贋作・怪人二十面相
白昼夢
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかく満足
過去公演の雰囲気ではちょっと怖いな〜という印象でしたが、
そんなことは全然なく、ワクワクしっぱなしでした。
2時間という、小劇場系では少し長いかな?と思いましたが
全く時間を感じず最後まで引きこまれました。
全力芝居ですが押し付けではなく、世界の統一感が良かった。
役者さんもみな魅力的。
観てよかった、出会えて良かったです。
台風の夜に川を見に行く
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★
技巧というか作り込みというか・・・
熱量の向いた方向が少しちゃうかなぁ・・と感じた2時間強の作品
眠気とかは起きませんでしたが何とはなしの今ひとつ感あったです
ネタバレBOX
西暦2016年、舞台中央に一人座る行動意欲の無い老婦人がアメージンググレイスを聞くと過去を思い出すらしいとの見解を白衣の男性が述べ、何を思い出しているのかは知りようがありません・・と物語がスタートします=その女性=マリーさんが思い出すA.D.1950からの過去再現・回想物語。
舞台セットは左に長椅子、左右に小型のテーブル+折り畳み丸椅子といった配置なのですが、妙に右のテーブルが面白い作りで。作品中に何かあるのかなと思っていたが、なんも使わんかったですよ。
開演前BGMも何も無いです=で開演時間に小笠原氏が前説と引き延ばし担当で笑わせてくれました
開演前と上演後のカーテンコールは写真撮影自由&ネットの拡散希望とのコト
マリーさんを主軸にスナックに集うメンバーによる群像劇かな
1950年マリーさんは盲目のハーモニカ吹きとコンビを組んでいたが、貰えるはずだった報酬を巡って二人仲違いしてしまいます。(舞台セット後方に西暦年代を投影してます)男とは15年後に再会できたが妄想の世界に入り込んで壊れてしまってた・・。が最初の回想でしたが、本当(?=人の記憶だもんで、曖昧というか明確であるよという示唆・表現はしなかったですね=冒頭の白衣のDr(?)の意見通り人の思考や思い出などは他人は窺い知れない=まぁ人間個々の思考ベースはベーシックモデルあるけど、ヴァリエーションは星の数だよねぇ・・と感想)売春していたマリー女史、見逃す代わりにと身体差し出すことを要求していた警官を盲目の男が殺してしまいマリーが時効(=15年)まで逃げろと追い出し死体はマリーが片付けた・・。というんが真相らしい。
マリーさん/白い化粧に金髪赤いワンピース・ハイヒールに白タイツ。横浜で実在した方がモデルでしょうね。’16には廃人様となってる
マイ/スナックの従業員、ヤマイに2万で身体売ってた。
ヤマイ/’92台風の夜、タイトル通りに行動して行方不明になった男。死んだはずだが友人たちが時々姿を見掛け都市伝説化しかかってるらしい(^^;)無職で結婚し案の定、妻に借金など咎められて愛人(?)の提案から殺されそうになって自分から川を見いった・・・・。 だが死亡保険などは入ってなかった(^^;)とオチ
タケモトサユリ/秋田出身、子供のころになりたかったのは女優だったが。AV
に出て金を貯めてスナックを開く、割とKYな方。のちスナックたたんで田舎に戻るが借金のカタに結婚させられる。
タムラカヨ/夫の友人と浮気。のち癌を患い新興宗教に逃げるが結局亡くなる。
タムラ/妻と息子にDVしていた元運送業=現コンビニ店員
サトウ/お笑い芸人、日本ではあまり受けないスタンダップコメディに挑戦するも ’99末に引退する タムラ・ヤマイの同期
音楽や言葉遊びとかも楽しめた♪(150オボカタっつ~単位とか笑えた)
時系列はトビトビとなり、過去から順に再現されるわけでないので理解がちと苦しく思うとこもあるですね。=人の記憶だしとの演出意図もあるのかしらん
ハーモニカは生演奏でして♪上手でしたわ
レプリカ
d-contents
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
2回目も号泣
ストーリーがわかっていて観てもやはり号泣でした。こんなにも心をつかまれる作品はそう多くないでしょう。
様々な登場人物にそれぞれ感情移入できてしまうので、正直、精神的に疲れますけどね。
最初からわかって観ていればこその発見もありました。
チケットを複数枚買っておいて大正解でした。
レプリカ
d-contents
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
観客の落とし所を良く知るシナリオ花四つ星
最初のダンスに必然性は感じなかったが、アンドロイドのことが絡まってのダンスには、必然性があり、その不気味なテイストの表現は見事である。
ネタバレBOX
ある日突然自分がヒト型アンドロイドとして生まれ変わり、その自覚も無いまま生き続けていたとしたら? 社会はどのように反応するか? 単に本人に自覚が無いのみならず、人間と同等に、睡眠もとれば、食事もするし空腹感や眠気も催す。感情表現や感受性も生きていた時と全く変わらない。変わらないと言えば、成長期でも身長・体重が変わらない位のことである。オペを受けた時の記憶は完全に抹消されているものの、他は全く本人がそれ以降生きた歴史と変わることはない。それが、本人に告げられる迄は。
今作の優れている点は、アイデンティティーの絶対崩壊を、即ち総ての価値観の崩壊を前提に作られていることである。我らの生きる今日、本質的に総ての価値観は崩壊している。そう言って悪ければ、我らの学んできた或いは学ばされた欧米中心のイデオロギー、二元論や弁証法、ヒューマニズムや価値観、哲学や論理、そしてこれら総ての根底にあるハズの存在や認識の総てが疑われ揺らいでいる。当然のことながら我らの存在に意味があるのか否かだの、生きることに意味があるのかどうか? も問われ揺らいでいるのである。もっと突き詰めてしまえば、これらの問いは、カオスにあっても、何故問われ得るのか? が問われねばなるまい等々。更に今挙げた疑問の形式自体が欧米流の問いかけ方なのに、明確に対置できるような次元が設定できるのか? という問題もあろう。数学的に定義できるという者があるかも知れない。そしてそれは可能であろう。だが、今回自分はその方法を採らない。だが、では何によって自らをアイデンティファイし得るのか? 言葉による方法がその一つである。だが我らの用いる日本語とは、そもどんな言語なのだ? その性質を見極めるのにいくつかの方法が在り得る。他の言語と比較することによってその特性を明らかにする方法。指示するものとされるものとの関係などを内在的に問題化することよって謂わば内的にその構造を明らかにする方法などである。
ところでこういう問いかけをすることに意味があるのか? 我らの存在そのものの意味がある、ということが幻想に過ぎないかも知れないのに。デカルトならば、Cogito ergo sum.ということになるのだろうが、これもまた西洋の哲学である。それもデュアリズムの原点に位置する根拠律なのである。
我らの居る現在は、以上の論理によって解決しない。丁度、誰も感覚で放射性核種の放出する莫大なエネルギーを感知できないように、分からないのだ。我々は何一つとして。一見、何事も無かったかのように流れる川。その底に沈んだ汚泥の中に放射性核種が含まれており、それがα線、β線、γ線、x線などの放射線を放っているか否かは我々の五感では分からないのである。その上、放射性物質や軍事的核に利害関係を持つ者は、その甚大な被害については出来得る限りの過小評価と露骨な嘘によって答えることになっている。これは既に出来レースであることは誰でも知っているのだが、誰も止めることができない。こうして我々は一秒一秒・一息毎に破滅の淵へ向かっているのだ。滅びは目の前である。更に悪いことには、多くの人々が目の前で進行している破滅への進軍に気付いているが故に目を向けないのである。人々は民主主義の何たるかをはき違え、自由の意味を知ろうともしない。それを担おうとする者が更に少ないことは言うまでもあるまい。そんな思考停止の連中には、管理が似合いだ。そして管理された連中は、人間としてのその迷いすらも、与えられるもの・ことでしかないのである。今作の背景にある不気味さは、何も人間そっくりのアンドロイドが人間に紛れて存在していることではない。総てが管理されることを喜ぶ愚衆の気色悪さなのである。
ラスト、破壊されるべく集められたアンドロイド達が集められた建物が光る。これは当然神の顕現を表しているのだが、その神は、本物の人間よりも、人間そっくりのアンドロイドが、明確に生きようとする意志を持ち、為に人倫を踏み外していないことを良しとするのである。
今作でも最後の最後に少し希望の光が灯されるように、この絶望的な状況に光を当てるかも知れない哲学を少しだけ紹介しておこう。そのコンセプトは一即多、多即一。を唱える華厳経と同じく7世紀に成立したタウヒードである。興味のある人は自分で調べるべし。ヒントは与えた。
つきまとう教室
深夜ガタンゴトン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
-
どの登場人物にも感情移入できないところが面白く感じた。
ダンスがみたい!新人シリーズ14
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/24 (日)公演終了
満足度★★★★
1/15
最前列の小さい椅子はでなかった。ソロ3組とグループ1組。紙を使うとなぜか印象が強くなる。ただし投票には影響しない。
台風の夜に川を見に行く
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
一生の儚さ
地味な普通の人の目線で人の一生の意義や儚さ、挫折、思い出と忘却をしっとりと描いた作品。心がすっきりするテーマでないものも、たまに見ると、思索のきっかけになっていい。
ラマルク
にびいろレシピ
OFF・OFFシアター(東京都)
2016/01/14 (木) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
女性的アプローチ
殆どの場面が地下で展開するのは良いのだが、その展開の仕方が、如何にも総てが部屋の中で起こるといった展開の仕方なので、まるで文明の進んだ現代の若い主婦感覚といった感じである。
ネタバレBOX
男である我々は基本的に外に出るので、こういう作り方を受容するのには慣れていないこともあろうが、かなり眠たくなる。
恐らく核被害によって地下シェルターに閉じこもることになった姉妹たちは、遺伝子が破壊された為に二度と咲くことのない花の代わりに風船をプランターに活けている。こうやって健康だった頃の自分達のアイデンティティーが保たれているかのようなままごとをしているのである。
そこへ20年ぶりに外界へ出ていたでんちゃんが帰ってくる。外界に出ていた為、彼女の身体は大きな変化を遂げている。恰も四足になったかのようだ。この核被害以降の、どこにも逃げようのない地獄を、身体の内側に抱えた毒(放射性核種)と共にシェルターで生きて行こうとする物語と捉えた。だから、会話は劇的ではない。寧ろ、アンリ・バビュルスの描いた地獄に近かろう。
VIVID CONTACT-re:born-
WATARoom
ザ・ポケット(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
やさしさ
“誰かにとっては泣きたいくらい特別に優しい時間になることもある”うんうん!
すれ違い位の出会いに救われるやさしさ。そんなやさしさが少しづつ、傷ついた人たちを癒していく。それがとても感じられた。一人だと思っていたら、ほんの少し時を過ごした人たちに包まれて、それで幸せを感じられることもある。人の大勢いる街中に一人で孤独を感じることもあれば、人ごみの中でほっとする事もある。考え方ひとつ。背中を押してくれる人に出会えれば、きっと今のままの自分でも幸せを感じることが出来る。そんなことをたっぷり感じさせてくれる温かいお話でした。
イゼン、私はアンドロイドでした。
劇団平成商品
シアター風姿花伝(東京都)
2015/11/20 (金) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★
一長一短的な?
人間とアンドロイドが共存している未来、書店員が購入した女性アンドロイドは中古をリペアしたものだったが「ある欠陥」があり…な物語。
端的に言えば「闇鍋あるいはお化け屋敷的手法で描くダークなピノキオ」。
盛り込み過ぎで雑然としていたり唐突な部分も少なからずあるが、それらを束ねてねじ伏せるようなラストシーンのセンスの良さたるや…。
アンドロイドを演ずる各役者の「らしさ」の表現も◎。
アンドロイドを何かの隠喩として深読み・誤読をするのもまた一興。
劇中では語られず匂わせる台詞がいくつかある程度(よって前述のように唐突に感じられる部分も多い)だが、前日譚・背景がいろいろあったであろう各エピソードを独立させた中編連作にしても面白いのではないか?
レプリカ
d-contents
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧巻、号泣必至
とにかく凄い!
制服違和感なし!!
どんな脳みそ、視野してるのですか、久保田さん、佐藤さん‼
見て良かったと思えた舞台がまたひとつ増えました‼
ネタバレBOX
木本さんの日舞が一番好きでした。
どこか哀愁ただよう2回目が特に…気のせいかもだけど。
座る前に少しふらついたのは演技かなぁ?
竹石さん、吉田さんの仕上がり具合が完璧で、普段からボクシングやってんの?って思いました。
沖野さんは圧巻です
とにかく、感情移入してしまいました!
七転び八時起きの人々
オフィス・REN
博品館劇場(東京都)
2016/01/15 (金) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★
役者による練られていない山なしオチなし長編コントのグダグダ感
ぴあのメルマガで山寺宏一さんの名前を見た時、
水島裕さんとの座組「ラフィングライブ」のイベント(演劇/朗読劇)かと
思ってチケット取ったんですよね。
現地でフライヤー見て知りましたが、
全然違う人達の短編、長編コントのオムニバス(?)でした。
最初2、3分の超短編を観た瞬間は「センスあるかも?」と思わせられましたが、
コメディアン/お笑いではない「役者」がやるコント、
(脚本がまずダメなのですが)
長編コントに至っては物語に山も谷もオチもない、
ただただグダグダと長いなんともつまらないコントの連続でした。
(周りで笑いが起きた「きっかけ(理由)」すら分からないぐらい
ただただグダグダでした。)
良かった所と言えば、
・ 短編ではセンスを感じた
・ 山寺宏一さんの喋りが面白かった
ただそれだけでした。
無駄な時間を過ごしました。
ネタバレBOX
【思った事】
・ 最初、「母の控えの母がいる」というセンスのある(?)設定の
短編にはクスリとしました。
・ その後に続く各長編、面白いと思える場面も0ではなかったのですが、
物語に起伏がなく、ただただグダグダと同じような事の繰り返し。
そして先が読めている。
(最近観てませんが)お笑い芸人がやるコントと違い、
会話/演技のキャッチボールから何から全く
練りこまれていないものだと思いました。
・ 単に大声優「山寺宏一」のしゃべりに少し笑わせられたぐらい。
・ 1時間40分という長くもない時間の、
中盤にも至らない時間に出演者陣トークを設けたのは
構成が下手過ぎ、「オムニバス喜劇で笑わせる」という
最初の趣旨がもう破綻している、と思わせられました。
そんなこんなで無駄な時間でした。。。
新年初笑いのつもりが激痛い時間になってしまいました。
※ また隣りのおっさんが時間を見ているのか、
スマホをチカチカとON/OFFし続けたりと
人の集中を完全に切られてしまいました。
なんで、ああいうマナーのないヤツは減らないんだろう。
「山寺宏一」の朗読劇、演劇はハズレがない、
と思ってましたが、今回は完全にハズレでした。
ここまでツラい時間を過ごしたのは久しぶりかも。。。
台風の夜に川を見に行く
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
救いは・・
あったのか無かったのか・・・色々と考えさせられる舞台だった。
女優さん達の演技が特に良く、ところどころで胸が締めつけられるような苦しい思いがした。
他の人も気になっているようだが、年代や、役柄に応じて洋服は変えた方がいいと思う。同じ服だと役がごっちゃに見えてしまい、勿体ないからだ。
最後演者さん達が出てきたところで写真を撮っていいとのことだったが、なんとなくチャンスがなく撮れず残念。
つきまとう教室
深夜ガタンゴトン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★
今年初観劇!
観る位置によって印象が変わるかも。大事なシーンが背中しか観えないのは残念。座席位置変えて3回位観たい。
ネタバレBOX
前田とイリエのカラミが面白かった。あのシーンは好きです。
レプリカ
d-contents
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
心からの(2度目の投稿です)
舞台「レプリカ」2ステージ目の観劇してきました。
こんなにも舞台に立つ人から気持ちを感じた事がないぐらい熱い想いが伝わってきました。
ステージに立つ役者さんが同じシーンで同じ気持ちになるとこんなに感動し、自然と涙が溢れ自分の気持ちが表情に表れると気付いたことはなかったです。
個人的な事ですが約3年半前、初舞台観劇の想い入れのある笹塚ファクトリーでの観劇ラストが今回の「レプリカ」で良かったです。
ネタバレBOX
全てのキャストさんが流す涙、心からの表情に感動しました。
ラストブロックでの詩織の詞、先生の目からこぼれる大粒の涙。
そして心が表情が溢れんばかりに揺らいでいるのに、職務の為に歯を食いしばり状況を伝えるアナウンサーさん、友の事家族の事を想う皆さんの気持ちが素敵でした。
ありがとうございました。
レプリカ
d-contents
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
久保田唱クラシックス。
2016年の観劇初め。
久保田氏がハタチそこそこで書いたもの、しかも自らが主宰するボクラ団義では上演したことがない作品。
この人ほんとどうなってんだ…。
若いというより幼さすら感じさせる世界観。そう、世界ではなく世界観。近年の作品ほどテクニカルでなく、凝りに凝ったつくりではない。その分メッセージ性がはっきりしている。
それを2016年の技術と制作力で作品に仕上げたキャスト陣もすばらしい。
去年、とあるプロデュース公演でキャストが強力な作品を観たときに、全員がエースで四番なら自動的に強力な作品が出来上がるわけではないということを学んだ。今回これだけ強力なキャストで強力な作品を作り上げたのは決して順当なことではなくて、むしろ奇跡の類かもしれない。プロデューサー佐藤修幸氏を称賛すべきか。
そこに観客が参加して最終的に完成形をみる。
これは間違いなく劇場で観ることに最大の価値がある作品。
精神的にはかなりタフな作品なので覚悟して臨め!
ネタバレBOX
個別に挙げていったらきりがないが吉田宗洋、加藤凛太郎が特に良かった。沖野・竹石のボクラ団義ツートップ(同い年!)に関しては言うまでもなく圧巻。高田淳+中野裕理はブラックジャックとピノコ?
木本夕貴の「明日言って!」とかおれにはあんな青春時代なかったぞ男子高だったし!!
唯一、白井那奈だけ微妙に異物感があった。「ハイスクールミレニアム2015」はとてもよかったので、彼女自身に何か過不足があるということではなく、座組とのマッチングという意味で。(唯一の平成生まれ?)
台風の夜に川を見に行く
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★
学生演劇の完成形?
という感じで、青臭い演出があちこちに見受けられ、興味深く観劇。失われていく時間や記憶への哀切感、無常感がよく描かれ、こうしたものへのこだわりが強かったせいか、青臭く感じてしまうのだと思う。ハマのマリーなどは知らなければ何のことかさっぱり分からなかっただろう。でも役者さんたちの演技のクオリティの高さで、学生演劇とは全く違う完成度の高いものになっていた。それにしてもこの劇は、私にかつて感動した色々な映画や漫画、小説などを思い起こさせてくれた。もう一度これらに触れたくなるような不思議な味わいの舞台でした。
ネタバレBOX
私が思い出したものは、映画では最初と最後の楽曲からの連想で「アメイジング・グレイス」。でもこれ、奴隷解放に半生を捧げたイギリス人のお話だけど。あの楽曲の成立とそれが広まった意味を踏まえて使われたのだとすると、このお芝居の見方がガラッと変わってきてしまいますね。でも、劇中で盲目のハーモニカ吹きが吹くので、脚本家の方はご存じだったのかもしれません・・・・。漫画は「虫師」の一日で老い、死んでいく少女の話。時間の流れの不思議さを感じさせてくれる作品で、その時間のユニークな解釈はいまだに
心に鮮明だ。小説ではミステリー関係で島田荘司氏の作品一般、特に「異邦の騎士」。記憶を取り扱ったものつながりということで。どれも温かい涙を誘う名作で、この劇がここまでのレベルに達していなかったのは残念。
『animo』(あにもー)
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★
暖かい気分でした
「おバカコメディ♪』とありましたが、なかなかどうして、見応えありました。見終わったあと、ほんわかして暖かい気分になりました。
台風の夜に川を見に行く
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても面白かった!
いつものマニンゲンとは一味も二味も違う演出で、グレードアップされた感じです。
笑って泣いて感動し、充実した2時間でした。但し、観客も想像力と感性を要求されます。いつもながらの心に響く町田さんの脚本と演出に脱帽です。もう一度観たい‼︎
アマルガム手帖+
リクウズルーム
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了
満足度★★★
ネタばれなし
数式と言葉を応用して、演劇を作るなんて....、
何て凄いのだ!
もう一度観たかったんだが、千秋楽に観に行ってしまったのが残念でならない。