
カリスタの海に抱かれて
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2015/05/15 (金) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★
んー勿体ない
花組新トップコンビの明日海りおさん、花乃まりあさんの宝塚大劇場お披露目公演。大石静作の新作と言う事でしたが、残念ながらちょっと古臭いトレンディードラマに、変な時代設定って感じで、作品自体があまり良くなかった。娘役の花乃まりあさんも、黒塗りの設定だから、あまり顔が良く分からず、何か可哀想な感じでした。 レヴューロマン 『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』 も、お芝居以上に中途半端な作品で、新トップコンビの二人を披露したいのか、良く分からなかった。
前回が良かっただけに、二人には残念で堪らない。
これで、台湾行くのは、ちょっと可哀想かな

アイ色バースディ
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
心温まりました
何気ない日常が、温かく丁寧に描かれた作品でした。愛や優しさのある人達の中では、何気なく過ごしている日々は、こんなに価値のある素敵な事なんだな・・と思いました。役者さん達は皆、自分のキャラクターを、自然に魅力的に演じていました(お手伝いさん役は、少しぎこちなさを感じましたが、温かな人柄は伝わってきました)。笑いもあり、考えさせられる台詞、同感出来る台詞も沢山あり、涙腺が緩みました。それに、土木女子、カッコ良かった!とても心温まる素敵な舞台でした!

透明人間
劇団唐組
花園神社(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★
新宿・花園神社で,透明人間を観た。
新宿・花園神社で,透明人間を観た。過去に,花やしき裏で唐組のものを見た以来だった。ぞろぞろ,200人くらいの整列が出来,きれいに赤テントの中にぎゅうぎゅう詰めになって座った。吸血姫のときは,野外で寒さにふるえたのを思い出す。今回は少し蒸し暑い。せめて座布団くらい持参したかった。
唐十郎の演劇は,はっきり言って良くわからない。一世を風靡したという名作ばかりなのだが,ストーリーを追うと,ぼやっとする。ときどき,非常にインパクトのある役者の演技が目立ち,思わず笑ってしまう。だとすると,大衆演劇とか,エンタの神様みたいなものなのだろうか。
しかし,そこは,演劇としても迫力があって,素晴らしい。野外演出ということで,最後には,テントそのものが壊されたりする。ほかにも,実際に水の中に飛び込むとか,手品のように水が噴出したりしていた。

TAP DO! 劇場版13
TAP DO!
博品館劇場(東京都)
2015/06/07 (日) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇・ミュージカルは,気がつくと,パフォーマンス志向になっていく。
タップダンスというのは,花やしきで初め見た。その後,アニーでもっと本格的なものを知る。今回は,銀座・博品館劇場にて,タップダンスをメインとするショーを拝見した。
もっとも印象に残ったのは,終わりの方で,全員が腰かけて行う演目だった。これは凄いと思った。どちらかと言えば,タップダンスは立って行うものと思っていた。しかし,楽しそうに全員で座っていながら見事に上半身を中心に動きがそろっていた。ウェーブ(波)まできれいに出来ていた。一か月ほどの練習で,参加者が全員マスターできるというのは驚きだった。
さて,ショーはいろいろな趣向があった。宝塚のパロディはたいへんおもしろかった。チアリーダー風のものもあった。大道芸人で見るような演技もあった。
演劇・ミュージカルは,気がつくと,パフォーマンス志向になっていく。だから,そのベースとなる技術をオンパレードで見せてくれたのは興味深い。

ト音【たくさんのご来場誠にありがとうございました!】
劇団5454
テアトルBONBON(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
驚きとせつなさ
毎度のことながら、「今までで一番よかった!!」を更新してしまった。
いつもの驚き(何この知識!?なんでこんな発想が出てくるの?なんでこんな長いセリフがすらすら出てくるの?etc..)と、複雑に絡み合った糸がほどけていく気持ちよさ。そして今回は、甘酸っぱい切ない痛み。
ラストは自然に涙が出ました。
また見たいです。
前回のト音もすごくよかったし、改めて前回のも見たくなりました。
私は、坂内先生の立場や思考がよくわかる。
うそをつくつもりがなくても無意識に自然に出てしまう言葉もあるし、それこそTPOに応じて心にもないことを言えてしまう。
私も秋生から見たら、ムッキムキなんだろうな。

ミッドライフ乙女
劇団暇だけどステキ
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2015/06/05 (金) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
よくやったとよかったはちょっと違う
観にいけるか、心配でしたが、観にいけました。
事前の面倒な予約方法や開始間際の入場など、ご迷惑おかけしました。
そして、応えていただきありがとうございました。
>以下感想<
観にいってよかった。
そう思えるものでした。
あらすじからは見えない細かなストーリーは観にいかないとないものですからねw
「うらぶれた」遊園地の跡と未来の話。
どのようにアプローチ(料理)していくのか、考えながら、
楽しく観させてもらいましたw
大変おいしゅうございました。
また、観にいきたいとおもいます。

瀬戸の花嫁
ものづくり計画
萬劇場(東京都)
2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★
ほっこりする♪
ほとんど存じ上げないキャスト陣でしたが、いざ舞台が始まり、話が進んでいくうちに、舞台の世界観に引き込まれていました。滅多にないファミリー感と言いますか、島全体の一体感の表現の仕方がすごく好きです。今まで様々なジャンルの舞台を観てきましたが、今までと違ったジャンルの舞台を観れたのでは?と思います。一度じゃ物足りないくらいの、ボリューム満点の舞台でした。

カナリヤ【追加公演決定!3日19時】
日本のラジオ
新宿眼科画廊(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/06/03 (水)公演終了
満足度★★★
カルトの問題、社会の問題
新宿眼科画廊地下1の壁や床もそのまま、「借景」のようにうまく使っていて、閉じた空間らしさも出ていた。
中心人物、というか、俯瞰的なまなざしを持つキーパーソンが林アンという娘。そのキャラが独特で、どう造形させ、存在させたのか興味深かったが、
あれこれすっ飛ばして結論的な事を書けば・・・、この娘のような人物が生きている事が「現代」である、という一文で十分な感もある。
特殊な状況といえる設定で、人物たちの佇まい、ふるまいが、「あり得る」ように造形されていた事で、挙動や事の成り行きに最後まで注視をさせられた。

マッセン
遊気舎
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
教師という職業って、やっぱり良いですね♪
昔、良く先生に殴られました。
今、殴ったりしたら、大変な事になりますよね。
先生という職業は、やりがいのある仕事ですが、昔の威厳が薄れ、かなり肩身が狭くなっている…、そんなご時世。
でも、先生はやっぱり少しあこがれます。
叔母が教師で、娘も同じ道を目指し、今年、教育大に入学しました。
そんな娘にも観てもらえたらなぁ、と思う作品でした。
いろんな人が結び付き合い、引き込まれる展開。
遊気舎さんは初めてですが、嫁と2人で観劇させてもらい、とっても良かったです。

GO WEST
天王洲 銀河劇場
天王洲 銀河劇場(東京都)
2015/06/04 (木) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
明日は面白くなってますと藤子ちゃんが言いました(昨日)
効果音とかスポットライトの演出が強化されていましたね~確かに♪
【ウエスタン・ステージツアー&記念写真撮影イベント】(スペシャルウエスタンガイド:太田基裕)がアフターイベントでしたが、抽選でしたのね・・・・後で知ったさぁ。 残念
そんで、なんとなく平凡な感も否めないなぁと2回目観劇の感想。
(けっこう睡魔が襲ってきたんです)

女のみち2012 再演
ブス会*
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/05/22 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
女の応援歌は屋根まで飛んで、消えた。
初ブス会「男たらし」は緻密にリアルに作られた芝居だったが、「女のみち2012」(再演)は祝祭性の勝った芝居にみえた。アート指向のシアターイーストは猥雑さを漂白する。のっけからのけぞる××シーンのインパクトについて振り返ると、テレビ視聴率的な反応を、どうも観客に促すところがある、そういう空気が出来てしまう劇場なのではないか。女はきわどい事を口走ったり艶笑なシーンが訪れると、終始、男が反応よく笑いを上げた(会場の笑いの声は男であった)。「俺はこれを楽しんでるぜ」アピールが、舞台上の次の台詞をしばしば邪魔して、どうにも気になったが、これは「演劇=コミュニケーション」たる証しだろうか。
作り手自身が楽しんでいる、それは確かに思えるが、切実さと裏腹な台詞にも男の笑い声が被さった。人間の滑稽さを笑うとは、自分自身を笑う行為だと思うが、女の本音を男は本心から自らの事のように笑えるのか・・・。
AV業界復帰した女の「痛さ」は、よくよく想像すれば、大変痛い。その痛さあっての、ラストだったんだな。・・会場を去りぎわ、まぶたを激しく拭いている女性(単にアレルギーだったかも、だが・・)が目に入った時、「笑う」しか能のなかった己を、思わず省みた。

勤労花嫁
Mr.Scot
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2015/06/05 (金) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1504(15-192)
19:00の回(やや曇り)。
昨日に続いて2回目、当日券(18:00受付、18:53入場、最前列左端)。19:01/19:06前説(2回目は高谷さん)~20:27終演。全5ステ終了。
やはりダンスというよりはパフォーマンスと表現してよいのか、無音のシーンなどは難解でした。「勤労花嫁」について冒頭触れられたことが関係しているのか/そうでもないのか、世代の違いか/性別の違いか、そもそも考えようとすることが無理なのか。

出口なし/授業
双身機関
揚輝荘南園・聴松閣地階多目的室(愛知県)
2015/05/30 (土) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
対照的なカップリング
今回の演目は各々別目的で制作されたものの再演らしいですが、このカップリングが絶妙。演出が、「出口なし」は「声」に、「授業」は「マイム」に重きが置かれているようで非常に対照的で楽しめました。揚輝荘南園・聴松閣も舞台効果抜群ですね。
「出口なし」の、間近で演技しているのに真っ暗で見えない(笑)というのは結構フラストレーションでしたが、セリフと息遣いに自ずと集中させられ、贅沢な演劇の見方かも。得難い体験です。音楽も聴松閣の彫刻に合わせた選択のようで雰囲気盛り上がりました。
「授業」のマイムは若干不条理感が薄まる気が。マイムは勝手な解釈が自分の内で通用しますが、セリフだと知っているはずの言葉が理解・納得できなくて不条理感が増すので、それを排除するのはリスキーかも。でも挑戦的な演出を楽しみました。ボレロの選択も効果的でしたね。

のばらのばらのばら
ヅカ★ガール
新宿眼科画廊(東京都)
2015/06/05 (金) ~ 2015/06/10 (水)公演終了
満足度★★★
また観たいと思わせる・・・
“ヅカ★ガール”初観劇。
満を持しての再演ということで、今回の上演には並々ならぬものがあるだろう。
当然、初演は観ていないので、初演との比較は出来ないが、
良く出来た作品だと思う。
全てを語ってしまうのではなく、観客に考え(想像)させる脚本がいいと感じた。
また観たいと思わせるのだ。

モンスターとしての私
刈馬演劇設計社
千種文化小劇場(愛知県)
2015/05/23 (土) ~ 2015/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
モンスターズ
うむむ、終演後は放心でした。息を呑むシーンやセリフが沢山あった。病んでるんだなって思わせたり、そう自覚してもがく絶妙な演技は鈴木亜由子さんの新機軸ですね。今までコミカルな役どころが多いと感じていただけにインパクトありました。
さて脚本としては、主役のみならず色んなモンスターが取り上げられ、うまく纏め、話が拡げられていきましたが、特に刈馬さんご本人の本作に対する執念と覚悟すらモンスターであるとのモチーフが垣間見え、なんか本作が纏められるプロセスも観たような気がします。
舞台美術や演出も見応えあるのが多くて、特にビデオカメラ使った"あの"くだりは、緊張感を煽って、心にかなり刺さった。基本、あそこのみ出番の大野ナツコさん、すげえ。撮ってるとこダイレクトで観たかった。

さよならウィキペディア
劇団ジャブジャブサーキット
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2015/05/21 (木) ~ 2015/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
日常と非日常の心地よい融合
まず舞台美術にびっくり。七ツ寺に異空間出現です。こだわりを感じます。お話はと言えば、どうしてこうなった?って感じで色んな出来事が次から次へと起きる... にも関わらず、それらが実に淡々と進む印象。登場人物にとっては、それもあくまで日常のことか・・・、という生活感を感じる。日常と非日常が心地よく融合している舞台でした。あと、ジャブジャブはキャストの老若のバランスが良いね。

わが星
ままごと
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
何て多重な味わい
終わって、暫くぽわ〜んとしてました。90分間走り続ける感覚の演劇。リズムと問答とダンスと掛け合いが時を刻むように絶え間なく投げ掛けられ、繰り返され、時にコミカルに楽しく、時に死生観すら問うように深く、何て多重な味わいを与えてくれることか。上京に重なってたまたま観れた幸運に感謝。

ハンサムな大悟
ロロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/06/04 (木) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
点と点で面ができる
点と点で面ができるんだな。
この劇団さん、初見でしたが、
なんだかそんなことを思いながら観ていました。
こういう作風は初体験だったのですが、面白かったです。
終始、真顔でコントを続けているような、
どれも点と点に見えて、バラバラなのに、それが途切れる事無く
全てつながっている。
点と点で面ができているんだな。
このお芝居も、人生も。
なんだかそんなことを思いながら観ていました。

ハンサムな大悟
ロロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/06/04 (木) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

シアター21フェス”春編”vol.100
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/05/23 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了