最新の観てきた!クチコミ一覧

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三月花形歌舞伎

三月花形歌舞伎

松竹

京都四條南座(京都府)

2015/03/03 (火) ~ 2015/03/27 (金)公演終了

満足度★★★★

フレッシュ
昼の部

矢ノ根
鳴神
流星

雲の絶間姫の米吉さんがとてもかわいらしい

流星での巳之助さんはユーモラスな舞踊もあって
とても楽しかったです。
あれだけずっと踊ってるのはすごい。

小道具が色々と面白くてまた観たい舞踊演目。

若手で演じられ全体的にフレッシュ感いっぱいの花形歌舞伎でした。

ライン(国境)の向こう【ご来場ありがとうございました!次回は秋!!】

ライン(国境)の向こう【ご来場ありがとうございました!次回は秋!!】

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/12/17 (木) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★

少し柔らかめ
社会派劇団とし、骨太の作品が多いが、本作は少し柔らかめであったように思う。劇場が大きいので、いつものようにはいかないのだろうが、説明にあるようなシリアスさを感じることができなかった。渋谷のルデコのような狭い劇場とは違うのだから、それはそれでいいのだろう。当劇団は新聞の作品紹介にも多く載っていたが、それだけ力のある劇団でありことは間違いない。今後も注目していきたい。

珈琲法要

珈琲法要

ホエイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/12/31 (木) ~ 2016/01/06 (水)公演終了

満足度★★★★

三者三様の生き方って
三人芝居による幕末時代劇。河村さんの語り部、山田さんの津軽弁を使った、大胆な笑い菊池さんのアイヌの女らしい助演と三者三様な世界観は、とてもよかった、80分でした。

東京裁判 pit北/区域閉館公演

東京裁判 pit北/区域閉館公演

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2015/12/22 (火) ~ 2015/12/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

凄く良かった
凄く良かった。やっぱりもっと早く観ておけばよかった作品。テキストの構成が見事で緩急自在。それを5人の俳優が確り演じ切る。それぞれの想いが織り込まれ痛快さと無念さが交錯する展開。ラストの暗転で胸に迫る複雑な感情の波。納得のダブルコール。何度でも再演を

FunIQの浮気を終わらせる3つの方法

FunIQの浮気を終わらせる3つの方法

FunIQ

studio BLANZ(東京都)

2015/12/03 (木) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

3→1→2
千穐楽は、3→1→2の順。面白さもこの順番。ただ何れも冗長。三作とも終盤で登場人物の追加があるのだが、タメと言うよりも引っ張り過ぎ。もう一寸テンポ良く進んで欲しかった。石澤希代子と外村道子が良かったのが3が一番と思う要因。

ああ、色は思案の外

ああ、色は思案の外

キ上の空論

新宿眼科画廊(東京都)

2015/12/04 (金) ~ 2015/12/16 (水)公演終了

満足度★★★★

B→Aの順
Bチーム
中島庸介脚本のラストのキレ味と独特の読後感が印象的。最後の最後にスッと間合いを外されて、グラっとくる。間にMrs.fictionsの『東京へつれてって』挟んでくる構成もよかった。

Aチーム
やっぱり津和野諒が面白い。もっと自由が利くテキストなら更にといういう印象。あとハセガワアユムのテキストが何故か合わない。上手いと思う。ただ合わない。Bチームと同じテキストの作品は、Bチームの方がしっくりきた。仕掛けとしては面白い。

Are you ready? Yes, I am.

Are you ready? Yes, I am.

シベリア少女鉄道

駅前劇場(東京都)

2015/11/26 (木) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

大人の悪ふざけ
異様に長い前振りからの大人の悪ふざけ。瞬発力の笑い。ずっと観てると飽きるけど、たまに観ると面白く感じるから不思議。小関えりかが無駄に可愛いいのと川田智美が終盤壊れていくのが特に印象的。

ツキノヒカリ

ツキノヒカリ

満月動物園

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

それぞれの遺族の想い…総集編的!
5作品全てを拝見できて幸せです♪
1~4話の残された遺族の想いを代弁し、遺族の中で区切りをつける、総集編的な内容で、ずるい♪

本最終話単独でも十分楽しめますが、1~4話を観た後、拝見すると、もう涙が…。
切ない1~4話が思い出され、途中から涙が溢れて仕方が無かったです!

女の平和

女の平和

公益社団法人日本劇団協議会

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2015/12/24 (木) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

日本劇団協議会 『女の平和』
日本の演劇人を育てるプロジェクト「女の平和」、史実改変ユートピア的戯曲に、「南総里見八犬伝」ラストの平和な房州を連想。戦争とセックスの関連を陽性・コミカルに出すアプローチは今なお新鮮。コロス劇・会話劇・ミュージカルの混在は、最初把握しにくいが観終われば気にならず。

日本の演劇人を育てるプロジェクト「女の平和」、育成対象とはいえ主演女優があまり舞台上で強く見えなかったのが違和感。最初はコロス劇風だったので、余計に。途中のシーンのように、会話劇主体ならそれほどでもなかったのかなあ。原点を、もっとアレンジして現代劇として遊んでもよかったと思う。

日本の演劇人を育てるプロジェクト「女の平和」、戯曲としては、シジババの出番が多いのが最初意外だったが、展開を見て納得。距離が若者より近くて接触しやすく、物語を動かせる。その分若い衆の、積極的な丁々発止の攻防戦(初期ガメラ映画的な)を見たかった気も。

日本の演劇人を育てるプロジェクト「女の平和」、舞台と観客を「同時代」と想定していたと思うが、あの作りなら、「古代ギリシャ」舞台と「現代日本」観客と想定した方が、むしろ観客は受け入れやすいと思う(ミュージカル「はだしのゲン」のように)。単純に受け入れられる文化の差ではないはず。

日本の演劇人を育てるプロジェクト「女の平和」、「戦争」と「セックス」という、現代日本では表舞台から隠したがる題材を全面に押し出しているからこそ、むしろ現代日本の観客に、困惑と笑いを併せて問題提起できる戯曲だと思うのです。クセックACT向き?

パンク歌舞伎「ハラ版 天守物語」

パンク歌舞伎「ハラ版 天守物語」

ハラプロジェクト

名古屋能楽堂(愛知県)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

ハラプロジェクト『ハラ版 天守物語』
ハラプロジェクト「天守物語」、人の世の理不尽からの自由を求める男女。華やかさと陰惨さが美しく並ぶ世界。激しい殺陣と滅びの美、そしてデウス・エクス・マキナ原御大による祝祭。それらと対比的な、一本筋の通った愛物語のしっとりした面が、常のハラプロに比べオトナの芝居wとしても楽しめる。

ミソゲキ2015

ミソゲキ2015

ミソゲキ実行委員会

ナンジャーレ(愛知県)

2015/12/29 (火) ~ 2015/12/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

今回は個々の作品の質も高かった。
名古屋小演劇祭り的な面白さとしては定評はあるが、今回は作品の質としても高かった気がする。参加団体のうち、他地域からの参加が1/3というのが刺激になっているのではないだろうか。いわゆるガチってやつ。

個人的には、A組「電光石火一発座」、B組「プロトテアトル」、C組「大名」が優秀賞、敢闘賞が「赤いスリッパ企画」、総合優勝が「大名」、といった印象でした。

カウントダウンイベント含め、MVPはペレイラさん、ということでwww
むっちゃ、楽しかった。

東名人間現る‼

東名人間現る‼

順風男女

G/Pit(愛知県)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

順風男女『東名人間現る!!』
順風男女「東名人間現る!!」、ゆるくリンクする各エピソードが、皆あと少し踏み込み足りず。メインの話も、説得力にあと一つ難。旅公演で見せるほど、フィクションが巧みとも、作り手の生を感じるとも見れず…。「東名」を冠にするなら、もっとベクトルを感じるロードムービー感が欲しい。

お召し列車

お召し列車

燐光群

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

燐光群『お召し列車』
燐光群「お召し列車」、始まりに色々入って、焦点の合わせ方に難。前半の説明的シーン、10分位で最初の評決シーンに行きたい。メインの元ハンセン病患者達の空気感は別格、少人数の方がシーンが引き締まる。予備知識ないと分かりにくいか。絶望的な生を生きた人々の、追憶のロードムービー。

ある男、ある夏

ある男、ある夏

エス・エー企画

G/Pit(愛知県)

2015/11/27 (金) ~ 2015/11/30 (月)公演終了

満足度★★★★

エス・エー企画『ある男、ある夏』
エス・エー企画「ある男、ある夏」,、いかにも東京で観れそうなアングラ舞台。そこがかえって不満。あの、あおきり・鹿目さんが寺山戯曲をどう料理するか、意外性を期待していたので…。「なぜ、今この作品をやるか」もよく分からず。役者はよかった。せんこさん・源石さんの声は寺山によく似合う。

INDEPENDENT:15

INDEPENDENT:15

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/11/26 (木) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

「最強の一人芝居フェスティバル INDEPENDENT:15」
「INDEPENDENT:15」、「キネマおじさん」なりふり構わぬ工夫とサービスのハイブレンド。「副作用」後半の流れに難、各種伏線がもっと早くから欲しい。「戯式」儀式か実験の如く、よく分からないのに目が離せない。「TYPE-OSK」二朗松田脚本の妙、沖縄の役者力と大阪の土地力。

「INDEPENDENT:15」、「成瀬スーパー8'」、一人芝居ならではの笑いどころイキイキ、凄いテンポで身体使いまくり。「鈴」、自分の親不孝もあって泣きそうに、、確かな女優力が筋を通す。「ある探偵の憂鬱」、最初あざとく感じたが意外とノレた、最後のシメがもう少し。

「INDEPENDENT:15」、「メイワクな女」、メールやりとり、両者の思惑が爽快。「或る男」、バカ過ぎナンセンスなエンデ・モモ、役者(魅)力押し。「如水」、記憶への切ない思いに客席が涙(親不孝な私も、、)。「仏の顔も10度目にもう一度」、バカ系ゲーム・街、めくるめく七変化。

ブルームーンが尽きる時

ブルームーンが尽きる時

ねこまんまLABO

Bar & Food pelapela(愛知県)

2015/11/22 (日) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ねこまんまLABO「ブルームーンが尽きる時 『私の思いを受け止めて』」
ねこまんまLABO「ブルームーンが尽きる時 『私の思いを受け止めて』」、名古屋観劇で滅多にない衝撃。よくありそうな男女のミニドラマを、小さなバーの大通りに面する広い窓からの借景が、時間・空間で強く後押し。駅から往復30分歩いて20分の芝居を観に行った甲斐あり!

ねこまんまLABO「ブルームーンが尽きる時 『私の思いを受け止めて』」、脚本・演出・演技、そこまでマニアックに演劇演劇突き詰めていないのに、私でも得られる充実感ある20分。演劇とは総合力か。バーに来る一般のお客さん向けに定期公演できそうな、いい緩やかさ。

ねこまんまLABO「ブルームーンが尽きる時 『私の思いを受け止めて』」、他のカフェ・バー公演でもまず得られない、外に繋がる解放された刺激。かつて「机上演劇祭」で私が妄想した事が完璧に実現。万が一復活したら、ねこまんまさんに全権頂いてほしい(あり得ないけど)。

好きも嫌いもいつかは棺桶

好きも嫌いもいつかは棺桶

劇団わに社

ナビロフト(愛知県)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

わに社『好きも嫌いもいつかは棺桶』
わに社「好きも嫌いもいつかは棺桶」、演技の切り替えがくっきりして素早い役者がやはり笑える(ハヤシユウ、シスター、一族代表等)。この内容・会場でこの上演時間は長く感じる…。死生について普段あまり考えない身には扱いかねる面も。上演以外も賑やかなサービス精神。

洗い屋稼業

洗い屋稼業

東北えびす

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2015/11/17 (火) ~ 2015/11/18 (水)公演終了

満足度★★★★

SENDAI座☆プロジェクト『洗い屋稼業』
SENDAI座「洗い屋稼業」、緻密な作りの外国戯曲+骨太な演技で、ツアー公演向きの強度ある舞台に。セットの臨場感も凄い。ただやはり、ラスト近くで新人役者が出ると空気が弱くなる、、、暗転が多いのは戯曲的に仕方ないか。物語は、メイン三人とも他人事とは思えないピリピリ感ともの悲しさ…

その味

その味

オイスターズ

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

オイスターズ『その味』
オイスターズ「その味」、舞台を疑うように進む最初の展開や、お約束を安易になぞらない途中の紆余曲折からは思いもよらない、ハートフルなホームドラマ的ラスト。「ドレミの歌」のような、初心者にも安心なレパートリーになるか。平塚さん&中尾さんの佇まいだけでも濃厚。

高校生と創る演劇『赤鬼』

高校生と創る演劇『赤鬼』

穂の国とよはし芸術劇場PLAT【指定管理者:(公財)豊橋文化振興財団】

穂の国とよはし芸術劇場PLAT・主ホール(愛知県)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

穂の国とよはし芸術劇場PLAT「高校生と創る演劇『赤鬼』」
高校生と創る演劇『赤鬼』@穂の国とよはし芸術劇場PLAT、残酷かつ生命力ある野田戯曲を、土俗性と透明感を感じる舞台に。大胆に可変・イメージさせる美術、空間を認識させる音響、世界を立ち上げる集団の身体性。演出・せりさんと出演・高校生たちの結晶は、強く美しい舞台になること確実!

高校生と創る演劇『赤鬼』@穂の国とよはし芸術劇場PLAT、赤鬼の見せ方が問答無用に素敵。シルエットも動きも、段階的に精密に操作。相手が鬼に見えるか人に見えるか、偏見やコミュニケーション、人生観で見え方もどんどん変わる。

高校生と創る演劇『赤鬼』@穂の国とよはし芸術劇場PLAT、一緒に通しを観た平松さんに終演後、「名古屋ではなかなか見られない空気間」と言ったけれど、「土俗性と透明感」という言葉になった。SPAC(静岡)とか、SCOT(富山)とか、KSEC-ACT(愛知)とか。

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