最新の観てきた!クチコミ一覧

85001-85020件 / 189799件中
劇場版 サヨナラワーク

劇場版 サヨナラワーク

ネリム

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

登場人物はお一人様ですか
本公演は、2015年4月に池袋スタジオネリムにて上演された劇団エリザベスの「サヨナラワーク」をシアターグリーンで再演したもの。

女性だけのシェアハウスで起こる不思議な出来事。公演説明からサスペンスのような雰囲気も感じられたが...

ネタバレBOX

実際は、少女が成長していく過程と自分自身の在りようについて、他者等との関わりを通して描く心理劇のようである。

さて、舞台セットはシンプルで、まず上手に横長ソファー、下手はキッチン・ダイニング、そして中央に中二階程度の階段があり、その昇った先に玄関ドアがある。全体的に淡色でふわふわした感じである。そぅ、何か不安定であり、ストーリーを暗示するようである。

主人公(成美)はストーカー行為による恐怖から男性不信になり、友人(真弓)の勧めでその友人が管理しているシェアハウスに入居する。そこには猫耳カチューシャ(?)の物怖じしない女性、カワイイ系洋服の内気な少女、着崩した着物姿の上から目線の女性、そして管理人の友人が住んでいる。
数日後、シェアハウスの向かいのコンビニにイケメンがおり、皆が好意を持ち、いつの間にか一人ずつ消える。同じ時期に殺人事件のニュースが...。

脚本(話)に捻りを入れ過ぎた、もしくは演出(説明)不足か、はたまた自分の理解不足か。いずれにしてもスッキリしない結末であった。
主人公の心内彷徨という一人称で、登場した人物・動物(猫)は過去を投影した自身か。または、主人公と友人が合わせ鏡になっており、相互投影したものか。そして殺人犯に似ているイケメンの事件関係は...。その脚本と演出については、明快に納得できたのだろうか、演劇をあまり観ない客にもスッキリ説明できていたのだろうか。

少女から女性へ持て余しながら成長していく過程、そして過去自分と向き合ったという設定のようである。登場人物は、飼っていた猫、少女時代の自分、醒めた目の俯瞰している自分が登場しているが、それならば友人は? 二人称にしてもう一人の自分はどう表現(映)したのか。スッキリしないのは観客である自分だけであろうか?

さて、タイトル「サヨナラワーク」の”さよなら”は、劇中の「自分」「仕事」「勉強」または「作品」か、それとも...ぜひ、もう一回観てスッキリさせねば。

次回公演も楽しみにしております。
BARに灯ともるころ

BARに灯ともるころ

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

話に捻りがありました!
それにしても、BARの父娘は人が良すぎる!(笑)
やりとり自体は現実離れしてますがコメディーですもんね!
舞台セット素晴らしいです。

ネタバレBOX

4年間音信不通になっていた娘婿(マスオさん的)の信夫が突然帰ってくる。
彼は、闇金に手をだし、借金が返せなくなるほど膨らんでしまった為、
義理の父と名義のBARをその返済に充てようとした。
何も知らない義理の父と娘は言葉巧みな信夫に権利書を渡してしまう。
さらに実印までもとりあげようと・・・。
BARにいた常連客は3者の会話の中から信夫が騙してこのBARを借金のカタにしようとしていることを父と娘に教える。
そこから、信夫と常連客との実印を巡るバトルが始まる・・・・。
傘と花火

傘と花火

teamキーチェーン

d-倉庫(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★

象徴としての母の思い!
女性としての喜びより”この子の為なら死ねる”的な母の思いを象徴として表現。
それに比べて、男どもの情けないざまは何だ!(笑)
下手な笑いを取らない小細工なしの直球勝負の芝居は好感持てました。
舞台セットは素晴らしく楽しめる。

ネタバレBOX

ある夫婦と2人の息子を持つ家族とその近所の人たちとの関わりの話をさしながら、生まれながらの病気で約20年後には心臓移植が必要な長男の為に母親が自らの命を絶ち、その移植で長男が生きのびる話。
ラストの皆で花火をするシーンは、母への感謝の気持ちが良く表現されたカットでとても感動しました!
私のエディット~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語~

私のエディット~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語~

ジェイ.クリップ

三越劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/22 (金)公演終了

満足度★★★★

松坂慶子堪能!
たまたま、この公演の数日前にNHKのトーク番組に松坂慶子が出演していた。彼女は、この朗読劇の準備を1年前に始めたそうだ。
彼女の優しい母のような声は皆が認めるところだが、それに加えてのドラマティックな声色の使い分けがとても心地よかった。
最後に歌も披露。
昔(愛の水中花の頃)はとても上手とは言い難かったが、
やはり、人生経ると歌に味わいが出てくる。
近くで観られて満足!
美しさばかりが先行した若いころよりずっと魅力的に見えた。

ネタバレBOX

エディット・ピアフの波乱に満ちた人生、歌こそ全てを貫く思いともに家族の愛情に飢えていた側面も、工場で働いていた腹違いの妹によって綴られる。
Linked to 〜四舎八房より〜

Linked to 〜四舎八房より〜

劇団e-schein

テアトルBONBON(東京都)

2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★

緊迫感がない
少年が収監された特別少年院が舞台であるが、その描く内容は一種の勧善懲悪ものである。ストーリーはわかり易く結末も想定でき、少年たちの絆が紡がれていく過程が熱い。
公演で気になったことが...

ネタバレBOX

演出に関して、暗転が多く場面転換に工夫が必要だと思う。当日パンフのキャスト紹介を見ると、初舞台という記載が多く、その演技力を保たせる、もしくは綻びが目立たない(表現が相応しくないかも、失礼)ようにするためだろうか。いずれにしても観るための集中力が必要であった。初舞台とはいえ、若いキャストが一生懸命演じていることから、もう少し長いシーンを経験させてもよかったと思う。
人物描写(生い立ちなど)と人間関係にもう少し説明があると、感情移入がしやすい。例えば、主人公”あんちゃん”の人物像が”善人”のようで、とても特別少年院に入所するとは思えない(親殺しに至った状況説明が不足)。また主人公と刑務官の確執は、単に気に食わないというだけの仕打ちだろうか。状況と人物描写が表層的で深みが感じられない。もう少しストーリーに厚みと捻りがあればと思う。
また、公演全体を通じて、特別少年院という雰囲気を表していない。入所者が皆長髪で、タバコも簡単に入手できる、という細かなことも含め、緊迫・緊張感がない。
自分は、この特別少年院内における少年たちの絆、または刑務官たちとの確執という個人レベルの物語設定も面白いとは思うが、医務官の人体実験が垣間見えることから、(体制)組織への挑戦があっても...そんな思いを巡らせた。
本公演は続編(キャストも同じ)が予定されている。
次回公演に期待しております。
盗賊と花嫁【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

盗賊と花嫁【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

くちびるの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

初くちびる
初日開幕後に各所で感想を見掛けて気になって、でもどんなお芝居なのかさっぱり想像つかなくて行こうかどうしようかすごく迷ったけど見ました!見てよかったです……最高に大好き。言葉遊びと、孤独のエッセンスと、狐の禍々しさと、フラメンコと、全部全部見えました。の、のぐちさん、めっちゃ、めっちゃよかっ  た。

ネタバレBOX

まるで人が変わったかのように優しくなった女房の姿に浮かぶ文字。同じく「日照り雨だ」と言う多襄丸におぶわれた女房の白い羽織から立ち上る文字。いずれも現実には見えていないものだけれど読めた。「憑き物が落ちたように」「狐の嫁入り」
あそこまで幾重にも言葉を重ねて、重なった色合いと引きはがす軽やかさを楽しんでいたのに、このふたつだけぽっかり言葉が抜かれている。押して押して引く力加減が絶妙で、気付くとラストシーンへ落ちている。ここまで巧みに弄ばれたら、身体を任せるしかなかった。
七人のふたり

七人のふたり

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2015/05/22 (金) ~ 2015/06/02 (火)公演終了

満足度★★★

てぬてぬてぬ
いかにもクロムといった風情の見慣れた出演者が少なくてちょっと寂しかったです。音がすごくいいのに音楽も少なめで物足りず……ストーリーもなんだか毒が弱めで優しくて見やすくて……!も、もっともっと、暴力的にボコボコにされるつもりで見に行ってしまった。そうではなかったようです。
でも森下さんや葛木さんのフェチ心をくすぐる感じは大好きですし、一体何をやるのか見当がつかなかったタクシーさんも、あっそういう……って感じで好印象でした。

ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

普遍的な童話物語。
確かに!おぼんろの世界は愛にあふれた童話の中の世界みたいだと思った!

四方囲む形式の舞台は、好きであるし、階段、バルコニー、全て使っての美術も素敵だった!

照明が目に入るのは、どんな舞台でもあることだし、対面の客が見えるのも気にはならない。

逆にみんなどんな表情で・・・どんな想いで・・・観ているのかを見るのも楽しい!

役者それぞれが、見ごたえあるし、世界観に嵌る人は居るだろうな~♪

BARに灯ともるころ

BARに灯ともるころ

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いのポイントを“わかっている”
所謂、“王道コメディー”といった舞台。
笑いのポイントを“わかっている”という感じで、結構笑わせてもらいました。

“ZIPANGU Stage”は初観劇なので、まだ何とも言えないが、
本作での、私の“ツボはまり度”は“100ポイント満点中60ポイント”といったところで好印象。

次作品も観たいと思わせてくれた舞台でした。


聖地 X

聖地 X

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2015/05/10 (日) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

イキウメの【聖地Ⅹ】を観劇。

ドッペルゲンガーの話しである。

夫・滋の風俗通いに嫌気がさした妻・要は、兄のいる田舎の実家に戻る。
しかし東京にいるはずの夫・滋を実家の側で目撃する。
そして滋と話しあいを試みるのだが、まるで別人のようになっていた。
それを兄に相談すると、それはもう一人の滋が存在している、所謂ドッペルゲンガーではないかと疑い始める。
そして調べていくうちに、同じ様な事が付近でも起こっている事が分かってきたのだが......。

ドッペルゲンガーとは?という疑問から、もう一人の自分が存在してしまう理由、そしてその街に古くから存在する信仰、伝説などを絡めて話しは展開していく。
事実から始まって、そして仮説を立てながらの物語の展開に、観客はまるで真実のように錯覚してしまい、寒気を覚え、騙されてしまい、舞台を食い入るように観てしまうのである。
以前に観た【関数ドミノ】と同じように作家の大きな嘘に騙されてしまうのだが、この騙され方は非常に心地よく、満足して劇場を後にするのである。

傑作であり、お勧め。
再生

再生

快快

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

だんだん気持ちよくなってく
まったく予備知識なしでの観劇。しかもKAATへは初めて行きました。ただなんとなく面白そうで予約したチケット。最初は?????、そして。。。最後は!!!!!と、そんな気持ちになりました。すごいわぁ。好きだわぁ。

ネタバレBOX

一晩寝てもこの興奮!なんだろ、「再生」カセットテープの再生、ビデオテープの再生。そうアナログの再生だった。テープはどんどん伸びていく…。3回の再生で結局集中して観る箇所が同じだったりとか自分も再生していたのか!!とまんまと乗せられた感。ホントは一緒に立ちあがって拳を振上げたかった(笑)
女のみち2012 再演

女のみち2012 再演

ブス会*

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

観たよ
芸劇でブス会観る日が来るとは…。

HOME  COMING

HOME COMING

空間製作社

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

歌唱力
歌があまりにステキで筋を忘れてしまうことがしばしば。安定した歌唱力で、最後まで安心して見ることが出来ました。泣ける話。力作。

傘と花火

傘と花火

teamキーチェーン

d-倉庫(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★

何とも言い難い気持ち
観た人の数だけ、色々な意見が出るだろうと思いました。とても真面目に真剣に作られた舞台のように感じ、見応えがありました。個人的には、母親の選択について肯定出来ませんが、でも否定出来ない気もするし・・もやもやした気持ちでした。優しい音楽が心に残り、家族について考えさせられる舞台でした。良い意味でも、良くない意味でも、何とも言い難い気持ちが心に残りました。

傘と花火

傘と花火

teamキーチェーン

d-倉庫(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

親から子への愛情
親子で鑑賞しました。役者さんの皆さんの演技が上手く、お芝居の空気感と「羊毛とおはな」さんの音楽がとても合っていました。

全編を通じた親子愛。親→子供への愛情。子供→親への愛情。「家族を大事にしたい」と感動できる内容でした。子供もストーリーを理解できていました。

ネタバレBOX


自分も子供を持つ親として、母親の想いはよくわかります。自分の子供は大好きだし、守りたいし、何でもできます。

何でもできますが、、、
自殺した親の心臓を提供された子供、その子供と接する兄弟は、これからの人生辛いんだろうな..と感じました。

・親の自殺を知った時の子供の気持ち
・移植後の世界に住む人の気持ち

自分の想像力を駆使して、決断したのだろうか。

「誰が幸せになったのか?」を考えさせられる素晴らしい作品でした。

盗賊と花嫁【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

盗賊と花嫁【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

くちびるの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろうございました。
ちょっと予想してたのとは違いましたが、
演者の皆さんの身体の使い方も滑らかで、観ていて楽しかったです。
言葉遊びというか、日本語の使い方が面白いなあーというシーンはよかったですねえ。

ネタバレBOX

衣装が、各キャラには合っているけど時代的にはあってなくて、
モブになるには個性が出ていて、とちょっと気になったというか。
ここは好みですかね。

桜の頃に上演されていたなら、観劇後に見上げる桜に何を思いましたやら。
ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度

あの素晴らしい
初演の舞台の衝撃が強くてどうしても見劣りしてしまう。吉祥寺シアターが綺麗すぎて設備が整いすぎてるので、やはり印象変わります。しょうがないけど、新たな伝説にはなってないような(笑)おぼんろの世界観はやっぱり心地いいんだけどなぁ。

ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

初ゴベリンドン
パダラマ・ジュグラマについで2回目のおぼんろ本公演でしたっ(´v`*)
愛についての切ない物語、とってもあったかいエネルギーをたくさん吸収しました!階段の近くの席だったので、役者の方がすぐ傍をドタドタと通っていく感じが好きだなぁと感じました!

ネタバレBOX

「俺は死ねないんだ」のセリフがずっと脳裏に残ってます。
えぐいけど大好きなシーンです。
傘と花火

傘と花火

teamキーチェーン

d-倉庫(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★

私は共感したが・・・
人によっては、評価が分かれる作品だと思う。

【以下ネタバレ】

ネタバレBOX

病気でも、事故でも、
我子の命が奪われてしまうのは、例えようもなく悲しいもの。

それを、“宿命”とするなら、私は神、仏を恨むだろう。

本作での、母親の選択は賛否両論あるだろうが、

もし、自分の“死”を以って我子の命を守れるなら、
私は、間違いなく“それ”を選択するであろう。

なぜなら、我子より長く生きながらえることなど望まないし、あり得ない。
傘と花火

傘と花火

teamキーチェーン

d-倉庫(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

見応えありました
舞台装置からも演劇にかける真剣さが判ったような気がしました。挿入歌も良かったです。役者さんも熱演で、見応えありました。あまりの感動に席を直ぐに立てない経験もしました。

このページのQRコードです。

拡大