最新の観てきた!クチコミ一覧

82001-82020件 / 189811件中
ふじきみつ彦・山内ケンジ 傑作短篇集

ふじきみつ彦・山内ケンジ 傑作短篇集

E-Pin 企画

小劇場B1(東京都)

2015/08/25 (火) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひゃー スゴいなー
近未来なナンセンスを大真面目?に楽しませてくれる。素直に笑ってしまう作品あり、笑おうとしても躊躇ってしまいウーンとなる作品あり。右から左まで手広く達者で大人な作品群に大満足!

サンプリングデイ

サンプリングデイ

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/24 (月)公演終了

満足度★★★★

つながり
天井と床を繋ぐゴムのようなもので区切られたマス目状のシンプルな舞台。天井からぶら下がるヘッドフォン。セットがまず斬新だなぁって思った。
リズミカルな動きと動きを間違えるとぶつかってしまいそうなくらい計算された移動。
複数の登場人物を演じ分ける役者さんたち。
日常何気ない生活で隣になる人。でもそれが意外とどこかでまた繋がってたり。
同じ舞台を観に来た人たちも友達をたどっていけば、誰かとどこかで繋がってるのかもって思ったり。
世界は自分もまわりも気づかないうちにどこかで繋がってる。
そんな繋がりを感じる舞台だった。
でもみなさんの動きがすごいなぁってやっぱり思った。
ヘッドフォンを使う演出もわかりやすくて良かった。

ミソロジカル:カナタ~時の向こうに~

ミソロジカル:カナタ~時の向こうに~

れんアカデミー

座・高円寺2(東京都)

2015/08/23 (日) ~ 2015/08/24 (月)公演終了

満足度★★★★

平和、そして生きる大切さ
子供が主役の反戦物語。当然、戦後70年を意識した芝居である。この平和を享受している今には、先人の筆舌につくせない...がある。それを演じている子供がどこまで理解できるか分からない。セリフが上辺だけかもしれない。それでも”平和”は重要であることに変わりない。

この公演までに、子供たちはどれほどの稽古をしたのだろうか。たしかに公演であるから観客に観てもらうことは大事。その点、自分は楽しめたしメッセージも伝わった。
レベルアップは当然であるが、劇団にはそれぞれ特長があり、その良いところを表現していってほしい。
少し気になったところも…。

ネタバレBOX

パンフレットには、「なんでもそろう時代の子 不満をいっぱい抱えてた/なんにもなかった時代の子 希望を一杯しょっていた」というキャッチコピー。
そして、コトダマたちのいたずらで、神話(ミソロジカル)のカナタで出会う。ちいさな運命のものがたり、である。そのいたずら...時間の裂け目にあるクレイドルという空間での出来事であるが、実際観るのは時空を越えて70年前の太平洋戦争中の子供たちとの触れ合う不思議な物語である。

本公演は、もともと架空もしくは仮想の物語であり、そこにリアリティを持ち込んでも違和感を感じてしまう。現在と時空を越えた(戦時)状況にある違いから、何が大切であるかを学ぶ、それをどう感じるかという感覚的なものがしっかり描かれたのではないか。感じ方は人それぞれであり、それをどう解釈し理解するかは子供たちの成長とともに歩いてくる。

戦後70年という節目からは、体験は「歴史」になり、あとは追体験になりつつある(自分も戦後生まれ)。しかし戦争は事実あったことで、それの痛みを忘れることはできない、というメッセージは伝わる(実は「痛み」どころではないが)。

少し気になったのは、音楽である。舞台に簡易ピット...と言ってよいかはあるが、楽器はパーカッション...コンガ?、トランペット、アップライトピアノのようであったが、コンガの音が芝居とマッチしていたのかが疑問である(楽器選定の意)。他の2楽器はなんとなく芝居と合っていたと思うが...。折角の生演奏であったが印象に残らなかったのが残念である。

次回公演も楽しみにしております。
あのコがエロいのはボクのせいだ!

あのコがエロいのはボクのせいだ!

T.M.DELUX COMPANY

シアター711(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いの連続だが、話は深い
タイトルのようなエロい場面は、全然ない。どちらかというと、ゲイ人...いや芸人の素晴らしい話術が楽しめる。
女優陣が魅力ある演(艶)技で魅せる。それに絡む男優陣の...なぜか調和して和やかに見えてしまう不思議感覚の芝居である。
もっとも物語はグッとくる好公演である。

ネタバレBOX

基本はコメディであるが、その内容は人心に潜む嫉み、恨みなどの醜悪な面を浮き彫りまたは抉り出すような話である。そしてラストがブラック...スゴイ!

舞台は、シェアハウスの共同スペース(リビングか)を中心に、そこに住む住人たちの不思議な体験物語である。セットは、中央にテーブルと横長ソファー、その奥に2階への階段がある。上手はダイニング・風呂場をイメージさせる舞台裏。上手から下手にかけて3部屋がある。
このシェアハウスの一室の住人が行方不明。その後に入居した住人(女)と大家(男)、さらにはこの住居に住む芸人の相棒(男)...この3人があるきっかけで心と体が入れ替わる。一対一の相互入替わりではなく、3人がシャッフルされた感じである。当然、身体的性差に驚き、違和感を感じさせる面白さ。その入替わりが住人たちの数パターンで繰返され、その都度、性差・性癖・感情・性格の違いを役者が達者な演技で観せる。美人・可愛い女優が変な関西弁を言う芸人に、オジサン大家が乙女チックになる、その変貌振りは実に見事。
そして、行方不明になっていた女が帰ってきて...元の部屋に入居したのが、高校時代の友人であった。行方不明の女は役者志望ということであり、夜はスナックでバイト。役を演じる、客に媚を売る、どれが本当の自分かわからなくなる。そんな女に憧れていたのが高校時代の友人女。

本当の自分とは、その奥に潜む思いとは何か。人が思っているほど自分自身に満足していない。羨まれることはない。この心身入替わりを通じて、本当の自分を知っていく様子が面白、楽しく描かれる。
この入替わりのタイミングは停電...住人の一人が何やら先進的な科学実験を行い、その都度、電力超過になっているのが原因だという。

この公演はミステリーの要素もあり、最後まで飽きさせることなく観させる。そしてテンポもよく観ていて笑い笑いの連続でもあるが、ラスト近くにはホロッとさせる。この落差がまた見事である。人身の入替わりが見た目の面白さ。その延長線にある本当の自分探しと人間の本性を浮き彫りにしたテーマ性。その芝居要素を十分堪能した好公演である。

ラストは、デザインの仕事をしている先生・助手役が例の実験で入替わりになる。その立場の逆転が今までの思いを...実にブラックユーモアで、最後まで見逃すことができない。

次回公演も楽しみにしております。
楽屋

楽屋

Quiet.Quiet

小劇場 楽園(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

新感覚の楽屋
「楽屋」は相当数の公演を観たが、本公演のような冒頭の斬新な試みは初めてである。そして何より強く「反戦」を意識した描き方のように感じた。

ネタバレBOX

この劇場は、地下入口を入ると客席を左右に分けるように太い柱がある。今回はその柱の舞台側(客席からは反対側)に鏡台を設え、女優の化粧姿が客席に向かう趣向である。入り口の右側席正面の壁に字幕が映し出されるが、それがこの物語で描きたいイメージ、世界観であろう。この”楽屋”にもそれらしい衣装、飾り棚の上には小物(ぬいぐるみ等)がある。

冒頭は女優C(阿部恍沙穂さん)のラップミュージックから始まる。楽屋に現れる女優A(秋葉舞滝子さん)、女優B(齋木亨子さん)の時代間隔、世界隔世の感を観せるためであろうか。そのためのラップ...なんだろうか。

梗概...楽屋。亡霊になった女優Aと女優Bが楽屋で化粧をしながら、永遠にやっては来ない出番にそなえている。今上演中なのはチェーホフの「かもめ」。主役のニーナ役の女優Cが楽屋に戻って来ると、プロンプターをつとめていた女優がパジャマ姿でマクラを抱えて現れる。
女優D(呉城久美さん)は精神を病み入院していたが、すっかりよくなったから、ニーナ役を返せと女優Cに詰め寄る。そして...お馴染みの話である。

女優という職業の凄まじい業...女優の内面夜叉のような美醜が見事に描かれていた。
本公演では、さらに楽屋、女優ということだけではなく、人間としての心魂・深奥を観たような印象である。そこには戦前・戦後そして現在という時代の中で生きてきた証のようなものが感じられる。そして平和への希求が...女優Aの顔の火傷が戦禍を想起させる。

少し残念であったのが、公演全体の人間性を感じさせる雰囲気、厭らしいまでのドロドロ感がなく、案外アッサリした印象を持ち、内面への切り込みが浅い感じがした。

演技は、4女優の特徴を生した“女優魂”を見事に体現していたと思う。
次回公演を楽しみにしております。
≦ Beat!! ≧

≦ Beat!! ≧

[DISH]プロデュース

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★

心温まるが...
冒頭は、某地域の夏祭り...そして花火を楽しむ人々の姿がある。登場人物がすべて登場する場面から物語は始まる。その雰囲気は、古きよき時代を彷彿とさせるような心温まるもの。しかし、単に郷愁に浸るのではなく、そこには少し悲しい哀しい陰のような話があり、この公演に深みを持たせている。

全体としては、地域に伝わる不思議な伝説を絡めた人情話といったところ。


ネタバレBOX

セットは、舞台奥は高く、上手・下手はその上から降りてくる石階段がある。そして真ん中には丸い両引き戸が見える。舞台全体は広場(公園)のイメージである。

梗概は、約20年前の時を隔て過去と現在が交錯する。子供が命に関わる難病になり、母親は少しでも長生きしてほしいと神隠しを願う。いや、実際その行動をすることになった。昔、その地域に鬼が来たが、人間たちは鬼を殺さず面倒をみた。そして舞台奥の丸扉の中で生きている、という迷信が伝わった。鬼の棲む世界は人間の住む世界に比べ時間経過の遅速ができる。子供を助けたい母親はその扉に子供を入れ、長生きさせることを思いつき....神隠しという迷信に縋った。
その結果、子供は生き、そして現在と過去の話が交錯して、ラストシーンへ。人間を助けることで、逆に鬼の寿命が短くなるが、それを承知で鬼は...感謝と哀しさの感動を呼ぶ。
しかし、その展開・構成なりが分かり難くく、物語の主筋が捉えにくい。何故、子供が行方不明になったのか、母親の思いが分かるのが終盤になり、伝説の鬼との関係がもう少し早い段階で分かると、観客(自分)にその真相真意が伝わったと思うと残念でならない。

また、演技力に差があり、演出と相まって上手く物語が進まなかったように思う。最後jにダンスシーンがあるが、芝居とダンスが分離していた。芝居の雰囲気なり余韻を感じさせてほしかった。できれば上手く劇中にダンスシーンを取り込んでほしかった。

次回公演を楽しみにしております。
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

過去の事実と今後の希望が隣り合わせのアパート!
これでもかー!ぐらい人間関係が繋がっていますので注意が必要!
話としてはちょっと凝りすぎなのでは・・・。
主人公が記憶喪失の中での妄想とするとすべてがクリアーになると思います。

楽屋

楽屋

Quiet.Quiet

小劇場 楽園(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

どうせなら・・・。
いきなり、女優Cのラップでの台詞、驚きました!
それなら、「かもめ」や「三人姉妹」でなくてもいいのでは?
役者の演技は良かったものの、本はもっと大胆に変えてほしかった!

ネタバレBOX

この楽屋を「腐って淀んだ空気が溜まっている」と言っていた女優Cが、ラストシーンで3個の空のグラスを見に気づいたものの無言で部屋をあとにしたのは残念!
何か一言決め台詞がほしかった!










楽屋

楽屋

Quiet.Quiet

小劇場 楽園(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ぬいぐるみとラップ
舞台の机にはリラックマのぬいぐるみが沢山。これだけでも違和感を覚えましたが、女優Cはラッパー。意表を突かれましたね。けれど観終わってみると非常にわかりやすい演出でした。自由度の高い作品だと改めて感服。

浅草紅團・改

浅草紅團・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

美しい、楽しい、でも妖しく悲しい!
私にとって浅草のエンタメ!といえばドガドガだ。
舞台衣装、歌にダンスに。そして大正・昭和の暗い影を見せる味わい深いストーリー。
若い人たちもわりと多く観に来ていました。
下北、中野、池袋、新宿などの他の劇場の芝居とはひと味もふた味も違う街を感じさせる芝居に触れられると思います。

ネタバレBOX

紅團(少年少女の独立を願う一団)、流星団(浅草の不良グループのひとつ)、大陸帰り・渡り【時代の申し子たち。他民族の血をひく男装の麗人とウクライナの亡命貴族(バレリーナ)】、カジノ・ド・ジョヴァンニ(六区、二流のレヴュー)、浅草の震災孤児とそのボス、ヤクザ、娼婦、中国人スパイなどが
浅草界隈でどんな風に拘わり、どんなことが起こっていたのか、哀愁を感じさせる舞台。
黄金のコメディフェスティバル2015

黄金のコメディフェスティバル2015

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

<チョキチーム>観劇
忘却や教えてあげることもまた楽し。

ネタバレBOX

劇団鋼鉄村松 『滅亡のコメディア』  冗談で核のボタンをつい押してしまった合衆国大統領と報復のボタンを押すかどうか躊躇する連邦書記長の話。

恨みの連鎖は断ち切るという究極の選択をしたハゲで額にシミのある書記長はいい奴でした。いい話でした。ボタンを押さないことを決心した後にも核のボタンの付いたヘルメットが書記長のそばに置かれていて、巨漢の人もいたりして、何かのはずみで押してしまうのではないかとひやひやしました。準優勝でしょう。

スズキプロジェクトバージョンファイブ 『隠 ザ クローゼット』  マンションの一室に隠された麻薬を巡るドタバタ劇。

重体の彼を想う彼女に対するラストのオチは良かったです。
浅草紅團・改

浅草紅團・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

昭和初期の浅草の街
劇団ドガドガプラスさん、初観劇です。
前回の作品の評判が高かったので、エロ・グロ・ナンセンスの世界観や女優さんたちのダンスシーンが観たくて、行って参りました。

この『浅草紅團・改』は、川端康成の『浅草紅團』を下敷きとして、関東大震災から6年経った昭和4年ごろの浅草を舞台に、裏社会で生きる人々の生活が描かれた作品です。
作品には、浅草の街をたむろする乞食、不良少年少女の集団、レビュー小屋の踊り子たち、娼婦、スパイ、震災孤児、作家と編集者、ヤクザなどが登場し、彼らは皆余震に怯えつつも、震災後の不安定な世の中を懸命に生きています。
観ているうちに、いつの間にか私は、当時の浅草の街を生きる一人の登場人物となっていました。
そのため、私の中では上演時間である2時間よりも、もっと長い時間を共にその街で過ごしてきたような、いい意味での疲労感を観終わった時に味わいました。

印象的だった役者さんたち・・・貸衣装屋の女主人や乞食連合のボス役で圧倒的な存在感の石井ひとみさん、一人の男を狂うほど愛した千代子をしっとり演じられたゆうき梨菜さん、チャイナドレスが魅力的な中国人スパイ役のレイアイさん、滑舌よく物語の案内役をされた編集者役の渡辺宏明さん、記憶をなくした男が徐々に記憶を取り戻していく過程をリアルに演じられた丸山正吾さん。
また、ダンスシューズを履いて本格的に踊るレヴューシーンは、見応えたっぷりでとても楽しめました。

お芝居を観終わると、浅草の街をぶらぶらしながら舟和のあんこ玉をつまみ、言問橋まで散策したくなります。

ネタバレBOX

記憶を失くした男・赤木の記憶が蘇るラストシーンがとても衝撃的でした。
そこでは、赤木と千代子の出会いと別れ、千代子の妹の弓子が狂った姉の愛した男を探し当て、毒を飲ませようとするまでの様子がリアルに描かれていて、見どころとなっています。
エトランゼ

エトランゼ

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんなことが小劇場でも・・・凄い!
舞台セットと仕掛けが好きなものにとっては堪らない!
サスペンスを含むストーリーにもワクワクハラハラドキドキです。
舞台セットを俳優も含め皆で作るという桟敷童子ならではの作品。
ぜひ観ておくべき芝居。

ネタバレBOX

山岳信仰を基に山の神が棲む湖(たぶんカルデラ湖)に関わる話。
山を所有する千蔵周蔵の長男ヨシヒラがこの村を出ていったまま帰らぬ人となった。
その妻奈緒美と二人の男女がこの村に現れ、居座るようになる。
奈緒美は死んだ夫のヨシヒラからこの村の話を細かく聞いていて、
村の皆が隠そうとしている話を盾に村民を脅し始める。
奈緒美の本当の狙いは何か・・・・。
奈緒美役のもりちえが怖い!
ゴースト・ゴースト・ゥライター

ゴースト・ゴースト・ゥライター

東京パイクリート

OFF OFFシアター(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

幽霊もお腹が減るんですね(笑)!
幽霊がひとりの人間にとどまらず、別の人間にものりうつり変わって行く所が興味深く、自然な会話にユーモアがあり面白い。
特に内藤詩野とさわまさしの会話は聞き取りやすく楽しい!
幽霊は人間の体を借りないと飲食できないんですね(笑)!

ネタバレBOX

ゴーストライターの千葉と浮遊霊の男女二人が並んで机に座っている
場面は、冒頭シーンとしては珍しくインパクト有。
結局、最終回の話を心配する死んだ作家の地縛霊が現れ書きあげる話だが、それまでの経緯が面白い!
ミソロジカル:カナタ~時の向こうに~

ミソロジカル:カナタ~時の向こうに~

れんアカデミー

座・高円寺2(東京都)

2015/08/23 (日) ~ 2015/08/24 (月)公演終了

満足度★★★★

心温まる
子供がいっぱいのミュージカルが、こんなに素晴らしい作品になるのは、びっくりしました。
観ている子供たちも、すごく集中しているんです。
これからも頑張ってください!

≦ Beat!! ≧

≦ Beat!! ≧

[DISH]プロデュース

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★

なんだかなー
ただバタバタしていた感がありました。

ネタバレBOX

神の作った人間世界と鬼が泥人形に彩色して作った人間世界が20年に一度行き来できる町で、不治の病の息子を時の流れのスピードが遅い鬼の世界に預けた母親の話。

多くの子役を使うことで親御さんたちの動員を図ろうとする企画かと思いました。子供の観客が多いこともあってか、途中で模造紙を使って状況を説明する場面もありましたが、それならばもっと分かりやすくすべきだと思いました。

20年振りに現れた子供が関西弁になったと突っ込んでいましたが、そんな楽屋ネタは余計です。自己満足ダンスを延々と見せられるのも辛いものがあります。
七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン

七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン

アガリスクエンターテイメント

シアター風姿花伝(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い視点
東野圭吾『名探偵の掟』の演劇版といったところでしょうか。
シチュエーションコメディのあるあるを揶揄したような作品。
私も結構細かい所が気になるタチなので、「あぁ、作ってる側も気になってたんだな」というのが分かって興味深い作品でした。

完成度が非常に高くて、大変面白かったです。
後半一気にネタを畳みかけてきて笑いの連続。緩急の付け方が上手いなと思いました。
コメフェスは結局1チーム2作品しか観られなかったのですが、この作品が優勝するんじゃないかなぁと予想。

ネタバレBOX

劇中劇的な形なので、最後3人目(キャサリン)が出て終わる締め方にはちょっと違和感がありました。

あと、どう考えても老人(ビリー)だけあのメンツの中で浮いていました。
あの場にいるのがとても不自然。
ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

華のん企画

近鉄アート館(大阪府)

2015/08/18 (火) ~ 2015/08/20 (木)公演終了

満足度★★★★

とても完成度が高い♪
21年目を迎える子供のためのシェイクスピア!
子供のための…、ですが、とっても完成度が高く、見ごたえ十分でした!
言わずもがな、皆が知り尽くしている「ロミオとジュリエット」ですが、最後まで楽しく拝見できました。

ネタバレBOX

東京公演での皆さんのコメントが辛口でしたが、私は「子供のためのシェイクスピア」初観劇ということもあって、とても楽しく拝見できました。
PANDORA -Op.3 水の章・大地の章-

PANDORA -Op.3 水の章・大地の章-

Project UZU

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

Op.3「大地の章」 at 『うずカフェ2』 … Op.4「樹の章」上演に向けて
組曲『PANDORA ~Op.4 樹の章~』上演に先立ち、PANDORAシリーズ前作『PANDORA -Op.3 水の章・大地の章-』を復習する、ビデオ上映会『うずカフェ2』に参加♪
トゥルーエンド、大地の章を観劇♪
同時に再生された水の国と土の国…、最初に訪れるのは…、水の国?土の国?

もう一つのエンディング…、最初に土の国を訪れた大地の章…、嫉妬の悪魔誰なのか、それを隠す賢者…。
嫉妬の悪魔の正体が明らかになる時…。
とても悲しい結末!

そして、自分を導いてくれていた竪琴の化身・ピュラまでもが「愛の悪魔」…。
「君が次に再生させる場所に、全ておいてある」
森の中に封じられた記憶と、真実の物語とは!

Op.4「樹の章」への期待大です♪

にこにこたまたま

にこにこたまたま

モーレツカンパニー

シアター風姿花伝(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

楽しいドタバタコメディ
気軽に観られるカジュアルなコメディって感じですね。面白かったです(*^^*)

ただ、奈々の初舞台、小悟の病気?、元アイドル村野とのゴタゴタ
どれが軸のお話なのかが良く分からなかったので、ぼんやりとした印象。

奈々役の白坂さんが凄い存在感があって、特に表情が映像向きの方だなぁと思っていたのですが、
元々テレビで活躍されていた方なのですね。納得。

ネタバレBOX

小ネタの多い作品でしたが、
・小悟、村野の2人がインストール、アップデートしているシーン
・小悟が小栗にボコ殴りにされるシーン
・帰れなくなった高津先生
が特にお気に入り。

結局、小悟って元に戻らなかったんですよね?
村野があっさり仕事断ったり、結構投げっぱなしなところがあってそこが逆に新鮮でもありました。

このページのQRコードです。

拡大