最新の観てきた!クチコミ一覧

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ニホンオオカミはいなかった

ニホンオオカミはいなかった

十七戦地

小劇場 楽園(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

身内とよそ者!
相続の知識を駆使した緻密な脚本と俳優陣の演技は期待通り、息をのむ芝居を堪能。
田舎の古い風習が生んだ悲劇!

ネタバレBOX

ひとつだけ、疑問なのは、なぜ玄太ははとこの芽衣と結婚せずに秋乃と結婚してしまったのか?本家と分家の為?
中国人に山を売却するという結果だけは私は避けてほしかった。残念!
ストリッパー薫子

ストリッパー薫子

BuzzFestTheater

シアター711(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

悲しい顛末!
先の展開を読ませない脚本、舞台セット、衣装、役者の演技素晴らしく、楽しいけれど切ない芝居に目が離せません。
今年観た芝居の中でも屈指の作品でした。
稲村梓(夏目薫子役)、新宮明日香(一之瀬くるみ役)の演技、声の使い分け、踊りはゾクゾクする。

ネタバレBOX

幼くして母を失った夏目薫子は、養母の後を継ぎ自らもストリッパーになり、妹翔子を大学まで行かせた。
しかし、彼女には誰も知らない秘密があった。それが妹の結婚話とともに露わになる。自分の出生の秘密、虐待による解離性同一障害による3重人格、実父による性的暴行(実際は実父はなかった)、その父の亡き母の過去の暴露と暴言、そして殺人、自殺などもりだくさんで飽きさせない。
ストリッパーの楽屋がリアルに表現。
ラバウル食堂

ラバウル食堂

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

因果応報 !
戦友の家族に手紙を渡すために目印として作った店が逆に自分の家族に手紙が届けられた所が興味深い。しっとりとした芝居は観る者を裏切らない。
戦後の平和な世の中を暗示するがごとく、大きなドラマはないもののそこが芝居屋の真骨頂である世話物を感じさせる。

ネタバレBOX

ラバウル食堂は神岡澄江と婿養子に入った隆文で切り盛りしている今はさびれた地方都市の食堂である。
この食堂名の由来はラバウル航空隊の基地から戻ってきた澄江の祖父が手紙を友人の家族に渡すために目印として作った店であった。。
戦後70年を迎え、地元のテレビ局がラバウル横丁の特集を組み、その横丁名の元になったラバウル食堂の関係者たちを取材し始めた。
しかし、逆に祖父と関係があった人の手紙を届けてくれる人が現れた。
ワンピース

ワンピース

松竹

新橋演舞場(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/11/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

最高に傾いてる!
サイコーに面白い!そして、泣く泣く。別位置からも一度見たいくらいだ!
これから行く人居たら、料金高くとも、やはり花道は見えた方がいいよと伝えたい。3部3時間は長いけれど、感じさせない。
本火、本水、宙乗り。どれも迫力も魅力もある。スーパー歌舞伎だなぁ、って思う。
脚本演出は扉座の横内さん。ワンピと平行して、いとしの儚を作り上げた超人。
そして扉座から早川佳祐さんのアンサンブル出演を幕間にパンフで知る。ってか、扉座だったことも知るw早速二幕で発見。エース福士さんしか知った役者いないと思ってた(笑)。
アンサンブルのアクション部隊も流石。立ち回りはアンサンブルあっての大迫力だったので、良い仕事してる!って思いながら見てました。花道を連続バク転でハケてった方もいたよ…!
主題歌があることが客席含む一体感を産み出しているね。音楽ってすごい。
座席は2階の右ウィングで舞台に対しては斜めだったのですが、花道は正面で観れたので満喫しました。
演劇が総合芸術って言われるのが、まさに当てはまってる作品。

泥花

泥花

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★★

3つの約束!
姉弟の3人にとっては、炭鉱;暗い過去、ひまわり:明るい未来、幻の花である泥花:現在の境遇のように思えた。
3人が約束した3つの約束が切なくも力強い!
そしてラストの末弟の元(はじめ)思いを語るシーンは胸をうつ。
次は最終章”泳ぐ機関車”だ、待ち遠しい!

ネタバレBOX

炭鉱主の父が落盤事故で死者を出し、その責任に耐えられず蒸発する。、残された姉弟の3人は叔母の所にひと夏の間身を寄せることになる。
3人は叔母の指示に従い出身地を隠して生活するが、そこには故郷の炭鉱で事故で亡くなった人の息子がいた・・・。
NBL大作戦

NBL大作戦

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

やりたい放題(大笑)!
前半は台本があるのか解らないほどアドリブ的な芝居でしたが、中盤から後半は楽しめました。
前半の下ネタは結構女性にウケていたようです。
沢辺りおんの元気良さ、小玉百夏のアクション、HIROKAのツンデレに胸ワクワク!。
ワイドヘッド、ロングヘッドのメイクと衣装は最高!
この路線崩さず継続していって下さい。

ラムネ

ラムネ

みどり人

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★

そぎ助
7話からなる寸劇集。人が描かれてました。でも,物語も良かったですよ。7つの物語が重なることによって,人の厚みが増してきています。面白いなぁ。それにしても,そぎ助,怪演です。前作でも思ったんだけど,下劣な品性を演じさせたら絶品(褒め言葉です)。4話目は大笑いしちゃいました。あと,開演前と4話目でのラムネ(お菓子)のサービス,タイトルに合わせたちょっとした気遣い,嬉しいものです。

ニホンオオカミはいなかった

ニホンオオカミはいなかった

十七戦地

小劇場 楽園(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

素敵なじかんの共有
良くも悪くも日本を造り上げここまでになした家の存在。
今時は田舎と切り捨てられるが、
その存在価値と悪習を正面切って描いた秀作。
家を血と地を守るために…三姉妹って、やっぱり三兄弟とは違うんだなぁ。
秘密の共有からその背徳の緊張感。
どうするの?見つかるの?告白するの?あーそっち?
ワクワク感もドキドキ感も感じられる欲張りで、
色々な事を考えさせられる熱い舞台だった。

舞台もさることながら、制作・運営も素晴らしかった。
狭い劇場で心地よく見るために、移動時は舞台にマットを敷いたり、
足の悪いお客さんのために前の席をつぶしたり、
狭い端の席のために全体を動かしたり。
見て観てのやるだけ団体とは違い、
心地良く見てもらおうという気概が感じられとても好感を持てた。
次回公演も楽しみにしています。

ラムネ

ラムネ

みどり人

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

ラムネの様な人生
荻野目じいさんやスナックのママが最高!
出落ち感もあるが2人の演技力が、
物語全体の緩急をつけているようで素晴らしかった。
また、ろうあ者のJKの役者さん、台詞らしいセリフがないゆえか、
しっかりと表情で語っていてラストの二話はとても刺さった話でした。

金沢…また行ってみたいですね。



ネタバレBOX

一番笑えたのはやっぱり姉妹の部屋でのペットの争い!
いるなーこんな似てる姉妹。そのお姉さんからも生きる力が伝わってきた。
自分自身を振り返る…そんな舞台でした。
舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

㈱NEGA

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

まずまずのバランス!
3D映像と舞台の融合は新感覚で楽しめました。舞台の仕掛けも面白い!
スタイル抜群の青野楓のキレキレアクションはカッコイイ!手足長ー。彼女空手やってるのかなるほど・・・。

くちづけ

くちづけ

タクフェス

キャナルシティ劇場(福岡県)

2015/11/14 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

初演は映像で観てましたが。
うーやんと妹の智子の関係、愛情いっぽんとマコの関係、知的障がいの両親をもつ20歳の島ちん(両親は理解力がなく家族の障害年金をすぐ使ってホームに入金ができない)、それぞれの家庭環境と差別など切ないシーンが続き涙がこぼれます。暗転があけると、柴田さんの笑いのシーンや宅間さんのアドリブなどで笑いを入れ、会場全体を落ち着かせて。
終盤は、愛情いっぽんさんが癌の末期と自身でわかり亡くなった後のとき、施設になじめない娘のマコのことをおもい、首を絞めてしまうシーンが。
みなみのような無神経な世代が増えて、現実として起こっている、悲しい内容でした。

薔薇戦争

薔薇戦争

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

もっとできるはず!
学生たちが作り上げるシェークスピア劇。
皆で協力し合って成し遂げることはいい思い出にも自信にもなると思います。
より高みを目指して今後も継続していってほしいものです。
台詞は聞き取りやすいものの一本調子なのはもっと改善できるし、髪型、衣装にも大学から援助をもらいもっとお金をかけてほしいと思います。

No.9-不滅の旋律-

No.9-不滅の旋律-

TBS

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ベートーヴェンはさわりだけしか。
知識としてはなかったのですが。女性ピアノ技師のアシストや3人兄弟と父親との確執や聞こえなくなってからの狂気など稲垣さんがしぶく演じていました。片桐さんのメルツェルの演技で笑いをとって落ち着かせてます。最後の第九の大合唱は期待どおりに響いてきました。

モモガバイト

モモガバイト

劇団ジグザグバイト

甘棠館show劇場(福岡県)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/14 (土)公演終了

満足度★★★

赤色の回。
到着するまで忘れてました(笑)。桃太郎に比喩しての、助け合いがあって、
前を向いて生きていけ、応援するぞ。
ベテランの役者さんが周りを固めて、キャラがブレるのを押さえていたように思います。

悪魔はいる

悪魔はいる

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

掴みにくい!
こういう芝居が多くの人に受け入れられるかどうかは劇団自体が解っていると思う。過去4作拝見しているが、今後どんな方向にいくのか楽しみ!

極彩色 vol.3

極彩色 vol.3

劇団虚幻癖

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

表はどうなんだろう?
ライトに浮かび上がる女性の一人語りで幕を開ける…。
自身を振り返るシリアスな雰囲気の展開。と、ここまで、
その後はゲームとアニメのオマージュにあふれる
マスターベーションタイムに突入。
しくじったか…と、思いきや。
最後のお話はどうしてどうしてしっかりしたコメディとして確立。
これは、なかなかの出来栄えで楽しめた。

Bチームでした。
他のチームもみてみたい。

ネタバレBOX

ニッチな世界に固執すると如何しても独りよがりになりがち、
オマージュ展開自体も、「銀魂オマージュ」っぽく、うそくさくなってしまう。
最終話の小学生と細胞は良かった!
あの構成で、舞台展開できるのならばこれからにも期待が出来る。
小学生役、細胞役の演者さんいい味出してて良かった。
ツキノニジ

ツキノニジ

夜光堂

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2015/11/14 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ファンタジーらしいファンタジー
 夜の明けない街に生まれたレイとアカは、母たちの語った話“大きな蛇が星を呑み込んでいるので、蛇を退治すればまた星が戻ってくる”という話を信じて、蛇の住む場所を求め退治する旅に出た。

ネタバレBOX

 レイはスキルと言われる能力を持っているが、彼の能力とは水の生成及び調整である。スキルを持つ者は必ずサポートをしてくれる守護獣がついているが、レイの守護獣は、柴犬。名をレウと言う。彼らは旅の途上で新たな仲間ハナを見つけ道連れとするが彼女もスキル保持者で能力は時間操作である。因みに守護獣は猿のパル。
 巡り巡って終わりの街に辿り着いた彼らは、情報を得る為に情報屋に接触、有力な情報と資金を得ることになった。資金を出したのはこの街の旧家。街外れにある遺跡に興味を示している息子が出掛けたまま帰らないというので探索・救出の依頼が為された訳だ。何だ簡単と引き受けたが、今まで依頼された者達は悉く失敗していた。が、取り敢えず3人と依頼をしてきたリンという名のおつきの者も一緒だ。因みに御曹司の名はビャク。
然し、1回目は、小さな蛇がうじゃうじゃ現れて目的を果たせず戻ることになった。一旦、街に戻った彼らがしたことは、もう一人のスキル保持者、ムクを仲間に引き入れることだった。彼は雷を操る術を持ち、守護獣は鼠のウルである。ムクの能力で大量の蛇を片付けた一行は、ビャク救出に成功。一旦街に戻って最後の場所に居る者についての協議を開始。それが巨大な白蛇の形をした神であることを結論づけた。小さな蛇たちは、この神を守っていたという訳だ。これらの結論はビャクの家に伝わる古資料とアカの推理から導かれた。
 ところで、レイと共に最初からのメンバーであるアカにはスキルが無いとされているが、その代わりに彼女の持つ能力は、優秀な頭脳という訳だ。
 さて、ビャクの家に伝わる資料に基づいて神と戦う部隊が編制され、そこに記された手順に従って神をおびき出し戦うことになった一行だったが、アカにもスキルがあった。それも複製というスキルであり、彼女は、これまで何度も別の島宇宙で同じ体験をしていた。その度にスキル保持者からスキルをコピーしていたので、そのスキルの数がどれだけあるのかさえ、彼女以外には分からない。而も彼女は贄であり、ここで死なねばならぬ運命であった。レイはどうしても彼女を、失いたくない。然し運命は変えられない。事態は、運命の予告通り進展するが、ラストシーンでは死んだハズのアカが立ち上がって幕。
 無論、神が倒されたのはたくさんある島宇宙の中の一つの話ということであろう。
八重咲ク

八重咲ク

劇団KⅢ

d-倉庫(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

話の筋が?
ラスト前の男同士の殺陣はスピード感があって見ごたえありましたが、
全体的には緩さを感じました。
話は残念ながら今回初めての観劇なので経緯がわからず理解できないところがが多々ありました。

ラムネ

ラムネ

みどり人

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/11/12 (木) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

ラムネと母の泡立ち模様
 
 上手・下手に設えられた衝立には、大小の水玉が描かれ、ラムネの発泡を思わせる。

ネタバレBOX

 オムニバス形式風だが緩やかに繋がる挿話の総体が物語を紡ぐ形式で、それぞれの場は、舞台奥に掛けられた布に浮き上がる影絵によって示される。このセンスがとても良い。
 聾唖者が登場するが、ハンデを持った人々の認識の形を想像させるようで、想像力のコレスポンダンスを感じさせる点もグーなのだ。
 挿話それぞれのタイトルは以下の通り。①LJK②夢芝居③へべれけ④一生のお願い⑤この子ら⑥MOTH⑦カーウェひなちゃん
 描かれているのは、いわば生きていることの寂しさだ。女子高3年のトリオのうち1人は、中学時代聾唖者の同級生を苛めていた。彼女は母親が嫌いである。何故なら母はこの聾唖者の父と浮気をしていたからである。それが苛めの原因であると想像することは、難くない。然し乍ら、苛めている彼女も傷ついていた。
 6話では偶然電車の中で出会った3人が、苛めっ子だった彼女に聾唖の娘が居ることを天罰、と決めつけるシーンがある。この時、聾唖の娘が「母さんを苛めるな! 」と必死になって叫ぶ!! このシーンは圧巻。この時、どぎついピンクの蛾を秋葉系ヲタク少年2人が見つけて手に止まらせているのだが、元々苛められていた少女の怨念が晴れた瞬間、落ちて死ぬ。この辺りの想像力の刺激法も上手い。
 7話総てが、独立した小話としても観ることができる。同時にラムネと母をキーコンセプトとして緩やかに繋がっているので、各挿話の間は、観客に委ねられた想像力空間である。この距離感もいい。
 ラストでは、元苛めっ子が、仕事を始めようとしている店のママに娘を褒められ、娘がいい子だということは、お母さんがいいからだと褒められる。そして、お母さんがいいのはお婆さんがいいからだと。彼女も経験を積んで、嫌いだった母を理解できるようになった。無沙汰していた故郷へ娘を連れて出かけてゆくことを表白して幕。
極彩色 vol.3

極彩色 vol.3

劇団虚幻癖

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

アイデア
はよかったと思いますが、ただセットも作らないでの
芝居はどうしても演技に期待してしまう部分も多いので
そこまで補えなかったのかという感じはします。

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