紙の花たち 公演情報 スポンジ「紙の花たち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    前衛的Stage
    「いつか自分が狂うんじゃないかという恐怖を持っている」
    インド映画の巨匠であったグル・ダット監督の作品を彷彿させる独特の香り漂うstageであった。
    インド映画というと、歌って踊って・・・が特長であるが、この作品については、ストーリーよりもどこかArt(音楽や照明)に注力した印象を受けた。また、終始、脚本家が「孤独」にこだわる理由もラストで理解できた。
    小豆島の方言がシリアスなシーンにほどよくマッチして最後まで安心感を持って観劇できた。

    ネタバレBOX

    シオリ(姉)とノゾミ(妹)の、互いを羨む気持ちが痛いほど理解できる作品。姉妹はもちろん、兄弟、親子、さまざまな肉親関係において、共感できると思われる。さらに、とりわけ趣味をもたない(おんなにダマサレヤスイ)中年男たち。性善説で生きる島の住人。すべてが「孤独」と闘って生きる動物なのだということを改めて知る。

    0

    2015/09/07 10:47

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大