゃ・・・と。オンラインヘンでは主演なので、そちらも楽しみです!!!
・・・ということで、オンライン編を見に出かけます(笑)。
ちなみに、
積みDVDも山程ありますが、積み台本もかなりあります。
今日買った ボイスアクター6C のアニメ編オンライン編で、また標高が高くなりました(笑)。

さよなら、三上くん
monophonic orchestra
APOCシアター(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/22 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1458(15-106)
13:30の回(晴)。12:45受付(いらっしゃったのは、つくにさん。整理券あり)、13:00開場。
階段上がり、手前に椅子席、奥が舞台。壁一面黒、ここは図書館の2階、学習室という設定なので下手の階段も使います。
黒い本、花、家具、モニター、ソファ...唯一、2つのテーブルが白。
「時々は、水辺の家で(2013/12@画廊)」と本作で2作目。今回は特に、今泉さんが出るというので、ひとつは長いお休み(2014/4~)後、もうひとつは「てがみ座」以外の公演が初めてだということ、で楽しみにしていました。中田さんはもちろんシンクロ少女の作品。
13:28前説(つくにさん、90分)、13:33前説(須貝さん、なぜか学生服姿)...で始まる~15:06終演。
少し優しすぎるかな..と思ったり、いやいやこれでいいんだと思ったり。
場所によるのかもしれませんが、少し寒かったです。

正しい教室
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2015/04/02 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★
完璧に近い構成が逆に欠点かも
蓬莱さんの作品だから、ある程度のクオリティは期待していました。
だけど、気分が良くなる芝居でもないだろうとも、想像していました。
案の定、想像通りの作品でした。
セットも、登場人物の設定も、キャスト選びも、構成も、全てにおいて、ほとんど申し分がありません。
でも、どこかで、作者の頭脳作戦が見え隠れして、意外性がないし、あくまでも、これは芝居だという、俯瞰での観客体験しかできなくて、その点が不満でもありました。
たくさんの舞台を経験された井上さんの演技が、素晴らしく、ストレートプレイの役者としても、存在感を発揮されていて、初舞台から拝見している身としては、嬉しい思いがありました。
近藤さんも、今や押しも押されもせぬ舞台俳優さんになられて、これも「柔道一直線」から知っているフアンとして、嬉しい観劇となりました。
前田亜季さんも、いつもながら、素敵な女優さんでした。

板橋でカフェやってます。
Island
magari板橋店(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1457(15-105)
14:30の回(晴)。
お天気のよい昼過ぎ、人通りは少ない。14:02受付、開場。薄いグリーンのカウンターと向き合うように椅子とソファ。ドリンクをお願いし席へ。
Island classic.01公演。(Sentio閉鎖後)久しぶりに降りる板橋駅、徒歩2分のレンタルカフェ(調理器具、食器等あり)。
14:30前説(70分、上演中飲食可)、開演~15:39終演。
3人の女性客との会話で構成された短篇集。
「Sometimes Caffe(2011/10@上野ストア)」からで4作目。前作カフェ公演(2013/12@Gallery&Café FIND)はお隣の駅(十条)でした。
元文芸部小学校4年の子供を持つ主婦、8年付き合ったものの別れ今は婚活に励む30過ぎの女、売れっ子(?)作家。
女性、妻、母、子供、さまざまに変る人生の色合い、夕方から閉店後のカフェで交わされるお洒落なのにとても身近なお話。いつものようにコトバのやり取りが小気味よく続きます。

よかったら、共倒れ?
涙目キューピー
シアターシャイン(東京都)
2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
荻窪えきさんの安定感に、塩谷麻美さんのハツラツ感!
20分ほど遅刻してしまいましたが、舞台も客席に近く、非常に見応えがありました。
荻窪えきさんの安定感も去ることながら、若手の女優さんが時に下着姿も見せながら熱演する姿は、「最初から見るべきだった」との印象を受けました。
若手の女優さんは総じて良かったですが、中でも、塩谷麻美さんの「ハツラツ感」は、特に目を見張りました。
映像化を期待したい作品です!

SILVER to BLACK
HyouRe Theatre Company
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
無題1456(15-104)
18:00の回(晴)。
17:30受付、開場。入口側を底辺としたコの字の座席、入口側(椅子席1列)に座ります、両サイドはひな壇3列、中央はほとんど目線の高さの舞台、「白い象(紙製?)」がやや長い鼻を上に向け横たわっています(上から吊らされています)。
18:01前説(アナウンス、75分)、18:06開演~19:16終演。
宮沢賢治作『オツベルと象』より...とあり、普段でしたら観ないのですが、セッションハウスでお名前をみかけていた笠井晴子さんが出ていらっしゃるので観に来ました..「ダンス専科2013(2013/3)」「Clash(2013/9@高円寺2)」。
終わってから青空文庫に行って、(他に関連サイトも)読んでみましたが、よくわかりませんでした。
となると、あとはどのようなパフォーマンスになるか...ですが、多用される「繰り返し」が苦手な私には随分長く感じてしまいました。
蚊帳のような吊りものは、以前(此処で)観ているのと、両サイドにチョークで絵を描いているシーンは全く見えないのと(上演中、移動してもかまわないという案内がありましたが、もちろん一人もいません)、終演時の挨拶..両面は丁寧だったのに、こちらの一列は手抜きだった(たしかに3人しかいなかったけど)のと...

御話-おはなし-
にびいろレシピ
シアター711(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
自然体でおもしろがること
若い女優さんばかり6人が織りなすストーリーは、登場人物が創作する「おはなし」の世界で、共感したり感動したりということは出来難い、よくわからない不思議な世界。不思議な国のアリス的な。
ワタシは「よくわからない」ものを「ほらほら、わからないでしょ?」とやられるのが苦手なのだけど、この芝居は「よくわからない」のがとても楽しかった。で、何がよかったのかな、と考えてみた。
思うに「よくわからない」本を、役者さんが「おもしろがる」ことができるかどうか、そこがまず境目なのかな、と感じました。
この芝居では、女優さんたちが、本に描かれたおかしな世界をとても楽しんでる。おもしろがって「もっとおもしろくしちゃおう」「全力尽くしちゃおう」って舞台に立ってる。
そして、ここが重要だと思うのだけど、そのやる気、気合が、自然体なんです。だから、観ていて疲れないし、リラックスできるから惹き込まれる。「ひー、わかんない!」「わーどうして?」と楽しくなる。
ここがすごく難しいところだと思うのだけど、やる気が全面に出ちゃうと、観てる方は疲れちゃうんですよね。「さあ、もっとおもしろくしよう!」「全力尽くそうぜ!!」「エイエイオー!!!」だと、絶対おもしろいものできない、とワタシは思います。
その点、音楽も同じで、プレイヤーが「気合」「集中」「根性」を感じさせてしまったら、聴き手が楽しめる音楽にはならない。
この芝居の、このリラックスできる面白さが演出の力なんだとしたら、演出家・島村は凄いコンダクター、ってことなんだと思います。
その島村も、仕事とか生活とかのかなりの部分投げ捨てて芝居やっているらしいのだけど、悲壮感とか必死感が全然なくて、ほわーっとしている。これも凄い。「これに賭けてる」って感じが見えちゃだめなんだよ、そんな人生の苦悩や崖っぷち、付き合いたくないもの。
芝居だから直接眼に触れるのは6人の女優さんだけなのだけど、作演出の島村も音響さんも照明さんも美術さんも(あとどんな人が関わっているのかわからんけど)みんな面白い人たちなんだろうなー。というのが垣間見える。おもしろい人じゃないと、こんなもの作らないでしょうから。
6人の女優さん、みんな素晴らしかったけれど、特に久保佳絵さん(セリフのある舞台は初めてという)の表現力は特筆ものでした。
にびいろレシピ、次作がいつ出てくるかわかりませんが、気長に待ちたいと思います。

シアター21フェスSTEP UP vol.56"春編"
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1455(15-103)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場。今夜の舞監は桜美林卒の井草さん(前週、同大演劇専修9期生による「クークー(@絵空箱)」を観に行きました)。
19:02前説、19:06開演~19:51、休憩、20:01~20:33終演。
久しぶりの木村愛子さん、「水を抱く(2014/8@d-倉庫)」以来。他の方々は初めてのようです。木村さんは黒い衣装の印象が強かったのですが、衣装の臼井さんは「温かい水を抱くⅣ(2013/1@nitehi)」と同じでした(と、終演後教えていただきました)。
「醒める老犬」という不思議なタイトル...観ていると「生命の誕生」のような印象。生まれくる(湧き上がる)ものを制御できない肉体、いつも「(もっとも原始的な)生きる」ものを感じるのでした。
「あきとなつと ゆかいななかまたち」は3篇構成...オバチャンには笑い、歌と振付がピッタリで楽しいものでした。
みなさん、個性的

無常ホテル
劇26.25団
サラヴァ東京(東京都)
2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

軋み
『軋み』上演委員会
d-倉庫(東京都)
2015/04/16 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
「軋み」
今日が千穐楽のこの舞台、これから見に行かれる方もいると思うので、いつものように舞台の詳しい内容は記さず、ざっくとしたストーリーと舞台を観た感想のみを記します。<br><br> 夫は働かないダメダメなニート、妻は人気少女漫画家。そのダメダメな夫と目をかけていた可愛くて、仕事の出来るアシスタントのひとみの浮気を知り、言い争う内に殺してしまった妻。漫画のドラマ化も決まり、映画化の話もあるのに、さあどうするか!
これだけ読むと、2時間ドラマによくある筋書きっぽいが、さにあらず。この舞台はひと味もふた味も違います。ここから、不思議で怒濤の展開が、マンションの一室のみの舞台の上で展開される。
鎌倉太郎さん演じる夫が、入って来た途端に、典型的な働かないダメダメなニート夫で、最初は自分が妻を励まし自信を持たせていたのに、妻が力をつけ売れっ子になるに従い、自覚はないにしてもどこか夫に対し上に立ったような態度や物言いをするようになった妻に、寂しさと引け目を感じる内に無気力になり、それも通り越し働かなくても生きて行ける状態に慣れきりつつも、心の片隅で抱え続けているやりきれなさを理由に、ふらふらと妻のアシスタントひとみと浮気する夫なんだろうなと一瞬にして感じさせた。
そこにいるのは、ダメダメなニート夫潤その人であった。
武藤令子さんは、担当編集者と結託して、漫画を描く為、原作漫画がドラマ化や映画化になる大事な時期だからと、夫を犯人として自首させようとする冒頭は、身勝手で嫌な女に見えていたのに、舞台が進むにつれ、「ああ、この人は売れない頃を支えてくれた夫を、実はずっと愛してるんだ」と解ってくる。
舞台、冒頭から要所要所で響く、ギリギリと軋む音。それは、妻の由美子にしか聞こえない、自身の心の張りつめた弦が軋む音。その軋みに耐えられなくなり、張りつめた弦が切れた時の由美子の選択と、姿が潔くてカッコイイ。
編集者を演じた三橋潔さんと、由美子のアシスタントを演じた、芹口康孝さんは、ドラマで見たことがある俳優さん。
編集者とアシスタント、ふたりの由美子に対する思いは、微妙に違うのだが、由美子の漫画を好きで、由美子の才能と由美子を大事に思っているのが伝わって来る。
一方、山田昌さんのひとみの元恋人でストーカーと化している仁科は、一番ひとみを理解して、大事に思っているのが伝わって来て、傍迷惑で滑稽なのに憎めない。
そして、最後に蓮根わたるさん。「基本カメレオン役者なので、「積む教室」とのギャップで、いい意味で裏切りたいと思います。」と仰っていた蓮根さん。
蓮根さんは、ブロ友の今西哲也さんの主演舞台、「積む教室」の校長先生をされているのを観て、「この役者さん好きだな、もっとこの人の舞台を観てみたい」と思った役者さんです。
蓮根さんは、 一人で三役演じられたのですが、出て来る度に印象も、雰囲気も、醸し出す色合いも全く違って、カメレオンのように別人になっているのが、すごい!
冒頭、プロという役で出て来ます。(何のプロかは、是非舞台を観て下さい)淡々としているのが、反ってじわじわとした不気味さと怖さを感じさせ、あみちゃんでは抱腹絶倒、私はこのあみちゃん、ツボにはまってしまい、頭をふと過る度に笑いが込み上げてきて、時々怪しい人になりつつ帰路についた程です。
その後の宅配便の配達員も、また、表情から何から全く変わり、しかも、蓮根さんが出て来る度に、舞台の空気がふわりと動いて、一瞬変わるのに、舞台を壊すことなく、邪魔をしない、それなのにピリッと小気味良いアクセントになるのが、本当に素晴らしかった。<br><br> 終演後、蓮根さんとゆっくりお話し出来て、とても嬉しかったです
普通にしたら、シリアスで重いだけの舞台になってしまう内容が、ピリッとスパイスは効いていて、苦味もちゃんとあり、見終わって反芻しているうちに、じわじわとこういうことだったのかと解ること、感じることもあるのだが、観ている間は軽妙な面白さもあって、マンションの一室で起こる人生のビターな喜劇をマジックミラー越しに、目撃しているような感覚になった、最高に面白い舞台でした。
文:麻美 雪

おしまいのしるし
空晴
ザ・スズナリ(東京都)
2015/04/16 (木) ~ 2015/04/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
やさしい関西
「おしまいのしるし」をザ・スズナリで観てきました。
南河内万歳一座の芝居で空晴の役者さんたちを何度か観てきて、
とても気になっていたのです。
去年の東京公演を観たかったのですがタッチの差で観られず。
ようやく初の空晴さんの芝居を観ることができる日がきました。
この日は最近の不安定な天候が一新。
空の晴れやかさがまさに空晴。
そんな日に空晴さんのお芝居を観られるとはなんとも素敵な日です。
勘違いすれ違いをトリガに、ちりばめられたいろんな仕掛けが
動き出して人々の心の動きが明らかになってゆく流れに、
とても引き込まれてゆきました。
それにしても、小川菜摘さんとてもおきれいでした!

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」 劇団きらら「ぼくの、おばさん」
劇団だるめしあん
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)
劇団6番シード
新宿村LIVE(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
熱く、魅せられた感嘆の舞台
マチネ:オンライン編、ソワレ:アニメーション編を観劇。
さて、何から書いた方が良いのかと迷う程の素晴らしい舞台でした。
オンライン編、アニメーション編と声優さんの舞台裏を見る様な舞台なのですが、似ておりますがどちらも異なる舞台設定で、二つとも甲乙つけがたいレベルです。
と言いますか、二つとも是非観て欲しいと思える舞台です、いえ観るべきですね(笑)
同じ役柄の方がたくさん出ておりますので二つ見るとより楽しめます。公演後に、出演の方が2×2で4倍楽しめるとおっしゃっておりました。
(※私は逆でしたが、アニメ編、オンライン編で観た方がより楽しめると思います。また作品とは別ですが、早めに劇場に行かれる事を推奨致します。)
概要はフライヤー等の説明文にある通りで、今回が再々公演との事でしたので、これから観られる方や4回目の再公演があるかもしれませんので割愛致します。(本当は、色々あり過ぎて書ききれないと思いましたので。)
ですので、本当に感想だけを。
まず何と言っても役者さんのレベルが凄い!大好きな6番シードさんですが、改めてその技量の高さを感じ、また客演の方々も素晴らしく、皆一様に凄いとしか言いようがないクオリティ。膨大なセリフ、また細かな動きとどれだけの稽古を積めばあれが出来るのかと思う程でした。
そして、この脚本。笑い、涙、感動と字面にすると安易ですが、本当にその単語でしか表せられない様々な感情の起伏を味わえました。
年に何本も観られないと思える程の舞台で、観劇出来て本当に良かったと思いました。

宴
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
芝居小屋の作品
若々しい明るいコメディだった。雑さは目立つが小劇場の個性として許される範囲内ギリギリと言ったところ。一本一本が短く、笑いはじめると作品が終わってしまう。軽い話のようで、人の性を実は描いている?ような不思議な後味がひく作品群だと思った。役者もなかなか個性的だ。永渕、葦田、末永全、みやでらみほ、倉持陽一が大変印象に残った。
芝居小屋で暇潰しに楽しい時間を過ごしたい人に最適。他方で、この作演出は何を芝居でやりたいのかと思った。ただ大笑いさせて帰したいだけなら、笑いの技術が中途半端で個別の役者の魅力やキャラ造形に頼り過ぎだ。もしより考えさせる、演出の考えを乗せる芝居をしたいなら、あと少し人生や人に対する毒があればと思う。世界が狭い芝居だ。カツラをつけない大衆演劇をやりたいならそれでも良いが、とにかくこの団体の方向性が見えなかった。輝きが見え隠れする作品なのだが、個性が薄い。星で言えば3.5だが、役者の魅力に免じて4をつける。

無常ホテル
劇26.25団
サラヴァ東京(東京都)
2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
うーむ説明通りでしたかな
ライブハウス(?でいいのかな)内を豪華客船内部に見立てての、
シチュエーション設定は上手でありました。
話もわかりやすく、自分的には気に入ったなぁ(^^)と思えた約100分。

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」 劇団きらら「ぼくの、おばさん」
劇団だるめしあん
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了