最新の観てきた!クチコミ一覧

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優子の夢はいつ開く

優子の夢はいつ開く

パイランド

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/12/23 (水) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

驚きの展開!
内田春菊女史の脚本らしい...そんな感じを受ける面白い公演であった。女史の本業ともいえる漫画家の特長も活かしており、その力(魅力)をいかんなく発揮している。
序盤はコミック-ストーリーのような印象を持ったが、終盤はホラーのような感じもする。その変化の大きさに驚かされる。独創的なストーリーで、まったく先読みができない巧みな構成。想像を絶するラスト...観終わってみれば、ブラックジョークのようであった。
主人公・鈴木優子(住友優子サン)は単なる専業主婦、家庭をきりもりする婦人、などというありきたりな描き方ではない。

ネタバレBOX

演出は、暗転時にスクリーン-プロセスを用い、女史のマンガスケッチを映し出す。その電影も単に静止漫画ではなく、コマ送りするイメージである。また漫画だけではなく、見せ場となるシーンには実映像を挿入する。

梗概は、裕福な家庭に育った優子、幸せな結婚生活(夫・大学生一人息子)を送っている。そんな中、児童施設から子供(小学4年生)を一時的に預かることになり、その施設職員も家に出入りしだしてから、家庭内に波風が立つ。そして彼女自身は主婦から一人の女になり、”性”まで解放してしまう。
一見平凡で幸せそうな家庭にも、それぞれ抱えた問題がある。TVドラマ「岸辺のアルバム」(1977年)を思い出した。それは、平和に見えた家庭の崩壊の発端は、謎の男からの電話が契機になっていたが、本公演では施設職員と預かる子が闖入者である。

表面上は素知らぬ顔(頻繁に行う奇妙な「ダンス」、「歌」で表現?)をしているが、夫の裏切り。本当のところは家族から逃げ、人生相談と称し、その相手の不幸を楽しみ自己満足にひたる。本当はかまって欲しい孤独な女性...の内面が崩壊していく様を世間(近所の偽主婦友達)の羨望を絡め、しっかりと観(魅)せる公演は秀逸であった。

次回公演を楽しみにしております。
クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル

劇団昴

あうるすぽっと(東京都)

2015/12/24 (木) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

満足度★★★★

クリスマス

子供から大人まで楽しめる時間でした。ピアノの音が暖かくって優しくってすごく気持ちよかったです。
昴の団員さんのとても安定して表情豊かなお芝居も素敵でした。

仮面マタドール(レプリカ)

仮面マタドール(レプリカ)

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って泣けた
黄金のコメディフェスティバルでも、笑わしてくれましたが、今回も、外すことなく笑いました。でも、いろいろ深かったなぁ。牛もすごかった。良く出来てました。闘牛士の話をあの広さでできるんだなと感動しました。

MAN  IN  WOMAN

MAN IN WOMAN

肯定座

明石スタジオ(東京都)

2015/12/23 (水) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1700(15-389)
19:30の回(曇~小雨)。

18:50受付、19:00開場。ベンチシートと椅子席。
舞台幅いっぱいに2間(下手>上手)、壁で隔てられているのではなく、TVと家具が壁代わり。

メインの部屋は住人が集まれる広さ、テーブルがひとつ、形の違う椅子(多数)、絨毯が敷かれ、床は板張り(本物みたい)、いい感じに汚れた襖、壁にかかっているのはCDサイズのジャケット(?)、TV(デジタル)ではゲーム関係の番組、その向こうにラジカセ。上手の部屋は一人用なのか、タンスと小さな炬燵テーブルなどなど、築数十年の佇まい。手前は庭、縁台。

19:20前説(アナウンス、90分)、19:31開演~21:06終演)。

こちらは「スペインの母A(2013/6@BOKAN」を観ていて2作目です。

始まってしばらくは、とっても「普通 IN 普通」のお話でしたが、突然、予想もしない展開に。年齢(当パンによれば27歳~52歳)も、内に抱えているものも、みなそれぞれの女性8名、人生譚。

Bubbles Mermaid

Bubbles Mermaid

劇団赤鬼

ABCホール (大阪府)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

大変お得な、優しさ溢れる公演
20周年記念、おめでとうございます♪
少しベタな感じでしたが、いつものように、笑いあり、涙あり、優しさ溢れる公演でした。
楽しませて頂きました。

加えてXmas公演ということで、19日の夜公演のアフターイベントは………、
大抽選会ー!!!!
パフパフパフ!!!!
ありがとうございます。
チケット代以上の高額プレゼントをゲットさせて頂きました♪
そしてそして、過去公演パンフも大特価100円でゲット!
大変お得な公演でした!

抽選会の後は、乾杯♪まで……、ありがとうございます。
大変、楽しませて頂きました♪

魔王湯口と5人の勇者たち

魔王湯口と5人の勇者たち

ポンポンペイン

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

今年最後の大当たり!
5本のストーリー、それぞれ面白かった。
シャッフル公演も含めて全6公演、すべて見ましたが、今年の観劇納めがこの公演で良かったなと。
進藤理恵さんの「あなたのサラダ」がなかなか苦手分野だったのですが、回を追うごとに、なんだろう、とてもやばい感じに深んでいく。
見ててホントに怖かった。
一番好きなのは「映画を見よう」です!

THE WALL―ある寓話―

THE WALL―ある寓話―

アトリエ・センターフォワード

シアターノルン(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

-
戦時の全体主義が小さい空間に凝縮されて描かれる。花売りが笑顔でいる世の中でありたいものだ。

SEX

SEX

劇団時間制作

サンモールスタジオ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

初見でした。
メンバーが若いので、それほど期待してなかったのですが、演技もすばらしかった。ストーリーも重いテーマを、息抜きできる笑いもまじえて、それでも真摯に対峙して、本当に良かったです。次回にも期待します。

熱海殺人事件

熱海殺人事件

ホリプロ

紀伊國屋ホール(東京都)

2015/12/08 (火) ~ 2015/12/26 (土)公演終了

満足度★★★★

今しか見られない再演
つかこうへいの名作を、つかとともに演じてきた風間杜夫と平田満。そして、つかの愛娘というメンバーで見られる機会は今後また、巡ってくるのか。そう思うと、今しか見られない再演と言えるのかもしれない。
つか作品独自のスピード感が、何だか心地よい。愛原実花も本当によく、食らいついていた。演出のいのうえひでのりは、この作品に特別な思い入れがあるという。昭和テイストを絶妙にアレンジしているのも、思いの強いの表れだと思う。

ネタバレBOX

今ふうのギャグも入っているが、やっぱり熱海殺人事件。この作品ならではの笑いを楽しみたい。
”Xmas”のL

”Xmas”のL

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

とても良かった!
ストーリーは分かりやすく、面白くてあっという間に時間が過ぎていました。終盤切なくなるんだけど、最後は笑顔で終われる感じ。本編はもちろん前説や終演後のイベントも面白くて、劇場内はいい雰囲気に包まれていました。演劇集団TOY’s BOXさんは初めてでしたが、期待以上でした。

カナドール

カナドール

星の女子さん

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

星の女子さん『カナドール』
星の女子さん「カナドール」、ダークメルヘン、アングラ、北村想、小津安二郎…おそらく、渡山さんがやりたい事の集大成。そして、飛び越えた時空を介して、これからも受け継がれるDoll族の血脈。咲田さんの演技がツボ。じつは小山さんも。ジャブジャブサーキットはあんな人ばかりかw

後厄

後厄

喧喧囂囂

ナビロフト(愛知県)

2015/02/21 (土) ~ 2015/02/23 (月)公演終了

満足度★★★★

喧喧囂囂『後厄』
喧喧囂囂vol.2「後厄」、草野・長谷川・真臼・宮谷・吉田(あいうえお順。上演順はあえて秘密)、明確に違う作風の同世代作演五短編。キレや後味もそれぞれに秀逸な、レベルの高いショーケース公演(スマイルバケーションあたりは普段まず観ない)。 値段が安過ぎるのが逆に不満(←贅沢)

ダブルB面フォノグラフ

ダブルB面フォノグラフ

空宙空地

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2015/02/20 (金) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

空宙空地『ダブルB面フォノグラフ』
空宙空地「ダブルB面フォノグラフ」、①力づくコント+②ジャブジャブ叙情的SF世界+③空宙空地らしい辛味ある男女関係。①ちょっとくどい?②序盤辛いが尻上がりにいい雰囲気③火田詮子さん、しっとり大人のムードをリード。せんこさん、かわいかったり、かっこよかったり\(^o^)/

牛乳地獄exact.其の壱「本の虫」

牛乳地獄exact.其の壱「本の虫」

牛乳地獄

G/Pit(愛知県)

2015/02/19 (木) ~ 2015/02/23 (月)公演終了

満足度★★★★

牛乳地獄『本の虫』
牛乳地獄「本の虫」、かなり気持ち悪い現実と虚構の多重メタ構造。賛否両論ありそうな手法。「ことば」というフィクションへの独特のアプローチには、オイスターズ「日本語私辞典」をちょっと彷彿。そして佐野ちゃんは、太陽のような目力とは裏腹に、月のように暗い役がやけに似合う。

牛乳地獄「本の虫」、メタ構造といえば、映画「ブレードランナー」原作者、フィリップ・K・ディックの「高い城の男」を思い出した。第二次大戦で日独が勝ったアメリカで、米が勝った架空戦記が流行るという小説。メタを知りたければディックをオススメします。ほどよく訳が分からなくなる。

SEX

SEX

劇団時間制作

サンモールスタジオ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

身内?他人事?
デリカシーのない従姉弟の聖也、人生経験も少ない浅薄な考えで聞く耳を持てない若者の象徴として上手く使ってました。
当事者しか解らないであろう性同一性障害、同性愛の内面とその周辺人の問題に加え、家出をしホームレスになった父親(その後、行方不明)への贖罪として久我というホームレスを無料で銭湯に入浴を許し、さらに父の為に貯めたお金を渡して立ち直らせたこととの関連性は違和感なく観られました。面白かったです。銭湯の舞台セット素晴らしかったです。(暖簾が良い!)

ネタバレBOX

その時点では、性同一性障害であることを愛する夫に絶対に知られたくない麗美が、自分の苦悩を録音してあるボイスレコーダーの入ったカーディガンを自分に好意を持つ第三者の片山に簡単に渡すという場面は?でしたね。慎重に恐る恐る手渡した演技からはうっかりはあり得ないと思いました。
鵺的第一短編集[全日程終了・ご来場ありがとうございました]

鵺的第一短編集[全日程終了・ご来場ありがとうございました]

鵺的(ぬえてき)

新宿眼科画廊(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

かみ合わないのに
登場人物たちそれぞれの抱くものや想いがなにひとつ噛み合っていないのに、その閉塞感や行き場のなさの先に、観る側を満たすものがあって心を惹かれました。

表層の事象の面白さ、それを紡ぎ上げる役者の緻密な演技を堪能しつつ、その奥にある繋がりのようなものに惹かれました

ネタバレBOX

ベクトルがばらついても、愛情の形や対象はちがっても、誰かを想うことの禍々しく御しがたいコアの感覚がしっかりと残る。

観終わって暫く、その余韻に浸りこんでしまいました。
宮地真緒主演  「モーツアルトとマリー・アントワネット」

宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/12/08 (火) ~ 2015/12/10 (木)公演終了

満足度★★★★★

可能性
まあ、彼らは新しいことをやってるわけなのでね、まずはそこに敬意を表します。同時にキャパがでかくなりましたね。これは問題点が分かりやすい。

良い点
・世界観
・着想
・やはりどう考えてもこの演劇スタイルはこの劇団にしか出来ない。そこに今後の無限の可能性を見る。
・石井康太、与座よしあき、狩野和馬が良かった。

悪い点
・アンサンブルの身体能力、発声能力、演技能力の低さ。
・マリー・アントワネットはギロチン前だけは衣装替えをするべきでは?ボロボロの服1枚になれない理由はあったのか?
・声楽家、男女ともに技術に差があり過ぎる。ゲストくらいのレベルを団員の声楽家も保持すべきでは?
・演奏家、指揮者がいない為、演奏の冒頭が必ず揃わない。指揮者は必須では?
・キャパが中途半端。倍にするか、半分にするかじゃない?


以上

福島さん、痛風お大事に。

自称、応援団長として(ワーサル以来でしたが)、今後とも期待しています。

ただ、劇場に戻ったほうが良くないですか?

キャパ600くらいの劇場のほうが良い気がするなぁ。色々遊べますよ。

追記:
「俺の兄貴はブラームス」DVDで拝見しました。こっちのほうが断然良い。
福島真也の世界観が一色に統一されており、揺るぎがない。
今回は、色んな人間のアイデアが入ったんじゃないかな。
少々カオス感があった。

また、声楽家のレベルも前回公演のほうが圧倒的に上。団員を鍛えるか、外部から補強するしか思いつかない。

と長々と書きましたが、次回あたりから、化けるんじゃないかな、という期待を込めて★5!

オリジナル朗読劇 「時空を旅する女たち」

オリジナル朗読劇 「時空を旅する女たち」

オフィス川越

なかの芸能小劇場(東京都)

2015/12/10 (木) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

時空を旅する女たちを観て
朗読劇というものは初めてであった、思い描いていたものとまったく違った、椅子に座り、台本を読むのとばっかり思っていたら、なんの一般の舞台とほとんど変わらない、キャストの小気味よい台詞が心地よく、千年前の平安京へトリップできた、キャスト一人一人がしっかりと個性を打ち出し、こちらをしっかりと楽しませてくれた、終盤は嘆き悲しむ場面もあり、竹取の翁役の畠中ひろみさんの演技に涙を誘われた。
10日の昼と二回観劇したが、やはり舞台は生もの、観客と役者のコラボレーションにより二つの芝居を堪能できた。

メグリマス

メグリマス

株式会社FPアドバンス

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/23 (水) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム初日 お疲れ様でした
ネタバレするといけないので内容は書けませんが、演者さん達の熱を感じられ、楽しく拝見させて頂きました🎵

私もポイント貯めてみようかな(^o^)

ただいま

ただいま

劇団こふく劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

幽玄
っぽく

ネタバレBOX

南方の島で戦死した人、生き延びた人、妻が失踪した男、その男に憧れているものの姉が戻ってくるかもしれず何もできない義理の妹、等々、上は白、下は黒、手には小さな枯れ枝のようなものを持ち、足袋をはき、能狂言のような所作で出会いと別れを幽玄っぽく描いた話。

白いシャツには緑のシミを付けた人と茶色のシミを付けた一人の妄想上の人がいましたが、足袋には全員茶色のシミが付いていて、地面から生えた樹木のようでした。

遺体を弔ってこそが本当の別れだとは決して思いません。義妹が一番哀れでした。

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