最新の観てきた!クチコミ一覧

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自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

憲法を身近に
 GHQが、現在の日本国憲法の草案を作った時の話という設定だ。日本語として、果たしてこの草案が適当な物か否かを判断する為に、政府のチームは、日本語に造詣が深いと思われる人々を緊急に招集した。広告の文案を練る者、文壇小説家、流行作家、推理作家、劇作家、詩・歌人、随筆家、新聞記者らである。(追記後送)

15 Minutes Made Volume12

15 Minutes Made Volume12

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★★

6団体
 各団体が持ち時間内で短編1作品を上演するオムニバス形式の舞台。(追記後送)

ネタバレBOX

Mrs.fictions「ミセスフィクションズの祭りの準備」
苛める者、苛められる者のヒエラルキーをピラミッド構造で表し、登場人物2人がこの関係にあり、且つ、此処で苛め役をしている者は、一つ上の階層では、最下位の苛められる者であることを示しつつ、追い詰められた者の陥る“暴発”を描く。特徴的なのは、暴発を通り過ぎた一瞬に見せる追い詰められた者の態度に恰も他人事のような雰囲気が感じられる点で、このことで逆に、当事者の傷の深さが感じられる。
20歳の国
「消えないで、ミラーボール」
 高校サッカー部マネージャーと部員達との解逅。思春期のセンチメンタルジャーニーといった趣の作品だ。ジャーマネは、引退試合に8-0でぼろ負けしたサッカー部紅一点の女子部員。男の子達の矢張り、憧れではある。名を“あさみ”という。引退試合後、皆と会えなくなると泣くあさみに対して、その後、付き合う者、別れ、傷ついたあさみを慰める者、告ろうとして、はにかみ果たせぬ者、「皆を集めて」と願うあさみに酷い言葉を投げつけた者などが婚礼披露宴に招かれ、友人として芸を披露する。
MU
「HNG」
 H NG。つまり、Hは駄目よ!!とタイトルを解説すべきなのか? なわきゃあるまい! ってのが、テーマの作品。だって、Hしなきゃ大人という感じにならないだろうし、ガキも出来にゃ~。でも、世の中には、正義だか何だかを振り回して色々やりたがる手合が多い。で、このエリアでは、他人の前でHをする連中を取り締まる自警団を結成した。成績の最も良いのが悠、鼻が利くのは、幼い頃、両親が、ベランダや子供の目の届く所で頭の二つある怪獣になっている所を何度も見てトラウマになっているからのようだ。因みにシェイクスピアではないが、ガキの頃、そんな物一人で見たら、そして回りにそのような経験を持つガキが居なけりゃ、そりゃトラウマになるだろうよ。
 いずれにせよ、スペルマを掛けまくる変態や、見られることで興奮するカップルの現場へ出掛け、その模様をネット上で実況・公開する矢張り変態観察者、無論、人目のある場所でHしたがる変態カップル等々、歪なキャラが多数登場する。落ちは想像に任せるが、楽しめる作品だ。
第27班
「夏の灯り」
The end of companyジエン社
「私たちの考えた墓に入る日の前日のこと」
シンクロ少女
「性的人間あるいは(靴がもたらす予期せぬ奇跡)」
銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

コルバタ

シアターブラッツ(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

女子プロレス❗
久々に文学作品を観賞しました❗
知り合いの子が出演すると言うことで観賞しました☺
意外に見たことある子が沢山❕
あっしは、プロレス観戦するんで🎵
文学作品でプロレス技観れるとは❗
知り合い子は、ちょい役だったけどね😰

惑ひ

惑ひ

劇団競泳水着

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/13 (月)公演終了

満足度★★★★

分かるわ~(^-^ゞ
男としては主人公の気持ち、行動が分かるわ~(笑)リアルな不倫ドラマが展開されて、最後までお芝居に引き込まれっぱなしでした★☆坂口修一、横田江美さんのリアルすぎる演技が圧倒適的です♪大好きな、たはらもえさんも相変わらずのCUTEオーラ全開で、大満足なお芝居でした(^o^)/~~

こどもの一生

こどもの一生

自由劇場

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

おもしろかった~★☆
自由劇場さんは初観劇でしたが、学生演劇とは思えないクオリティで大満足でした♪♪途中から大好きなホラーサスペンスの展開になってゾクゾクワクワクしっぱなしの110分でした♪♪藤島望さん、なりえるみさんと大好きな女優さんが出演されてたんで見ごたえ十分★☆会場が空調設備なくて暑かった事だけは辛かったですね(^-^ゞ
普段、大学のキャンパスに訪れる機会ないんで、とても貴重な体験になりました★☆有り難うございました(^o^)/~~

「贋作幕末太陽傳」

「贋作幕末太陽傳」

椿組

花園神社(東京都)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

相変わらずの熱い芝居でした
椿組花園神社野外劇三十周年記念公演「贋作 幕末太陽傳」

芝居が始まる前、何も知らない連れが下元史朗さんからアイス最中を買い、一緒に食べました(笑)

そして、劇中で映画館に貼り出されていたポスターがフェデリコ・フェリーニの「道」で、ジュリエッタ・マシーナとアンソニー・クインがデカデカと描かれていて個人的にはツボでした。

フランキー堺の映画を予習していたのですが、内容的には全く(?)関係なく、映画を作る方の脚本家と映画をかける方の場末の映画館主がお互いを別の自分としてシンクロする芝居。

やりたい放題の監督に翻弄される脚本家、経営難で潰れかかった映画館を愛して止まない映画館主。

この二人の映画への愛が物語を紡いでいく。笑いあり、涙ありの素敵な芝居。

ワガママな監督、金策に奔走するプロデューサー、鼻につく売れっ子俳優、映画館に暮らす映写技師、映画館主を支える健気な妻などなど、生き生きとした登場人物が素敵。

因みに最前列で並びの直ぐ隣にに流山児さんが居てビックリでありました(笑)

25528+

25528+

はちみつシアター

テアトルBONBON(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵!
 はちみつシアターの魅力は、政治、経済、軍事、哲学など「難しいことはわかんな~=~~い!」という前提を組んで、その前提の下に、蟻地獄に嵌り込んで足掻く人々の、それでも一所懸命に、しなやかに生きたいと願う心を描く点にあろう。

ネタバレBOX


 今作も、女性+1で、その魅力を、ダンス、パフォーマンス、舞台衣装の変化などでふんだんに振り撒きながら、大筋の物語は物語でしっかり成立しているのは勿論のこと、これら、ダンス・パフォーマンス・衣装替えや歌謡ショー総てが、キチンと物語の必然性に収まる。(因みに最近、若い人達の舞台で良く見掛ける、物語の内容と関係ないダンスやパフォーマンスと違って、これらの芸事で自分達の運命が決まる、という劇的本質を表出している点で、はちみつシアターの芸事は必然なのである)
 また、「笑っていたい」という科白が何度も登場するのだが、このキーワードこそ、普通にこの植民地で暮らす人々が願う幸せの形なのではないか? 唯、嘘ばかり並べ、空疎な言い訳しかできない無能で、こすからいだけの首相と名乗るウツケ。その「権力」を恐れたふりをして、媚びを売り、「国民」を蟻地獄に叩き落として知るべき恥の感覚すら持たない下司共、そんな為政者しかいないこの植民地で、人々が切に願う幸福の形を。

玉子物語

玉子物語

Q

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/15 (水)公演終了

満足度★★★

可愛過ぎる女優
吉岡紗良さんが良い。

ネタバレBOX

Qと言うと、何か良く分からないけど可愛い人や超可愛い人が出演するというイメージがある劇団です。

前回公演や『flat plat fesdesu Vol.3』のレビューを見直してみて、女性の性欲みたいなものを扱っていることを再確認しましたが、やはり今回もそうでした。命を繋ぐ女性にとっての卵、栄養として摂取する鶏卵の話でしたが、ワークショップの演目を繋いだようなものでした。

そんなことはさておき、やはり超可愛い人の名を知ることが重要だと考えました。調べるとその名は吉岡紗良さんで、クラシックバレエもできる可愛過ぎる女優さんです。
恋 其之参

恋 其之参

テラ・アーツ・ファクトリー

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

詩人 岸田 理生
 詩人という特異な種族に対する普通の人々の圧力・圧迫に対して特異な者が追い詰められた果てに最後っ屁する物語。

ネタバレBOX


 因みに最後の方に洲崎の娼婦街(現在の東陽町辺り)が出、ダンサーが足を天井に向け、肩、後頭部を床につけ肘を曲げてアングルを作って身体を支え、痙攣するような表現をするのは、無論、男女の営みでの女性を表していよう。と同時に、飢饉の度、女衒に売られ苦界に身を落とした女性の多くを占める貧農の娘達の、言葉にならない煩悶、苦悩、怨恨、忍び泣き等をも表していよう。
 物語は、この洲崎跡地に建てられた団地での少女強姦事件に纏わるからである。団地妻達の淫靡で執拗で陰湿な会話は、彼女達の欲求不満の捌け口であり、隠微な慰めである。
 これに対してレイプされた少女は、人身御供そのものである。背景には1582年から98年に亘って行われた秀吉の所謂太閤検地及び1588年の刀狩りによって自らを守る武器を奪われ、人別帳をハッキリさせられた上、一揆をおこすこと自体の困難を民衆サイドが負った歴史があり、更に江戸時代、朱子学の徹底によって、お上優位のイデオロギーによって洗脳され、五人組制度によって連帯責任を負わされた武器を持たず、檀家制度によって人別帳を民衆管理の道具として牛耳られた村社会に暮らす大衆に落ちぶれた人民は、道理を以てお上の非を糺す道を閉ざされ、互いにスパイ行為である相互監視を強めた。無論、大衆支配の方法として優れたこの方法は、明治・大正・昭和・平成の今に至るまで脈々と生き続けている。こんなベラボウな支配の方法が未だに生き続けているのは、無論、日本に暮らす大衆が愚衆でしかない証拠であり、この植民地で頻繁に問題化される苛め、排斥・排除、無視、蔑視、差別、集団による一個人への噂話の形を採った悪口等々、陰湿、淫靡、凄惨を極める愚衆達個々人の内面の塵捨て行為である。
 アメリカの植民地であるこのエリアでは、お上もまた奴隷根性を発揮し続けている。戦前、現人神として据えられた天皇・裕仁に跪拝することでその命脈を保って来た、官僚・政治屋という下司集団は、天皇の権力が失われたとみるや、跪拝の対象をアメリカに転じた。本質は下司のままである。
 このようなお上も含めた下司にとって、自らの存在をその最も深い所から照らし出すのが、詩人という種族なのである。そして、詩人の社会的位置は、今作ではレイプされた少女に重なる。否、岸田 理生は重ねたのだ。その真っ直ぐな視点によって。而も、彼女は、詩人のアイデンティファイを作品中で達成している。自死に追い込まれた、ケニア単身赴任の夫を持つ主婦が、詩人をそう在らしめているのである。つまり、彼女は内気で、下司共の会話には入ってゆけないというキャラクターとして設定されているが、その内的な精神性と排除される人生によって、この村社会の外部者として、詩人を見出す目を持ち、詩的感性を享受し得る存在として詩人をアイデンティファイしているのだ。
 だから、作中、詩人として機能する少女は、彼女の死の責任を、彼女を追い詰めた自死に追いやった者供に果たすのである。

 ところで、詩人は風になった。諸君の直ぐ傍らを吹き抜けるかも知れないぞ!
自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

喝采
解釈で国会も賑わう憲法問題。海道隆一郎氏の『百年の亡国』(?)にも述べられている通り、この国の憲法は討議の余地無く決定された。そして、今、解釈を巡る討論が持たれている。一国の最高基本法が解釈無しに存在し得ないという脆弱性を露呈しているのである!
本作は「口語解釈を実行する」現場が舞台になっているが、次第に憲法そのものの文面が話題になっていく。この脱線の仕方がある意味この憲法の曖昧さを上手く皮肉っている。
9条を巡る討論での作者の意見に同調しつつ、法治国家といいながら、庶民にその憲法を詳解できていない「放置国家」であるこの国を憂いたくなる。
最後に憲法を持ち帰る云々の下りがあるが、その事への皮肉なら素晴らしい。
落書きに使うというのも、キツイ洒落だが、シニカルな表現だ。
今、アメリカの属国然とした安保提案のもとにある日本が、皆で熟考しなければならない問題を提供した本作に称賛を贈りたい!

ネタバレBOX

はじめの部分で「にほんじん」という台詞が在ったが、時代的に有り得ない。
「にっぽんじん」でなくてはならないです。
あと、この会合の人員に女性が多すぎるのもリアルではないです。
女性解放はもう少し後の事です。


重箱の隅をつついて申し訳ありませんが。
自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろい!
日本国憲法で二時間楽しませてくれるなんて、凄い!

15 Minutes Made Volume12

15 Minutes Made Volume12

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★★

佳作ぞろいで面白い
15分だからネタ勝負になってて、どれも面白かったです。

ネタバレBOX

Mrs.fictions《ミセスフィクションズの祭りの準備》
話としてはいま一つで、岡野さんの演技力でもってる感じでしたが、ラストにキレがありました。
「煙草の火がどうやってダイナマイトに着火すんのかなあ、もしかするとスルーで着火しないのかなあ」と思って観てたんですが、忌村が意識的に着火させるとは思いませんでした。
「忌村はどうして火を投げたんだろう?」と考える間もなく暗転で、余韻が残りました。
冒頭のタイトルバックまでに持ってくシーケンスと、オバQ音頭で「窓しめてくんない」も良かったです。

20歳の国《消えないで、ミラーボール》
斉藤マッチュうまい。斉藤マッチュと絡んでるときの湯口光穂さんは、他の三人と絡んでるときよりうまく見えます。あと兎洞大さんはカッコイイ。強豪チームのキャプテンという見た目と、それを裏切らない声がいい。
シチュエーションが、結婚式と思わせて実は葬式なんじゃないか、それだと一気に辛い話じゃないかとドキドキしてたけど、普通に結婚式だったのでほっとしました。
《花園Z》でも思ったけど、竜史さんは青春のノスタルジーを描くのがうまい。全部語るわけではなくて「わかる、わかる」と観るほうが埋める部分を残してます。この劇もglobeの熱唱で、なぜか納得して終わります。
「シュート決めたら言うよ」が入ってくるタイミングが良かったです。

MU《HNG》
コントだね。面白かったです。
途中の「お兄ちゃん!」で、シナリオに煮詰まったかのようなやっつけ設定がキター!と思って、それでも面白く観てて、ラストの「HNG!」で「ここまでヤッツケにやるんだ!」と思っておかしかったです。
観たあとに余韻を感じて考えるというタイプの劇ではないけど、単純に面白さを求めてくならいい劇だなあと思いました。
井上沙英さんの「わたしはして欲しいんだけど」あたりの演技すきでした。実生活で、井上さんみたいな人から言われたい。

第27班《夏の灯り》
最後の最後に、サヤカの眼が見えないことが解る工夫だけど、「で?」と思いました。
深い部分で通じあっているトモキとサヤカ。でもサヤカはカズマとデートがしたくてとうシチュエーションで押し切って良かったのではと思いました。
三つ子のギミックは面白かったです。特に途中、せっかく屋台を替えたのにただ一瞬走り過ぎちゃうところとか。

ジエン社《私たちの考えた墓に入る日の前日のこと》
何だか訳が解らない。観てる方の理解力に問題があるのではなくて、作ってる方もやりたいことをやり切れてないんだろうなと思いました。頭でっかちな感じがしました。
でも面白かったです。同時多発を使いながら違う時系列の台詞を一回で済ませたり、あの世とこの世が複雑に絡んでたり。東京と地方の話とか、3.11の話とかも入ってるんだろうなあと思いました。
ジエン社は次回公演の予定がまだないということでしたが、是非やってください。観に行きます。

シンクロ少女《性的人間 あるいは (鞭がもたらす予期せぬ奇跡)》
耽美の話になると役者さんも大変だなと思いました。耽美な世界の経験なんてまずないだろうし。ラストの作家が一心不乱にキーボードを叩くあたりは好きでした。
この劇の作者は、寝取られた経験を劇にしたことがあるのかなと観てて思いました。思い出すのも辛いんだけど、書くしかない。そういうデーモンに囚われたことがある人が書いてるのかなと思いました。
つじたくvol.1

つじたくvol.1

タクフェス

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/08 (水)公演終了

満足度★★★★

すばらしかった!
オムニバス4珠玉作とその幕間のダンスパフォーマンス...観応え十分な内容であった。
自分が観た7月9日(マチネ)は、会場のZEPP六本木の客席が前・後に二分(中間列が疎ら)されていたようで、場内全体で盛り上がっていたか、少し心配である。これだけのパフォーマンス、会場全体で楽しみたいと思った。

ネタバレBOX

開演までの時間を、ゲストの「ハレルヤシスターズ」がお笑いで盛り上げる。そのままの流れを維持し、つじたく(辻本茂雄、宅間孝行)の珠玉4作が上演される。その幕間にダンスパフォーマンスが披露される。先にダンス...ジャンルは、ソングリーディング JAZZといったところ。

さて、短編は15~20分程度であるが、そのどれもが真に面白く(シュールさも含め)、”最高最強の笑いの満載”は本当であった。
演目1「新幹線B席!」
一人の寝不足の男が新幹線3人掛の真ん中(B席)に座り、その後サラリーマン上司部下の2人が。手違いでA・C席に座り、何やら騒がしく話し、飲みだす...迷惑な話。

演目2「初恋レストラン」
地方レストランのテーブルに美人の女性...アイドル女優が座っている。そこに汚い身なりのダンプ運転手が来店する。偶然にも元恋人同士。女性が売れなくなりAV出演を打診されている。さて、この元恋人同士の顛末は...。

演目3「誘拐犯の憂鬱」
男2人が女性を目隠して誘拐してくる。実は身代金目当で誘拐したのは、男1人の彼女。彼女の実家が富豪と知っていての犯行。実は彼女は虚飾の人物で、すべては嘘ばかり。目隠し外した彼女は逆ギレして...。

演目4「DUET」
死んだ男の妻と後輩が一周忌(?)の墓参りに来ている。後輩は先輩の妻(未亡人)が好きである。それを見守る死んだ男(完全に成仏していない)を迎えに駄天使がきた。黄泉への旅立ちまであと少し。その男がとった行動...。

本当に素晴らしい笑い、泣ける作品であった。
次回、「つじたくvol. 2」を早く開催してほしい。
残夏-1945-(ざんげ)

残夏-1945-(ざんげ)

サイン アート プロジェクト.アジアン

座・高円寺2(東京都)

2015/07/09 (木) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

泣かせない秀作
聴覚障がい者、戦争、長崎原爆...これらの説明から、重苦しい人生が描かれるのだろうと勝手に想像していた。しかし、悲惨さは伝わるが、それ以上に生きてきた、そして今も力強く生きている、そしてこれからも逞しく生きていく、そんなメッセージを発信している秀作である。単なるお涙頂戴のような観せ方ではなく、もっと前向きな母娘...というより家族の物語である。

上演後の大橋ひろえ さん(江原アイ子役)挨拶で泣いてしまいそうであった。「子育て中でも障がいがあっても高齢であっても、サポートによって『同じ空間で同じものを見て一緒に楽しむ』ことが当たり前となるような社会を創っていければ...そんな趣旨内容である。

この芝居、タイトルや説明から明らかなように、戦争への鋭い批判であることは間違いないであろうが、その描き方が実に良い。

ネタバレBOX

この芝居で素晴らしいと思ったのが、この母・逢沢康子役(五十嵐由美子さん)が、ろう者で終戦間際(1944年)の長崎で生まれ、被爆しているという設定である。この直接ではなく、自分の母・江原アイ子からの伝聞形式で語るという観せ方が良かった。直接だとその生々しさが強調され、お涙頂戴のようになり平面的な描き方になったと思う。伝聞という少しクッションをおく事で、戦争の悲惨さと、障がい者との関係もうまく観客(自分)に伝わった。お仕着せではなく、実に自然体で語られる...その暑い「残夏」は、新たな命「産夏」でもあった。そう人間讃歌という感じである。
さて、もう一方の現在を生きる母娘(逢沢夏美役・日野原希美さん、逢沢結役・貴田みどり さん)の確執である。こちらは障がい者としての思いが伝わる。障がいがあっても自由に表現したい、感じたいという強い思いは、母親の娘を守るという意識の違いがぶつかる。優しい思いのすれ違いがもどかしい。少し、ギリシャ悲劇「エレクトラ-コンプレックス」のような気がしたが、それは母親に対する反動...それが父親への思慕に繋がっている。

この戦争(被爆体験)と障がい者としての思いという多重構成を上手く魅せてくれた。実に泣かせない秀作であった。

次回公演も楽しみにしております
あの人、賃貸だから

あの人、賃貸だから

劇団HallBrothers

博多リバレインホール by Active Hakata(福岡県)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★★

グサグサ刺さること❗️
芝居じゃなきゃ、なかなか言えんですわ!
芝居でもためらっちまう!
けど、自分らもどっかで
線して安心しちょるとこあるんやろうね!

考えさせられるいい芝居と思いますわ‼️

「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)

「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)

Sky Theater PROJECT

小劇場B1(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★

ほんわかとしたストーリー
物語がゆっくりと流れるほんわかとした作品でした。主人公の優柔不断さが、私にはちょっともどかしく感じられましたが、そんなキャラクターもありなのかなって考えさせられました。

25528+

25528+

はちみつシアター

テアトルBONBON(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

観せて...魅せて...決める!
アイドルライブのようでもあったが、その描く内容は”現代”にマッチ、というか今真剣に考えておくべきもの。演出はポップ調で観せるし、その体現はキャスト(女性+)が魅せており、楽しい芝居になっている。

この芝居、7月10日に観ているが、この日は四万六千日(7月10日に行われる観世音の縁日...この日お参りすると46,000日お参りしたのと同じ効き目がある)というとてもラッキーな日でした。
そして、このタイトルにも当然意味が...

ネタバレBOX

今年は戦後70年。この芝居の初日がこの日数に当たるという。公演は日を経ていくから”+”が付いている。
芝居の内容は、「同じ部品を作り、つなぎ合わせる仕事をしている、工場ではたらく女子。 通称『工場女子』 何のための部品なのかも分からず、毎日は平和でありながらも、平凡。」という説明からは想像できない、キチンとした主張を見せる。この軽妙なノリの演出と脚本テーマ性のギャップに驚いてしまう。
この工場で作っていたのはミサイル...その平和を脅かす武器へNOを突きつける。彼女たちの命懸けの情熱と信念は、実に痛快だが、同時に、この先の日本の有り様が若い世代にも危惧されている。

芝居として見た時、未来で守ろうとしていた一方の勢力(現権力の体制)は何だったのか。そして守ろう(鍵の死守)としていたものは何か。さらに猫が人間へ...その物語の脈絡に混乱したのは自分だけだろうか。

次回公演も楽しみにしております。
自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

曖昧なところがいい?
いやはやこれは面白い。そして考えさせられる。1997年に書かれたコメディだそうですが、今観ても(今だからこそ)訴えるモノが多い。沢山の人に観てもらいたい作品です。

自由を我らに

自由を我らに

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

現代向けの内容
丁々発止の会話劇のようであるが、その内容は極めて現代に向けて発信しているもの。「憲法」を文語体から口語体へという依頼であるが、その舞台配置から法廷劇のようにも感じた。そして法廷といえば、「怒れる12人の男」を想起し日本ではそのパロディ「12人の優しい日本人」という映画もあった。

さて、芝居で少し気になったことが...

ネタバレBOX

この1幕物で、キャストは常時舞台上にいる。そして、舞台配置は客席に向かって八字型に長テーブルとパイプ椅子が人数分、中央奥に少し高く演台がある。その配置は法廷そのものに感じた。さしずめ観客が傍聴者といったところであろう。
さて、物語は憲法公布までの2時間(上演時間の2時間と重ね臨場感を出す)の様子である。憲法公布が昭和21年11月3日であるから、この物語の設定はその前日の2時間という(憲法施行日は昭和22年5月3日・憲法記念日)。いろいろな笑いを得るような仕掛けがあるが、その中心は「憲法条文」の捉え方、解釈の仕方を「言葉」の曖昧さに求めている。憲法という規範が曖昧...というキツイ、そして鋭い問題提起を婉曲に描いた力量に感心する。

しかし、それは今・現在から見ているので、当時と意識のギャップが埋められない。それが残念であった。

自分の好みであるが、当時(戦後)と現在を交錯するようにし、曖昧にした功罪を論議してほしかった。登場人数が13名で、最高裁判所は長官を含め15名であることを鑑みると憲法を論じるに十分であろう。最高裁判所こそ憲法判断の役割を担っているのだから。
また、今回は憲法のうち、人権部分の条文だけであったが、統治部分の条文についても議論を観せてほしい。今、憲法改悪へ…。

次回公演を期待しております。
StepUp vol.57 "夏編"

StepUp vol.57 "夏編"

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1534(15-222)
19:00の回(晴)。

18:30受付、開場。

「Nabëpa」妖精大図鑑
振付 永野百合子
出演 飯塚うなぎ、永野百合子、和田千裕(Dr.MaDBOY)

「海の音」/ヴォカリーズ
出演 水然みき

「あいまいモコモコ」らふらふ
出演 中田裕子、中崎ふく子、高橋利香

--休憩--

「Go ROUND」
出演 熊谷理沙

「おんなのさが」Nect
振付 二瓶野枝
出演 今枝亜利沙、遠藤樹里、川島沙織、児玉海歩、寺戸麻子

個性的な作品集。物語性をもったもの、流麗なパフォーマンスが美しいもの、深く個に入ってゆくもの。


妖精大図鑑は3公演目、Nectは「vol.93"秋編"(2013/10)」「vol.52 "春編"(2014/5)」、熊谷さんは「わたしの東京物語(2014/7))」、和田さんは「その河を渡れ(2014/12@眼科画廊/音響)」。

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