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舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごかった…
お芝居を見るのが久々だったのに、
この劇団を選んでしまったのは幸か不幸か…。
もちろん演出的な怖さもあったけど、
人間の愚かさとかそういったものが、怖くて悲しい。
役者さんたちの熱が入った演技にひきこまれました。

ネタバレBOX

ラストシーン…夢に見ちゃいそうです(苦笑)
舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ごろん
独特で迷いのない世界観は主宰で作・演出の望月氏の
ぶれないスタンスによるものだと思う。
設定も展開も暗澹とした物語だが、全ては人間の慾から生じたもので
その普遍性が共感を呼ぶ。
スピーディーな出ハケや的確な照明でとても解り易く進行する。
過酷な掟と里を束ねる浅水の因縁や葛藤が描かれたら
さらに奥行きが出たかと思う。
浅水のキャラが魅力的なだけに、もっと彼女のことが知りたいと思わせる。
島田雅之さん、山本佳希さんが強く印象に残る。
冒頭の読経が厳かで大変良かった。ありがたや。

ネタバレBOX

薄暗い舞台の奥に、鬱蒼とした木と巴淵と呼ばれる深い淵がある。
巴の里は貧しく、田畑の共同作業、食べ物も配給制である。
赤ん坊が生まれれば、誰かひとりが巴淵に身を沈めなければ立ち行かなくなる。
里を治める里長・浅水(吉田多希)はこの掟に疑問を抱いているが
30年間助役として里を取り仕切ってきた貞蔵(山本佳希)は必要悪と割り切っている。
ある日「新・助役を募る」という知らせが幸平(島田雅之)と播磨(生野和人)の元に届く。
二人はそれぞれ自分が助役になってこんな掟を廃止してやると意気込むが
貞蔵は、自分以外の者にこの任が務まるはずはないと、退く気もない。
かつて里長・浅水と幸平の姉静祢(長藤粧子)はよく遊んだ仲であり、
野犬に襲われた浅水をかばって静祢が負傷、以来足を引きずっている静祢は
里のお荷物として、今度赤ん坊が生まれる前に口減らしに巴淵へ沈む運命だ。
幸平は何としてもこの姉を助けたい一心で、死んだと見せかけ自宅にこっそりかくまう。
しかしそれを播磨が知ってしまった…。

仏教の「三毒」“慾と怒りと愚かさ”をそれぞれ3人の男たちに当てはめて
「絵本百物語~舞首~」の“死して尚口から火を吹いて諍う妖怪”「舞首」に重ねる。
この構造が3人の男たちの煩悩を鮮やかに浮き彫りにする。

弱者であるはずの姉を頼る幸平の優しさと不甲斐なさがリアルで切ない。
掟を破るというとんでもないことをしでかすのも、
全てはこの姉に生きていて欲しい一心であり、
島田雅之さんの甘えん坊な弟キャラが、次第に狂気を帯びる変化が素晴らしい。
姉の死後、仏像を彫りつつ「笑ってくれない」と悲しむ様が哀れの極み。
この純粋さが、究極の手段までためらわず突き進む理由かと思わせて説得力がある。

30年の汚れ仕事で里を運営してきた自負と利権を手放すことが、
何としても受け入れられない貞蔵の固執ぶりがリアル。
山本佳希さんの押し出しの良い立ち姿も見事で、政治家と言う人種を見せて秀逸。
一瞬、職を解かれて家族の元に戻ったかに見えながら、
やはり隙あらば復活してやるという展開に、業の深さが見事に露わになる。

幸平の姉を演じた長藤粧子さん、常に死を覚悟して生きる姿勢が表情や言葉にあり
芯の強さと潔さを感じさせて上手い。

男言葉で必要最低限の言葉しか発しない超クールな里長・浅水役の吉田多希さん、
たぶんこの里でもっとも孤独な立場の人物をよく頑張ったと思う。
この謎の里長のことをもっと知りたいと思わせるものがあった。

結局首が3つごろんと落ちたが、巴淵の底で尚諍いは続くのだろう。
さてこれでこの里は不条理な掟がなくなって平和になるのだろうか…?
それとも歴史はいつか再び繰り返すのだろうか…?
仏の教えによって誰も救われていないという事実も虚しい。
暗い余韻の残る作品だった。
舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

適材適所
今回の鬼の居ぬ間にも重量感たっぷり
しかも 内容がいい
三つ巴でありながら客観視できる

なんともいえない爽快感

全く癖になる

舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

三毒
雰囲気がよく出ており、また、場面の切り替わりの演出が素晴らしかったです。効果音が絶妙でした。三人の男と仏教三毒が絡み合う様を、充分に堪能しました。

ネタバレBOX

前の方に座っていたのですが、かろうじて聞き取れるセリフがいくつかありました。後ろの方の人は聞き取りにくかったのではないかと想像します。播磨が喜久を打つ場面がありますが、本当に打っていたのは引いてしまいました。思い切りではありませんでしたが、そこそこ力が入ったように音がしました。そのあとが、殴る真似だけだったので、そこも実際に打たなくてもよかったのではないかと思います。
ダンス公演「しらふ獣」

ダンス公演「しらふ獣」

ドドド・モリ

小金井アートスポット シャトー 2F ギャラリー カフェ(東京都)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★


例によって、アイデアの宝庫。ショートショート集のような構成で、ちょっと散乱気味でもあるが、楽しい。

アニー

アニー

日本テレビ

新国立劇場 中劇場(東京都)

2015/04/25 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

S組
アニーを初鑑賞。児童客が多かったが、だいぶ行儀良かった。思ったよりも大人も楽しめる。アメリカ精神あふれる明快な内容だ。子役が主役というところが新鮮に感じて、透き通った声が心地よい。立派な舞台人だ。

ラストホリデイ2015-終わらない歌-

ラストホリデイ2015-終わらない歌-

アリスインプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/04/29 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

(光組)5公演目
ただ演じているのではなく、
ただお芝居をしているのではなく、
観ている人の事を考えていただいている舞台。
その気持ちがあらわれ、伝わってくる舞台。

舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

恐怖と解りやすさは反比例する?
あれ、効果音が変わったな、とすぐ感じた。綺麗な音でした~。もはや音楽。ストーリーが追いやすく、その分、恐怖感が薄まった気がした。良庵の立ち位置が何だかもどかしい。この人の読経はなかなか見事でしたが、仏教色を濃厚に感じさせてくれるけれど、ストーリーの展開に絡んでいるようないないような、中途半端な感じが抜けない。最後まで、彼がどこかで重要な所にからんできて、それが恐怖を増幅するのだろうと勝手に想像していたのですが・・・。印象的な登場であっただけに何だか残念な感じに終わった。しかし、恐怖というものは、何だかよくわからないところに最も強く感じられるものなんですね。それと、仏教というものはかなり理知的・哲学的なもので、こうした不条理な因習などとは少しそりが合わない感じ。

さかしまToro

さかしまToro

Cooch

萬劇場(東京都)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

希望は…
幕開けのシーンで、使われてる音楽が邪魔でした。なんで初めの大事な場面で あえて観る側の集中そぐようなことするのか。会話と丁寧なマイムだけで淡々と見せていただきたかった。最後の数10分、なにかしらあるとは思ったが、こうなるとは。

芝居の限られた時間でとうていおさまりきれない重いテーマ。

朗読劇 『芽吹きの雨』

朗読劇 『芽吹きの雨』

虚空旅団

大阪ガス㈱エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室(大阪府)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/08 (金)公演終了

満足度★★★

始めての体験でした。
始めての朗読劇でしたので、緊張しました!!朗読のなかで、電子オルガンの絶妙な演奏もあり、あっという間でした。朗読者が汗だくで可哀想でした。コンデションにも気遣いがあれば、もっと良かったです。

ホームルームは終わらない

ホームルームは終わらない

すくらんぶるえっぐ(活動終了)

ザ・ポケット(東京都)

2015/04/29 (水) ~ 2015/05/04 (月)公演終了

満足度★★★★

生徒は
バラエティー溢れるキャラクター達で笑いもあったステージ、楽しかったです。もう少し生徒それぞれのエピソードに深みをもたせたらよかったように感じました。

四谷怪談

四谷怪談

AND ENDLESS

シアターX(東京都)

2015/05/03 (日) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

2作品のつながりが?
怪談とありますがホラーではない。役者は皆好演。

続きはネタバレボックスに書きます。

ネタバレBOX

四谷怪談&忠臣蔵と、北九州監禁殺人事件の2本が交互に進んでいく形なのですが、そのつながりがよくわからなかったです。
ラスト近くで、容疑者の妻瑠璃子による「この現実(北九州のほう)の先に、あの物語(四谷怪談)があるような気がする」という台詞があるのですが、
それを言わせるなら全員2役にするか、せめて瑠璃子は四谷怪談と2役がよかったのでは…?
お岩さんは1役でよかった(または瑠璃子と2役)のでは…?

最後の客席に向かって語りかけるシーンがくどかった気がするので上記の台詞のところで終わりで良いなと思いました。

また、途中で弁護士さん?が生き残った少女に「君を救いたいんだ」と言う台詞がありますが、これまでずっと詰問調で話を進めてきた弁護士が突然そう言う(嫌味にも聞こえなかった)のに違和感がありました。

清水一学はとても切なくてよかったのですが、とあるシーンで、その献身に心を許したのかなと思えたお岩さんがまったく彼を愛していなかった(お岩さんの心にあるのは伊右衛門だけ)ことが発覚して可哀想すぎました…。

ルービックキューブのシーンで全員全面そろったらかっこいいなと思いましたがさすがに難しそうですね。
舞首ー三つ巴の里ー

舞首ー三つ巴の里ー

鬼の居ぬ間に

シアター711(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

和製「セブン」?
金田一耕助が呼ばれて訪れるような地方の村で起こる惨劇…。
人の「業」がねっとり(べっとり?(笑))と渦巻いて各人物はそれらに抗えず押し流されて行くが如し。
当日パンフレットに記載され、劇中でも語られる仏教の「三毒(貪・瞋・癡)」がモチーフとして活かされているあたりは和製「セブン」か?
あるいは昭和50年代の松竹映画?
ラストシーンも衝撃的だったなぁ。

ブラック・ベルト

ブラック・ベルト

ディー・バイ・エル・クリエイション

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2015/05/05 (火) ~ 2015/05/09 (土)公演終了

満足度★★★★

たくさん笑った!楽しかった!
ハリウッド映画や劇場版の特撮やシリアスな連続ドラマを何本も見たようなボリューム感で大満足。妄想しまくって盛り上がったモン勝ちなのは、物語上も客席も同じってことかも。
イケメン芝居要素をきっちり仕込んでるのが不思議な心地!出来る人揃いだから、あらゆる形態模写にひとつずつ胸が熱くなります。

とにかくもうほんとに音がすごく良い。
夏の日差しが音として聞こえるって、おかしいでしょ。でも聞こえる。地下遺跡のひんやりした空気も、草原を渡る風の香りも、全部音として聞こえていた。たった五人だけで、こんなに果てしない世界を見せてくれるのか、って、たぶん音の力もあったんだと思う。

屋根裏

屋根裏

燐光群

梅ヶ丘BOX(東京都)

2015/05/02 (土) ~ 2015/05/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

屋根裏
と聞いて最初にイメージするのは、パリに出て来た貧乏な
アーティストの卵達が、希望と夢と幾許かの生意気な論理を武器に社会に殴り込みを掛ける姿だろうか。天に最も近い所が。最も貧しく寒い。おまけに極小の空間である。だからこそ、冒険のベースに最も似つかわしい。

ネタバレBOX


 今作は、23の小話を、このベースで連結えうることによって、究極の目標である世界の実相・真の周辺で走馬灯のように真を乱反射しながら揺れ動く憂き世の有り様を描く。
 初演は13年前に遡るが、燐光群のスタジオ、梅ヶ丘Boxで初の本公演作品として書かれた作品で、今回の上演でも固有名詞を多少変えただけで、他にシナリオの変更はしていない。然し、古さを感じさせないどころか新鮮さを感じさせる所に、今作が、現在も世界各地で上演されるだけの普遍性と鮮度の良さを保つ作品固有の魅力があるのだろう。加えて無論、役者の演技レベルの高さ、自分達の小屋だから、好きな演出が大胆にできるという強みもある。
 坂手氏のシナリオの特徴の一つに人工的な作りを感じる向きもあろう。それは、大抵、引用に対する感性から来ているのだろう。今作でも「日本は滅びるね」など「三四郎」からの引用には照れてしまった。
パンクドランカー

パンクドランカー

神奈川県演劇連盟

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2015/04/29 (水) ~ 2015/05/02 (土)公演終了

満足度★★★

なかなか熱い演技でした!!
最初は、こそばゆい青春演劇かと思ったものの、ドンドン演技が熱を帯びて役者の動きにもイイ意味で粗さ激しさが帯びてきて、存分に生の感動を楽しめました。

ストーリーはともあれ、個のキャラクターは霞むことなく立体的に感じ取れて力量を感じました☆一緒に行った彼女もマサト役の俳優さんには涙しながら感動してました。

もっともっと大きな舞台にステップアップしていって欲しいです。がんばってください!!ありがとうございました!

東京ブラストーリー

東京ブラストーリー

KING&HEAVY

HEP HALL(大阪府)

2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

好きです!
面白くてカッコよくて、
好みでした。

酔筆 奇術偏狂記

酔筆 奇術偏狂記

劇団レトルト内閣

HEP HALL(大阪府)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

リーマン俳優!
春の文化祭でリーマン講座みました。
去年の公演のアフターイベントで面白かったので楽しみにしてました。
長編も観たい。

ホームルームは終わらない

ホームルームは終わらない

すくらんぶるえっぐ(活動終了)

ザ・ポケット(東京都)

2015/04/29 (水) ~ 2015/05/04 (月)公演終了

満足度★★

アフタートークは選択制に。
転換に学校の机を用いるのは面白い。特にワイルドな方は単体としての面白さがあった。各キャラの掘り下げはもっともっと欲しい。舞台上にリアルな時計を入れた試みや説明は良かったのに、(確か)95分くらいと言いながらアフタートークで二時間近くになってしまった。予定がダメになったのだが、普通は帰る自由も与えてもらいたい。
良さも期待もあるので、敢えて厳しめで付けさせてもらいます。

ネタバレBOX

実際に色々な人がおられるんだと思う。それを面白く表現しながらも、夜間学校としての詳細が全然なく、一年多く四年間で卒業くらいしか分からなかった。そしてラストの感動的なシーンでふざける芝居が入っていたのが不可解でした。非常にもったいない。
龍が如く

龍が如く

セガ/ディー・バイ・エル・クリエイション

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/04/24 (金) ~ 2015/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★

ゲーム原作の舞台、面白かった!
ゲーム未プレイ。花組芝居の加納幸和座長、秋葉陽司さん目当てに拝見しました。ペダステ大好きなので、主演の滝川英治さんは勿論存じ上げておりますし、ニチアサは一般教養なので佐野岳さんにもワクワクでした。その他の役者さんも、見たことのある人ばかりで嬉しくなってしまいました。
ゲーム原作の舞台は初鑑賞でしたが、ところどころに挟まるゲーム演出がとても面白かったです。

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