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薔薇戦争
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公演情報
明治大学シェイクスピアプロジェクト「
薔薇戦争
」の観てきた!クチコミとコメント
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なる(1)
観劇
上手前方で観劇しました。
一昨年から見ています。
ネタバレBOX
作曲や編曲も学生なのでしょうか?曲の展開や楽器の選び方にはまだ改良できる点が多そうです。もっと低音が欲しいですね。ユニゾンは音程やブレスが目立ちました。
ただ以前よりもセリフがずっと聞き易くなっており、もちろん演者の努力もあるでしょうが、音響技術に関してはかなり改善されたと感じました。
コスチュームは歴史劇に見える無理のない程度に現代アレンジされているようです。それだけにたとえ端役でも世界観から逸脱したコスチュームの違和感が強く残念でした。
ですが他の部門よりも毎年積み重ねたレベルアップがよく見て取れます。
舞台装置は大きな雛壇と衝立が8枚程、王権を示す垂れ幕が2つ、真ん中にステンドグラス調にデザインされた十字架が吊るされていました。
王権が移動する度垂れ幕が変化する演出やステンドグラスの十字架がぼんやりと光る景色は美しかったです。頻繁に移動する衝立によって舞台に奥行きと開放感があり、忍者扉の様に回転する仕組みもギャグシーンでは効果的でした。
印象深いのは1幕でヨークが王政を勝ち取ったシーン。垂れ幕が落ちて銀色になり、天井から紙吹雪が舞う光景は美しく見応えがありました。美しい賛美歌を背に対照的にリチャード三世が毒付く様は彼の性格をよく表していました。
序盤の狂犬だったリチャード三世と、中盤、終盤のリチャード三世というキャラクターに一貫性が見え辛いのは訳をする際の言葉の選び方に一端があると思いました。
全体を通して、これだけ素人が多い舞台でもこれだけ形を整える事ができる経験と手腕のある団体はそうないと思いました。この劇団がこれ以上進歩するかは素人をいかに化けさせるかに掛かっている気がします。
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2015/11/15 00:47
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