
『animo』(あにもー)
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
子供が劇団員!?
とっても子供たちに癒してもらいました(´-`).。oO(
子供たちの頑張っている姿を見て感動しました。
終演後、たくさんお話もさせてもらって、公演だけでなくその時間もとても楽しいひと時でした。
聞くところによると、子供たちも劇団員だそうで、平均年齢が若い劇団さんで驚いたと同時に今後に期待しています。

陽のあたる庭
演劇ユニット狼少年
小劇場B1(東京都)
2016/01/06 (水) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
観てきた
出演者の方々の演技力、素晴らしい脚本と舞台でした。
音楽とライティング、雷音、自然の音、古いラジオの使い方・・・等々
広がりと奥行のあるステージ空間を見事に作りあげている。
正月ボケを吹飛ばす、良い公演でした。
粒ぞろいの出演陣ですが、特にルミコ役の女優が良かった。

good year
(劇)池田商会.
博多リバレインホール by Active Hakata(福岡県)
2016/01/09 (土) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

アマルガム手帖+
リクウズルーム
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了
満足度★★★★
未開発な感覚(数式の事だが)
この作り手についての事前知識ゼロで観劇。このスタートの差が恐らく開演後間もなくから聞こえる客席の笑いの感覚の落差となり、私としては不親切な作りという事になるのだが、「製作の文脈」を踏まえて観たとしたら腑に落ちるものだろうか、と推察した(あくまで推察だが)。
個々の場面に書かれた台詞は面白い。 演じ手のそれぞれが持つ持ちキャラ、性質を有効活用した面が、舞台の面白さにも繋がってはいるが主体はテキスト、台詞だと感じる。
この言語が難しい、というのは特にブライアリー・ロングが繰り出す長い長い台詞の抽象性・比喩性?が高く、その中に「数式」が出て来る。彼女は母国語訛りの強い日本語なので、「何を言ってるのか」判るように、との意味もあろうが、台詞中の数式は映写される。そこで、この数式を追うことになる。 高校までに学んだ数学を、意外に懐かしく思い出し、含意を汲み取る事もできようかと、目をこらして見るが、判らなかった。数式の中に漢字の単語が入ったりもする。単語と単語を分子と分母にして、別の分数とイコールで結んだり、奇妙な世界に入って行くが、その「数式」が文学的表現として、「数・記号」を全く無視して遊んでいるのか、ある程度論理的に考えられたものなのか、判別が付かない。それで、判読するのはやめてしまった。
言語というものの「論理」の側面は、数学を含めた「法則性と解のある世界」に帰属している。しかし私は自分の言語能力の「論理」の脆弱さを痛感しており、舞台を見ながらそんな痛い気分を思い出したりという事も。
そんな事でこの舞台の「数式」の導入についての評価は、何も出来ない。
ただ、言語とそれを使う身体の「関係」(についての固定観念)が相対化される様相が、ダンサーや西尾氏ほかの起用と実演を通して感じられたので、日常言語がそれとかけ離れた代物によって相対化されている様相として、「数式」の事を受け止めた。
終盤で二人の男女が言葉を交わす場面は美しい。「言語」が、二人の身体(感情)についての情報伝達手段として、実は適さない代物にも関わらず(それしき無いので?)駆使して「心」を探り合い確かめ合う、そんな時間。
・・が実はそれは理想化された「私」で、彼女と対になっている女性(タカハシカナコ)が現実の「私」、という構図だと知ると、何やら多義的である。

三日月にウサギ
9-States
OFF OFFシアター(東京都)
2016/01/07 (木) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
閉ざされた社会における狂気
最初はジャズ喫茶に集う面白い連中のドタバタコメディと思いきや、徐々に病的な展開に…。新年の浮かれた気分に冷水をぶっかけられました。

『animo』(あにもー)
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★
もっと「おバカ」に!
楽しんで舞台を演っているのは伝わったが、「おバカコメディ」としては消化不良。もっと、もっと「おバカ」に!

Recycle缶の階 話すのなら、今ここにないもののことを話したかった。 今ここにないものの話ばかりしようと思った。
階
パシフィック・シアター(大阪府)
2016/01/07 (木) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

ダーリン!ダーリン!
劇団ズッキュン娘
渋谷MilkyWay(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/12 (火)公演終了
満足度★★★★
ラストに感動
コメディあり、ダンスあり、最後は感動な素敵なお芝居でした
正直まだ演技としては未熟なところも少しあったけど、それを上回る熱意にラストのシーンで涙
これからが楽しみな演者さんばかりでした

街と飛行船
劇団昴
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2016/01/09 (土) ~ 2016/01/13 (水)公演終了
満足度★★★★
現代を映し出す不条理劇
仮装家族とか、レンタル家族とか。今ではそれほど珍しくないお話が、既に別役作品で1970年代に世の中に提示されていた。その先見性に驚くと共に、この作品を鵜山仁演出で、シュールな舞台に仕上げたところは大いに見る価値がある。
劇団昴の生きのいい役者たちが、街の住人たちを演じている。創立メンバーである北村総一朗が高齢の市長役で登場する。小室等作曲で劇の語りとしての音楽が効果的だ。
仮想の街に月のように浮かぶ飛行船が何を表しているのか、というのが観劇後の酒のつまみになるだろう。見る人が十人十色で語ることができるのは、やっぱり別役作品なんである。

身体の知覚 カラダノチカク vol.4
NPO法人らふと
RAFT(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

身体の知覚 カラダノチカク vol.4
NPO法人らふと
RAFT(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/10 (日)公演終了

ダーリン!ダーリン!
劇団ズッキュン娘
渋谷MilkyWay(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/12 (火)公演終了

ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー
Ammo
d-倉庫(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい!
たいへん満足です、むいと べん
ブラジルは、貧富の差が世界一だという。インドなどの方がそのイメージは強い。ブラジル映画では、政府の腐敗も良く取り上げられる。何で、このようなことになったのか、気になることだから参考にはなる。
ラテンアメリカのスペイン系に比べ大学の設置も遅れた。イエズス会を追放した時期は、学校が衰退した。奴隷制を廃止したときは、そのひとたちがスラム街に吹き溜まろうが放置された。
ブラジル音楽は、たいへん魅力的だ。現代的なポップスでは、間違いなくトップランナーになっている。サンバ、ボサノバの音楽が演劇でも効果的に使われていた。とても楽しい企画で、問題意識も芽生える。
ポルトガルでは、eがチと、ならずエだ。ところが、ブラジルでは、フチになる。フチボールの選手になると、貧民街から脱出できるのだろうか。少しばかりのお金ができても、心の中には苦い記憶が残るものだ。
若手中心の躍動感ある劇団で好印象だった。惜しいのは、真ん中あたりで少し退屈になったことくらいだ。最後に思いきり盛り上がって幕となった。さらに、手がはいると、もっと見ごたえのある傑作に変身できそうな作品だったと思う。

ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー
Ammo
d-倉庫(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
満足度★★★★
充足感
女性記者の追う連続警官殺しと、十数年前にあるスラムで起きた事件を交差させ、重い題材を描く1時間50分。
2つの物語がしだいに呼応していく展開と、個性の強い登場人物を成立させる俳優陣の熱演に魅了された。

アマルガム手帖+
リクウズルーム
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了
満足度★★★★
寄せ集め型エンタメ
単なるヒール型演劇ではなく、正統派だけど、寄せ集め型数式エンタメという難しいものを取り上げたね。優雅なダンスもあって、エンタメ感たっぷりあった、90分でした。

『animo』(あにもー)
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった!
いろいろな動物がいて、そこに動物園が危ないということでみんなでか踊ったところ楽しめました、特にメイちゃん踊り、セリフ上手でビックリ!あっという間でした。

陽のあたる庭
演劇ユニット狼少年
小劇場B1(東京都)
2016/01/06 (水) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
満足度★★★★
今年の初観劇は
充実の初感激でとても嬉しかったです。けれんみの無い演出、リアルな衣装やこの舞台のためにシェイプしてきたのか、よく引き締まった俳優さんたちの体形など、贅沢なものを見せてもらったな~と・・・・。夏の木漏れ日が落ちる林で始まるこの舞台は起承転結がはっきりしていて、伏線の置き方もわかりやすく、演技の見事さも相まって見ごたえがありました。何よりも外国の小説の翻案であるにもかかわらず、見事に日本のお話になっていて、半端ではない昭和感とともに演劇の面白さを十分に見せてくれました。「こうなることはわかっていた・・・・」という主人公のつぶやきが悲しい。

アマルガム手帖+
リクウズルーム
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/13 (水)公演終了

背信 | ブルールーム
PLAY/GROUND Creation
シアター風姿花伝(東京都)
2016/01/07 (木) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★★
可愛らしい…すぎる
『背信』/昨年、葛河思潮社での同作品の上演を観たが、それにくらべれば、シンプルでストレートな演出は分かりやすい。時間軸が逆上る作品なのだけれど、そういった難しさも乗り越えているとは思う。ただ、如何せん役者陣(の見掛け)が若い。演技が下手とか、そういうことではなくて、芝居の設定に見合った視覚的印象がちょっと、と思ってしまった。オープニングは40がらみの男女の会話で始まるのだが、特にエマ役の松本みゆきがあまりにも「可愛らしい」のでそうは見えず、男女の奥深い関わりだとか紆余曲折とかの表現が難しかったと思う。時間軸が逆上った最終場での美しさ(いや、もう本当に美しいのだよ)は見事なのだけれど。

背信 | ブルールーム
PLAY/GROUND Creation
シアター風姿花伝(東京都)
2016/01/07 (木) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★
ワークショップから、らしい仕上がり
『ブルールーム』/何回かワークショップを繰り返した中での上演ということだそうだが、それらしい仕上がりになっていると思った。輪環的に男女の2人芝居が10場続く戯曲だが、男女各5人計10人の登場人物を男優と女優が1人ずつ演じ分けるという形が通常なのを、戯曲に指定がないということで、10役を男優5人女優5人に振り分け、ワークショップから積み上げた3チームで上演する。私が観たのはBチーム。通常の上演形だと男女は同じ役者が演じているのだが、それと同様の効果を10人の役者陣が見せられるだけ、それぞれがフラットに力を発揮していたと思う。これは『ブルールーム』か、という声が終演後の会場から聞こえたが、そういうことに拘らなければ、非常に面白く観せてもらった2時間5分だった。