最新の観てきた!クチコミ一覧

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Conscientia

Conscientia

Memes

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度

次回公演に期待したい
遠い未来、という設定だったが、直感的に「遠い未来」が感じられませんでした。また、暗転が多くて、細切れの印象があり、シーン途中で音楽が変わるところがあったが、意味が把握できなかった。全般的に、観客目線では、消化不良感があった感想です。ただ、役者さん個々の演技には、見るべきものが少なくなかったので、次回公演に期待したい。

オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、素晴らしい
『オバケの太陽』に込められた想いが、切なくも、逞しく、素敵でした。

見事な舞台セットや照明、達者な役者陣も桟敷童子の素晴らしさだが、東さんの作品は、社会や時代の谷間に喘ぎながらも、生き抜く人間の姿が魅力だと思う。

その時代時代の現実や、立場(家族や職場)の厳しさも照らし出す。それ以上に、他人だが、互いを思いやり、心から心配する、家族同様の温もり。
煮え切らない態度や、譲れない想い、許す愛。

やはり心に訴えかけるものは、人の心なのである。そのことを再認識させられる。今回の本作も、それを強く感じさせてくれた素晴しい作品でした。


ネタバレBOX

ひまわりに囲まれ、オープニングの花吹雪も、良かった。
そして最後は、ほぼ実物大の機関車がでてくるのは、圧巻。

終演後開催バックステージツアーで、舞台に上がり、美術を間近に見れます。セットの裏側も拝見したが、本当に素晴らしい。
全て劇団の手作りと聞いて、驚嘆するばかりです
『泳ぐ機関車』を拝見したときも、バックステージツアーがあって機関車を、拝見した時も、重厚感があって、感心したが、今回はデザイン(設計)も変わってる?って、質問してしまったが、やはり変わってるそうです。拘りも凄い!
「また夜が来る」

「また夜が来る」

KOINU

Cafe Slow Osaka(大阪府)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

いいお話しやったな~☆★
人生の幕引きにすずはいっぱいの愛を与えられて、幸せに旅立って行くんやな♪と切ないんやけど、暖かい気持ちになれるお話しでした。速水香苗さんの涙の見せ方がとてもリアルで上手で衝撃を受けました。次の公演も楽しみにしてます~☆★

ガウデンテ

ガウデンテ

四方香菜 Produce

ARCDEUX(京都府)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★

生演奏、楽しい公演♪
生演奏が華やかで、楽しい公演でした♪

楽器に秘められた力!
音楽、軍隊、兄妹愛、祖国愛、音楽への愛!
裏切られて、裏切って、戦争&スパイ・サスペンスチックな展開と思っていたら、終盤はとっても心暖まる内容で、良い感じのストーリーでした。

そして誕生日サプライズなどもあり、役者の皆さんの仲の良さが、とっても伝わって来ました♪

追伸、四方香菜さんは、とっても可愛い感じの方でした。

ネタバレBOX

初日を観劇しました。
演技やソロ演奏は良かったのですが…。

皆さん、楽器演奏のできる方達でしたが、合奏のまとまり感が…?
合奏がもう少しまとまると、むちゃくちゃ良い公演になる気がします。
あのこそのことはないちもんめ

あのこそのことはないちもんめ

カミグセ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/10/22 (木) ~ 2015/10/26 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1635(15-324)
11:00の回(晴、強風)。

10:31受付、開場。入って左右に対面式の座席、その間に床高の長方形舞台、テーブルと椅子、入り口側にひとつ、奥に3つの「ドア枠」、天井からシャンデリア。

タバコシーンがあるためマスクが用意されていました。11:00前説(80分、水がかかる可能性ある席にビニールの用意、喫煙シーン、電車遅延のため開演を遅らせる等、丁寧な説明でした)、11:05開演~12:21終演。台本を購入。

「カミグセ」は「その揺れでふれる手(2014/10@王子1)」が初めてでしたが、嵯峨さんは「マクベス、あるいは~(2013/8@Broader)」からで「d’UOMO ex machina」や「fragment edge」 「平原演劇祭(水没!)」など、つくにさんもいろいろな劇団の「制作」で。榊原さん「心の中、翼ひろげて(2014/2@BASE)」。

「重力」と「半重力」のような関係。「集団」と「姉妹」の関係。「反発」しながら「引き付けあう」関係。最後の「はないちもんめ」はきっとそうなるであろうと思った通りになりましたが、(個人的には)それでよかったと思いましたし、後味の善い作品でした。

舞台版天誅-2015

舞台版天誅-2015

ACRAFT

六行会ホール(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

魅せるアクション
忍者アクションゲームが原作というこもあり、殺陣、アクションにも期待しての観劇。冒頭からアクション満載で、楽しめました。
劇中、ゲームが原作なのを上手く活かしている所があり、面白かった。
それぞれの強い「想い」に胸が熱くなり、涙してしまうこともありました。アクションだけではない、笑ってしまうようなこともあったので、良かったです。
初演は観ておりませんが、鬼陰は沖野さんしかできないのでは?と思える程、独特の動き、スピード、声、存在感…魅せられました。
初演も観たくなりました。

無心

無心

劇団 東京フェスティバル

小劇場B1(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

基地建設反対!
という政府抵抗話だと・・・暗躍裏切り密告疑心暗鬼等々描かれるのかと思いきや、皆が正論吐きつつも生活感強く生きてるなぁ地元に密着して・・と思える見事な作品でありました。

う~む素直に人に薦められるなぁと思えた1時間50分ほどです

底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/19 (月) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣かされた
いやー、あのラストシーンは反則でしょ。
1人ずつの人生をしっかり見せて、「そうだよなぁ、人生いろいろあるよなぁ」とシミジミしてるところで、あれを持ってこられたら、そりゃ泣くわ。
客への絡み方も適当でうまいね。

本当は、この前のパクチーが面白かったので、参次郎を見るつもりできたんだけど、見損なった。
でもこっちのダブルの三平がめちゃうまかったから、それで満足した。

ただ、見ててなんか、もわっとする時があって、何がもわっとするのかなと考えてたら、他の人のコメントでわかった。
あのおばさんが美魔女な芝居してんだわ。
底ん処のオヤジは、いいって人と悪いって人がいたけど、まーあのレベルの人だってわかってたから、元からそんなに期待はしてないから。

ストーリーはやっぱり面白かったから大満足だけど、チラシもらいたかったww

Conscientia

Conscientia

Memes

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度

う~ん見せ方も古典的だったかしら・・・・
整合性とか説明の不足とかが感じられたかなぁ(-_-;)

世界観の構築=情報不足があったなぁと思えた2時間5分

伝六捕物帖 KOI/KATAKI

伝六捕物帖 KOI/KATAKI

劇団岸野組

本多劇場(東京都)

2015/10/18 (日) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

緩いが、観せる芝居
典型的な大衆娯楽(時代)劇...話の展開は分かり易く、その結果も安心して観ていられる。全体的にゆったりとしたテンポ(特に演技)であるが、場面転換が早く心地よい時風で流れる。場面転換はほとんどが暗転...それも完全暗転、薄明かり、スポット照明など、工夫は凝らしている。この上演後、ちょっとしたサプライズが...。座長の60歳の誕生日ということもあり、舞台上で出演者がケーキと赤いタオルをプレゼント。35歳で画気団を旗揚げし、今年で25年になるという。自分も45歳に?と冗談を(爆笑)。コメディ芝居らしい、ウィットに富んだ落ちのある挨拶であった。

ネタバレBOX

梗概は、父の仇を探し求めて苦難の旅を続ける真之輔一家の手助けと、町娘・お妙を付けねらうストーカー退治。ところが、この二つの事件が意外な関わりをみせる。
人情劇であるが、大きく笑う、泣くという場面はなく、坦々と展開する。もちろん捕物帖であるから事件を解決することになるが、そこは幽霊になった恋女房の手助けがある。この見所は、武家嫡子と町娘の恋路、嫡子の父の仇がその娘の実父、その仇討にどう決着をつけるか、どうして仇討になったかという顛末・真相、仮に仇討成就した時、その先は...ラストシーンは大岡裁きならぬ、立会人の名裁き。実はその裏にはもう一つの事実がある。

仇討という武家社会の不条理、貧しい中での庶民の思い遣り。諸法と人情に揺れる描写が実に優しく悲しい。
ラストは予定調和のハッピーエンドであるが、観応えのある好公演であった。

次回公演を楽しみにしております。
フカンショウジョ

フカンショウジョ

私立ルドビコ女学院

サンモールスタジオ(東京都)

2015/10/17 (土) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

-
単なるアイドル丸出し公演ではなく、本格的に演劇だった。作品も演技もよい。登場人物が多くて、ついていくのに集中力が必要。

蟻と太陽

蟻と太陽

兎団

プロト・シアター(東京都)

2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

少し欲張ったような
「島原の乱」をモチーフの中心にした歴史劇...もっとも脚本家・能登千春 女史は、歴史パロディという分野の芝居だという。しかし、その描き方は多重構成による重厚感を意図しているように感じた。本筋の歴史物は現代への警鐘が聞こえるような内容で示唆に富んでいるようだ。このプロト・シアターという小さな空間に「島原の乱」の緊迫・戦闘と悲しみが広がる。歴史劇ではないと説明(当日パンフ)しているが、しっかりと調べている。それゆえ物語が骨太に観える。
公演全体としては欲張ったもので、訴えたかったテーマが暈けたように思えた。

ネタバレBOX

キリスト教迫害・弾圧、今では考えられない蛮行を行った幕府...その為政(者)の在り方が問われる。そしてキリスト教への仕打ちを現代日本の人権と平和に置き換えた時、足元の危うさが透けて見える、そんな強かな投げかけをしている。その象徴するような台詞、「戦わなければ、心は腐る(朽ちる)」である。そして戦いに直接参戦せず後方支援だけでも参戦したに等しいと…どこかの国の論議に似ている。そのような問題提起をあちこちに散りばめており、社会性が垣間見える公演でもある。
その舞台セットは、木箱が数個と衝立一つという簡易な作り。しかし、城の攻防など臨場感ある観せ方になっていた。

さて構成が、現代(学生時代)、過去(島原の乱)と地球外生命体(宇宙人)を登場させるが、そこまでの壮大さはいらない。現代・過去の二局面で濃密な台詞の応酬があったほうが印象的だと思う。
宇宙人が俯瞰するようであったが、地に足をつけ、しっかり見届てほしい。
その後の天草四郎は、弾圧・迫害されていた殉教徒は、明治時代へスルーすることなく、虐げられても生き続ける人々を見る、そのような強かさがほしいところ。
骨太な作品であるが贅肉もあり、それを削ぎ落としシャープな観せ方へ…ハロウィンのような髪飾・被り物の宇宙生命体の描きは必要ないと思う。

次回公演も期待しております。
Obtain~over the horizon~

Obtain~over the horizon~

風凛華斬

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

エンターテイメントのようだが…。
海洋冒険ロマン...そのイメージは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」(2003年公開から)のようでもあった。映画はその映像に訴えたが、本公演はほぼ素舞台で、その演出・演技で観客(自分)の想像を膨らませてくれた。
登場人物は多いが、大別すれば3グループ(当日パンフに顔写真と役柄あり)で、前半の登場時はだいたいグループ単位で現れるので混乱することはないだろう。
この公演は海賊船の描写が中心になり、その大海原の場面をどう描き出せるかがカギとなっていた。それは架空の世界であり、自由に時間軸を操作し大胆な発想が楽しめる。それをどう役者が体現し観(魅)せるか。その芝居は無風ではなく、心地良い風(テンポ)を感じた。
しかし気になるところも...。

ネタバレBOX

梗概は、説明から引用「少年クルシュとトレジャーハンターの一行は伝説の秘宝を求め、 海底をさまよう大海賊ディルハムの船へと乗り込む。 その海賊船で一行を待っていたのは、とんでもない事実だった」となる。

いくつか挿話があるが、回収しきれたのか疑問が残った。
まず、お嬢様(イェン)が執事(セン)に言った、新製品(兵器?)とは何か。追跡する際の重要物に思った。この航海で試用するとのことであり、物語の展開にどう関係していたのか。
次に地の果て(地球の先)で見つけた”糸(紙コップに巻き付け)”は本来の目的ではないとの説明であったが、その本来の使用とは何か。敢えて場面を区切っての会話など...。まだ些細なことはあるが、物語に影響しそうな事柄は気になる(観逃したかもしれないが)。

大海原の帆船イメージ...二海賊団が幽霊船と交戦するシーンは、上手・下手から挟むのは右舷・左舷から乗り移るイメージであり、その臨場感をよく表していた。ほぼ素舞台ではあるが、上手・下手に段差のある台を設けてある。その高低差を利用しマスト、甲板、船倉など船の部位を表現している。その立体感は物語の壮大さとあいまって冒険活劇として動いている。そこに120年前に幽霊船になった悲しい恋愛話が絡む。愛しい人に死なれ、「秘宝」で死人を生き返らせ...。限りある「命」だからこそ、愛しく大切にしたいと思う。この時代を経て伝説化した話と、今に伝わる「秘宝」がしっかり繋がり観応えがあった。

次回公演を楽しみにしております。
オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★

三部作の一本目
元と範一、ふたりの“みなしごハッチ”のそれでも生きていくんだよの物語。

カミナズム

カミナズム

彗星マジック

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

神様の存在
一言一言が心に響きました。深みのある内容で面白かったです。
目には見えない神様の存在を、ある絵師がその魂を写し取るように描くものを通して感じ取れました。
科学が発展した現代においては価値観や物の見方も変わってきており、神様という不確かな存在をより感じ難くなっているように思いました。

無心

無心

劇団 東京フェスティバル

小劇場B1(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/28 (水)公演終了

満足度★★★★

今日の問題を分かりやすく 【長谷部優 版】
沖縄県における米軍基地反対運動の話。
その問題意識は分かりやすく、誠実な捉え(観せ)方をしていると思う。実際に起きている事柄をいくつかの視点から検証させるような描き方である。
公演として、登場人物はみな善人でその場所...米軍基地反対小屋での立場の違いはあるが、本音としての思いは同じである、とのようだ。
次の点に興味を持ち、同時に気になるところも...。

ネタバレBOX

興味深く観たところは...
第一、沖縄県民による基地反対派と基地(容認)移転派の鬩ぎあい。そこには治安・環境と経済依存という対立面があることは周知のこと。それを日米地位協定を絡め、東京(羽田)と沖縄(那覇)の民間航空運賃・飛行時間を例にとり分かりやすく説明する。

第二、沖縄県以外の人が基地反対運動の応援することに対する、県民の考え、思いが語られる。ここでは、東京(立川)から来た反対運動者の視点を通じて問題提起をしていた。

第三、基地反対派のリーダーの娘と米兵との恋愛。その国籍・立場を超えた人間(本能)的感情の素晴らしさ、父親としての心情が覗く。その例として基地の兵による暴行などが悲惨な事件として語られる。

この物語の舞台セットは、中央に「基地反対違法工作物」としての小屋が建つ。そして反対プラカード。音響に米軍機の爆音が...。

気になるところは...
沖縄県以外の人(自分も含め)は日常的に現実を見ていないが、逆に沖縄県民が自分たちの直面している問題を疾病(痛風)の身体症状の比喩表現として...”小指”ほどという認識・同調?であるとすれば残念である。

さて、日本には第二次世界大戦後に制定発布した「日本国憲法」があるが、それとは別に新日米安保条約に基づき日米で締結した「(日米)地位協定」がある。この協定により在日米軍の取り扱い(治外法権、特に裁判権)は、日本国内であっても日本の法律より優先され、駐在公館(兵は外交官扱い)のようである。1995年に起きた沖縄米兵少女暴行事件等、また、それ以外にニュースにならない痛ましい事件があるかもしれない。日本の中にあってその主権が及ばないという不思議さ。日本国憲法との関係は整理できるのか等々、自分で思考することの重要性を投げかけてくる。
芝居としては、重要な問題提起をしているが、重くならず客観的な描写に徹していたようだ。一人ひとりの立場、考え方の違いがある中で、それでも敢えて沖縄県米軍基地問題を今日的テーマとして取り上げた意義は大きいと思う。

次回公演を楽しみにしております。
家を出た

家を出た

ことのはbox

d-倉庫(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/26 (月)公演終了

満足度★★★★

格闘している演出と演技【Team葉】
その場...非現実な関係性の中でどう表現するか、極めて難しい演出・演技だと思う。それに果敢に挑み体現しようと格闘しているようであった。
その舞台空間はオフホワイトを基調にした浮揚感あるもの。そして物語は回想録でも自伝でもなく、強制的にその場に連れて...いや出現させられた。その形容し難いものを体現する演技...役者は自然体で「その場を表現」しなければならない。
本公演では、主役は「その場という舞台空間」であり、それを立体し概形するのが役者の役割だと思う。その雰囲気は出ていたが、少し気になるところも...。

ネタバレBOX

舞台セットは上手に踊り場のある階段、中央はテーブルを四方から囲むようにソファー、下手は受付カウンター、キッチン(?)。舞台中央奥と上手に通路。そのイメージはシェアハウスのようである。その場は無念の空間(時の経過や天候もあった)であろう。予期しない「死」、これをどのように受け止め、現世への思いを断ち切れるのか。この形容しがたい世界は非現実であり、もはや自己顕示とは無縁の所である。一方、その場にいる(死)人は、まだ現世への未練と残してきた家族や周りに人々が気になる。この一見矛盾した不条理とも思えるような事象の不思議さ。役者たちは脇役の位置に身を退かせ、むしろこの空間が自分達に似つかわしくないという、世界観を丸ごと描き出してほしかった。

本公演では、”その場の登場人物”は自己主張をし、現世への「未練」と「恨み言」が騒がしいゆえに、その場は現世と来世の挟間で彷徨っている、死しても成仏できないという憐憫が観てとれない。慎ましやかな台詞回しによって、逆に非業(情)な死に対する慟哭のようなものが聞こえるのではないか。

さらに、”消える”に至った心境の変化が分かり難い。突然に4人が消える、管理人さんが消える、という部分を描くことによって、先の場面がイメージできる。その消える思い...それが何であるか、もしかしたら”その場”が無(消)になる。思いがあるから、その・この場が存在するのであれば、その消える気持を十分伝え(観せ)ることが大切だと思う。

次回公演を楽しみにしております。
ヒストリーズ・ジャパン

ヒストリーズ・ジャパン

株式会社オフィスインベーダー

新宿シアターモリエール(東京都)

2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

あっそう
昭和天皇の「あっそう」は、もう忘れられちゃったのかなあ。殆どウケてませんでしたね〜。最近の人になればなるほど、ネタがよく練れてなかったような。それとも、私の不勉強が原因かな。

個人的には、紫式部×清少納言の平安女流文学漫才が一番ツボにはまりました。

オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

ありがとうございます
男子が男になるのは辛いことだな。
女性は男性にはこんなふうにしたたかに見えるのかな。

泣きました。
見てると漫画技法的に自分の瞳のハイライトの八割が消えて死んだ目になるんですがそれでも好きです。死んだ目で泣きました。
フライヤーに「優しい作品」と記載されていて「これ優しいのか……」とハイライトの消えた目でビール飲んで帰りました。

ネタバレBOX

はじめさんはハンイチくんを引き取らないんだなあ。
カホさんはハンイチくんを引き取らないんだなあ。
そうか。そういうものか。

母として、物思う部分ありました。

ラストひとりで歩いていくハンイチくんが切ないな。

いまの自分の心のツボにヒットする。
桟敷童子さんは介護と女と老いていく親の物語を切なさやるせない笑いを描いてくださらんかのう。そんなことをふっと思ったのでした。
オバケの太陽

オバケの太陽

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

黒い涙が…
場内は、一面ひまわり畑で、それは実に美しい。同じように戦後復興期における労働者、特に炭坑労働者の資本(会社)に対するいくつかの檄文も掲げられている。
その炭坑街をイメージする風景...一瞬の舞台転換で栄枯盛衰を表現する演出の巧みさ。
その後、廃炭坑街で暮らす人々のあり様と人情味は心に沁みる。そしてラストシーンは滂沱する。

ネタバレBOX

戦後の復興期に鉱工業生産が間に合わず、鉄道敷設等が出来なかった。その後、政府の石炭優先の傾斜生産、炭坑治安が功を奏し経済再建に貢献した。
しかし、1970年代オイルショックを契機にエネルギー政策も影響し、炭坑衰退の一途を辿り、1997年の三井三池炭鉱閉山をもって炭坑の灯が消えた。本公演は衰退後の炭坑街を背景にした人情劇であり、鉱産業ノンフィクションのような公演でもあった。その底流にある人間讃歌は観る者の魂に響く。

冒頭はとにかく”熱い!”石炭という黒いダイヤを採掘する人々のエネルギーが場面ごとに観てとれる。国策、企業発展のために酷使された人々、その労働者たちの労働歌「がんばろう」から始まる。仕事へのなりふり構わない情熱、それに伴う街の賑わい。暗い地底で危険との隣り合わせの中から仕事や世相を歌った炭坑節。その音楽選定なども見事であった。

一転、炭鉱閉山...炭坑での事故(爆発、CO中毒等)によって家族離散・孤児になった人々も多くいるという。経済成長の陰で泣いた人。公演ではそんな人(子)に焦点を当て温かい眼差しで見守る。
ラストは、石炭を燃料として走る機関車(OBAKE62号)が疾走する。それは遥か昔のことのようだ。”オバケの太陽”というタイトル、その意味する慈愛にあふれ前向きな言葉(その太陽は沈まない、その太陽は夢を見る)が印象的である。機関車の前部に座っているのが、今はいない2人の姉と当時の僕...松尾元(池下重大サン)。

さて、梁瀬範一(大手忍サン)が、帽子を目深に被り、涙を見せず両肘張って歩く姿...その虚勢のようにも見えるが、まっすぐ前(客席)に向かって歩く姿、そこに(紙)吹雪が、それは向日葵の花弁が舞っているようでもある。本当に余韻があり感動した。

次回(第二部、第三部)の公演も楽しみにしております。

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