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一つの戯曲からの創作をとおして語ろう vol.5 上演審査

一つの戯曲からの創作をとおして語ろう vol.5 上演審査

福岡市文化芸術振興財団

ぽんプラザホール(福岡県)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/23 (土)公演終了

満足度★★★

戯曲の読み解きが不十分
上演作品は3本ともに、戯曲の読み解きが不十分で感覚的な演出に流れてしまっていた。
公開審査ではせっかく著名な演劇人を審査員に迎えていながら、印象批評レベルの議論に終始していた。

詳細は、「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

Without you No life

Without you No life

ラチェットレンチF

シアター風姿花伝(東京都)

2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

ヘビー
完成度の高いステージがゆえ、いろんなものがつまっていて、気楽に観れる!っという感じではなく、かなりお腹いっぱいな印象をうけました。

ネタバレBOX

被害者、加害者、その家族、そしてそれを取り巻く正義をふりかざしているマスコミ、法律が万能ではない以上正しい答が出ることはないんでしょうね!?もう少し救いが感じられる結末だったらよかったです!
銀幕心中

銀幕心中

SPIRAL MOON

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/06/05 (金) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

テンポが最高
台詞のやり取りが、すごい!!考えさせられる事も、多くあっという間でした!照明も、良かった。さすが、再演といった内容で、満員御礼でした!

VS魂

VS魂

MousePiece-ree

HEP HALL(大阪府)

2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

さくっと観れてさくっと笑えるから好き!
廃れゆく商店街を復活させようとする、
商店街で育った元・少年たちの話。
1時間40分。

…ぶっちゃけ、設定とストーリー展開はけっこうベタでした。
だから安心して観られるんですが、
そのままでは普通の単調なほのぼの芝居。
途中でぶち込まれる
大人の全力の悪ふざけが笑いのキモになっていました。
ミュージカルシーンは、
予想以上にMousePiece-reeのみなさんがガッツリ歌っていて驚きました。

ネタバレBOX



男の子の仲良し4人組+そのうちの1人の妹、
という少年時代を過ごした彼ら。
八百屋の息子春ちゃん、
本屋の息子よっこん、魚屋の息子せっちん。
なんでもできるリーダー格、八嶋(やっくんだったか…?)。
その妹、かよちゃん。

活気づいていた商店街も
彼らが大人になる頃にはすっかりさびれてしまいました。
どうにか昔の勢いを取り戻そうと、
春ちゃん、よっこん、せっちんは商店街復興イベントを企画。
小芝居、歌、ダンスでもりあげようという作戦です。

そこに飛び込んできた知らせ。
商店街の店を立ち退かせ、
ショッピングモールを建設する計画が立ち上がったとか。
プロジェクトの責任者として書かれている名前は、
ともに商店街で生まれ育ち、
卒業後に建設会社に就職したまま連絡を絶っていた「八嶋隆人」…。



まず、最初のキャッチボールで
「うん? 少年時代かな」と思っていたら
途中の会話でおじさんだったことが判明して面白かったです。
言われないと、全力すぎてこの方々は年齢がわからない…!(笑

個人的に好きだったのは
よっこんのボールの投げ方(衝撃波が出そう)、
兄妹再会シーンでの顔デカいネタ、
(「このへんが口で…わぁ。って、なるか!」てなノリツッコミ)、
春ちゃんの恋愛模様(むくれたり、手つなぎ妨害など)。
「商店街のみんなが、はげまして…」も笑ってしまいました。
客入れ時に鳴ってた音楽も伏線というか、なんというか(笑

商店街で生まれ育った昔なじみという関係からか、
みんないい大人なのに、
まじめな話をしていて一人がふざけたら、
そのままみんな脱線したり、
逆にさっきまでふざけてた人たちが、
一言でシリアスな空気になったりでテンポがよかったです。
(ボラのくだりはよくわからなかった…)

MousePiece-reeの定番コーナー(?)の「謎ルールのゲーム」も、
缶けりのようだけど彼ら独自のルールで行われていて、
そこに八嶋が加わることでただのお遊びシーンに見えて
実は回想シーンでもあって…というところも、
展開がダレなくていいなと思いした。
森崎さんの子供のような号泣が大好きです(笑
「いじり」が「いじめ」にならない絶妙な作りで、
マウスの笑いは好みです。


ショッピングモール計画のことについてのオチや
商店街の今後については、現実味薄いかなと思いましたが
そこは心温まるストーリーということでいいのかなぁ…
ハッピーエンドで良かったです。
『タガタリススムの、的、な。』

『タガタリススムの、的、な。』

舞台芸術集団 地下空港

座・高円寺1(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

多少軽くなるも、
初演時よりもハコも格段と大きくなり躍動感溢れる作りに。
途中聞き取りづらかったり単調に感じてしまい、前回の方がスタイリッシュで生新な演出だったので一長一短か。

ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

分かりにくさも・・
「ビョードロ 」と類似する演出箇所とやはり他の方も指摘していたように、拓馬 さんの人物造形に違和感を覚えた。(設定よりも幼すぎる!)
いっそのこと彼が演じた配役を客演に任せても良かったのでは!?
「ビョードロ 」公演時には沢山の人に勧めたが、本作は・・・・

『タガタリススムの、的、な。』

『タガタリススムの、的、な。』

舞台芸術集団 地下空港

座・高円寺1(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

早く感想を
書きたいと思いつつ、時間がない。だが、あまりにも面白い見応えある舞台だったので、少しでもと思い、普段書かないスマホから。劇場入って度肝抜かれた!もう長いこと、舞台を観続けてきたが、こんな造りは初めて!かなり挑戦的!そして独特の赤、それをまとった出来る役者たちがすぐ目の前で、動き、発する。ストーリーも想像の域を超え、圧倒的。難点はあの見辛い席!!目の前で頑張っている子に背を向けて、メインに注目するのは心苦しい。(メイン追ってないと話が見えなくなる)
時間のある時にじっくりblogに書くとして、一先ず。

わが星

わが星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/05/16 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

ワタシには合いませんでした
体調が悪かったせいなのか、
セリフのテンポのせいなのか、
くるくる回る動きのせいなのか、
まんまと寝落ちしてしまいました。

評判のいい舞台なだけに、残念です。

うやむや天使 あいまい☆モコ

うやむや天使 あいまい☆モコ

チプコ劇場

シアター風姿花伝(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

突き抜けてる❗
全力で成りきってくれると、普段だったらスルーしてしまう昭和のギャグも素直に爆笑できました。
子供心を忘れないオトナ向けのステージでした。

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

上質
とにかく観て良かったと思える舞台である。良い音楽と物語と演技,もう何もいらない。最後の第4楽章の場面では鳥肌が立っているほどしびれてしまった。終演後興奮状態で観逃がしてしまった前作「酔いどれシューベルト」DVD(劇場特価で500円引きらしい)を購入したほどである。石田壱成はこれまで何作か観たことがあるが,一番いいと思ってしまった。川添美和も所属劇団での芝居では見られない味のある芝居をしていた。もちろん他の役者さんも素晴らしい。音楽も,歌は聴き応えあったなぁ。オケもあの少人数で良い音を奏でていた。もう終わってしまい,人に薦めることができないのが残念だが(そもそも3日間,しかも平日しか日程がないのが厳しい。),ホント多くの人に観ていただきたいと思った(もちろん,音楽の好みが違う人にはキツイだろうが・・・)。最後に,定刻開演,こう宣言する姿勢がカッコいい。

『タガタリススムの、的、な。』

『タガタリススムの、的、な。』

舞台芸術集団 地下空港

座・高円寺1(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

驚き
開場したてで席についたらすでに別世界!開場したらすでに舞台が始まってます。
座席もこんな形あるのかと驚き。会場全体を使った演出。音楽。衣装。小道具。本当にすごい!
役者さんとの距離がとても近いので表情とかはっきり見えるので
凄さが増す!
情報量が多めなのか繋げていくのが大変だがそこが楽しい!
役者さん達の演技にもどんどん引き込まれていきました。
いい声の方たちが多く感じました!
何度も観たくなる舞台です!

これから観られる方は早めに行くことをおすすめします!

ネタバレBOX

主演の原嶋さんもとてもいい声ですが、個人的にラジオDJ役の山田翼さんの声がとても力強くて通っていて聞きやすかった!
背中の通路側でもお芝居が繰り広げられるのでとても首が痛くなります(笑)
小さな声で言っていることも聞こえるので面白いです!
ラジオDJが場面でラジオを切られてもずっとしゃべり続けてるのが凄かった!
スマートフォンを使った演出も壮観でした!
文字を打ち込むときの指使い?にも注目!(笑)
好きな人は好きなはず!
オルガンズ 〜おんな赤ひげ奮闘記〜

オルガンズ 〜おんな赤ひげ奮闘記〜

“創造集団”生活向上委員会

博品館劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

オルガンズ
博品館劇場は初めてでビルに入って劇場は8階なんですね!
エレベーターで8階へ行きすぐに受付があり、
支払いをしてチケットを入手。
図から座席は真ん中よりもやや後方で
見えるか不安になりましたが、
実際に席につくとそこまで舞台から離れてなかったので
気持ち良く観れました。
お客さんは平日の時間帯あってか
平均年齢は高かったように思えます。
主役の寿さん、雪村さん目的の人かもしれません。

心温まるストーリー
そして個性ある登場人物に
歌にダンスと多方面から楽しめると思います。

ネタバレBOX

舞台は病院なんですが古い洋館で
オルガンが客席から見て左側にあります。

主役の寿さんは
当然出番も台詞も多いです。
率直な感想を言うと流石の一言ですね。
演技、歌など貫禄を感じました。

雪村いづみさんのライブも
年齢を感じさせない声量で驚きました。

先生の弟(勝亦)と弁当屋さん(ささき)の
先生の良さを弟に伝えるシーンは
この舞台での大事なところでもありました。
お互いにいい演技をしていたと思います。

ショータイムは
皆さん派手な衣装で軽快な音楽と共に登場。
美しいダンスが観れました。



この素晴らしい世界は〜another perfect world〜

この素晴らしい世界は〜another perfect world〜

マニンゲンプロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

おぉ何かいろいろと解りやすい(^^)
開演(も遅れず)前にも何かしてくれると嬉しく思えたが・・と以前の感想に書いたら→改善してくれてた(^^) 遅れてくる観客の為に開演時間厳守が出来ないならと前説を面白く写真タイムなども含めて座の温めがされていた事を評価します♪

綺麗な白壁のリビングルームで繰り広げられる家族の人間関係=105分予定(笑)まぁちょっと過ぎたかな~(^^)

ネタバレBOX

舞台中央がテーブルで、上手にベット=寝たきりの弟くんが布団に包まっているという状態・・・。 なんですが、その弟ぎみがパジャマ姿でナレーション・モノローグをかましてくれるので物語が理解しやすかった。 というか、いないと=してくれないと理解はし難かったでしょう。

10年と2ヶ月前に家族を捨てて失踪した父から連絡があり、父が出ていった経緯を弟くんが話をナレーション等で補足しながら繰り広げられる家族崩壊のストーリーであります。 冷静に考えると突っ込みどころは多々あるのだが、妙な説得力で納得させらるストーリー進行でありました。

各家族等の人物性格設定が良く出来てたなぁと感心=作品台本を初日10冊しか用意してなかったら完売&追加で発送とまでなったと終演後のトークで述べていたが納得でありました。(¥1000だそうです)

臨時で最前列に+αで用意した3席に座布団3枚重ねして、観客に配慮してる細やかさも見ていて心地よかったです(^^) 
いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

ブラームス兄弟の人間臭さ!
オーケストラ、オペラ、ミュージカル、芝居好きな人に1度に多くを楽しませてくれる作品です。
よくもこう正反対な性格の二人に強い絆があったとは・・・兄弟愛良かったです。
特別ゲストの3人、藤原歌劇団の”ランスへの旅”行きますのでさらに注意深く観ます。
ひとつだけ、演奏良かったのですが、金管楽器の音が目立ち、弦楽系の重厚さが足りなかったです(仕方ないか・・・笑!)

ネタバレBOX

東京イボンヌ的解釈のブラームス兄弟。
売れなかった兄ヨハネスをシューマンに会わせたのは弟フリッツの何も恐れない積極的に体当たりする行動であった。
そして、恩師シューマンに天才といわれ期待された交響曲の作曲のプレッシャーに苦しむ兄を救ったのも弟フリッツであった。
いしだとモリタの絡みが良かったです。
この素晴らしい世界は〜another perfect world〜

この素晴らしい世界は〜another perfect world〜

マニンゲンプロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ざわざわ感…
マニンゲンプロジェクトが描く非真人間の集合体の物語。幸せの捉え方、尺度は人それぞれであり、そんな当たり前の事が情感たっぷりに描かれる。
人間の…それも身内の醜悪な側面を抉り出しコメディタッチで観(魅)せながらである。しかし、その面白さの中にある、脚本・演出家:町田一則 氏の醒めた目が怖い。

ネタバレBOX

生まれながらの肢体不自由な主人公(下田修平さん)を中心に、母違いの姉との対話から物語が始まる。体は不自由であっても意思はしっかりしている。しかし会話が出来ないから意思表示も出来ない。その状態が幸せか否かという、姉との精神的な会話が心に沁みる。一方、父親の七回忌で集まった親族の我が儘極まりない醜聞が鼻につく。自由であることは、それだけ色々なことを考え悩みもする。逆に不自由であれば、受容するという解放感も生まれる。不自由=可哀想という構図ではない。その視点、発想の転換を問う。このテーマと言える問いは、観客に投げかけられた。芝居としては、テンポよく、自分勝手な身内の面白動作や台詞を見聞きして楽しむ、その魅力を感じることが出来た。

個人的には次男(家督を継いだ、主人公の父親)の独白シーン…案外本音であるから迫力があった。また問いは、やはり人間が生きることは、摩擦も含め能動的なことだと思っている(きれいごとか?)。
演技は、芸達者なキャストのバランスある掛け合いと迫力ある動きが見事であった。

次回公演も楽しみにしております。
いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしいの一言
この公演の最大の魅力は、観客に「芝居と音楽を融合」させたファンタスティックな世界を楽しんでもらう、そんな思いやりが感じられるところである。
舞台後方を少し高くし、そこにオーケストラ(17名編成)を配置し、客席の全方位に楽曲が聴き取れる工夫をしている。通常であれば、ピットでの演奏になるが、会場(スクエア荏原ひらつかホール)はオペラ等の専用劇場ではないため、芝居と融合させるには難しいと思う。演奏者は少し高いところから、芝居だけではなく、客席まで見えてしまい集中力を保つのが大変であったと思うが、見事に演奏していた。逆に観客としては、クラシック音楽と芝居の両方が楽しめた。

ネタバレBOX

この公演は、着想と構成が良かった。まず、着想であるが、バッハ、ベートーヴェンという巨匠...この傑物を超える人物が現れるのか。そんな時、彗星のごとく現れるヨハネス・ブラームス。そして兄の才能とは雲泥の差のある弟フリッツ・ブラームス。本公演ではその弟にフォーカスし、大作曲家ヨハネスとの対比を通して人間的魅力を浮き彫りにする。その姿は、信頼、羨望、時には嫉妬という人間の持つ感情を現しているが、その心底は兄への尊敬...。兄ヨハネスの心情は、弟を持て余しながらも愛し、その心の移ろいが師シューマンとの出会い、その妻クララへの思慕、愛情がわかり易く展開する。
クラシックというと、堅苦しい感じもするが、この公演では、コミカルな場面、悲哀な場面等々、その状況に応じて奏でられるため自然と聴き入る。そして、場面転換が名曲(多くの観客が知っている馴染みのあるものばかり)によってされるのだから贅沢である。この奇を衒わない選曲こそ、観客に親しみと楽しさを持たせ、芝居(物語)の面白さと相まって、この公演の魅力を引き出している。その意味でキャスト(俳優、声楽家、演奏者、バレエダンサー)の演技、演奏、舞踊はもちろんであるが、音楽監督:小松真理 女史の選曲・構成は見事であった。特にシューマンに認められた「ハンガリー舞曲」は、ドイツ各地の演奏旅行での採譜であり、そのリズムは楽しませる。また編曲で名高いリストを登場させ、ヨハネスの古典音楽...当時の音楽をめぐる有り様についても一石を投じる、など幅広い視点が盛り込まれており観応え十分であった。
芝居は、ベートーヴェンの第九交響曲の第十番目ではなく、ヨハネス・ブラームスの第一交響曲として...弟フリッツ・ブラームスの思いは、兄のこの曲によって昇華されたようだ。

また、自分が気に入ったのが、照明技術である。舞台上に芝居スペースと楽団スペースがあり、その照度・照射角度を調整することは難しかったと思われる。それは客席からも分かる多重射光で見事に観(魅)せていた。

最後に、日本ではオペラ等の専用劇場はそれほど多くない。あっても東京を始め大都市が中心であろう。今回の公演スタイルであれば、ある程度の設備を備えた劇場でも上演可能のように思える。演劇・音楽等は文化であり、多くの人に親しみ、楽しんでもらいたい、という姿勢が素晴らしい。
このような試みに果敢にチャレンジしている主宰、脚本、演出の福島真也 氏のご活躍に期待したい。

本当に素晴らしい公演、次回も楽しみにしております。
いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

新鮮
「クラシック音楽と演劇の融合」の謳い文句に惹かれ観劇しましたがその名に恥じないというより期待以上の作品でした。見たことないジャンルで新鮮でこれからもこの道を極めて欲しいです!

スマイルマミー・2015

スマイルマミー・2015

劇団芝居屋

劇場MOMO(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

全てが自然!
今回は私が観てきた涙を誘う数作品と違い、観劇しながら頷くほど
すぐそこで起こっている日常がそのまんまが舞台になった素晴らしい作品であった。人として失ってはならない恩義や次世代に繋げる引き際の大切さが素直に受け止められる。
役者の皆さんの芝居がまさに日常会話でした。
二人のベテランの演技が本当に年輪を感じさせる味わい深いものであった。

ネタバレBOX

スマイルマミーとは7年続いている町の便利屋のことである。
。入院していた母で社長の立花節子の経営の在り方に疑問を抱いていた娘の恭子。ある日、大手の便利屋チェーン店”ソフィア”がその町に本格的に進出しようとしてきたことがきっかけで些細なことから二人に確執が・・・・。
瀬戸の花嫁

瀬戸の花嫁

ものづくり計画

萬劇場(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

とっても清々しい気持ちになりました。
島の人たちは、みんなあたたかく、人としての温もりが伝わってきました。コメディでもあり、全く飽きさせない内容に、最初から最後まで、心が引きつけられました。

ネタバレBOX

島の人たちの純粋で、あたたかな心に、魅了されました。臨場感もすごくあり、最高の舞台でした。島にいる人はみな家族であるという、心が温まりました。最後はそうなるんだろうなあと予測したとおりでしたが、台本と演出がすばらしいのか、感動し、涙が出ました。
Suddenly Like a flame

Suddenly Like a flame

teamDugØut

明石スタジオ(東京都)

2015/06/04 (木) ~ 2015/06/10 (水)公演終了

謎を残して
友達が出ているので観てきました。
後半になるにつれて『あぁ、なるほど』と話が繋がる感じ。
音出しを間違えちゃったのか、BGMとは違う音が流れちゃったのは残念だったかなと。
それと、双子ちゃんの声が小さくて、よく聞き取れなかったのもちょっと残念。

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