
8・12〜白球〜
劇団裏長屋マンションズ
ブディストホール(東京都)
2015/06/16 (火) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★
親と子。
本来は重い話だが、笑いあり涙ありにまとめている。テンポが少し崩れるところと、必要以上にコミカル入れているところもあった。笑いは急にどっと来るところが良かったり。仕事で遅れてしまい、場内への案内がちょっと対応遅かったのは残念。
実際に亡くなられた方にも親しい方たちはいる。そして人が死のうが日常は続く。観客にはストレスかもしれないが、そういう濃さもより欲しかった。自分が生まれたくらいの事故で、正直今の若い人は多くが知らないところだろう。当事者はいつも何処かで生きている。テーマの意義として。

ラジオスターの掟
AH!999プロジェクト
スタジオ空洞(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

二都物語
新宿梁山泊
花園神社(東京都)
2015/06/20 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
グロテスク
ひどい内容で、演劇とはいえない。私は今まで1000回以上の様々な公演を観させてきて頂いているが、グロテスクさではNo.2。リアリティーと演出や演技で魅せるのは全く違う。滑舌の悪い出演者も多い。
あえて良い所を探せば、公演前の対応などくらい。
二度と新宿梁山泊には行かない❗

「つぎとまります」「vivi mimi」
シンショク
サブテレニアン(東京都)
2015/06/25 (木) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
無題1521(15-209)
19:30の回(晴)。
19:00受付、開場。入ると舞台には役者さん(4名)、床に白(い紐)線、円、直線、曲線、入口側に黒いオブジェ(置物か印か...)、L字の客席、入って右に座ります。ソフトな邦楽が控えめな音量で。
19:16前説(フジタさん)、19:33開演~21:22終演。「vivimimi」「つぎとまります」の順。
「アンサータン・ストーリーズ」に出ていらした方々、屋久梅さんは初めて、森さんは「アダムの肋骨(2015/4@王子)」でも。
「vivimimi」は(登場人物)どのような関係なのかがなかなかわからず、足元の「円」と「黒いオブジェ」による何か物理的な法則のようなものが、あるはず、など、思考がいろいろと揺れ動くのでした。たとえば「原子核」と「電子」のような=ヘリウム(電子2コなので)。ただ、視覚的にもっと異世界感が充満した舞台(美術/照明)だったら、と思いました。
「つぎとまります」は3公演目(2012/12@王子)(2014/6@pit)、なぜか「ゴドーを待ちながら」を連想してしまい、「バス停」こそありませんでしたが、お地蔵さんの一員として「ながしそうめん器」の外も「ながしそうめん器」というセリフについて考えるのでした。「赤」がアクセント?

二都物語
新宿梁山泊
花園神社(東京都)
2015/06/20 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
登場人物の熱演に引き込まれた
25日夜、新宿梁山泊が新宿花園神社紫テントで開催した唐十郎作『二都物語』を観てきた。この作品は、状況劇場の紅テント公演で43年前初演された話題作で、状況劇場以外では今回の新宿梁山泊が初めて取り上げる上、主演を唐の息子である大鶴義丹が演じるとあって、かなり話題になっていた。個人的にはそうした原作を巡る様々な期待感とは別に、最近気になる女優たちがこぞってこの劇団に属していた経歴を持っていることからどんな舞台を作る劇団なのか興味があったこと、そしてその気になる女優の1人である有栖川ソワレが今回出演するというので観に行くことにしたわけだ。
この作品の粗筋を簡単に説明することは難しい。基軸となるのは、韓国から兄を探して日本に渡り通行人から100円をせびりつつ生きてきたリーランと、働いていた万年筆工場の火事で盲目となってしまった妹・光子を連れた内田一徹の出会い。一徹を別れた兄と思い込み追いかけるリーランと、彼女に惹かれていく一徹。その周りを、韓国から海峡を渡り日本にやってきた国籍のない男たちの集団や、ひなたぼっこの群れ、元万年筆工場で働いていた少女たち、獣殺しなどのが複雑に絡んでいく。
劇としての核となるのはリーランと一徹の複雑な感情表現と理屈を超えた惹かれ合いだろう。今回はリーランを水嶋カンナ、一徹を先述したように大鶴義丹が演じていた。リーランの背負う儚さや悲しみ、一徹の悩む姿は、もう少しスケールの幅を持たせても良かったかもしれないが熱演と言うべきあろう。いや、ふたりに限らず、登場人物たちのエネルギッシュな演技に、新宿梁山泊の原動力を観たような気がする。
演出的なクライマックスは、海峡に見立てた水しぶきの中を赤い木馬に乗って漂うリーランと、それをなすすべもなく見つめる一徹というラストシーン。テント公演の利点を活かし、膨大な水とショベルカーを利用した木馬の動き。それは、冒頭に水の塊とともに登場した国籍のない男たちの登場シーンと共に、迫力のあるもので、客席からは自然と驚嘆の拍手が沸き起こった。
内容的にかなり息の詰まるものではあるが、適度にその毒気を抜いてくれるひなたぼっこの群れの存在は着眼点としてはなかなか面白い。
また、劇中に挿入される歌の内容とタイミングは絶妙。これは、若手演出者は見習うべきであろう。
ちなみに、この公演の獣殺し役の大久保鷹は、初演時に唐とともに不忍池から泳ぎ出てきた国籍のない男たちの集団の1人であり、この日客席に来ていた唐十郎が終演後舞台で紹介された折には熱い握手を交わしていた姿が印象深かった。
観終わって、すっきり感とか消化不良感とかそういうものではなく、凄みが見るものの脳裏に強引に乗り込んできたような気持ちに襲われた、不思議な舞台であった。あお、上演時間は途中休憩を挟んで2時間15分あまり。自分は椅子の指定席での鑑賞だったので苦ではなかったが、平土間の自由席での鑑賞は疲れたのではないだろうか。最前列と2列めには、水しぶき防止の為ビニールシートと雨具が配布された。

ツキノオト
満月動物園
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

夏の魔球'15
よしもとクリエイティブ・エージェンシー
近鉄アート館(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

三人吉三
木ノ下歌舞伎
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
とてもわかりやすかった
前作の「黒塚」の時は、作品の薄さが感じられたが、今作はしっかりとしたメンバーをそろえ、手順を追った進行で分かりやすく、とても良い作品でした。
『地獄の場』も初めて観ましたが、笑いのバランスもとても良くて、変な感じになっておらず、とても良かったと思います。
今回のようにきっちりとした作品をやってくれるのであれば、引き続き観て行きたいと思いました。

地下5階と6階の人々
THE EDGE
ライブハウス地下一階(大阪府)
2015/06/26 (金) ~ 2015/06/29 (月)公演終了
満足度★★
長かった
いつもこんな感じなんでしょうか?
このシリーズ。
映像人物と舞台上の人物との会話が面白かったです。
ちょっと舞台上に人が多すぎてましたかな。息苦しく感じました。

悪い芝居 vol.17『キスインヘル』
悪い芝居
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/06/26 (金) ~ 2015/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★
純愛だったね
前作のスーパーフィクションより、わかりやすい展開で、内容もすっかり恋愛ものでした。ただ悪い芝居流のアレンジはいろいろとありました。
途中何度か生バンドの演奏があったり、エンディングも大盛り上がりなのは前作同様でしたが、今回の方が自分も2回目だったせいもあり、上手く乗れた感じがしました。
万人受けはしないのかもしれないけど、これも一つの演劇スタイルで、個人的にはありだと思います。
ノリが良い方には、間違いなく楽しめるでしょう。
ただ、強要は厳禁です。
事件にならないように、気を付けましょう

演劇動物演 vol.1
演劇動物演
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
小さな劇団さん、頑張れ♪
小さな劇団さんのためのミニ演劇祭、最終日、観劇させてもらいました♪
半分、「からここたち」さん目当てでしたが、30分程遅れてしまい、トップバッターの「からここたち」さんを観られず、非常に残念!
次回は必ず観させていただきます。
「進船組」さんは、今度8/1,2に本公演される劇団さんだと気になっていましたら、その序章の作品とのこと。
道理で、衣装も豪華で、完成度も高く、良いものを観させていただきました。
本公演も伺いたいです。
「時乃旅人」さんは、旗揚げ時のメンバー(旗揚公演のヒロインの方など)も頑張っておられました。
これからに期待です♪
「なりそこないプリンセス」さんは全くの初見でしたが、私の好きな銀河鉄道をモチーフにした舞台。
朗読やダンスをまじえ、とっても良かったです。
二人っきりの小さな劇団さんですが、また拝見させていただきたいです。
そのほか、今回拝見できなかった劇団さん、頑張ってください!
次回もこの演劇祭が続きますよう祈念しています。

わたし
水素74%
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
弱いのだよ、男は
みんなダメ男だな、思っていたら、それは自分のことだった。
くすくす笑いしながら観た。
玉田さんと野田さんのシーンが素晴らしくって、久々にいいものを見た。

『新・殺人狂時代』
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★
30周年
暗闇、静寂、光、衝撃。様々な立場の作業員の衝突と怒号。極限状態な中の正論の虚しさ。選択の迷いと激しい議論の展開が起こるのに水音だけはよく響く。現実でも嘘みたいな事が起きようとしているがあれが理性の感覚だったのかも。
これまで見た日澤さんの演出の中ではかなり派手なアングラ演出というような感じで面白かった。これをまた鐘下さんがやると違うんだろうな。
久しぶりに言いたいことを言ってる「老舗」演劇を見たっ!って印象。
あ、流山児事務所30周年記念公演の中の一作で、鐘下作、日澤演出のためか、前説で流山児さんの「イッツ、ショーターイム!」が聞かれなかったのは残念。
鐘下さん、密閉空間の展開がお好きなのねw

二人悟空真贋争 ににんごくうしんがんのあらそい
楽戯舎
愛知県芸術劇場 大ホール(愛知県)
2015/06/28 (日) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
■中国舞台、初の試み!!
中国の劇は初めて観ました。
色鮮やかで動きも機敏!!
中国らしい音楽や歌、そしてビヨ~~~ンとの音でメリハリをつけてました。
全部右端での生演奏生歌で..........................。
両側には電光掲示板の字幕が出てましたが、そっちを見ながらの舞台はちょっと疲れたかな???
前半は孫悟空の舞台、後半は踊りがメインでした。
やっぱいいお値段取ってるだけあって、後半のアクロバット的な踊りもよかったですよ(^^)v

ごめんなさい、ニューヨークから来ました
フロム・ニューヨーク
OFF OFFシアター(東京都)
2015/06/25 (木) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
いつになく和やかな公演/約85分
良くも悪くも客を身構えさせるブルー&スカイ作品。
でも今回は気心の知れた市川訓睦さんと中村まことさんと3人きり、しかも小箱での公演とあって気張らず創作に臨めたのか、緻密に作り込まれたいつもながらのナンセンスネタの合間合間に楽屋トークをそのまま再現したような駄弁的やり取りが挟み込まれ、これに客の心もリラックス、ブルー&スカイ作品としては稀なことに、クスクス笑いやヒソヒソ笑いでなく、ゲラゲラと野放図な笑声の絶えないホットな作品に仕上がっていた。
男だけの座組とあっていつになく下ネタが多かったが、これが客の心をさらに和ませ、気がつけばこの私も爆笑している客の1人に。。。
楽しみました♪

売春捜査官/カム・ブロォ・ユア・ホーン
モウムリポ(ポップンマッシュルームチキン野郎課外活動)
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/29 (月)公演終了

正義のみかた
充実夜祭
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2015/06/26 (金) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★
舞台美術が非凡
会場に入るとベンチが一つだけのシンプルなセット。
旗揚げ公演なのでこんなものかしら、と思っていたら見事に予想を裏切られました。
セットを始め、衣装、武器など舞台美術のクオリティが驚くほど高いです。
特に、狭い会場を3つのセットに転換させる仕掛けが素晴らしい。
肝心のストーリーは、やや説明不足かなと感じました。
設定・シチュエーションは面白いです。

『新・殺人狂時代』
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ダンディを極めると...
『懐かしい感じの芝居』と、関係者の客らしい男が言いながら、かえって行きました。言わんとしたことが、何だかわかる気がします。武骨だけど、圧倒される感じのエネルギーが伝わってくる。

鬼が棲む島からヤツらがやってきた
U・WA・SAの奴等produce
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2015/06/27 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しい時間をありがとう
始めに約150分と聞いた時は、大丈夫かと色んな意味で心配がありました。
が、それは杞憂でした。
一緒に会場入りしていた、子供さん数名も最後まで席に座って観られるほど、素晴らしい強弱で、ひきこまれました。
ストーリーは少し予想外な部分もあり、うれしかったです。
役者さんはもっと殺陣の稽古をしてくれたら、よりきれいな動きになるのになあと、全体がいいだけにより思いました。色々仕上げてきてねとw
また、次回作が楽しみですw

オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』
劇団☆新感線
シアターBRAVA!(大阪府)
2015/05/27 (水) ~ 2015/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★
これが新感線か。。。
初めて、新感線の作品を見させていただきました。
正にB級映画を観ている気持ちでした(いい意味で)。
実に分かりやすく、面白い(お約束)を大切にした作品でした。
先にコメントされている方の話すように、既存のキャラをつかっているので、そのキャラの話も知っていればより楽しめたのだな感じました。
何度も観たくなるよう作品ではありませんでしたが、
この観ている一瞬、一瞬が楽しめる作品でした。
また、生でないと伝わりにくい雰囲気(DVDにすると分からない)も多かったです。そして、それを感じてアドリブ(恐らく)を挟む役者の技量、機転は流石!
道具も大きなものから小さなものまで、遊び心ありなところはよかったです。
ネタも多いので、友人、恋人、家族と観にいっても、感想交換でネタに困らないのも好評価w