
家庭内失踪
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/23 (水)公演終了
満足度★★★
キョンキョンはどうしてもキョンキョンで、美しかったり、なまめかしかったり。
倦怠期を迎えた夫婦の物語。
風間氏とキョンキョンの色々訳あり(誰にでもある) の夫婦像。
幼稚な感想ですが、キョンキョンが倦怠夫婦の性生活を演じるなんて!びっくり!
キョンキョンはどうしてもキョンキョンで、美しかったり、なまめかしかったり、
単なる熟年の妻には見えない魅力が出てしまうのは、戯曲の想定の範囲内なのだろうか
とても気になる。
岩松さんの戯曲は、それぞれの事情を、語られるセリフの中から推測していく
しかなかったり、微妙に会話が食い違っていたり、だれの発言が正しいのか
わかりにくかったりと、わかりやすくするための脚本ではなく、
普通の生活から出た言葉が書かれているのが面白い。
本作では、実際に舞台上に登場しない人物(2名)を想像させられるのが、
いかにも岩松氏のホンという感じです。
加えて、岩松氏演じる、失踪男の滑稽さも面白くもあり、
これらの人物には、非常に苛立ちを覚えてしまう。
これも岩松さんの世界に自然と浸ってしまった結果かもしれない。
そうなってしまうのが、普通の人々、普通の生活というものか。

アストライアー
ぱすてるからっと
千本桜ホール(東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
進化に期待
〔RED班〕観劇。
「とある場所で、生死の境目に在る魂たちの物語り」という、数多くの劇団が取り上げる題材ですが、
本作品は、コメディ色を前面に出し、ライトタッチで“善と悪”というテーマを描いていた。
シナリオに少々強引(無理)なところがあるように感じたものの、
独特な振り付けのダンスを取り入れたエンターテイメント性は魅力的で、この後の進化に期待したい。

OOPARTS Vol.3「HAUNTED HOUSE」
CREATIVE OFFICE CUE
サンシャイン劇場(東京都)
2016/02/12 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
ザ・エンターテイメント
『水曜どうでしょう』を見ているかどうかで、大きく評価が変わってしまうのは致し方無いのかなー。
だって、多くの観客は、ミスターこと鈴井貴之さんを、ヒゲこと藤村忠寿Dを、リーダーこと森崎さんを目的に足を運んでいるでしょ?と。何の前情報も無ければ、現役のTV局勤務のディレクターが役者を演ってるのか分からないと思うし。。。
OOPARTSの公演は、毎回舞台装置が凝っているそうだけど、今回の舞台装置は、アスレチックコースになんかにある格子状ロープ=網々(あみあみ)でしたね。ほんと、シルクドソレイユかよ、という感じで、あれは演者さんたち足にきたと思う。
キャラメルボックスで拝見している多田さん、贅沢貧乏「ヘイセイ・アパートメント」で拝見した田島ゆみかさん、しっかり存在感を出していたのは嬉しかった。下手すると、鈴井さん・藤村さん・森崎さん・いっけいさんに食われてしまうからね。

賢者ナータン Nathan der Weise
清流劇場
AI・HALL(兵庫県)
2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても良く作り込まれた名作『賢者ナータン』
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教。
この三つの宗教を三人兄弟に例えるナータンのお話は素晴らしく、人類皆がこのように成れないのか…、と思うばかりです。
生演奏、劇中カメラ、歌などの演出も面白く、とっても楽しませて頂きました。
追伸、フライヤーに記載されていましたが、
「私たちはナータンのような人物を『素晴らしい』と理解しながらも、戦争を止めない。
………
私たちはナータンを素晴らしい人物だと『理解している』ことで、安心してはいないだろうか?
私たちは『賢者』ではない。まずはそこから始めたい。」
正にその通りだと思いました。

終わりなきコウカイ
劇団星めぐり
ナンジャーレ(愛知県)
2016/03/20 (日) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
久しぶりに演劇を観て満足
前情報をほとんど得ずに劇場へ足を運び、劇団員の若さにまず驚きました。
そして手作り感満載のパンフレットなど、熱意と一生懸命さが伝わってきて、とても好感が持てました。
内容の感想はネタバレに書きますが、今回、本作品を観れてとても良かったです。
課題がまったくないわけではないとは思いますが、これからも応援していきたいと思います。

通天閣ブルース
劇団そとばこまち
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
とてもよかったです!
社会的に、とても重い話を、時には笑いを入れつつも、真剣に考えさせられた公演でした。特に南園さんの演技を通して、その痛さを感じる事が出来ました。
それでも最後は希望が見えてよかったです。
初演のDVDを購入したので、またじっくり観たいと思います。
劇団の皆様、お疲れ様でした!そして素敵な公演を、ありがとうございました!!

地点『スポーツ劇』
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

『眠れる森の美女』 プロローグと全3幕
日本バレエ協会
東京文化会館 大ホール(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
新国立劇場バレエ団の実力。
新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちが、主要キャストのほとんどを踊る日を選びました。雄大&絢子ペアの格調高い、優雅な存在感は圧倒的でしたし、やはり新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちはすごいです。
普段新国立劇場バレエ団の公演を観ていて、当たり前に思っているコールドの方たちのすごさがここでしみじみと感じました。
主要キャストは☆5つです。

アンジョルラス
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
スタイリッシュ!
いや~視覚的にも内容的にも凄く魅せるステージですね。こんなスタイリッシュなレヴォリューションがあるのかな。マシンガンのようなセリフの洪水も全共闘風(?)で、わかったようなわからんようなところが実にいい。

Stay of Execution
メガバックスコレクション
錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)
2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
祝活動再開
作り込まれたセットと練られた脚本で信頼のメガバックスコレクション。久々と言う事で不安でしたが、やはり満足できる内容でした。
独特の世界観は踏襲していましたが、震災後の渋谷が出てくると言う事で、何時もよりで刺さりましたね。

スパイ大迷惑
ホチキス
劇場MOMO(東京都)
2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
千秋楽
初日から全8公演観劇
最後のシーンに向けて、色々な場面がつながっていく。
最後のシーンは圧巻である。
そして、皆、お芝居、舞台を愛している役者さんたちの舞台である。

対岸の永遠
てがみ座
シアター風姿花伝(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/30 (水)公演終了
満足度★★★★
ロシアが抱えるもの
1999年のサンクトベテルブルグを中心に家族を置いてアメリカへ亡命した詩人と祖国にいる娘やその家族、知り合いの心情を描いた重厚な力作。長田さんの戯曲は実は初観劇。全編で、詩的なセリフが多く心にスッと入るというよりは、もう少し観る側が思考しながら観る必要に迫られるところはあったけれど、ラストに行くにつれ娘と父がどこかの世界でどんどん心が通い合って行く様が力強く押し寄せ、ラストは呪縛からようやく解き放たれた安息が訪れる。観ているこちらも静かに感動できた。
日本人にとって社会主義時代のヨーロッパを100%理解することはできないと思っている。かつて東ドイツ出身の巨匠指揮者、クルト・マズア氏がNHKのインタビューで、東西ドイツ崩壊時の心情を聞かれたとたん、それまで上機嫌で答えていた表情が一変し、こう言った。「今、この限られた時間で、それをあなたに話して、いったいどれだけ理解できるのでしょう?おそらく無理だろうし、あなた方の番組が、むこう1週間にわたって私の話を編集なしに放送してくれるなら、話してもいいが・・・」と。あの情勢の当事者でないとわからないことは山ほどある。ただ、長田さんのこの戯曲は、それを柔軟な感性で上手に解きほぐし、全部は無理でも当時のロシア人の感情の一旦を間違いなく感じることはできたような気がした。

成れの果て
ミュージカルサークルEM
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1778(16-068)
14:00の回(晴)。
13:34会場着、受付。
入って右が舞台、3方を造り込んだバビロンでは珍しい美術。ここは教室、大きな黒板(上部に風船、十字架?、おかめ)には「結婚式」の文字、上手(校舎の廊下側)壁一面に習字の「結婚」、下手に花紙、正面にテーブルと椅子、緑と白に囲まれた舞台。
脚演出の高野さん、当パンによるとしぱらくお休み「(ゆらじしゃく」も)とのこと。
14:01開演、悲愴、~1:58終演。
使われた楽曲、「Let It Be」とジーザスからのものだけ分かりましたが、他は(たぶん)初めて。
ミュージカルらしく鮮やかな色彩、ヘッドセット。
焙り出しのようにゆっくり浮かび上がってくる本当のこと。ミステリー仕立て。
本作、吉岡優希さんが秀逸、表情(たとえば、合唱シーンをひとり見つめるところ)・仕草に一瞬の隙もない。
みなさんとの世代の違い(表の部分はもう少し落ち着いた演出の方が好み...等)を痛感するものの、たしかに力作。

ありがとねえ!
梅舟惟永企画
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★
四者四様
それぞれ面白かったのですが、何といっても巨大な中心、梅舟さんの凄味。可愛くて、面白くて、時より出てくるプチブス感も含めて最高でしたね。共演の女優さんとも丁丁発止にとにかく楽しそう演じられており、観てるこちらも楽しくなりました。

ドアを開ければいつも
演劇ユニット「みそじん」
atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)
2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了
満足度★★★★
姉妹はやっぱり姉妹であり家族
昨年の旗上げ初演を観て以来、なかなかスケジュールが取れず、チケットを予約しても結局行けないこともあったりで、そうこうしてるうちに最終公演となってしまったが、ようやく今日観ることができた。
毎公演ごとにキャストが変わったり、ちょっとした演出をアレンジしてきたようだが、ストーリーのベースは変えていないとのこと。
4姉妹の会話が、まったくリアルな家族の会話であると思わず錯覚してしまう瞬間が何度となくあって、これは実は初演時にはあまり強くは感じなかったこと。まさに1年を経た到達した中で表現できたものじゃないかと強く感じた。
この舞台を観て、「結局姉妹の中で最終的にわかりあえない部分はあるんだろう。ただ、それも含めて4人がそれらを受け入れていく伸びやかさが、この4姉妹にはあったんだろうな・・・」と感じた。なかなかない素敵な空間を堪能させてもらった。

赤い竜と土の旅人
舞台芸術集団 地下空港
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい! これこそ舞台芸術!
自分たちが制御し切れないような力を人間が持つ事への警告。そして、自然の怒り。
本作を観て自分が感じ取ったメッセージは、今年1月に観た劇団ショウダウンの『錆色の瞳、黄金の海』と共通するものでした。こうした寓話性のある作品が相次いで上演されるのは、世の中が不安に包まれている中で、多くの人が演劇の力を信じてやまないからなのでしょう。
しかし両作品とも、決して重いテーマを観客に押し付けるような事はしません。何を感じとるかは観る人それぞれに任せつつ、そっと祈るように、心に投げかけて来ます。
純粋に演劇として充分に面白い作品です。だからこそ、そこに含まれたメッセージは、役者に強い口調でぶつけられた激しい台詞よりも、ずっと心に響き、残り続けます。
ほとんど舞台装置も無い素舞台に近い空間で、椅子と役者が密集したり散開したりしながら、時には波になり、時には船になり、羊になり、窯になり、そして、竜になる。観客の想像力を掻き立てるその手法には、劇団ではなく「舞台芸術集団」と冠しているのも納得です。
役者の熱演だけでなく、歌唱も本当に素晴らしいものでした。
終演後、思わず上演台本を購入しました。
(他の劇団と比べて高額な上に、A4横向き印刷が縦に綴じてあって読みにくい…。)
これを読んで、またあの独特の世界を堪能したいと思います。

つじたく2016
タクフェス
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
お二人の絶妙な会話!
4編のショートストーリー&コント!
1本目は笑い中心のコントで
他の3本はストーリーがしっかりとしていて
笑いあり涙ありのお二人の会話を愉しませて貰った〜^_^
お客さんの反応や相手のリアクションで
随所にアドリブなどを盛り込んで面白かった!
特にラストのデュエットが一番好きです♪
お客さんもノリノリで楽しめました^_^

「走れメロス/動員挿話」
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
人は必ず一度は死ぬ
責任と勇気をめぐる究極の私的選択をテーマとしたこの2本、並べて観ればさすがの選択だと唸らされた。ある種の暢気さと淡白さに時代の空気を感じつつ、静かで忠実な熱情が瞳の奥に凝縮されたような、集中度の高い舞台で気持ちが良かった。

昴のテルミニロード
---
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

金の卵1960
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2016/01/28 (木) ~ 2016/02/10 (水)公演終了
満足度★★★★
庶民生活文化史
新宿ドヤ外の工場内だけの舞台なのに、空間だけでなく時間の奥行きのあって面白かったです。また、登場人物描写も奥深く、それに見合った役者さんの演技も素晴らしかったです。