台風の夜に川を見に行く 公演情報 マニンゲンプロジェクト「台風の夜に川を見に行く」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    学生演劇の完成形?
    という感じで、青臭い演出があちこちに見受けられ、興味深く観劇。失われていく時間や記憶への哀切感、無常感がよく描かれ、こうしたものへのこだわりが強かったせいか、青臭く感じてしまうのだと思う。ハマのマリーなどは知らなければ何のことかさっぱり分からなかっただろう。でも役者さんたちの演技のクオリティの高さで、学生演劇とは全く違う完成度の高いものになっていた。それにしてもこの劇は、私にかつて感動した色々な映画や漫画、小説などを思い起こさせてくれた。もう一度これらに触れたくなるような不思議な味わいの舞台でした。

    ネタバレBOX

    私が思い出したものは、映画では最初と最後の楽曲からの連想で「アメイジング・グレイス」。でもこれ、奴隷解放に半生を捧げたイギリス人のお話だけど。あの楽曲の成立とそれが広まった意味を踏まえて使われたのだとすると、このお芝居の見方がガラッと変わってきてしまいますね。でも、劇中で盲目のハーモニカ吹きが吹くので、脚本家の方はご存じだったのかもしれません・・・・。漫画は「虫師」の一日で老い、死んでいく少女の話。時間の流れの不思議さを感じさせてくれる作品で、その時間のユニークな解釈はいまだに
    心に鮮明だ。小説ではミステリー関係で島田荘司氏の作品一般、特に「異邦の騎士」。記憶を取り扱ったものつながりということで。どれも温かい涙を誘う名作で、この劇がここまでのレベルに達していなかったのは残念。

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    2016/01/15 20:27

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