満足度★★★
カルトの問題、社会の問題新宿眼科画廊地下1の壁や床もそのまま、「借景」のようにうまく使っていて、閉じた空間らしさも出ていた。中心人物、というか、俯瞰的なまなざしを持つキーパーソンが林アンという娘。そのキャラが独特で、どう造形させ、存在させたのか興味深かったが、あれこれすっ飛ばして結論的な事を書けば・・・、この娘のような人物が生きている事が「現代」である、という一文で十分な感もある。特殊な状況といえる設定で、人物たちの佇まい、ふるまいが、「あり得る」ように造形されていた事で、挙動や事の成り行きに最後まで注視をさせられた。
ネタバレBOX
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2015/06/08 00:42
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