満足度★★★★★
木下崇祥さんは今回はお休み/約100分
女子部屋に行きたくてウズウズしているイケてない男子中学生3人組を主役に、修学旅行の一夜が描かれる。
旅先の学生たちがオマヌケな状況に陥る様を好んで描く玉田さんだが、今作も学生生活に見られがちな“滑稽なひと幕”が目白押しで、ケラケラ笑いながら楽しく鑑賞。
そうしたシーンが笑いを生むのは、言うまでもなく、玉田さんの細やかな観察眼が反映されたリアルな人物造形、そして精妙な作劇の賜物。今作ではとりわけ、クラスのイケてるグループとイケてないグループの描き分けにただならぬ冴えを感じた。
そう言えば私の学生時代も、イケてる男子グループには本作同様、垢抜けたキレイめな女子がマスコットガールのようにくっ付いていたなぁ。。
本作を観て、そのことを少し忌々しい気分で思い出した。
ヤツらがうらやましかったよ。。