満足度★★★★
ごろん独特で迷いのない世界観は主宰で作・演出の望月氏のぶれないスタンスによるものだと思う。設定も展開も暗澹とした物語だが、全ては人間の慾から生じたものでその普遍性が共感を呼ぶ。スピーディーな出ハケや的確な照明でとても解り易く進行する。過酷な掟と里を束ねる浅水の因縁や葛藤が描かれたらさらに奥行きが出たかと思う。浅水のキャラが魅力的なだけに、もっと彼女のことが知りたいと思わせる。島田雅之さん、山本佳希さんが強く印象に残る。冒頭の読経が厳かで大変良かった。ありがたや。
ネタバレBOX
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2015/05/09 00:37
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