最新の観てきた!クチコミ一覧

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我ら宇宙の塵

我ら宇宙の塵

EPOCH MAN〈エポックマン〉

新宿シアタートップス(東京都)

2025/10/19 (日) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かったです。
内容を全然把握しないまま観に行ってしまったので、最初とまどってしまいましたが・・・

人生の中のひとときの瞬間

人生の中のひとときの瞬間

ぱぷりか

ザ・スズナリ(東京都)

2025/11/02 (日) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

約3年ぶりとなる、ぱぷりかの新作公演。スズナリで観ることも新鮮で、新しい環境に散っていく劇団たちの動向に注目していきたいし、何よりエールを送りたいです。作・演出の福名さんが出産を経へ書き下ろした新作で、物語の中心にも「妊娠・出産」があります。演劇(小劇場)業界で活躍する人々を描いており、作り手の心情が色濃く反映された一作と想像できます。一方で、客観的・多角的な視座も多く取り入れられており、そのバランス感覚が印象的でした。個人的には「四分割されたチャート」のようなイメージで観ていました。

ネタバレBOX

登場人物は4組の、パートナーや家族(そのうち一人はシングルマザーと息子で、息子役は直接的には登場しない)。それぞれが「結婚・妊娠・出産」にそれぞれの心情を抱いており、それらがゆっくりと吐露されていく。ある人物は、自分の演劇活動に主眼を置いており、自身の妊娠に軽い戸惑いを覚えている。ある人物は妊娠を望んでいる。ある人物は結婚も妊娠も望んでいない。等々。そこにそれぞれのパートナーの存在(&意向)が加わり、物語がより立体的に立ち上がっていく。作り手の心情を込めつつ、それぞれの視座も肯定するような、優しく、俯瞰的な物語に好感を覚えました。
オオオ♪オォシゴト!

オオオ♪オォシゴト!

演劇ユニットタイダン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

劇中に生演奏を取り入れて、独自の音楽劇を上演する「タイダン」の新作公演。チラシ画像から連想されるような、賑やかで楽しい雰囲気が特徴的です。モチーフが「雑誌の編集部」であり、作・演出家のリアルな労働体験が色濃く反映された一作と言えるでしょう。

ネタバレBOX

「雑誌編集部の繁忙期がとにかく大変である」という前提で物語が進行していくのですが、その前提がどの程度客席と共有されているか?が気になりました。私は雑誌の編集者なので、予備知識なく理解・共感できるのですが、それが客席全体に及んでいるか?は疑問が残ります。雑誌編集部のバタバタした雰囲気と、この団体の持つ賑やかさは親和性が高いため、その意味で良いモチーフだと思うからこそ、もう少し丁寧に説明・解説があっても良いと感じました。奇想天外な物語展開や独自のこだわりは健在で、小さな小道具や設定などもしっかり作り込んでいる点は、この団体らしい魅力のひとつといえるでしょう。
不愉快犯~別府三億円保険金殺人事件~

不愉快犯~別府三億円保険金殺人事件~

ハルベリーオフィス

小劇場B1(東京都)

2025/10/22 (水) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/26 (日) 13:00

1974年に起きた別府3億円保険金殺人事件をモデルにしたフィクション。大半は法廷場面で、状況証拠だけの検察側と証人の証言の信憑性を揺るがそうとする弁護側の攻防がスリリング。
被告人と検察側・弁護側各2名は固定だが証人役は廷吏役がその都度演じるという「いかにも舞台演劇」な手法も面白く、さらに被告人がそれ以前も含めて罪を重ねることで「権力にたてつく」理由が戦時中に特攻隊員として国のために死んでゆく同僚を見てきたからということに考えさせられる。
充実した110分に満足。
そうそう、時折入る緊張を緩和させる笑える部分の配分も巧かったな。

あの日は江古田で君と

あの日は江古田で君と

劇団二畳

FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)

2025/10/30 (木) ~ 2025/11/05 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。A「千羽鶴」と D「わたしの人生」を観劇。
コンパクトだが、実に分かり易く 思わず頷いてしまう。どちらも基本 コメディで会場内は笑いが絶えない。場内は演劇という非日常空間、しかし 戸一枚隔てた外は 車の騒音が聞こえる日常空間、その不思議な感覚が心地よい。

「千羽鶴」は、ゴミ集積場から千羽鶴を拾ってきたことで起きる小騒動。袋に入っているのを わざわざ取り出して持ち帰る。しかし、いとこ に咎められ元の場所へ戻そうとするが、その時 近所の人に見られ、自分が捨てたと思われるのが心外。なぜ拾ってはいけないのかといった問答が始まる。そこから話は意味深な世界へ。
「わたしの人生」は、市民劇場の楽屋で かつての演劇仲間と繰り広げる激論。演劇愛に満ちているが、暮らしは楽にならない。生き甲斐か食い扶持か、役者と乞食は三日やったら辞められない といった言葉まで飛び出す。時代を遡れば役者のことを<河原乞食>だと。しかし、劇中劇にさらに捻りを加え第四の壁を超えたような物語に驚かされる。

両作品とも畳二畳で十分演じることが出来るが、その内容は実に含蓄あるもので普遍的な(広い)世界を観せてくれる。「千羽鶴」は20代女優の三人芝居で、軽妙洒脱といった印象。「わたしの人生」は40代女優の二人芝居で、言い争いから普段の姿へ。年齢もキャリアも違う女優陣による濃密な会話劇、堪能した。
(上演時間1時間15分) ㊟ネタバレ

ネタバレBOX

A「千羽鶴」
舞台美術はミニテーブル2つを並べ、カラフルな椅子が3つあるだけ。
東京郊外、笹目菜々子、藍子の姉妹とそのいとこ 涌井則子が住む、古い一軒家。菜々子がゴミの集積場に捨ててあった千羽鶴を拾ってきた。千羽鶴のイメージは願い事や平和への祈りを思う。それを捨てるとはどういう事情か。則子は戻してこいと言う。例え話として、捨ててあった おはぎを拾ってきて食べるか?さすがに菜々子もそれはしない。そんな問答中に 藍子(中学校教師)が帰宅。彼女は輪廻転生を信じており、急に宗教らしき話へ。捨てる前に藍子が”鶴”の折り方を知りたいと…。一羽を広げてみると中には「死」「苦」などの字が書かれていた。薄気味悪くなりゴミ集積場へ戻しに行った菜々子は、そこで偶然 千羽鶴を捨てた高校生(野球部)に会った。捨てた事情を聞いて、家に帰ったが忘れてしまった。慌てて藍子と則子がゴミ集積場へ。会場外の千川通りを走る2人が場内から観える。そこに現実と虚構が綯交ぜになる可笑しさ。

D「わたしの人生」
舞台美術は ミニテーブルと椅子が2組、それを少し離して 斜向かいに置く。
昭和の中後期。舞台女優と女優を引退し結婚したその友人。「三人姉妹」の舞台が終演し 2人は楽屋で面会する。市民ホールでの公演にオーディションを経て舞台に立った女優。友人は舞台があまり面白くなかった様子でそれを隠すそぶりもない。舞台を生き甲斐に今でも女優を続ける役者と、早くに安定した生活を求めて結婚し、今では保険外交員をしている元役者。その2人の生き様をめぐって言い争う…という芝居の稽古中という設定。いわゆる劇中劇だが、さらに2人は因縁めいた出会いがあったとする回想シーンへ。そして突然、至近距離にいる観客に向かって素のように喋り出す。まさに第四の壁を突破してきたのだが、これも台本通りといった台詞も飛び出し どこまで芝居なのか二転三転し…。ウーン これは数回観るか台本を買わなければ、この場面の真の内容は判らない。劇中劇の稽古中は 緊張感が走る迫真の演技だが、その後は和気藹々といった雰囲気へ。

ほとんど舞台美術もなければ、照明や音響/音楽といった舞台技術もない。まさに演技力で観(魅)せる公演。次回公演も楽しみにしております。
人のいぬ山

人のいぬ山

発条ロールシアター

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、孤独と共生を描いた人間ドラマ。
物語は、或る山での一夜の出来事を描いているが、台詞にある約40年前の想いと現代がリンクしてくる。1980年代後半にクローズアップした社会問題と今 就職を考え始めた学生の意識を巧みに絡めた珠玉作。
少しネタバレするが、タイトル「人はいぬ山」は二重の意味での洒落。そしてカフカの「変身」を連想させるような怖さ。
(上演時間1時間35分 休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術、冒頭は暗幕で囲まれた素舞台。それが山の天気の急変で雷雨になり、中年男2人組と女子大サークルの一行が山小屋へ避難。そこには管理人の男が住んでおり、奥の暗幕を開けると自転車や電熱器ヒーターなどがある。

物語は、偶然一緒になった男女の自己紹介を通して 人物像を立ち上げていく。中年男のうち 劔はしっかりした登山装備だが、北は軽装で山行歴が違うよう。学生グループはミステリー研究会だが特別な活動をしているわけではない。そして山なのに白い着物を着た若い女性 陣馬が…。

山小屋には管理人とケンという着ぐるみの男、そして老婆(自称 マタギ)。ケンは擬人化しているのではなく、れっきとした人間だが その人格を放棄して犬になっている。若い頃は、街で働く優秀な社会人。いずれ大きな人物になろうと頑張っていた。しかしバブル期を背景に長時間労働で精神を病み、或る日 起きたら犬になっていた。まさに 精神構造はカフカの「変身」ー自分が巨大な虫になっていたと同じ。現実からの逃避、それがいつの間にか破滅意識、忘我、自己逃避へ。その時の様子を懐古調(黄昏色)の照明の中、管理人とケンが回想する。実に印象的なシーンだ。

一方、女子大生たちは 就職活動へ。しかし人見知りで人間関係が築けない双葉、好奇心旺盛な高見、双葉のことが好きな伊吹。いつまでも学生気分ーモラトリアムでいたいという現実逃避。仕事が嫌い、ずっと引き籠もっていたい、あたり前のことが出来ない といった現代を生きる我々の悩みを代弁するかのよう。犬の姿のケン、そこにいる誰もが不審に思わず詮索もしない。それは優しさだけではなく、いつ自分がそうなるかも といった思いがあるから。

公演は、不気味さと楽しさが絶妙に混じった雰囲気、現代の恋愛や結婚観を挿入し あくまで現代を意識させる。表層的には、歌って飲んでスナック菓子を食べ、この世は捨てたものではないと。しかし物語の芯はけっして楽観的なものではない。昭和と令和は地続き、山小屋の男は山に留まり、ケンは知識と仕事を求め街へ。その生き様は人それぞれ、解決策は描かれていない。不思議な山の一夜の物語。
次回公演も楽しみにしております。
劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭

劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭

うたうははごころ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2025/10/25 (土) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/26 (日) 11:00

初めてのうたうははごころ、「ママさんコーラス演劇」と謳う演劇。子育て真っ最中の母が奏でる祝祭の演劇。
うたうははごころが劇場で上演するのは初めてとのことで、想像していた様にお子さん付きの母たちの歌と一緒の上演がとても良かった!4、5歳児の皆んなが一緒で。通路で 3歳児ぐらいの幼児が歌に合わせてクルクルくるくる回っていたのが可愛らしかった。

そう言えば、出演者のお子さんとのことだった二人のお子さんの、出捌けのタイミングを完璧に把握していて、振り付けも様になっていて、もう立派な出演者だった!

子育てしていたあの頃をあれこれ思い出しながら拝見した。

under take

under take

関田育子

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/10/31 (金) 19:00

岡田利規さんとのアフタートークを含んで、今日の観劇体験は貴重だった。終演後、岡田さんに少しその辺りを伝えさせてもらえた。アフタートークでの説明が今日観ながら感じていたことと重なっていた。最初に拝見したイズモギャラリーでのパフォーマンスと重なる
部分と重ならない部分、物語は、細切れになるパフォーマンス/所作の部分で希釈され、分断され受け取り切れない/切らさない、劇場の大きさ故に、最前列に座ったけれど、距離が在って、なので追い続けづらい。個々のパフォーマンス/所作は面白く受け取れた。

劇場の構造/機構を見せるために舞台のパネルを外し奈落を見せる。劇場に入ると舞台後部の扉が開け放たれている。それぞれの部所でパフォーマンス/所作が行われ、部所達を横断してパフォーマンス/所作が行われる。

ただ、物語性は過去に拝見した上演作品より希釈されていた。東京芸術劇場 シアターイーストという場に貼り付けた物語という位置付けとして受け取った。

パフォーマンスとしては、これまでの劇場での上演の方が震わされ易かったと思った。

暮らしとペニス/音楽とヴァギナ

暮らしとペニス/音楽とヴァギナ

食む派

スタジオ空洞(東京都)

2025/10/23 (木) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/24 (金) 14:00

4回目の食む派。これまで2作は登場人物が二人の作品で、3作品にはパへ(パフェ)/ウインナ/冷やし中華が登場した。が、今回はペニスとヴァギナが!で、キャスティングは個人的には超好みの皆様だった。で、今回も登場人物は二人。夏アンナさんの目の表情が凄く良くて、演技も含め良い。良いキャスティング! もう藤家矢麻刀さんのことはあれこれ話せるぐらい存じ上げているので、良いことは判っていて。

題名やフライヤーから判る様に性器そのものが使われていて
[以下ネタばれあり]
前半が想像でペニスを持つ女性(張形を装着)が空から落ちて来た金玉の持ち主を探し、後半は金玉を落とした持ち主が歌を歌い恋を渡り歩く。そこは彼にヴァギナを装着させることは無く納めている。ある意味存在と孤立の物語であったが、で、最後にこれまでの作品と同じ様に二人の心が通い合う。ことも描かれていて、そこにはほっこりとする心も持てた。でも金玉を置き去りにしていてたのは....

『ペリクリーズ』

『ペリクリーズ』

メグロコミュニティシアター

ウッディシアター中目黒(東京都)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

作品内容は説明通りで
狂言回しがストーリーの進行説明をしてくれ
合間合間でも説明があり
作品世界に没入しやすかった

シェイクスピアのセリフを頑張ってたなー
とは思えたが
出演者の各々の 技量に差があり
作品 没入に今一つな感じがあった
基本素舞台で小道具となる 衣装も
その時代らしい感じにはしているのだが
なんとなくの統一感であと一歩
という風なのが残念な雰囲気であった
まぁ娼館の女将さんのアニマルプリントは
インパクトもあり楽しめた♫

シェイクスピア で
こんな王道 ストーリーがあるとは知らず
発見があったという体では楽しめた♪

ただー
せっかく 狂言回しを出していたのに
最後の〆で
なんかそれらしいセリフを言わせて
キュっと閉めた方が良かったなぁと
家族が無事に再開しました で
スーッと退場して幕では
何ともな尻切れトンボ感を醸していましたわ

人のいぬ山

人のいぬ山

発条ロールシアター

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明通りに
山小屋での展開がメインストーリー であり
各々 登場人物の経緯が語られる
キャラ付けがユニークで
妙に引き込まれた 1時間30分の作品

ネタバレBOX

中年 二人は友人同士で
失恋をし引きこもってしまった友を思い
気分転換に登山に誘ったのですが
掛け合いセリフに リズム感があり
男の友情とキャラクターが
妙に楽しめた=おヒゲの友人が
良い感じでした

女子大のミステリーサークルは
3人とも女性と思っていたら
一人 男性で上手に観客を引っ掛けていた
またその流れで
山小屋に住む男の連れていた
犬の着ぐるみの男は擬人化した犬
ではなく本当に作中でも
着ぐるみを着た男で表現し
観客をミスリードしていた
憧れの都会に出て 疲れ
山に戻って小屋の男の飼い犬のフリをし
精神を保っていたのでした
山小屋に集ったメンバーは
見て見ぬふりをして口をつぐんでいたのだが
ボケたおばあさんに
着ぐるみを脱がされ男はさらされる が
一夜明け
各々は 帰途につき
山小屋の日常は変わらない

人が人を思う心を
なんか上手に表現してたなー
と 感じられる作品でした

WITCH LIGHT

WITCH LIGHT

ProjectAmythos

ザ・ポケット(東京都)

2025/10/29 (水) ~ 2025/11/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。金曜ソワレと千秋楽を観劇。

持田さんは演出助手に初挑戦。初日の2週間前に驚きの発表が。降板になった大庭すみ花さんの代役として出演されると。
予定されていなかった役を短い準備期間で引き継ぐということになります。とても難しいこと、大きな負担だったことでしょう。ご本人のSNSからも伝わってきます。

観劇して。あたかも元からエミリア役だったかのようでした。フィジカルもメンタルも強い役。ご自身の強味を活用されて、役のイメージに見事にアジャストされていたように思います。

運営さんもすごいですね。パンフレットやグッズはちゃんと間に合いました。大庭さんとは身長がだいぶ違いますが衣装はぴったりで。主宰の長田さんの、完成度についての強いこだわりを感じました。

ネタバレBOX

王のセリフに「各国」という表現があります。「大国アヴァロン」の王だけれども、その中に複数の国がある、という構成のようです。一国の王であり、各国も統べる立場、と理解しました。
「独裁を疑われる」というセリフがあります。現状は独裁ではない、各国の主権が尊重されていることが示唆されています。
国を統べる側の苦悩が具体的に伝わりました。こういうのリアリティがあって好きです。

Project Amythosさんのダークな世界。たくさんの犠牲があって、生き残ったのは子ども3人だけでしたね。王の言うとおりであれば、未来は明るく無さそうです。

演者さんの名前は把握しつつ、各役は把握せずに臨みました。どの役がどの演者さんかな、と考えながら見るのも楽しいものです。今回はメイクでちょっと難しかった。

主演のひとり平松可奈子さんは「梅雨のむらさき」で主演された際、持田さんとは母子でしたね。印象はずいぶん違うというか180度違いました。

一本鎗希華さんはつい最近「ブラッドムーン・ドラッグ」でヒロインをされたのを拝見していました。今回、見終わってもどの役か分からず。光の魔女メルガだったのですね。分からなかったのは特殊なメガネのため、ということで。

ジャネットの藤川茜さんは声で分かりました。さすが声優さんです。
ジョーンの七海とろろさんは雰囲気で分かりました。さすが・・・です。

アグネスの山﨑悠稀さんは背の高さですぐに分かりました。「降臨SOUL」シリーズで拝見していたのですが、何役だったかな・・と。そう思って見ていたらだんだん角が見えてきて、思い出しました。井伊直政ですね。
2000年生まれとお若いのは正直意外でした。降臨SOULでもですが、存在感あります。
ひとくず/大阪公演

ひとくず/大阪公演

映像劇団テンアンツ

ABCホール (大阪府)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/02 (日)

親から愛されたことがない男が育児放棄された女の子に愛情を注ぐ姿は、負の連鎖は断ち切れるのだという希望そのものであった。その姿は荒っぽく、無骨であったが真の愛情に変わりなかった。

高知パルプ生コン事件

高知パルプ生コン事件

燐光群

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

開いたばっかりだったからかもしれない、二日目の夜は50席ほどの劇場に6割ほどの入り。内訳は新聞学芸部記者らしき者10名。こちらも名前を知っていり劇界ライター、関係者、学者で10名。有料入場者の一般客は5名いたかどうか。いつも見るときは後半だから前半がこれほど良くないとは思わなかった。20日を超える劇団公演である。
内容は地方都市の公害垂れ流し問題であるが、さすが時代の変化もあって、昔の新劇団のように、悪玉代官資本家をやっつけろ、善玉無力市民は団結しろ!と口先で言うだけでは見る人はいなくなった。昔と同じく単純化すれば、この構図ハいまも変わりはしないが、次第に芝居も現実を踏まえなければ、となっている。この話の舞台は城下町の地方都市である。攻める者も、攻められる者も江戸時代以来の地方の構図が出来ていた。この実話の高知では、昭和三十年代、六十年も昔だが高知県衆議院全県一区では、必ず、日本共産党は、社会党が苦戦する中で必ず一人の議員を出し続けていた。労働組合も女性運動も強かった。こういう組織系の表向きの動向からは実情は計り知れない。革新系の燐光群は、長く立場を定めて主張のはっきりした作品を作り続けてきた。ここ三十年の中で、このドラマのように何も変わらなかったように見えるが、僅かながら変化は出てきている。昭和百年、これが日本の現実である。これで食える間は喰っていくと良い。そのうちに風向きは変わる。

ヴェニスの商人CS

ヴェニスの商人CS

サンライズプロモーション東京

光が丘IMAホール(東京都)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/02 (日) 13:00

座席1階

演出家松崎史也が「普段着でシェイクスピア」をコンセプトに、シェイクスピア作品を脚色・演出して上演してきたシリーズ。今回は「ヴェニスの商人」で、話の骨格やセリフ回しを生かしつつ、あくまで現代日本で上演する作品として世に出したという。「悲劇と喜劇は裏表」ということで、S(シリアス)とC(コメディ)の二つのバージョンで上演。コメディーバージョンを拝見した。

とっつきにくいといわれることもあるシェイクスピアを、楽しく、分かりやすく仕上げている。テンポのいい演出で飽きさせない。こういうタッチなら、会場を埋めた若い女性たちも「別の作品も見てみようかな」という動機づけにつながるかもしれない。
自分が見たのはコメディータッチのバージョンで、随所に笑いを取ってくる場面がある。有名な金、銀、鉛の箱から正しいものを選べば結婚してあげるという場面はなかなかうまいな、と思った。シリアスバージョンはこのあたり、どんな展開だったのだろうか。シャイロックががめついユダヤ人商人として悪役なのだが、この点はかなりストレートに表現されていると思った。

光が丘のショッピングモールに、こんな大きな劇場があるとは恥ずかしながら知らなかった。客席は若い女性を中心にほぼ満席。シェイクスピアでこれだけの人を集めるのはすごいな、と変なところで感動してしまった。

養生

養生

ゆうめい

ロームシアター京都ノースホール(京都府)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/01 (土) 18:00

舞台美術の独創性がすごい。
深夜の職場、学生アルバイト時代と正社員採用数年後を交互にみせ、その対比が興味深い。美大生の作家へのあせり、一般学生の夢からの挫折、特に一人二役した黒澤多生さんの正社員役の傲慢さと、新入社員役のおどおど感、先輩への反発等のその役の落差が面白い。誰でもがどちらの立場にもなり得る可能性を示している。

アカツキカゲリ

アカツキカゲリ

ルルイエの黄昏

ウイングフィールド(大阪府)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ウイングカップ作品
前は箱庭?の名前でやっていた?
テイストはあまり変わらない感じ
おどろおどろしい感じで、ファンタジー感満載
演技は皆上手かったが、ウイングカップ作品としては…(審査員の面々がかなり変わったのでわからんけど)
キャストはそれなりだったが、上手く生かしきれて無い様な… 刺さらなかった

不朽のファトラジー/エイプリルループ

不朽のファトラジー/エイプリルループ

劇団ちゃうかちゃわん

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

次はファトラジー
最初はファニーさ全開でちゃうからしかったが、最後はめっちゃシリアスな展開に
一粒で二度美味し感じ
ダンスは健在

不朽のファトラジー/エイプリルループ

不朽のファトラジー/エイプリルループ

劇団ちゃうかちゃわん

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

まず、エイプリールを拝見
ちゃうからしくない内容と展開 最後は定番ダンスで締めました
僕はこちらのテイストが好きですね

スヴァルトフィヨルドの幽霊事件

スヴァルトフィヨルドの幽霊事件

劇団ショウダウン

難波サザンシアター(大阪府)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

魔女🧙‍♀️とドラキュラの恋愛ファンタジー作品
劇団らしさはめっちゃ出ていて、林さんの名演は群抜きでしたね
関係が複雑で、分かりにくい面も有るが、魔女もドラキュラも不死である事を考えると…
105分が125分となっていて、最後のラストまでいれなかったのは残念

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