
居坐りのひ
N₂
RAFT(東京都)
2015/05/11 (月) ~ 2015/05/12 (火)公演終了
満足度★★★★
試演だったせいか・・
ちょっと分かりずらい所もあったけれど、俳優(というかダンサーに近いのか?)の掛け合いの個性というのは分かったように思う。
関西とか四国とかって、シンプルだけど個性のある動きをする人が多いからなぁ・・

アニー
日本テレビ
新国立劇場 中劇場(東京都)
2015/04/25 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても楽しいアニーでした。
2015ミュージカル『アニー』観劇,四度め
アニー,それもトゥモロー組ばかり四回となる。今回は,とうとう一番前の席だったが,惜しいことに通路の左がわ三個の場所。それでも,その中では一番中央よりだったから良かった。
ルースターが,アニーを消してしまえばいい,というとき,実際にナイフを手品で消していたような気がした。あと,モリ―とケートは,タップのときに少しだけ参加していた。別の少女たちだと思い込んでいたが,それはまちがいだった。
過去の書き込みで,映画に比べてなんと間のぬけたものかと,家族一同でがっかりしたと舞台版アニーを酷評しているものがあった。しかしながら,映画は,ワンカットを何度も取り直せる。舞台で,これ以上アニーにセリフを増やしたら,それは大人の演劇になってしまう。子どもが,生の舞台でやるものとしてはベストだ。
座席の位置のせいもあるが,毎回視点が少しかわる。大型ミュージカルは,観る場所がたくさんあるので,端役の楽し気な仕草やら,ちょっとしたアクションが目に入って来る。同じミュージカルを何度も観るひとたちの気持ちが少しわかるようだ。
花買わないか,の少女(少年)の声はのびがあって良い。ダンスも上手だ。
ゆうなっちは,どの公演でも,声がときどきひっくりかえる。ハスキーボイスというものも魅力の一つだ。たくさんの場面で笑いをとっているのも特徴だ。やり過ぎということではない。これも含めて,ゆうなっちアニーの色だと思う。
そんな笑いを多くとった舞台が終わると,後部座席では,目を真っ赤にして泣いているお母さんがいた。アニーが親を見つけられなかった気の毒さに,感情移入したのだろうか。それとも,小学生にしては,ここまでセリフを完全に覚え人を感動させている事実に,びっくりしたのだろうか。

大池第三病院~Letter's Possibility
FUNエンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★
なかなか見ごたえありました。
FUNエンターテインメント『大池第三病院』を池袋シアターグリーンで観た。
この団体によるプロデュースで,その昔,チェーホフ『かもめ』を観たことがあった。ヤーコフ役の駆け出し女優が,私は『大池第三病院』に出たが,今回『かもめ』に出ることになった。実は,演技のことでいろいろ悩んでいる・・・なんて話を開始前に少し聴くことがあった。そのときから,『大池第三病院』とは?
これは,結論からいえばウィルスとワクチンの研究をしている連中が,実際の病院の地下で悪だくみをしているというものだった。先入観なく観ていると,さほど暗い作品にも思えず,むしろコミカルな部分が目立つ。ときには,しんみんとさせる場面も含まれて,終盤に突入する。
ウィルスに侵され,病院まるごとパニックに陥るが,そこでは人間の弱さ,あさはかさなどが暴露される。ただ,真実はもっと怖いものがあって,一番信頼しなければならない医療スタッフが金儲けのために,なんと人体実験をやっていたような話だったわけで,心が寒くなった。
今回も何度か見たような役者に出会った。池袋シアターグリーンでは,結構人気のある演目に出会う。ときどき訪れたくなる場所の一つだ。演劇は,なかなか迫力があって,見ごたえあったと思う。結構気に入った作品となった。出演者も熱演だった。女優陣もきれいなひとばかりだった。

1人芝居『てのひらの夜/とみこのむすこ』
浅見臣樹1人企画
風みどり(新中野)(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
時間が空いたんで
日曜日に観ようかとも思ってたんだけど、急遽立ち見も覚悟して当日で行ったら普通に座れた(苦笑
以前から名前は聞いてたんだけど、風みどり@新中野という場所に初めて行った。
行ってみてびっくり。自分がわりと昔から良く歩くところだった。
中野ブロードウェーに寄った後西新宿のカレー屋に行く前によく新中野まで行って、このあたりもぶらぶらしたりするんでこの小屋の前も何回か通った通ったことがあるはずなんだが、全然記憶がなかった(歩くルートを見て人間のレベルが分かるなぁ
もっと向こうかと思って思わず通り過ぎそうになるところで店内に席が並んであるのを発見して、受付の人に聞いてやっとわかった。
中に入ると思った以上にオンボロ。気に入った!(苦笑
最近立派な劇場に行く頻度が増えてて演劇に対する愛が冷めかけていたところだった。
立派な劇場でサイリウムを首から下げた中年に囲まれて涙を流しながらスタンディングオベーションしてるくらいなら土管のある原っぱで踊ってた方がマシだ。
トイレの前の手洗いがモゲてて大丈夫かと思う。
開演したっぽいのに役者(=主役)がなかなか出てこなくて不安に拍車をかける。
誰か手洗いくらい直してやれよ。
配管工のバイトの経験が無くてもネットで取説くらいあると思うんだが。手洗いの。

大王イカ
兎団
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★
大王イカとは
思わぬ展開へと進む内容でしたが、形はいろいろあるけれど、家族は大切なであること、メッセージとして伝わりました。空調の関係で、やや暑い室内でしたが、事前にうちわを配ってもらえてよかったです。始まり前の歌は楽しかったです。大王イカというタイトルの意味、気になっていたのですが、自分なりに理解しました。

紺青の海騎士
遊劇者chiko
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2015/05/05 (火) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★
個性的な展開…で、結構楽しめました♪
独特な世界観…。
海に囲まれた島、海に出ることが生死に関わる、でも海と暮らしていかなければならい世界。
一人で海に出ることは死に直面する世界。
それでも海に出て行く漁師の後ろ姿に憧れを抱く者…、無事に帰ってきて欲しいと願う者…、父の背中を追って海に出る者…、そして友情♪
なかなか面白い世界観の下、父への畏敬、友情、憧れ、成長を表現。
少し難解な所も有りましたが、結構、個人的には楽しめる内容でした。

真夜中の時間割 約束にまつわる真実亡き問題提起
削除
RAFT(東京都)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/18 (月)公演終了
熱い
出演者ひとりひとりが、熱演であり、迫力がありました。非常に熱い芝居でした。見応えがありました。特に、数学は、生存確率変動というテーマでの内容ですが、面白かったです。

もうすぐ、お家に帰ります。
劇団前方公演墳
小劇場B1(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★
脱線が多すぎるのが残念
シリアスなドラマにもコメディやダンスを散りばめてエンターテインメントに仕立てるというのがこの劇団の「売り」かも知れないが、あまりに脱線が多すぎて散漫な印象を受けた。演奏の「ソロ」にあたる個々の役者の見せ場を組み込み過ぎの感がある。そこまでしなくても戦闘員の悲劇は表現できたはずだ。

誰がための笛は鳴る
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2015/05/08 (金) ~ 2015/05/18 (月)公演終了
満足度★★★
躍動感とも違う
演劇的面白味が全く感じられなかった。
本来笑うべきシーンも今一つだったしエンタメ要素を打ち出した演出もことごとく空回りであった印象。
座組はとても魅力的だしなんだか勿体ない、・・・。

刻のノート
マドモアゼル・シネマ
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
すばらしい
力みのない伊藤作品、お披露目とは思えないダンサーとの一体感、幸せを感じた。惑星はエネルギーに満ち溢れていたが、春祭の前哨だろうか。

もっと超越した所へ。
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
さらに完成度を高めたが・・・
ダメンズに振り回されながらも献身する女子たち。この女性への賛歌は「夢も希望もなく」と同じテーマだが、2分割の交互進行から4分割の並行(に近い)進行へと進化した点とラストの鮮やかなどんでん返しがさらに完成度を高めたことを感じさせ、素晴らしい。しかしこのパターンはこれ以上の発展は難しいかも。さらに「超越」した所を目指すには新たな方向に舵を切ることが必要になると思われ、次作はますます目が離せない。

マリーシア兄弟
劇団マリーシア兄弟
Geki地下Liberty(東京都)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★
マリーシア
血のつながりのない5人の兄弟を設定に、家族とは絆とは、考えさせられる内容でした。チラシの似顔絵は出演者の特徴をよくとらえており、似ています。マリーシアの意味がよくわかりました。

『ロマンチック・ハードボイルド・ハードボイドル』
劇団SUBUTA!
ザ☆キッチンNAKANO(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★
惜しい部分もあるが総じて満足
霊が出るという部屋で開業している探偵事務所を舞台にした物語。
強いて言えばキモである霊を中心とした部分に至るまでに若干の冗長感が漂うのと時として会話の間合いが不自然(相手の言うことを聞いて自分で考えてから答えるにしては早過ぎてまるで相手の言うことが事前にわかっていたように感じてしまうとか)になるのが難点だが、総じて悪くない。
定番的とは言えボケとツッコミの役割分担がしっかりした会話とか、霊の記憶の問題とその解決とか、きちんと組まれていて安心して観ていられるし、一件落着後の場は全体を知っているだけにホロリとするし、このクオリティで1000円ならもう御の字ですわ。
次回公演が早くも楽しみ♪

もっと超越した所へ。
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
ホールでないとキツイ
ねもっちゃんがまたやってくれた。
とにかく本当に面白い、・・でもこの過熱ぶりは異常かも。
近年私が観ている同劇団公演は毎回超満員の窒息LIVEさながらの熱気にして人口密度になっている。
*前回観劇の際、隣の立ち見客が何度もしゃがみこんだ挙句に体調不良を訴えて退場している。(せっかくの当日券であったのに・・・。)
特にご年配の方は前半に観劇をお勧めします。私も今後はなるべくそうします。

BATIKレパートリーズ vol.1
BATIK(黒田育世)
森下スタジオ(東京都)
2015/05/15 (金) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
名品集
90分、休憩1回。処女作からはっきりとBATIKだ。若干マイルドな3作で、レパートリーを感じた。vol.2以降も楽しみ。

刻のノート
マドモアゼル・シネマ
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1482(15-170)
19:00の回(曇)。18:28受付、18:32開場。
ノイズをバックに邦楽がかかっています、満席、19:04前説(75分)、19:06開演~20:19終演。新人6名を加えた10人のダンサー、いつもの硬質なパフォーマンス、演歌にピッタリのシーン、7月予定「春の祭典」の前章、物凄いエネルギーでした。

スワン・ダイブ
カムカムミニキーナ
本多劇場(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/05/24 (日)公演終了
満足度★
「好み」や「理解力」の問題じゃないと思う
古事記、武田信玄、
(×白鳥の湖、これは別の舞台でした)
をベースに
デフォルメした物語らしいです
(フライヤーなどにその辺りの説明あり)。
タレントの行為に観客達は爆笑、、、大爆笑していました。
自分は「何を笑っているのか?」すら分かりませんでした。
半分のパートを占める役者達の「笑い」というか
「演技」自体がコテコテでした。
(多分作/演出の指示なのでしょうが…)
作/演出が示したかった「テーマ」もあるのでしょう。
途中で「理解する事」「感情移入する事」全てを諦め、
アンケート用紙に
「『演劇』を舐めるな!最悪だ!」
と書きました(結局捨てました)。
基本自分は宣伝行為的な事が嫌いなので、
「この作品観なきゃ損だよ!」とかそういう
自分の立ち位置の分からない事は書きません。
ただ本作については、色々な方に観劇した結果として
「どういう気持ちを抱いたか」を教えて欲しいなあ、
と思いました。

かべぎわのカレンダリオ
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
A観劇
100分。名画の趣があって、どことなく古典的なところがかえって新鮮に感じた。味わいがあって、今後も注目していきたい劇団だ。

Béranger
EgofiLter
シアター711(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

バック・島・ザ・フューチャー
カラスカ
上野ストアハウス(東京都)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
本当の宝は、目には見えぬものなのかも。
カラスカの本公演は初めて観ましたが、江戸川さん脚本・演出の舞台はこれまで何度も観てきたので今回も期待していました。その期待をさらに上回る内容でした!
島で対立する時島・津田両家の中で芽生えた恋。それが悲劇へと向かわないようにそれぞれが奮闘するわけですが、とにかく登場人物がみんな濃い!特にキャプテン・ウイングと剣崎ロベルタがお気に入りです。たくさん笑ったなぁ。
主演の原野正章さん、ヒロインの荒木未歩さんの2人のやり取りは観ていて微笑ましくもあり、ちょっと恥ずかしくもなりw
料金もお手ごろですし、コスパは最高です!