
桂諷會
銕仙会
銕仙会能楽研修所(東京都)
2015/05/31 (日) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

分かれ道ジャッジメント
KAMAYAN
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/05/28 (木) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★
スウェット大好き!(笑)
分かれ道だけで話を広げて100分もたせてしまうのが凄い(笑)
テンポが良く、(いい意味で)バカバカしく楽しい作品でした。
役もそうですが、演じる役者さんたちに個性的な人が多くて面白かった。
個人的には森の番人の3人が良かったです。
観劇中に地震が発生。かなり揺れました。
揺れる中動じずに演技を続けた演者さんたちを褒めるべきか、迅速な対応を取らなかったスタッフを問題と見るべきか。
(他の舞台では一旦建物の外に避難したケースもあったと聞きました)

40minutes VOL2
TABACCHI
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/30 (土)公演終了
満足度★★★
ロ字ック贔屓も優勝団体に投票
「ゆれる」というテーマのもと、3劇団が競作。
そのうち唯一の未見団体だったInnocentSphereに私は投票。
そしたら、同団体が優勝を手に。
その上演作品『セイレン』は、日本の或る地域でしか起こりえない局地的な物語を普遍的なヒューマンドラマにまで高めていて、否応なしに引きつけられた。
地域密着型のホールで開かれたこの公演は、地元のお母さん方なのか、ふだん小劇場演劇など観そうにない年輩女性が大勢観覧していたが、おそらくそうした皆さんの多くも『セイレン』に投票したのではないだろうか?
それくらいの大衆性をこの作品は持っていた。
「ゆれる」というテーマが一番強く打ち出されていたのも、やはりこの『セイレン』。
ロ字ックの『東京』も『セイレン』同様、大人の女性を主人公とし、そのゆれる心を描いていたが、二者択一を迫られたヒロインがどちらを取るかで思い悩む『セイレン』のほうが、「ゆれる」というテーマがより前景化していた印象。
一考を促したいのは表彰式。
優勝団体だけでなく、2位と最下位の団体も発表して欲しいし、可能ならば各団体の集票数も教えて欲しいもの。
各団体に集まった票の山を公開してくれれば尚良い。
それくらいしてくれないと、スッキリした気持ちで劇場を去れないのだ。
そこへさらに、著名な演劇人による講評が加われば言うこと無し。
優勝はあくまでも観客投票のみで決めて欲しいが、名のある実作者が各作品をどう観たのか、演劇ファンとしてはそこも知りたい。

神経の湖
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2015/05/25 (月) ~ 2015/06/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1498(15-186)
16:00の回(やや曇り、暑)。15:45会場着、15:50開場、16:05開演~17:05終演、~17:18トーク終了。
2回目なので何が起こるのかはある程度分かっているものの、なぜそうなるのかは不思議としか言いようがない。「KARAS APPARATUS」が意思を持っているようにしかみえない。今日も勅使川原さんのソロ。
次回は(演劇としては)大の苦手作「ゴドーを待ちながら」ですが、B.シュルツの「難作」を見事に身体の表現に換えてしまう「KARAS」に期待せざるを得ません。

ロストマンブルース
SANETTY Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/05/26 (火) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
秀作会話劇、そして「歌」へのこだわりが素晴らしい
GENKI Produceさんの初演は
「久保田唱のロジカルミステリ」の観劇作法として
1.隠されていた謎に驚く
2.冒頭からいくつも仕込まれた伏線の回収を楽しむ
と、2回観劇しました。
しかし今回のSANETTY Produceさん版では、
「既に謎を知ってしまっている」という事で、
まずチケット発売時1回予約しました。
もう1回観るかどうかは「その後の情報公開次第かなー」と
思っていたのですが
(前の感想にも書いたのですが)
・ 数名の役者達が別舞台参加から
本舞台まで残す所わずか10日のタイミングで合流、
という事実を知る。
・ 同様舞台直前のタイミングで体調不良で役者が降板。
などから、舞台としてそもそも成立しない可能性を考え、
「とりあえず1回でいいや」と思っていました。
しかし、いざ観劇してみると、
まず役者自体の演技について問題など全くない上に、
(自分にとっての最大の楽しみである「謎解き」はともかくとして)
会話劇としてのテンポの良さ、
初演と比べて「音楽」への強いこだわりなど、
あくまでも「別プロデューサーによる作品」である事が
強調されていて、非常に楽しめました。
そして、これだけ良く出来ている舞台なのに、
「体調不良による役者降板」が響いたのか、
平日から千穐楽までまだまだ席が残っている、との事。
「もったいないな」という気持ちが非常に強かったので、
千穐楽日を急遽予約しました。
(笹塚ファクトリーの良い所として、
どんな席でも舞台自体は見やすい、というのもあったので)
今回の観劇では「純粋に会話劇」として楽しんでみよう、と
いう視点で観ましたが、
・ ロッカーあさくらの荒々しさ
・ ライブハウス「シェリー」に集う様々な人々
の会話の掛け合いの中に
・ 激しさ
・ 巧みに組み込まれた笑い
・ 隠された真実に近づくにつれての悲しみ、各役者の情熱の高まり
・ 静寂の上手い使い方
・ ストーリーテラーとしてのマスターの語り
など、会話で物語を作っていく面白さがあふれている上に
ライブハウスならではの「歌」への強いこだわり(くりゅうさん?)、
が出ていて非常に良い作品だなあ、と
観なおしたからこそ分かる良さに気付かされました。
元々が良い作品を、新しいプロデューサーの色で見事に再構築した、
SANETTY Produceの今後に期待です。

40minutes VOL2
TABACCHI
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/30 (土)公演終了
満足度★★★★
うーんもったいない気が。
他の方も書かれてましたが、
開演前・終演後に誰ががMCで出てくるでもなく、
演目終わりごとに一礼があるでなし
スーッと始まってスーッと終わった、そんな印象も。
空席多いなあ、と数えてみたら150人くらい入ってたんですよね。
でもキャパからすると半分以下ということで、会場的に適してるとも言いづらいところでしょうかどうなんでしょうか。
各団体については
・ロ字ックさん
40分という時間が長かった気もするしか短かった気もするし、
なんだか中途半端だったような気も。
パス回しは、パスミスしないといいな、という思いが先にきてしまいσ^_^;
・InnocentSphereさん
お話としては一番好みでした。
劇中の「東京もんだからそんなことができるんだ」という一言が、
この作品を観た当事者の方の口から出ることがなければいいなあ、と思いつつ。
・チャリT企画さん
興味深い内容でしたけど、これは演劇なのかなあ、というのも正直なところ。
下世話な話ですが、
これどこかの団体がチケット自腹で配りまくっても優勝できたら黒字だなあ、なんてことも思ったり。
はてさて結果はどうなるか。
折角の企画なので、これからも続いてもらいたいですね。

2ファミリーホラーハウス
マグズサムズ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
日暮家バージョン…おもしろ~い
まずテンポがよく、上演1時間40分がアッという間だった。「シチュエーションコメディとしての安定感は保ちつつも、お客さんが想像つかないような展開の物語...」は、観客も走りこんでいるような爽快感があった。そして緩い教訓的なことも盛り込み、泣き笑いを誘う公演であった。

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-【完結編】
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
ブディストホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/06/02 (火)公演終了
満足度★★★★
タイトル“異聞”らしい
原作は、江戸後期の「南総里見八犬伝」(曲亭-滝沢馬琴 作)をモチーフに、本公演(奇伝)が描かれている。原作を読むか前編を観ないと分かり難い点...伏姫と八犬(剣)士との関わりなど…。しかし、そこは「異聞」として、単独した公演として楽しむ分には差し支えないと思う。
そして、本公演の最大の見所は殺陣であろう。
上演時間3時間(途中休憩)。一部ダブルキャストの白龍チームを拝見。

The Mousetrap ーマウストラップー
ちゅーちゅーず
中野スタジオあくとれ(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
旗揚げ公演…成功でしょう
2時間15分(途中休憩10分)の上演は、ほとんど原作通りで、その魅力を十分引き出していたと思う。その意味で旗揚げ公演は成功したと思う。
本公演は、その登場人物をどう描くかが課題であろうが、その点、キャストの熱演が素晴らしかった。
当日ハンプで2幕、上演時間および休憩時間を見た時、笑みが零れた。これだけ忠実に展開するとは思わなかった。
この成功したと思う公演だが、少し気になるところが...。

僕は父のプロポーズの言葉を知らない
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
おもしろかった
父親と母親の恋愛についてっていうのは知りたいような知りたくないような、実際に聞くとしたらとても恥ずかしい。
今回初めて劇団フルタ丸を体験して、他のも観てみたいって思った。

女と幸せ
辻川ストロベリー
駅前劇場(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
女と幸せ
女の幸せ としなかったところが憎い。
女もそれぞれ、幸せもそれぞれ そのひとつひとつを応援するようなオムニバスな二時間。
姫自ら 会場入りするお客ひとりひとりをウェルカムしてましたね。老舗旅館の名物女将みたい(*^^*)
女将さんの顔がみたいから
そう思わせてくれるひとなんですねストロベリーさん

チャンビーハルカス公演 vol.2
チャンビー
SPACE9(大阪府)
2015/05/31 (日) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

フォーワンズライフ
劇団きのこ牛乳
新宿眼科画廊(東京都)
2015/05/22 (金) ~ 2015/05/27 (水)公演終了
満足度★★★★
いいと思います。
脚本もよかったですし、役者陣もちょうどいい配役だったと思います。
身の丈にあったというか、やりたいこと・やれることをちょうどよくやっていたというか。
みんないい人生送ってくれよーと思いたくなる、いい作品だったと思います。

岸田國士の思案
おででこ
【閉館】日暮里ARTCAFE百舌(東京都)
2015/05/26 (火) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
興味深い内容でした。
評論部分はどうするのかな?と思ってたらそう見せるか、と。
最初に全員が姿を現したところのインパクト、よかったです。
気になったのは、やはりちょっと長すぎたかなーと。
自分は面白く観てはいたのですが、
付近のお客さんで集中切れてた感じの方ちらほらいたので
少し演目減らしてもよかったかもしれませんね。
文六の二編は知らなかったもので、こんな作品も書かれていたんだなあ、
これ戯曲そのまんまなんだよなあ、と意外でした。
若手の方で、ちょっと演技頑張り過ぎかなと感じる部分もありましたが、
皆さん好演だったと思います。

Without you No life
ラチェットレンチF
シアター風姿花伝(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
情報量多め。
と、当日パンフにも書かれていましたが、確かにその通り。
でしたが、見せ方が整理されているので混乱することもなく
テンポいい進行で最後まで楽しませていただけました。
ここから、登場人物に台詞で語らせて説明してる部分を削っていけたらさらに深みも増せるかと。
照明、よかったです。

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-【完結編】
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
ブディストホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/06/02 (火)公演終了
満足度★★★★★
とっても面白かったです
久し振りに時代物で、ここまで高揚する作品に出会いました。殺陣や役者さんたちの演技、演出、脚本、音楽のそれぞれの素晴らしさが三位一体となって、この作品を魅力あふれる作品としていると思いました。アクション好きとして、殺陣の迫力は本当に嬉しい限りです。

ゴベリンドン
おぼんろ
吉祥寺シアター(東京都)
2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
折り返しマチソワ
一週間ぶり2回目となるマチネ。上手階段横のイス席。
階上のシーンをのけぞって下から見上げるのも一興。上から降ってくる声に聞き入るもよし。
今公演初の満席、バルコニーにも客が入っている、当然語り部のテンションも上がる。開演前から期待した通り、素晴らしい出来だった。初見時指摘した点も改善されていた。日々進化。ライブは生もの。まさにそういう劇団だ。
赤い雨を沢山浴びた。この雨に打たれながら感じる言葉はまた格別。まさに物語の中にいる感じ。残念だったのは目潰し的なライトの逆光で語り部(メグミとトシモリ)の表情どころか姿までがかすんでしまったシーンがあったこと。それ以外は大満足でした。
ソワレもまた満席。ぎゅうぎゅう詰めになる前に一度は体験しておきたい桟敷席。こちらはアトラクション的な楽しさを味わえる。飛んでくる汗もスプラッシュ!と思えば良い。感動より楽しいが多めだけれど、語り部の表情や息遣いを近くに感じられるのでやはりだんだんと引き込まれていく。特にゴベリンドンの動きがよく見える。遠目でも確認はできるのだが、獣の中に残された人間の心の葛藤、対比が更にリアルに感じられた。沼の歌の息遣いもしかり。これまで死角になっていたクライマックスでのメグミの表情もはっきり見え、最も普通な人物の存在感が浮かび上がった。
大満足のマチソワだったが、きっとまだ化ける。余地はあるはず。また一週間後に期待しています。

いつも眠るまえに
Pityman
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
深く難しいテーマ
想像していたのは異なり、深く難しいテーマの舞台でした。
女性を中心に捉えている舞台ですが、出演されている女優さんが皆魅力的で、楽しめました。
以下、公演中なのでネタバレで。

劇場版 サヨナラワーク
ネリム
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/05/21 (木) ~ 2015/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
こんな話だったのね
なんかアイドル演劇なのかなーと思って見始めましたけど、ちょっとサイコな脳内葛藤劇だったのですね。割としっかりした骨格があって、結構楽しめました。

miyamoto style 短編集 ≪ とらんく ≫
[DISH]プロデュース
東京アポロシアター(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめました
いかにもこの劇団らしい短編集。ライトウエイトですが、人情味があって、清々しくて、気持ちよく楽しめました。会場が満員の観客でキツキツだったのがちょっと難でしたが。