最新の観てきた!クチコミ一覧

79101-79120件 / 189909件中
エバーランド第三話

エバーランド第三話

フロアトポロジー

新大久保ホボホボ(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/28 (水)公演終了

満足度★★★★

垣間見える事情
今回は、登場する主要キャラクターはほぼ月子のみ。
しかも前日談。
それもあって、月子が子ども達を見守っている理由が少しだけ垣間見えた。
逆に全く話に絡んで来なかったインテリ少年コマチの存在が気になった。

『黄金のごはん食堂』

『黄金のごはん食堂』

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

続けていって欲しい。
海外の脚本、演出に舞台監督。そして日本の俳優による作品。食と戦争がテーマだろうか。中々楽しめました。金銭的な敷居も低いので一般の方にも受け入れやすいのでは。何よりも海外の垣根を超えて一つの作品を磨き上げることは非常に有意義だと思います。
字幕においては気になるところもあったが、身体表現の面白さがあった。高身長のイケメン多いのは演出によるものか気になった。出演する側としても興味のある行事でした。

ストリッパー薫子

ストリッパー薫子

BuzzFestTheater

シアター711(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

笑いあり感動あり!!
前作のわしゆんが面白くて今回も舞台を見にいきました!
初めからすごく面白くて最後はすごく感動しました。
舞台は他にも見た事ありますが、笑って泣いてした舞台はなかなかなかったです!!次回も期待しています!

悪魔はいる

悪魔はいる

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★

観てきました
初めての劇団で、題名に惹かれて楽しみでした。
トートバッグプレゼントなんて初めての経験

演劇のほうが、登場人物とこの場所はどういうことかが良く分からず

最後までなんのことだか分からないという

私だけだったらどうしようですが難しい舞台でした。

言葉が心にはいってこないという悪魔だったのかなあ

木曜ドラマPERHAPS警部パハップス(全10回)

木曜ドラマPERHAPS警部パハップス(全10回)

劇団ガバメンツ

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった~☆★
終始笑いっぱなしでした♪刑事ドラマや連ドラ好きにはたまらないツボネタ満載です★ドラマ警部パハップスを観る女子アナと同じ目線で観てる感覚に陥ります♪ラストの犯人もドンデン返し!!コメディだけでなく、ミステリーとしてのストーリーも見応え有ります♪魅力的な俳優さんの競演もお芝居に華やかさを添えてました☆★

『黄金のごはん食堂』

『黄金のごはん食堂』

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

よくここまで育ったね
昨年の種芋「黄金のごはん食堂」のフルサイズ版。ここまで凄い芝居に育つんだと,演劇の制作過程を見れたようで,ある意味感動。それにしても哀しいストーリーだった。さまざまな問題が盛り込まれており,思うところは多い。キャストもすごく良かった。

プルートゥ PLUTO

プルートゥ PLUTO

Bunkamura

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2015/02/06 (金) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★

ちょっと合わなかった
漫画をずいぶん前に読んではいましたが忘れてまして
舞台を観ながら思い出していきました。

演出が斬新で文楽みたいでしたし、音も和のものがあり
日本を意識されてるのかなというものでした。

ダンサー、映像、舞台美術…色んな面白い使い方をされていて素晴らしかったと思います。

だけど
自分のその時求めてるもの、観たいものではなかった。
体調もあまりよくなかったのでこの世界観に入り込めなかったのがもったいなかったです。

海をゆく者

海をゆく者

パルコ・プロデュース

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2015/01/17 (土) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

再再演希望
海外の戯曲でクリスマスの日の話なので
宗教や日常的に馴染みのないことだったりしましたが
全くわからないことはなく
想像しながら観ました。

オリジナルキャストでの再演ということで
面子を見るとすごい。

見るとこ多すぎて大変でした。
舞台のあちこちで皆さんが何かやってらっしゃって!
いぶし銀というよりやりたい放題のやんちゃ坊主のようでした。

海外戯曲の美術がとても好きで
それを見てるだけでも飽きないくらい。

笑ったり、哀しかったり、怖かったり、
色んな感情に動かされた時間でした。


もう少しその地のことや、風習みたいなものを
知識として頭にあればもっと楽しめただろうなと自分に残念です。

再再演を待ちます。

親族代表 THE BEST LIVE『親族旅行記』

親族代表 THE BEST LIVE『親族旅行記』

親族代表

HEP HALL(大阪府)

2015/01/17 (土) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

2015初笑観劇
フライヤーに惹かれて観に行きました。
映像でも活躍されてる野間口さん目当てに。

芸人さんのコントとまた若干違う風に感じました。
クスクス笑うものから大きく笑うものまで多種多様。

作家さんが何名かいらっしゃったので
それぞれの色もありました。

特に好きだったのは
ブルー&スカイさんの『野間口徹と…』でした。

今年の始まり
この作品で迎えられて良かったです。

極彩色 vol.3

極彩色 vol.3

劇団虚幻癖

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

Cを拝見
 序盤、シリアス路線というコンセプトらしいが、カオスを描くなら、描く主体は、醒めていなければならない。そして醒めていればこのような表現には決してならない。醒めきっておらず、迷っているからこそ、このような矛盾だらけの「表現」を平気でしてしまうのである。醒めたつもりに酔うことは厳禁だと知った方が良い。
 作品としては中後半部のコメディーとして作られた作品の方が、自然に受け入れられた。
 役者はもっと演技の勉強をすべきである。全体として凡庸の域を出ない。

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

㈱NEGA

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★

3D!
日本初の3D映像+舞台なのだそうです。原作ファンの方に誘われて観に行きました。
ちなみに私は原作を全く知りません。

入場時に3Dメガネを渡され、観劇中はずっと3Dメガネをかけた状態で観劇します。
サイバーな世界観で3Dとの相性はとても良かったです。

肝心の3D映像ですが、時折「おっ」となる場面もあるのですが、全体的に物足りない印象を受けました。
恐らく、後方席だったのが原因で前の方の席だと違った印象になるのでは無いかと思います。
 ・3D映像の流れるエリアが狭く後方からだと通常の背景との境界が目立つ
 ・3D映像と演者さんが重なる部分に違和感があって3Dに見えない
のが気になりました。
あと、背景含め、もっとモリモリ3Dになるのかなと思っていたのですが、結構限定的でした。
光学迷彩の演出はとても良かったです。驚きました。

1幕65分、2幕55分の2部構成。目を休ませる意味合いもあるようです。

薔薇戦争

薔薇戦争

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

観劇
上手前方で観劇しました。
一昨年から見ています。

ネタバレBOX

作曲や編曲も学生なのでしょうか?曲の展開や楽器の選び方にはまだ改良できる点が多そうです。もっと低音が欲しいですね。ユニゾンは音程やブレスが目立ちました。
ただ以前よりもセリフがずっと聞き易くなっており、もちろん演者の努力もあるでしょうが、音響技術に関してはかなり改善されたと感じました。

コスチュームは歴史劇に見える無理のない程度に現代アレンジされているようです。それだけにたとえ端役でも世界観から逸脱したコスチュームの違和感が強く残念でした。
ですが他の部門よりも毎年積み重ねたレベルアップがよく見て取れます。

舞台装置は大きな雛壇と衝立が8枚程、王権を示す垂れ幕が2つ、真ん中にステンドグラス調にデザインされた十字架が吊るされていました。
王権が移動する度垂れ幕が変化する演出やステンドグラスの十字架がぼんやりと光る景色は美しかったです。頻繁に移動する衝立によって舞台に奥行きと開放感があり、忍者扉の様に回転する仕組みもギャグシーンでは効果的でした。

印象深いのは1幕でヨークが王政を勝ち取ったシーン。垂れ幕が落ちて銀色になり、天井から紙吹雪が舞う光景は美しく見応えがありました。美しい賛美歌を背に対照的にリチャード三世が毒付く様は彼の性格をよく表していました。

序盤の狂犬だったリチャード三世と、中盤、終盤のリチャード三世というキャラクターに一貫性が見え辛いのは訳をする際の言葉の選び方に一端があると思いました。

全体を通して、これだけ素人が多い舞台でもこれだけ形を整える事ができる経験と手腕のある団体はそうないと思いました。この劇団がこれ以上進歩するかは素人をいかに化けさせるかに掛かっている気がします。
国際共同制作ワークショップ上演会

国際共同制作ワークショップ上演会

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/14 (土)公演終了

満足度★★★

カラーの違いが楽しめた
「雨」をテーマとし、台湾、インドネシア、フィリピンそれぞれの演出家による小作品(約15分)三作の上演と、上演後の演出家による作品解説という構成。

三作それぞれのカラーの違いがとても興味深かく楽しめた。

警視庁鈴鳴署刑事課!

警視庁鈴鳴署刑事課!

teamACT

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★

スピンオフ
スピンオフになるだけあって皆個性的でキャラが立っているので掛け合いが楽しかったです。
キャラ作りや演出はアニメっぽい感じですね。
個人的にはメガホンで喋る灰原とキレると関西弁になるモモが特に良かったです。

かなりはちゃめちゃな展開でしたけど、「この課は何でもあり」だそうなので
軽くふんわりと観るのが良さげです。

上演時間は80分。途中の舞台転換中になぜか休憩のようなものが入ります。
ちょっといただけないなぁと思ったのは
めっちゃシリアスなシーンで着信音が鳴り響いたり、暗転中にサイリウムを光らせたり。
マナーは守りましょう(^^;)

ネタバレBOX





[memo]
7年前、黒田のミスで逃がした強盗殺人犯がケンカで拘束され署に連行される。
証拠が無く、やむなくケンカでの調書を取る。
が、調書のサインの筆跡が決め手に。
国際共同制作ワークショップ上演会

国際共同制作ワークショップ上演会

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/14 (土)公演終了

満足度★★★★

濃密な…
三作品の共通した訴えは、平和の希求のようであった。

台湾、インドネシア、フィリピンの三チームが「雨」という共通テーマで創作した小作品(15分)の上演と各演出家のアフタートーク。

テーマ「雨」の選定は、アジアの国の人々にとって「雨」とは、また「雨」が惹起する情感もさまざまだろう。同時に、人が水を飲まずに生きていけない以上、どんな人間にも「雨」が根源的に大切なものであるという感覚は共有されている。
「雨」をめぐって、お互いの差異と共通性を見つけてゆければ...と主催者は語る。

ネタバレBOX

台湾「焦土」
焼け焦げた大地に囲まれた村で、日常生活を送っている。雨を待ち望んでいたが、雨は焦土をつくり、恵みの大地もつくる。そこには「世を蓋うのも功労も、一個の矜の字に当たり得ず。天に弥るの罪過も一個の悔の字に当たり得ず。」というらしい。

インドネシア「ペットボトルの中の雨」
雨は空と大地をつなげる神聖なもの。ジャバとバリの神話によると空は男性、大地は女性。それをつなげる雨は命を創造する。近代社会とパフォーマーの雨に対する個人的文化的経験をつなげ、断ち切りたい。声と体の動きの力を共に探っていき、言葉に頼ることなく何かを伝えたい。

フィリピン「TERU TERU!」
フィリピンの神話の中の雨は、自然への畏敬の念だけではなく、生きるとは何かということを伝えている。神話は語り継がれ、自分たちが誰なのか分からせる。しかし、気候変動により雨に対する受け止め方が激しく変化してきたのはなんという皮肉か。神話そのものが変化しつつある。大雨による洪水に関するアジアの神話を見せたいと。私たちはどこにいるのか、生きるとは何かを考えたいという。

いずれも素晴らしい”種芋”で、これがどう育つのか期待したい。
『黄金のごはん食堂』

『黄金のごはん食堂』

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

「米」は文化…
「アジア舞台芸術祭」は、「アジアの若い演劇人が出会う場所」として構想された、国際コラボレーションの“土俵”だという。
さて「黄金のごはん食堂」は、昨年の「国際共同制作ワークショップ」(15分)で上演したフルサイズ版である。

この公演は、食を通じて自由と管理、裕福と貧困(飢餓)という構図が見える。近未来の不確かで不安定な社会が透かされるようであるが、ラストには一筋の光が...。

ネタバレBOX

場面ごとに時間と場所が異なるが、基本的には2050年(職場・戦場)、2048年(職場・食堂)、2010年(自宅)の三つの時代である。それによって観客の意識が混乱することはないだろう。
この公演は、食べることは生きること、人と繋がること、幸せが感じられること...そんなイメージを持つものであった。

最近、「食」をテーマにした映画「東京ごはん映画祭」(2015.10.31~11.13)が開催されていた。世界には「食」を切り口にした映画祭がいくつかある。生命に直結した物であり、それを題材にしたこの芝居は素晴らしかった。

梗概は、2048年の食事情は管理・統制下にある。私・さんしろう(猪俣三四郎サン)は、食堂で働いている。その「食堂」の食材は従業員たちが窃盗している。
2050年には食料不足で強奪行為が横行している。妻・もえこ(小山萌子サン)が病気、一人息子・ゆうた(遠藤祐太朗サン)は革命軍のリーダー。途方にくれる主人公...この時代のシーンは鮮烈。息子は戦車で轢殺、妻は拉致途中(頭陀袋のような中)餓死する。この母子の死の演出(ナレーション)が印象的である。
2010年新婚当時の我が家。その追憶シーンは「食堂」への就職が決まり、妻が懐妊(息子)する...幸福期である。

この世界共通にある「食」を通じて、不平等・理不尽さが鮮明に描かれる。そこには特定の国・地域ではなく、普遍的な問題として強く主張しているようだ。

ぜひ、このような企画を続けてほしいと思う。
>(ダイナリィ)

>(ダイナリィ)

カムカムミニキーナ

座・高円寺1(東京都)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

キテレツだが奥が深い
カムカム25周年記念として、莉奈らを客演に迎えて盛大なる舞台。何だか訳の分からない物語なのだが、政府が露骨な劇団つぶしに走る劇中劇なども盛り込まれていて、結構強烈。秘密保護法が施行されて、劇団関係者にイヤーな空気が流れているが、これが絵空事ではないかもしれないという警鐘も入っている。

プロレスリングのような舞台を客席が囲むスタイル。役者たちは3方のお客さんにいずれも真正面からの演技を見せるために、リングを駆け回る。小道具の使い方も、一方向のお客だけしか分からないなどということがないように工夫されている。さらに、舞台の下をあえて少し見切れるようなつくりにし、その周囲も役者を走り回らせて活用する。いわば「2階建て」の舞台は、蜷川幸雄の演出でも見たことがある。

それはともかく、有名俳優を輩出している元気のいい劇団だけあって、どの役者も切れがいい。ちょっと気を抜いていると、劇中劇の演出家から檄が飛ぶ。まあ、これも演技なのでしょうが。

Popn' Mad Effecter

Popn' Mad Effecter

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

d-倉庫(東京都)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

エンターテイメントな…
芝居とダンス...観せると魅せるを融合したような公演である。時代背景がはっきりしないところが気になるが、話の内容はきわめて現代的、というか近未来の出来事を暗示しているようだ。上演時間2時間20分は少し長いようであるが、飽きることはなかった。

ネタバレBOX

大学の「忍者研究会」メンバーが忍びの里を訪れるところから物語は始まる。メンバーの一人がその里(忍者)出身であることから、案内役となっている。通常であれば忍びの里に一般人を招き入れないところであるが、そこにはある目的が...。忍者が持っている”癒しのような力”、その効能を取り込んで治験に利用する。この物語の中心となる兄・姉・妹の三人の間にある生き方に対する確執、それが研究会メンバーを巻き込んで騒動になる。この効用をめぐり善悪の考えが披瀝される。善の考えは平和利用、悪は混乱を招き、結果的に人口減(これ以上の人口増を抑止)をもくろむ。

この効用...最新医療で話題になるゲノム編集技術を連想した。遺伝子変異を人工的に作り出し、治療に生かす試みが始まっている(例えばダウン症の研究)。そのための臨床試験(治験)を行い、健康な人や患者に投与して安全性や有用性を調べる。まさに忍者の特性、という効能を利用する手法に似ている。その利用は、人間の心(善悪)で決まるというもの。

本公演では、社会性...科学の発達に関わる功罪、また自然環境の保護をテーマにしているが、それを直接セリフで説明している。言葉にするとその範囲での受け止めになってしまい、せっかく広がりのある訴えが小さく感じられる。その観せる工夫がほしいところ。
また、公演の特長...演技とダンスの楽しみについて、別々に捉えコラボしているようであった。観客の好みもあろうが、公演全体の統一感がほしいような。例えば、和の忍術を表現するダンスは、その衣装が中東のベリーダンス風、モダンバレエをイメージさせる白衣装など調和が感じられない。
また、ラストシーン...忍者研究会メンバーの一人とその子孫(5代目と8代目という時代差)が邂逅するが、その衣装に時代の差が感じられない。
些細なことであるが、公演のエンターテイメント性の豊かさを考えると、物語の面白さに比べ、それを観(魅)せる調和・親和性が足りないように思え、勿体ない。

次回公演を楽しみにしております。
ラバウル食堂

ラバウル食堂

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

市井の中で…
市井の暮らしを通して、戦後の歩みとどのように向き合ってきたかを考えさせる秀作。今年(2015年)は戦後70年であり、そのテーマで多くの演劇が上演されている。本公演では、食堂を開店(ラバウル食堂という店名)した理由が明かされるが、そこには戦中・戦後を通じた悲話が...。

ネタバレBOX

この食堂を開店した故先代店主は、戦時中にラバウルで調理兵(軍隊での正式名称は別)として従軍していたが、病のため帰国することになった。その際、多くの戦友から家族などに宛てた手紙を託された。戦後になり一軒一軒尋ねて手交していたようだが、それも限界になった。そこで逆にこの店名にすることで、遺族等に知ってもらいたいと。

この心温まる逸話とシャッター商店街と言われる地域の街興しを絡める。その手段としてローカルTVが協力することになり、取材などが始まり関係者が狂喜する。その騒動がコミカルに描かれる。登場人物の全員が善人で展開する人情話は、坦々とした日めくりカレンダーのようであり、その日の暮らしを覗き見るようだ。

人は自分が見ている事象からしか現実を判断できないと思う。同じ時代・社会に生きていても戦争・紛争などが見えない人がいるかもしれない。先の戦争が始まる前も、多くの人は悲惨な戦争を予感することなく、日常を過ごしていたことだろう。
この公演では、身近な暮らしを切り取って描いているが、その街は常に変わり、愛着ある風景がリセットされる。そんな不安を抱えつつも明るい未来を模索する人々の姿が見える。
公演全体を通じて、芝居という「箱庭的な世界」を心穏やかに覗いているようで、実に楽しいひと時であった。

次回公演を楽しみにしております。
極彩色 vol.3

極彩色 vol.3

劇団虚幻癖

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

シュール
内容がシュールすぎてついていくことが出来ませんでした。
身体能力高そうなので、普段の公演では殺陣とか凄いのかも。

このページのQRコードです。

拡大