最新の観てきた!クチコミ一覧

82601-82620件 / 189846件中
本当にあったら怖い話

本当にあったら怖い話

江古田のガールズ

「劇」小劇場(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

初、本公演観劇
前半部分では舞台上で常に何かが起こっていて、終始ニヤニヤしていた。
いろんなことが起こっているものの、情報を追わないと迫られる事がなく楽しめた。
舞台美術でしっかりと世界観に入れたのと、小道具がしっかりとしていてリアリティのある使い方をしていて好きだった。


くるわに咲けと

くるわに咲けと

office HOMME / team Genius bibi

萬劇場(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

Bチーム千秋楽
Aチーム全4公演, 本日Bチーム千秋楽の観劇

AとBで、変えている部分もあり楽しめました。
どちらが、お好みかは、観劇された方々の好みにより違うかもしれませんが、A, Bとも楽しくて、ジーンとくる素敵な舞台でした。

NO MUSIC,NOOOOOO TROUBLE! 2

NO MUSIC,NOOOOOO TROUBLE! 2

ベニバラ兎団

シアターブラッツ(東京都)

2015/08/04 (火) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日
8/4 A班の初日を観てきました!
オーディス舞浜さんが何とも言えない味があって良かったです。
間宮夕貴さんのヒロインも良かったです。
また、観たいです!

MOTEL

MOTEL

ICHIGEN

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

MOTELの雰囲気
MOTELの雰囲気がよく出ていました。舞台セットがうまく作られていました。

ネタバレBOX

仕方がないのでしょうが、暗転のときに、舞台セット変更が真っ暗でないために見えるので、また、暗転の時間が長いので、集中して話の中に入り込めなかったです。場面の転換がなされても頭の中で切り替えが難しかった感じがします。ストーリが大枠は理解できるのですが、個々(コンビニ強盗、撮影等)の絡み方が理解しにくかったです。
竹林の人々【本日16日大千穐楽!!14時開演、見切れ席解放により当日券ございます!!】

竹林の人々【本日16日大千穐楽!!14時開演、見切れ席解放により当日券ございます!!】

OFFICE SHIKA

座・高円寺1(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★

嫌いじゃない
梅竹と犬が自分の存在価値を見出そうとするちょっと哲学的な内容だと感じました。

砂時計

砂時計

しかくさんかく。

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

ワクワクしない
楽しくありませんでした。

ネタバレBOX

地球温暖化の進展によって、人類が衛星軌道上のコロニーに移住し始めた頃の話のような。

中2の少女たちの夏休みは少し面白かったですが、恋人たちの出会いや恋愛に面白みがなく、観劇のワクワク感が全くありませんでした。
竹林の人々【本日16日大千穐楽!!14時開演、見切れ席解放により当日券ございます!!】

竹林の人々【本日16日大千穐楽!!14時開演、見切れ席解放により当日券ございます!!】

OFFICE SHIKA

座・高円寺1(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

わかりやすい
観劇初心者ですが、これは、、、こういうことかなって分かりやすい。そんな劇でした!よかった!

幻想時代劇 『阿弖流為-ATERUI-』

幻想時代劇 『阿弖流為-ATERUI-』

東方守護-EAST GUARDIAN-

新宿村LIVE(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました。
胸が熱くなる素晴らしい舞台でした。殺人、歌、ダンスがうまく調和し、魅了されました。

ネタバレBOX

田村麻呂、あてるい、えぼし、個性がよく出ていました。緊張感のある見応えのある内容でしたが、ところどころで出てくる笑いを誘う場面が、ほどよいリラックス感を与えてくれます。時代劇となると話の筋がつかみにくい印象ですが、とてもわかりやすかったです。話の中に引きこまれて、話の中に完全に入りこめた感じがします。
南の島に雪が降る

南の島に雪が降る

中日劇場

浅草公会堂(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

まあまあ
約3時間の舞台。セットはさすがにリッパ。出演者もそれなりだから十分に楽しめた。が、オランダ人の女性の設定は、途中でうやむやになり疑問が残った。それよりも場所柄なのか、飲んで、食べて、喋って……、舞台より客席が面白かったりして。

INDEPENDENT:15 trial

INDEPENDENT:15 trial

INDEPENDENT

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/08/04 (火) ~ 2015/08/04 (火)公演終了

満足度★★★★

三次
この日わたしが丸を付けたのは、みっつ。
その判断基準は、作品の質は言うまでもなく。
ただ面白かったというだけではなく、トライアル枠で、あの熱い一人芝居フェスのトップバッターを勤めるトライアル枠で、その作品を観たいかどうか、という判断基準もあります。
場合によっては、その日の空気を左右することだってなくはない、トライアル枠。
とても特別な枠だと思っています。

正直、わたし個人的には、プレゼンの時点で完成されているものは、トライアル枠では観たくないのです。
もちろん、そこはやはり単純に時間を延ばすだけではなく、進化もさせてはくるのでしょうが。。。
でもやっぱり、トライアル枠って、そうではないんだよなぁって。
えぇ、まったくの個人的な嗜好です(笑)

あと、笑いを追求したものが通り易いということも、否定的ニュアンスと共に言われるのも、例年の恒例で。
わたし自身も、数年前まではなんだ結局笑えればそれでいいのかと天を仰ぐような時期もありました。
しかし…毎年トライアルプレゼン、本戦、どちらも通っているうちに。
ここで、この場で、この空気で、やるに相応しいか、相応しくないか、っていうのも、あるかなぁって。思ったり。
単純な賞レースなのではなく、あの一人芝居フェスの前座を勤める作品を選ぶイベントなのだということも、意識したりする、ここ数年です。

ネタバレBOX

b「水彩度」大橋未歩×近藤ヒデシ◯
驚くことに、彼女はこれが初舞台なんだとか。
そうは思えないくらい堂々とした、しっかりと客席に向けた、観客に届けようとしていた芝居に。
キラキラした声色、瑞々しく透き通った綺麗な表情。
最初から最後まで、わたしは彼女のとりこでした。
トライアル枠に最も相応かった。

f「アナル パンデミック−感染–」西村俊彦×森慶太
完全に出来上がっている、見事な一人芝居です。
私見では、ほぼ非の打ち所がない。お手本のような完璧さ。
強いて言えば、ラストのゾンビの表現は蛇足だということくらい。
関西圏外からの参戦、これならトライアルではなく、本戦でよかったんじゃあないかな。

a「キネマおじさん」江口隼人×永松亭×FALCON
一見、芝居ではなく、漫談のような、でも自由度の高いれっきとした一人芝居。
ひとえに一人芝居といっても、ほんとに多種多様、様々な形態がある。
その多様な形態の一例。
アナ雪と寅さんとコラボさせるなんて、日本中探してもそうそういないんじゃなかろうか。
その発想に完全にやられました。
しかし…これもトライアルではなく、本戦でよかったんじゃあないかなと。

d「コンビニ」後藤啓太×上崎陽介
これから、どう展開していくのかな?いくのかな?と思ってるうちに。
そのまんま何もなく終わって、ビックリしてしまいました。
後藤くんは、この与えられた作品の中で最善を尽くせていたと思います。
出来うる限りの全力を尽くせていたかなと。
しかし、あの作品では、あれ以上どうしようもない。
もっと、役者を活かして欲しかったなと、悔しく思う。

c「おんな忠臣蔵」栗田ゆうき×美浜源八×谷屋俊輔◯
奇しくも、今の時期の政情的かんがみる作品となった。
勢い、気迫がビンビンで、表情が活力に満ち、力強く輝いて観えました。
これもまた、栗田さんの為だけに作られた、栗田さんが活きる作品。
惜しいと感じたのは、前半もう少し落ち着いて、もっと所作に動きをみせて欲しかった。
メリハリの効かせ方が少し足りなかったかな。
まだ伸びる、まだいける、そのいった先を観たいと思った作品でした。

e「成瀬スーパー8」成瀬トモヒロ×ナツメクニオ◯
成瀬さんの為だけの、成瀬さんを最高に輝かせる作品。
素直に言いますと、二次の時も、今回も、その自分にとっての最高の作品を演じきれてなかったかな。
二次観た時は、すべてのシーンにおいて、ダメ出しが脳裏に浮かんでしまいました。
客席の空気を感じ取り呼応する余裕がない、焦り過ぎでリズムが悪く間を取れてない、一人一人の人格を掴みきってない。
三次においても、出だしはやはり…で、客席の反応を受け、解れてきてからは徐々に。
しかし、この作品はきちんと到達できれば間違いなく、成瀬さん御自身にとっても代表作となる最高の芝居になる、そう確信して。
土田英生セレクションvol.3 『算段兄弟』

土田英生セレクションvol.3 『算段兄弟』

Cucumber

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/07/31 (金) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い
常に細かい笑いが詰めこまれ、プッ、はははっ、と笑いながら引き込まれる1時間45分。キャスティングが見事で、感情移入しやすい。観てよかった、と言える舞台だった。

空手親父

空手親父

ネコ脱出

小劇場B1(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!
昭和30~40年代を彷彿させるような人情劇...自然体な泣き笑いが優しく温かい気持にさせる秀作。
劇中にある一人パフォーマンスも...。猛暑に暑苦しい姿だが面白い。

ネタバレBOX

この劇場は、入り口から左右に分かれるように客席がある。舞台セットは、両方向から観やすいように奥斜めに家屋玄関を作り込んでおり、その出入りシーンが楽しめるよう工夫されている。この玄関の両側が板塀と溝(ドブ)がある。今のように側溝蓋がなく、当時の雰囲気が感じられる。舞台中央は、広場・路地裏に見立てたスペースで、多くの小学生が遊んでいる風景から物語は始まる。その小学生の一人の女の子・岸下恵子(佐藤佳那さん)の回想と現在を交錯させた展開は、服装や会話によって容易にわかる。その昔は、自分の子でなくても悪事・悪戯をすれば叱る、そんな頑固おやじがいたが...。この芝居では、その姿こそが空手親父・戸城保博(高倉良文 氏)である。

この芝居の好きなところは、どこか日本の良き原風景が見えるところ。とは言っても単にノスタルジーではなく、少し先の将来も見据える。忙しい日常において見過ごすまたは見逃している小さな幸せ、その当たり前のような大事なものを思い起こさせる。過ぎし日々を懐かしく思い、これからの夢に思いを馳せる。誰もが共感するような芝居である。

少し気になるところ...
近所の女の子・岸下と空手親父の関係について、父慕、苛めや不遇に思い遣る、といった上が描かれる。一方、実娘・戸城光(迫 真由美さん)との関係は、父親の心配は分かったが、娘側の気持が解り難い。父親との描く関係性が、娘とその友達とで入れ代わったように感じた。

一人パフォーマンス・ハヤブサシンジ(船戸慎士 氏)は、劇中の物語と直接の関係はなく、時代(時季)を捲るカレンダーのような役割。話の展開を分かりやすく(メリハリ)したが、不自然さもあり勿体ない。このパフォーマンスは面白いが、浮いた感じになったのが残念だ。

次回公演を楽しみにしております。
世界が止まる時の音

世界が止まる時の音

劇団偽物科学

池袋GEKIBA(東京都)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

「世界が止まる時の音」
 昨日、池袋GEKIBAで、松本稽古さんが出演される偽物科学の旗揚げ公演、「世界が止まる時の音」を観て参りました。

 「それね、時間停止装置。」そう言って依頼人が残していったのは、1つの部品と見知らぬ言語で書かれた研究ノートと時計の形をした時間停止装置、謎が詰め込まれたアタッシュケース。

 その装置を完成させるべく、集められ依頼人添木の邸に残されたのは、プログラマーと天才ハッカー、数学者と翻訳家、料理人と添木の命を受け、彼らの面倒と護衛を受け持つ達人と呼ばれる若い女性。

 其々の分野の才能を発揮して1週間で完成した装置は、世界を滅ぼしてしまうほどにとんでもないものだった。

 淡々と笑いを含みつつ進んで行く物語は、時間停止装置の完成であっけなく終わって行くように見えたけれど、そこからが、実はこの舞台の見せ場。

 静かにゆっくりと人間ドラマが紡がれて行く。

 よく、楽しい時間を過ごすした時、とても幸せな時、「このまま時が止まってしまえばいい」と私たちは言うけれど、もしも、本当に時が止まってしまったらどうなのだろう。

 果たして、そのままの状態で、時が止まり、全ての物の動きが止まったまま、年も取らず、今から1mmも一歩たりとも動けないまま、生きる時間も人生も止まってしまったら本当に幸せなんだろうか?

 時間も命も人生も有限だからこそ、美しくて、いとおしくて、輝いてみえるのではないだろうか。

 ましてや、停止させた時間の長い順番から物が消え、地球もこの世界も消えてしまうとしたら。それでも、無限の時を望むのか?時が止まってほしいと思うのか?

 自分達が作り上げた装置の重大な欠陥に気づいた時、装置を使って時間を止めなかったプログラマー(進藤恵太さん)と時間を止めてしまったハッカー(橋本沙保里さん)、翻訳家(小川真紀さん)、料理人(松本稽古さん)、 数学者(寺床圭介さん)。

 時間を止めてしまった彼らは、地球が消えると同じに、この世界から消え、時間を止めなかった彼は、消えることなく生き残れる可能性がある。

 自分達の持てる力を結集し、地球が消えない方法を見つけ、プログラマーに託した彼らは、どうなるのだろうか。

 残す者と残される者の想い、そこに描かれる人間ドラマは、美しくて悲しい。

 有限の時間、生きること、愛することすこと。それは、限りがあるからこそ美しく、貴重で尊く、いとおしくも悲しく、そして愛すべきものなのだと思う。そんな想いが胸に沸々と沸き上がってきた瞬間に、涙がぽろぽろと溢れて止める術がなくなった。

 出演されていた、全ての役者さんが、その人としてすぐ目の前に息づき、存在していた素晴らしさ。

 中でも、「美味しいお料理で、癒します。」ふんわりと明るく可愛い、松本稽古さんの初春智子は、この舞台を柔らかく温かく包み込み、出てくる度にほっとする存在でした。

 昨日、初日を迎えた舞台、本日の17時の回が千穐楽です。短くも濃い時間の流れる素敵な舞台です。

                            文:麻美 雪


 

砂時計

砂時計

しかくさんかく。

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

詩的な...
抒情的な感じの芝居である。透明・純真・成長・恋愛そして想像といった言葉を連想させるような物語...しかしその展開・構成が観客に理解できるか。
その描きたい内容やテーマなりがもう少し分かると良かった。
一方、みずみずしい感性は大切にしてほしい。


ネタバレBOX

舞台セットのイメージは、公園にある滑り台といったところ。中央が滑り下りるところ、上手側が半回り階段、下手側が直階段(10段)である。そしてセットからの出入り口が上手下手に複数ある。またこの劇場は地下にあるが、その地下にある中二階も使用し落下させるもの有り。

自分では、少女二人の成長(小学生、中学生、大人へ...衣装の変化)と偶然知り合った男女(「せいじ」と「あかね」)の恋物語の繋がり、もしくは交差するところがあったのか。二つの物語が自然や環境の変化の中で、自分自身が成長変化していることを叙景、叙情ある感じで描いたのだろうか。蝉の話をしており、その脱皮にまで言及していたため。

恋愛に関しては、衣装や状況からイメージできないが、男が結婚を申し込むが、同時に遠くに出掛ける(帰る時期は不明)というセリフから、出征を想像した。
当時は当たり前だったであろう、国のための戦争が、時代を経てその愚かさを知る。それこそ天地がひっくり返るような出来事である。

当日パンフ「...夏。夏が嫌いです。夏になると毎年考えることがあります。...」(作・演出の小見波結希望さん)とあり、自分の勝手な思いを膨らませた。

少し比喩的なのか...しかしそのイメージがもう少し観客(自分)に伝わることが出来たらと残念でならない。

次回公演を楽しみにしております。
ガールズトーク☆アパートメント -2010.ver&2015.ver-

ガールズトーク☆アパートメント -2010.ver&2015.ver-

UDA☆MAP

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/07/29 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピーター☆2015Ver
先週の舞台を観てからリピーターとして今回も観劇!
細かな台詞を追いながら女優さん達の演技を鑑賞
参りました_| ̄|○ ベテラン女優さん達の細かなお笑いセンス
さーすが\(^o^)/ そして若手の女優さん達も
特に、蘇我風子役の女優さん良かった( ´ ▽ ` )ノ

半夏の会 読む・話す・演じる

半夏の会 読む・話す・演じる

オフィス樹

南大塚ホール(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/05 (水)公演終了

満足度★★★★

充実した内容
6本の朗読…少し盛り沢山のようにも思えたが、どの作品も印象深いものがあった。朗読劇はあまり観(聞い)ていないが、改めてその魅力を認識した。さて、今回の6作品には共通したテーマがあったのか、その選定理由などは分からなかった。休憩を含め2時間45分。

ネタバレBOX

朗読順

「鉄道開通(私のよこはま物語より)」 作・長崎源之助
群読(8名)...それぞれの役者の持ち味が出ているのでしょうか、そういう演じ(聞かせ)方であるのかと思った。演じるという感じであり「語り聞かせ」という印象ではなかった。役柄とト書きもあわせて話す時もあるが、その時、物語の主筋を引っ張るストーリーテラーとの区別がよく分からなかった。

「汽笛」 作・長崎源之助
広島原爆投下後の病院の様子が痛ましい。小国民としての少年・少女の健気な様子。しかし、ある少女の父親が乗務する機関車が近づいて、汽笛を鳴らす。キレイにまとまりすぎているようで、前段の病院での悲惨な印象が暈けてくる(その対比が狙いか)。

「お父さんの家、ぼくの家」 作・悠崎 仁
放射能汚染区域内に残されたペット(犬の父子)の今日的な話。犬小屋で飼い主を待つ犬親子が食べ物がなくなり餓死する哀れ...死に至るまで互いを思いやる温かな会話が心を打つ。逆に人間の愚かさが際立つ内容である。全体的に明るく優しい雰囲気に救われた。

「雨傘」 作・川端康成
情緒的で、繊細という印象である。美しい旋律にのった男女の淡い、そして気恥ずかしい様子が微笑ましいが...。小説では、その世界の美しさを想像出来そうであるが、朗読という具体的な声色、話し方の雰囲気が、自分なりの小説イメージを作れなかった。

「羅生門」 作・芥川龍之介
映画が有名であり、自分も観たことがある。やはりその映像記憶を辿っている。その鬼気迫る映像(人の心に棲む鬼)以上のことは、この朗読からは感じ取ることが出来なかった。

「ハエ」 作・長崎源之助
圧倒された反戦物語。軍隊内で行われる不条理が若干のユーモアを交えながら切々と訴えてくる。主な登場人物は2人だけだが、学問には疎いが純粋真面目、もう一人は知識人だが傍観冷静という性格の違いにも関わらず、友情を育む。そして軍隊内でのハエとり競争が招いた悲劇...その情景がまざまざと浮かぶ。

全朗読に共通しているのが、その情景がイメージしやすいような音響・照明効果という技術面である。例えば、「ハエ」では、音響では...軍靴・銃声、照明では...灼熱の太陽・夕日・日暮を赤橙・青紫・暗黒(暗転)というように照射色が変化していく。

とても充実した朗読劇であったと思います。
Green(C)OPERA -グリーン・コッペラ-

Green(C)OPERA -グリーン・コッペラ-

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

自己満足臭プンプンなお芝居
まず、散々書かれておりますがダンスと歌が稚拙すぎる。
やらないで物語の内容を詰めた方がいいのでは?

主宰者の表現したい世界観はなんとなーく伝わるが、出演者達は理解できていないようで、ただ言われた通り演じているだけって感じ。

全体的に退屈で、両隣のお客さんも何度も時計をみたり、あくびしたり。

私はもういいかな。

時をかける少女

時をかける少女

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

時空を超えたロマンス
子どものころにNHKで観た「時をかける少女」が、私と同じ時間をかけて完結したような気がしました。
後半からラストにかけての展開が、とても素敵で、ロマンチックでした。

友情

友情

NPO法人 演劇倶楽部『座』

サンモールスタジオ(東京都)

2015/08/01 (土) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろき哉。
主人公の設定を少し変えたり、加筆した他は原文を尊重している(はるか昔読んだ切りだが恐らく)。壤晴彦の語りと、コロス的人間が動くところもあるが、役を得た俳優が演じる「劇」シーンは十分にあり、原作通りと思われる台詞も交わされている。つまり、「芝居になる」ドラマだった。
 中学の病欠の日に一気に読んで主人公と共に激した『友情』を、噛みしめるようにして舞台に見入ったが、テンポよくうまく作られた舞台。暗転後音楽が鳴る。と、それに乗って役者たちが客席通路を通って舞台に上がる。衣裳がしっかり時代を醸している。中に楽器を持っている者が居る。生演奏であった。ピアニカ(後にアコーディオンも弾く)、アコギ、エレキギターの3名。彼らは下手のオケボックスに入り、すのこ状のタテ縞の隙間から青い照明が当たった姿が見える。柔らかな演奏が、痛く生々しい「恋」の道に静かに寄り添う。
 地の文を読む壤晴彦が絶品で、それゆえ演じる俳優の演技にも息が通うのではないか、と思える位。 舞台で動く役者も語りが丁寧で、衣裳とともに明治大正頃の「時代」を感じさせ、信じられた。

ネタバレBOX

 惜しいと感じたのは、主人公が最後に叩き付ける言葉(日記に書いた言葉)の吐き方が「変化前」の野島に戻ってしまっていた事。「恋愛処女」の役回りを、役者は風貌を生かしてカリカチュアした演技を見せていたが、冷酷な運命の盃を飲み、野島は変わるのだから。
 
誰だ。カレーにスイカを入れたのは

誰だ。カレーにスイカを入れたのは

DanieLonely

阿倍野長屋(大阪府)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

90分が短かったー! \(^o^)/
男女6人のキャスト全員が違う個性で詳しく書けないけど面白かった。!(^^)!
目の前の畳の上で演じる皆さまが素敵すぎるー!!!
これが(阿倍野)長屋の良さやなぁて実感。((+_+))

このページのQRコードです。

拡大