神経の湖 公演情報 KARAS「神経の湖」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1498(15-186)
    16:00の回(やや曇り、暑)。15:45会場着、15:50開場、16:05開演~17:05終演、~17:18トーク終了。

    2回目なので何が起こるのかはある程度分かっているものの、なぜそうなるのかは不思議としか言いようがない。「KARAS APPARATUS」が意思を持っているようにしかみえない。今日も勅使川原さんのソロ。

    次回は(演劇としては)大の苦手作「ゴドーを待ちながら」ですが、B.シュルツの「難作」を見事に身体の表現に換えてしまう「KARAS」に期待せざるを得ません。

    ネタバレBOX

    ニューロンのような造形が空間を満たす「KARAS APPARATUS」は開演までその姿は見えない。

    1回目はどうなっているのかがわからず、ただ魅入るだけ。ひとつ気がついたのは勅使川原さんの影はみえるのに「神経」の影はみえないこと。これは偶然ではないそうで、神経線は黒い雲のようにみえたり、加えて今夜は、手が朱く輝く様子がみえる。

    脳内の神経系の奥深くにあるはずの「自我」が、外界の刺激を受け(冒頭の意味をなさない刺激)、自らを変容させてゆく。

    真っ暗なはずの脳内に届くノイズ、いろいろな部位が発火する。人が人である意識が湖となって現れてくる作品。

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    2015/05/31 20:48

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