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タンバリン

タンバリン

劇団 go to

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/01/16 (土) ~ 2016/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

それでも踏ん張って生きる それでも老いる。
すばらしい作品 人が生きる事 老いる事 それでも踏ん張って生きる人の心 それでも老いる事実。 観やすく笑もいっぱいアドリブかな? “お味噌持ってきて、よいしょ えーー樽かよ”(バカウケ) も入れながら、最後へつなげていく、終盤のシーン 鈴が倒れる意識が戻った時 お母さん。(鈴が子供に戻り、鳴子に抱きつく) このシーンで思いっきりカウンターでやられました。綺麗事で終わらない、それでも老いる事実、現実。もう一度観たい 感動いたしました。 素晴らしい作品です。

ネタバレBOX

すばらしい作品 人が生きる事 老いる事 それでも踏ん張って生きる人の心 それでも老いる事実。 観やすく笑もいっぱいアドリブかな? “お味噌持ってきて、よいしょ えーー樽かよ”(バカウケ) も入れながら、最後へつなげていく、終盤のシーン 鈴が倒れる意識が戻った時 お母さん。(鈴が子供に戻り、鳴子に抱きつく) このシーンで思いっきりカウンターでやられました。綺麗事で終わらない、それでも老いる事実、現実。もう一度観たい 感動いたしました。 素晴らしい作品です。

舞台は四角い白いテープてだけリンクをイメージする 上演時間90分 // グレーのスエット フードを被って シャドー 4人の女性 (すごい シャドーが形になってる) // カン  これですか 同じ女性 すごい 試合は、ヘッドギア外す エキシビション セコンド 10年前 響香さん 綺麗 筋肉が 女性でプロボクサー 多い やっぱり無理かしら私には、心配 年が。やれる気がして ナルちゃんもやりたかった。そもそも。 やりたかった ね 新藤さん。鈴さんは? 目指しますか 強くなりたい かっこよくなりたいわ ね 響香さん。やるとなるとスタミナがいる 2分 いつもの倍 やります。てな訳で大丈夫。// お帰り父さん 鳴子さん 入浴剤臭くない お母さんも始めた見せて 1・2 すごい。ボクシングやる もう無理かな、種として。// ジム プロテスト合格したと聞きました おめでとう。はい また 後で 入りましょう ガラガラ パンパン ガラガラ何で閉めるんですか 裸だから。私は着てやりますよ。この人達をスパークリング出来る様に。シャララ・・・ すいませんでした 帰りましょう。女のやる気をバカにしたら、ボンテージを バンテージです。私は無理 。何故響香さんが辞めた あそこに居ると弱くなる 何でこんなぶさいくな私に好意は解らない。種は強くなりたい 綺麗も、蓼食う虫もすきずき 沢村さんは響香さんの何処に惹かれたのでしょうか 何故 考えたくない 恥ずかしいから 信じるのは滑稽。それも強さ。// ジャブ ジャブ。おかしく成っている。力抜く、(ダラリ)抜きすぎ。痛い 痛い つった。さっきの明日やりましょう。お祖母ちゃん 心配やから。// 部長さん 亡くなった あっという間だよな人生。// すごいね あの人 本当は鳴子さんがやりたいのじゃない。腹減った。はい。// 闘ってない人いるよ 響かない // ありがとう ありがとう ありがとう こっちにも水くれません。はい。化粧してた 藤沢さん ボクシングやってる コーヒー お店の雰囲気に合わないわね 若い人 失礼致します 3階行ってます、顔洗う 構える・・・ 2分やった またちょっと進んだ。ジム探している 始めた事 続けている 本当にすごいのは、リンクのパンチで心を揺るがす事が出来る事。誰に言っているんですか 響香さん。鈴さんからお金貰っていた自分がやるせない。自分で探します。// 見えない進化 欠片の一つ一つが強くなるために納得する場所を探している。プロは年齢制限。// あんな先生になりたかって 丹波先生。駄目なのに 可哀想と思われるのが恥ずかしい。// 私 本気じゃなかった どこにも響かない。丹波さん走ってた。// 響香さんアマチュア ジムのスパークリング 無理と言われてます。無理を乗り越えるんですね ワクワク。// スパーリング 沢村さんと バンテージを巻く 勝ち負けではなくスパーリング ジャブ ビービング 右左 アッパー フック ストレート ブロッキング バックステップ 強くなる 強くなる 私プロじゃない 謝ります 皆さんと同じアマチュアです 先ず私がやります。すごい カンカンカン・・・・。男と女 プロとアマの差 見えましたか 次 ナルちゃん ・・・ 立って 立ちなさい鳴子 ジャブ ジャブ カンカンカン。 輝江さん足つっている 本気でジャブ ジャブ。 // じゃ行って来ますね。無理しないでね。ちょっと無理したら前に進みます よろしくお願いします カン 行けー頑張れー えっ まだです動けない・・・ お母さん。(鈴が子供に戻り、鳴子に抱きつく) 救急車 // 私 養子。先生の所へ行ったら居た ちょっと嫌だった 失礼。私強くなければ 強くないと寂しくなる 生徒はみんな子供 1人で生きていたい 私1人で欠片のままで 1人になりたい 強くなるってどういう事かしら 私が思う強さは、変わる事 新しくなる事かしら いつか命を繋げる 欠片の今のまま もうおばあちゃん やっぱり 無理でしょう 私には 挑戦してみます。
4人のシャドー 4人が手をとる。
『思春』~遥かなるオヤジーデ~

『思春』~遥かなるオヤジーデ~

Toy Late Lie

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

思チーム千秋楽
2月3日に始まった舞台。
本日の昼公演は前田亜美さんと思チームの千秋楽。
3日の初日、4日の昼夜と本日の4公演を観劇しました。
観客も巻き込むチームワークの素晴らしさ。
笑いも涙もあり、掛け値無しの楽しさで、
芝居の面白さを再認識させてくれる舞台でした。
再演して欲しいですね。

片想い

片想い

方南ぐみ

俳優座劇場(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

予定調和
いい話でしたが、カーテンコールですっかり興ざめしてしまいました。

ネタバレBOX

戦時中、陸軍に接収された名古屋東山動物園で、象の殺処分を迫る軍人と命を守ろうとした職員たちの攻防を描いた話。

8月15日玉音放送直後の園長と大尉の会話シーンでスタートしましたが、と言うことは、空襲が始まる音とともに暗転したラストシーンのときに舞台上にいた人たちは生き残ったということを示すわけで、みんなどうなるんだろうというドキドキ感が全く味わえませんでした。

動物園側ののらりくらり作戦がばれて、殺処分しようとするシーンは緊迫感がありました。ただ、いつまでも象が生き続けていることにそもそも軍の上層部が不審に思わなかったのかという気もしましたが、もうそんなことに構っている余裕もなくなっていたということでしょうか。

手話による合唱の後、一人ずつ頭を下げて去っていくという手法で終わりました。観客にカーテンコールを求めさせるためか、舞台上には少し明かりが残っていて、思惑通りと言うべきか拍手が続いたためカーテンコールがありましたが、左右、後ろから一人ひとり順番通りに出てくるのを見てすっかり興ざめしてしまいました。なんだぁー!物販宣伝の必要性があるとは言えせめてどうもありがとうって感じでどかどかと出てこんかい、ここは演出を付けない演出をせんかいとげんなりしました。
ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★

タイトルになるほど
震災を経験した東北の漁村に暮らす家族の日常を淡々と描きつつ物語は進む。前半、あまりに何気ない自然な会話、日常に緩慢さを感じていた。その上、浩市が妻を見舞いに行かない理由がなかなか明かされないのでもどかしさが募る。しかしラストにきてその思いが吹き飛んだ。そうか、ここにたどり着くために今までの物語はあったのかと。家族の関係が丁寧に描かれてきたからこそ、最後に甘い蜜を感じ取れたのだ。幸福感に満ちた物語。

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

劇団マリーシア兄弟

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい作品でした
初見の劇団でしたが、私好みの脚本と演出で、とても良い公演を観させていただきました。
友達にオススメされていたので、今回ようやく拝見できました。
次回作品ぜひ観たいです。

超鋼祈願ササヅカイン 戦いの果てに

超鋼祈願ササヅカイン 戦いの果てに

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

開演2日目観劇
日替わりゲストのコーナーのトークがよかった

ネタバレBOX

カプセル兵団は「月光条例 -月光編-」 から観始め、自分は笹塚で初めて
月光条例以外の作品を観ました。(ゴーストシードはシアターグリーン)
月光条例2作は原作付でパワーマイムが多く、パフォーマーを多用して
表現していた作品を観てきた分、ササヅカインは方向性も違い、自分が
シリーズ初観劇という事で、若干物足りなさを感じています。
しかし、逆に言うと月光条例にはトランポリンやワイヤーアクションは無いわけであの場所であのアクションを観られるのが凄いです。

初日2日前に出演者の1人が怪我で降板するという事があり、作品を
観たところ代役もいなかったようで、観た後からすると
その役が抜かした物に変えているようでした。
そこを踏まえると、幕が上がるギリギリで、変更を余儀なくされたという事を
考えると、観ていてセリフのトチリや、どんでんのはけ方、きっかけもスムーズ感を感じられないところも、仕方がないのかと思いました。
今後よくなっていく事を期待します。

舞台奥へ(から)の出はけの引き戸の開け閉めの動きがスムーズではなく
中途半端に閉まってなかっていたり、気になります。

満足度は今後の期待を込めて。
夫婦

夫婦

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/01/24 (日) ~ 2016/02/04 (木)公演終了

満足度★★★★

終演後に涙が
劇場を去った後にじわじわと涙が込み上げて来る、そんな作品でした。

主人公の岩井さんと暴力的な父親との関係を描いているように見えて、初めは何故このタイトルなのだろうと思いながら観ていましたが、最後に全て理解できました。

終盤、幼少の頃に散々父親の暴力を受けていた岩井さんが成長し、年老いた父親と言い争う場面。「勝手に荷物を置くな」と怒る息子に「そんなに老いぼれを苛めるなよ」という父親。「俺が何も出来ないガキだった頃、お前は俺に何をした!」と息子に突き飛ばされても、父親は抵抗も出来ずに崩れ落ちる。そんな親子の様子に、胸が締め付けられる思いでした。

劇の稽古シーンとして描かれるその場面で見せる、父親への最期の敵意。そして続くラストシーンで見せる、父親へ最期の敬意。本当に見事でした。

THE BEE

THE BEE

演劇ユニット そめごころ

甘棠館show劇場(福岡県)

2013/05/08 (水) ~ 2013/05/09 (木)公演終了

満足度★★★★★

衝撃
初めて観させて頂いたお芝居でしたが、内容と役者さんの演技も相まって生々しいながらも心に響く舞台でした

奴らの影踏む千葉

奴らの影踏む千葉

MCR

シアター711(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

笑いの中にも息を呑み
タイトルからは微塵も読み取れません、既に故人となった歌手克美しげるの
愛人殺人事件を題材に描かれたお芝居でした。
櫻井さんご自身のツイッターでその出来栄えをそこそこ自画自賛されていますが、
それには率直に「激しく同意致します」(!)

ネタバレBOX

『蘇る封印歌謡 いったい歌は誰のものなのか』(三才ブックス)を読んで
事件の経緯を知るだけに、作品世界へストンと入り込めてしまいました。
事件では存在を記されるだけの本妻側家族へも焦点を当て作り込んだ
ところがこの芝居の肝かなと。
愚図愚図と本妻・愛人を抱える生活を止められない男の心理。
それを、男自身でなくその周囲の人物を通して描ききったように見受けた
秀逸さが自分にはツボでした。

ずけずけ(やさ)しー櫻井社長、「あひるなんちゃら」見てるみたいな突っ込みの
堀刑事、カワ…うん、カワイイ子供達。そして特筆すべき本妻雅子。
穏やかな雰囲気に溢れた佇まいだけにその切れ味は最恐。

中でも、生活費を収めた千葉へ子供達ともども土下座する姿には息を呑みました。
感謝の土下座が鬼気迫るものだと感じたことってあっただろうか…イヤハヤ。
父親の持ち歌を涙ながらに熱唱した子供達を誉めていた笑顔もそう、川口雅子さん
恐るべし!!
勿論、トルコ風呂(?!)で働いて貢ぐ愛人みのりの葛藤と、健気さと、明るさに
満ちない笑顔も素敵でした。

テレビドラマ的な題材ですが、演劇だとこんな描き方・魅せ方が出来るんだよと
感じさせ、楽しませてくれる秀作。
KIZUNA

KIZUNA

MILE STONE

劇場MOMO(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

日常劇・群像劇そして怪異譚
昼と夜の両公演を観ました。

この作品は劇種としては、日常劇・群像劇そして怪異譚というもので、日本の伝統的な風景の中での展開となっています。観客席観点から言うと、役者の演技を楽しむものでは無くストーリー展開を楽しむ作品です。なのでネタバレは完全禁止でしょう・・ということなので詳しいことは書きません。どうやら主人公には橘杏さんを設定して書かれているようで彼女は出っ放しに近い状態になっています。
そいう訳で、会場で配られたアンケートには…*印象に残った人は誰ですか?…という項目があったことに従って、その回答として書きます。
まず、*岡田千鶴さんは実に見事に役柄を演じてました。ストーリー展開が主で役者にこれといった演技の見せ場が設定されていないこの作品ですが、彼女は最初から最後まで目立つ演技では無い味わいのある演技で通していました。舞台が終わって舞台メイクを落とした彼女を見かけたときは本来の御年齢でございました! 
それから本日土曜のゲストであるの*伊藤えみさんは若い男の子で遊ぶのが趣味っていうようなキレイなオネエサン役を、今回、飛び込みに近い形の出演でも他の役者さん達とのギャップも感じさせずに演技感のある演技&良く通る声でハツラツ(?)と演じていました。彼女の美貌はそのオネンサンの役回りに良く合っているとも思える反面、このような地味な話の群像劇中では過剰な美貌が際立ってしまって田舎街バランスからは突出しちゃいっていたのも…
他のかたが観てきたコーナーに書いている「ホームドラマそのもの」という感想は、この作品のあり方をよく表していると思います。私的には、舞台では役者さん達に劇場演劇空間ならではの演技をさせて欲しいというのが正直な感想です。ホームドラマはTVで見ます(見ないけど・・・)。

『思春』~遥かなるオヤジーデ~

『思春』~遥かなるオヤジーデ~

Toy Late Lie

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い
グッとくる台詞、笑わす台詞、シリアス、コメディ。ごちゃ混ぜにするとグダグダになる・?が付く場合が有りますが、上手くまとまってて面白かった。

ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

shinnsai
開演前に流された曲がとても懐かしく、思わず口ずさんでしまいました。セットや小道具が凝っていましたね。
震災から立ち直れない漁師、浩市さんの姿をいろんな角度から観たものを
演出し、それをものの見事に演技されていてとても見ごたえ十分でした。
脇をかためる女性陣の演技も最高。

ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

「軽く語って欲しくない」と言う苦悩
「軽く語って欲しくない」と言う浩市の苦悩には震災の残忍さを改めて思い知らされた。当日のプリントに「Special Thanks 田野畑村の漁師さん達」とあったので、YouTube で調べてみた。そこにあった125世帯の集落の震災3日後の様子は瓦礫だけの廃墟だった。生の取材がしっかり舞台に活かされていた。そうして描かれた舞台からは、4年たっても癒えない心の傷と引き裂かれた家族の姿がリアルに伝わり心を締め付けられる。
役者さんも全員良かったが、重いトーンになりがちな中でユニークな存在感で異彩を放っていた菊池美里、良く通る声と豊かな表現で舞台を引っ張っていたもたい陽子、浩市という堅物を剛腕かつ繊細に好演していた中野英樹、が特に印象に残った。

ネタバレBOX

唯一、浩市が妻を見舞いに行かない理由が自分には理解できなかった。
ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

Cバージョン観劇
「祭」ということでは普通に楽しめたんだけど,「ペルソナサークル」は演出手法として分かりにくいことするなぁという思いと役者の自虐ネタのような気がして,「アレルギー」は面白かったんだけど,2人芝居ではやっぱ表層的だったのかなぁ。両作品とも今一歩踏み込めてない印象でした。

神奈川かもめ短編演劇祭

神奈川かもめ短編演劇祭

神奈川かもめ短編演劇祭実行委員会

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/01/29 (金) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

Cブロック。一番出来の良かった回、と審査員。
だそうであるが、傾向の異なる4作品をどれも面白く観た。好みでない作品にも良さがあり、理屈を拒絶した、感覚のみで感じ取るしかない作品の中に私は大きな可能性をみて一票を入れたが、観客の大勢は「分かり易い」芝居の方に集中した。
 審査員の持ち点は、配分がそれぞれにゆだねられており、4作品に一票差しか開けなかった審査員もいれば、大胆に一つに多く点を入れた人もいた。観客票が大きく偏った後からしてみれば、審査員は勇断により大胆に点差をつけるべきだったのでは・・とも思うが、点差をあまりつけないのは「つけがたい」との表明であったかも知れぬ。
 企画としてはユニークで、韓国からも2グループを招き、結果的にその一つが優勝したとのこと。
 司会進行にプロの男女(一方はFM横浜のDJ)がつき、劇団紹介・会場へのメッセージを読み上げながら、二人で軽く会話を交わして親密圏を会場内に作る。初めての対面の緊張の緩和になっていたのではないか。そうした演出や、休憩をはさんで審査員5名の講評を一作品ごとに聞くのも面白い。イベントとして、中々よくできた企画だと思った。
4劇団の作品内容については、また時間があれば。

プロキュストの寝台

プロキュストの寝台

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/02/01 (月)公演終了

満足度★★★★

珍しい題材
ギリシャの伝説の挿入によって、幕末のある名主の一家を中心に据えた物語が、不思議な光を放ち、扱いにくい題材を扱うのに成功していた。その題材とは「宗教」である。「神が下りた(憑依した)」とか、天啓によりある日突然「教祖」になるとか、科学主義から「危険」とレッテルを貼られそうな状況が展開していく。しかしその前段、被支配階級として嘗める辛酸・理不尽が描かれているため、宗教はそうした「状況」との関係で生まれた事も仄めかす事になる。「盗人は生きている」との台詞を最後に言わせているのを見れば作者の意図は明確に思える。
 新しい宗教が「救済」の可能性を擁し、同時に体制批判もはらむことに、封建体制によって浸みこまされた自発的隷従の人々の目が気づく。その結果、宗教一家はついに村八分にされる。 「新たな宗教」が敗北に帰するのは、キリストの時代も同じであった(イエスは旧弊を糾して救済を行ったゆえ処刑された)。
 一方社会(国家)に認知された宗教は徐々に飼いならされ、国家に取り込まれては教義じたいが国家の都合に左右される。 実は多くの「問題」は宗教そのものにでなく、それを扱う人間や社会のほうにあるのではないか・・。
 この芝居は「宗教」について語っていると共に、いやそれ以上に、その発生を必然たらしめた世の矛盾や非道、理不尽を問題にしており、それは自然なことだろうと、ただそれを言いたいのだと思う。
 それにしても嶽本氏の脚本は骨太で硬質な印象が強いが、Pカンパニーの役者は人々の「生活感」の中にしっかりと台詞を落とし込み、リアルかつ膨らみと色彩感のある舞台に仕上げていた。(そういえばPカンパニーは初観劇)
 

Summer House After Wedding

Summer House After Wedding

燐光群

森下スタジオ(東京都)

2016/01/28 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

「燐光群」的舞台でありつつ独自さもみえた清水弥生作品。
燐光群には坂手洋二でない「自前」の作家、清水弥生がいる。入団して演出助手等をやりつつ、戯曲執筆への挑戦や、何度かの舞台化をしてきた。 前作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」で一気に存在感を示した清水氏の、その脚本が5年の歳月をかけたというから、次作の出来はどうかと気になって森下スタジオまで出かけた。
 近くて遠い、在日フィリピン人「社会」を垣間見る二時間、前作の痛快なフィクションと打って変わったようなドキュメントタッチ、にもかかわらず温かみと仄かな物語性が流れ、劇が終わる頃は拳を握り、熱くなった(最後には良い意味で肩の力を抜かせる)。
 何も知らなかった自分を恥じる、という事が観劇態度としてどうなのか・・「生真面目すぎではないか」「芸術と社会運動は別物である」といった批判も浴びそうだが、この件については燐光群の芝居をみるたびに考えさせられる。 社会的な事柄を演劇にし、時に社会的な行動を促す可能性を演劇に見出すことが、「なぜいけないのか」、という問いに明確に反論できる理屈があるのかどうか、、と。
 それはともかく・・ 今回はフィリピンから二名の女優を招き、いつもの俳優総出でなく選ばれた数人で作られた芝居(アジア共同プロジェクトの第一弾)。初めて(?)の森下スタジオの空間も悪くなく、何より日本人男性と渡日フィリピン人女性のカップルの「深い実感」を観客も共有できる次元の表現=「形」になっており、燐光群の舞台の中でも(言葉でなく)「演技による説明」で伝えている、言わば演劇らしい演劇だった。

値千金のキャバレー

値千金のキャバレー

ホチキス

座・高円寺1(東京都)

2016/01/23 (土) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★

初ホチキス。こういう感じ。
「今回は」との断り書きは見ないからおそらく毎度の「ミュージカル」なのでありましょう。音楽とストーリーと小ネタとメッセージで引っ張る。高揚させるツボを押さえて技を繰り出す。 今回の悪者は「神」と呼ばれる輩で、こいつを倒さん事には埒あかぬ、という説明が序盤で明確になっている。いつこの悪と対決することになるか・・というお膳立てが早々に出来ていて、この骨組に乗っかって、いろいろと遊んでいる。
 「歌を禁じられた町」を舞台に進むストーリーはかなりラフ。だが観客の中に「歌の素晴らしさ」を否定する者など居らず、ギャグも織り交ぜ登場人物たちに共感をよせたからには、その彼らの努力や挑戦を「応援する」という選択肢以外、観客に残されていなさそうである。でないと入場料がフイになってしまう。 まぁそんな半強制な仕掛けがミュージカルという代物ではあるのだけれど、「強制」に従うに値するだけの、芸をいかほど披露できたかが、点数の根拠になるのだろう。
 その大きい部分をなす「演奏」の技量と楽曲のレベルはなかなかである、と評価できた(私の好みではなかったりするが)。歌唱力、ラップ、その歌詞も考えられている。
 一方、印象として際立つのが4人組のアイドル結成で、ローラースケートの替りにアレ(名前を知らないがハンドル握って一か所でピョンピョン跳ぶやつ)を手に、短パンとジャンパーの出で立ち。つまりパロディだ。歴史遺産(光GENJIをそう呼ぶなら)と照合して「アイドル」と認知させ、オリジナルでの勝負は降りている、ということは、アイドルのくだりはギャグの範疇になるのである。物真似芸を真剣に評価する文化がなければ、これは成立するのだろうか・・と思わず考えた。 それでも、何より歌唱力が武器になっていた。
 もっと書けば、、アイドル的な存在と、それを慕う人々の「慕い方」について、う~む・・と考えさせられた。「日本的」と私が感じるものがそこにあって、昭和の時代から昨今は精神文化も変遷を遂げているとはいえ、「原形」となるものは連綿と生きている。このミュージカルの「仕掛け」に拍手を送っている人たちを見ながらそう思ったものだった。それがはっきり「何」である、とは説明できないが。。
 このタイプの「ミュージカル」は世に多く、その中で完成されたモデルを提供するグループであるかも知れない。「参加型」の仕掛けも仕込まれていたが、厭味がなく、こちらに負担感がなかった。色々と配慮が考えられ、サービス精神の賜物とみえる。

ネタバレBOX

 ストーリー上の難点は、「神」は万能でありながら、負けてしまう、という事がどう成立するのか。ファンタジーでは通常、困難の克服にはクリアすべき条件があって、具体的だ。「神」の弱点が何で、どう克服しようと彼らがしているのか、よく分らなかった。試練に真剣に立ち向かう、という動機は、そうしなければ排除できない窮状、悪弊、理不尽な現実から立ち上がってくる。 その点、舞台となる町では「歌が禁じられた」のに、選ばれた歌い手一人だけはキャバレーで歌を歌っており、なぜかそれが彼女に課せられた重荷のように描かれているが、なぜ喜びでないのかが説明しきれておらず、また、歌は歌えないが「聴く」ことはできるのに、人々が歌に餓えて彼女の歌を聴きにくる、といった様子もない。 そうした脚本上の「舌足らず」を補完するものが音曲や演出にあったかどうか・・。確かに笑いは武器で、そうした不備を忘れさせるものだが、一定のリアルな現実に根を張ったところから(人物の)行動の意味、目的を形作るのでなければ、その瞬間は楽しくても劇場を出た直後、感動を支えているメッセージは土台を失い、早くも消えている・・ということにならないのだろうか・・。そんな事を考える自分にとって感動できるミュージカルと出会う事は、果たしてあるのか。。(呟)
ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★

Cバージョンを拝見
 演出家の競(協)演ということもあって、コンペティッションという部分に大きく偏ったような作品作りであった。結果、演出レベルの衒いが増長したように思う。

ネタバレBOX


矢張り、演劇作品には、普遍性なり、作家・演出家・演者たちが訴えたい何かを取り込んで欲しい。それなしには、最も手間暇を掛けてする表現が空振りに終わる危険性さえある。
 「ペルソナサークル」が様々な役を演じる役者という職業に固有の、職業からくるアイデンテティーの危機であるならば、もっと深い所から作品を作り上げてゆくべきだろう。ミスティックなレベルや、慣習のミスティフィカシオンで表象することによって、この問題が普遍的問題性から、単に知的遊戯のレベル迄落ちていることに気付くべきである。そんなことでは観客を感動させることなどできはしない。演劇は頭脳が体に支配されることを知った人間の芸術形式である。
 「アレルギー」も、アレルギーなのか、トラウマなのか、或いは他の何かなのかを明かすことなく終わる。即ちカタルシスを拒否することが眼目の作品なのであろうが、此処で描かれた個々の事情・状況が普遍性とがっちり四つに組んでいない。これも表層の作品であった。
ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★

要注目!
“aibook”初見。
前作の高評価に違わず素晴らしい作品。

その素敵な物語は、役者さん達の好演と相まって訴求力が高まった。
よく出来たセットや小道具も、それに一役買っていた。

女性ならではの“視点・作風”で、クオリティの高い作品を創り上げる“笹峯愛”さんの作品は要注目であろう。

次回作が楽しみ。。。

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