最新の観てきた!クチコミ一覧

76041-76060件 / 190081件中
奴らの影踏む千葉

奴らの影踏む千葉

MCR

シアター711(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

笑いの中にも息を呑み
タイトルからは微塵も読み取れません、既に故人となった歌手克美しげるの
愛人殺人事件を題材に描かれたお芝居でした。
櫻井さんご自身のツイッターでその出来栄えをそこそこ自画自賛されていますが、
それには率直に「激しく同意致します」(!)

ネタバレBOX

『蘇る封印歌謡 いったい歌は誰のものなのか』(三才ブックス)を読んで
事件の経緯を知るだけに、作品世界へストンと入り込めてしまいました。
事件では存在を記されるだけの本妻側家族へも焦点を当て作り込んだ
ところがこの芝居の肝かなと。
愚図愚図と本妻・愛人を抱える生活を止められない男の心理。
それを、男自身でなくその周囲の人物を通して描ききったように見受けた
秀逸さが自分にはツボでした。

ずけずけ(やさ)しー櫻井社長、「あひるなんちゃら」見てるみたいな突っ込みの
堀刑事、カワ…うん、カワイイ子供達。そして特筆すべき本妻雅子。
穏やかな雰囲気に溢れた佇まいだけにその切れ味は最恐。

中でも、生活費を収めた千葉へ子供達ともども土下座する姿には息を呑みました。
感謝の土下座が鬼気迫るものだと感じたことってあっただろうか…イヤハヤ。
父親の持ち歌を涙ながらに熱唱した子供達を誉めていた笑顔もそう、川口雅子さん
恐るべし!!
勿論、トルコ風呂(?!)で働いて貢ぐ愛人みのりの葛藤と、健気さと、明るさに
満ちない笑顔も素敵でした。

テレビドラマ的な題材ですが、演劇だとこんな描き方・魅せ方が出来るんだよと
感じさせ、楽しませてくれる秀作。
KIZUNA

KIZUNA

MILE STONE

劇場MOMO(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

日常劇・群像劇そして怪異譚
昼と夜の両公演を観ました。

この作品は劇種としては、日常劇・群像劇そして怪異譚というもので、日本の伝統的な風景の中での展開となっています。観客席観点から言うと、役者の演技を楽しむものでは無くストーリー展開を楽しむ作品です。なのでネタバレは完全禁止でしょう・・ということなので詳しいことは書きません。どうやら主人公には橘杏さんを設定して書かれているようで彼女は出っ放しに近い状態になっています。
そいう訳で、会場で配られたアンケートには…*印象に残った人は誰ですか?…という項目があったことに従って、その回答として書きます。
まず、*岡田千鶴さんは実に見事に役柄を演じてました。ストーリー展開が主で役者にこれといった演技の見せ場が設定されていないこの作品ですが、彼女は最初から最後まで目立つ演技では無い味わいのある演技で通していました。舞台が終わって舞台メイクを落とした彼女を見かけたときは本来の御年齢でございました! 
それから本日土曜のゲストであるの*伊藤えみさんは若い男の子で遊ぶのが趣味っていうようなキレイなオネエサン役を、今回、飛び込みに近い形の出演でも他の役者さん達とのギャップも感じさせずに演技感のある演技&良く通る声でハツラツ(?)と演じていました。彼女の美貌はそのオネンサンの役回りに良く合っているとも思える反面、このような地味な話の群像劇中では過剰な美貌が際立ってしまって田舎街バランスからは突出しちゃいっていたのも…
他のかたが観てきたコーナーに書いている「ホームドラマそのもの」という感想は、この作品のあり方をよく表していると思います。私的には、舞台では役者さん達に劇場演劇空間ならではの演技をさせて欲しいというのが正直な感想です。ホームドラマはTVで見ます(見ないけど・・・)。

『思春』~遥かなるオヤジーデ~

『思春』~遥かなるオヤジーデ~

Toy Late Lie

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い
グッとくる台詞、笑わす台詞、シリアス、コメディ。ごちゃ混ぜにするとグダグダになる・?が付く場合が有りますが、上手くまとまってて面白かった。

ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

shinnsai
開演前に流された曲がとても懐かしく、思わず口ずさんでしまいました。セットや小道具が凝っていましたね。
震災から立ち直れない漁師、浩市さんの姿をいろんな角度から観たものを
演出し、それをものの見事に演技されていてとても見ごたえ十分でした。
脇をかためる女性陣の演技も最高。

ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

「軽く語って欲しくない」と言う苦悩
「軽く語って欲しくない」と言う浩市の苦悩には震災の残忍さを改めて思い知らされた。当日のプリントに「Special Thanks 田野畑村の漁師さん達」とあったので、YouTube で調べてみた。そこにあった125世帯の集落の震災3日後の様子は瓦礫だけの廃墟だった。生の取材がしっかり舞台に活かされていた。そうして描かれた舞台からは、4年たっても癒えない心の傷と引き裂かれた家族の姿がリアルに伝わり心を締め付けられる。
役者さんも全員良かったが、重いトーンになりがちな中でユニークな存在感で異彩を放っていた菊池美里、良く通る声と豊かな表現で舞台を引っ張っていたもたい陽子、浩市という堅物を剛腕かつ繊細に好演していた中野英樹、が特に印象に残った。

ネタバレBOX

唯一、浩市が妻を見舞いに行かない理由が自分には理解できなかった。
ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

Cバージョン観劇
「祭」ということでは普通に楽しめたんだけど,「ペルソナサークル」は演出手法として分かりにくいことするなぁという思いと役者の自虐ネタのような気がして,「アレルギー」は面白かったんだけど,2人芝居ではやっぱ表層的だったのかなぁ。両作品とも今一歩踏み込めてない印象でした。

神奈川かもめ短編演劇祭

神奈川かもめ短編演劇祭

神奈川かもめ短編演劇祭実行委員会

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/01/29 (金) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

Cブロック。一番出来の良かった回、と審査員。
だそうであるが、傾向の異なる4作品をどれも面白く観た。好みでない作品にも良さがあり、理屈を拒絶した、感覚のみで感じ取るしかない作品の中に私は大きな可能性をみて一票を入れたが、観客の大勢は「分かり易い」芝居の方に集中した。
 審査員の持ち点は、配分がそれぞれにゆだねられており、4作品に一票差しか開けなかった審査員もいれば、大胆に一つに多く点を入れた人もいた。観客票が大きく偏った後からしてみれば、審査員は勇断により大胆に点差をつけるべきだったのでは・・とも思うが、点差をあまりつけないのは「つけがたい」との表明であったかも知れぬ。
 企画としてはユニークで、韓国からも2グループを招き、結果的にその一つが優勝したとのこと。
 司会進行にプロの男女(一方はFM横浜のDJ)がつき、劇団紹介・会場へのメッセージを読み上げながら、二人で軽く会話を交わして親密圏を会場内に作る。初めての対面の緊張の緩和になっていたのではないか。そうした演出や、休憩をはさんで審査員5名の講評を一作品ごとに聞くのも面白い。イベントとして、中々よくできた企画だと思った。
4劇団の作品内容については、また時間があれば。

プロキュストの寝台

プロキュストの寝台

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/02/01 (月)公演終了

満足度★★★★

珍しい題材
ギリシャの伝説の挿入によって、幕末のある名主の一家を中心に据えた物語が、不思議な光を放ち、扱いにくい題材を扱うのに成功していた。その題材とは「宗教」である。「神が下りた(憑依した)」とか、天啓によりある日突然「教祖」になるとか、科学主義から「危険」とレッテルを貼られそうな状況が展開していく。しかしその前段、被支配階級として嘗める辛酸・理不尽が描かれているため、宗教はそうした「状況」との関係で生まれた事も仄めかす事になる。「盗人は生きている」との台詞を最後に言わせているのを見れば作者の意図は明確に思える。
 新しい宗教が「救済」の可能性を擁し、同時に体制批判もはらむことに、封建体制によって浸みこまされた自発的隷従の人々の目が気づく。その結果、宗教一家はついに村八分にされる。 「新たな宗教」が敗北に帰するのは、キリストの時代も同じであった(イエスは旧弊を糾して救済を行ったゆえ処刑された)。
 一方社会(国家)に認知された宗教は徐々に飼いならされ、国家に取り込まれては教義じたいが国家の都合に左右される。 実は多くの「問題」は宗教そのものにでなく、それを扱う人間や社会のほうにあるのではないか・・。
 この芝居は「宗教」について語っていると共に、いやそれ以上に、その発生を必然たらしめた世の矛盾や非道、理不尽を問題にしており、それは自然なことだろうと、ただそれを言いたいのだと思う。
 それにしても嶽本氏の脚本は骨太で硬質な印象が強いが、Pカンパニーの役者は人々の「生活感」の中にしっかりと台詞を落とし込み、リアルかつ膨らみと色彩感のある舞台に仕上げていた。(そういえばPカンパニーは初観劇)
 

Summer House After Wedding

Summer House After Wedding

燐光群

森下スタジオ(東京都)

2016/01/28 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

「燐光群」的舞台でありつつ独自さもみえた清水弥生作品。
燐光群には坂手洋二でない「自前」の作家、清水弥生がいる。入団して演出助手等をやりつつ、戯曲執筆への挑戦や、何度かの舞台化をしてきた。 前作「ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド」で一気に存在感を示した清水氏の、その脚本が5年の歳月をかけたというから、次作の出来はどうかと気になって森下スタジオまで出かけた。
 近くて遠い、在日フィリピン人「社会」を垣間見る二時間、前作の痛快なフィクションと打って変わったようなドキュメントタッチ、にもかかわらず温かみと仄かな物語性が流れ、劇が終わる頃は拳を握り、熱くなった(最後には良い意味で肩の力を抜かせる)。
 何も知らなかった自分を恥じる、という事が観劇態度としてどうなのか・・「生真面目すぎではないか」「芸術と社会運動は別物である」といった批判も浴びそうだが、この件については燐光群の芝居をみるたびに考えさせられる。 社会的な事柄を演劇にし、時に社会的な行動を促す可能性を演劇に見出すことが、「なぜいけないのか」、という問いに明確に反論できる理屈があるのかどうか、、と。
 それはともかく・・ 今回はフィリピンから二名の女優を招き、いつもの俳優総出でなく選ばれた数人で作られた芝居(アジア共同プロジェクトの第一弾)。初めて(?)の森下スタジオの空間も悪くなく、何より日本人男性と渡日フィリピン人女性のカップルの「深い実感」を観客も共有できる次元の表現=「形」になっており、燐光群の舞台の中でも(言葉でなく)「演技による説明」で伝えている、言わば演劇らしい演劇だった。

値千金のキャバレー

値千金のキャバレー

ホチキス

座・高円寺1(東京都)

2016/01/23 (土) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★

初ホチキス。こういう感じ。
「今回は」との断り書きは見ないからおそらく毎度の「ミュージカル」なのでありましょう。音楽とストーリーと小ネタとメッセージで引っ張る。高揚させるツボを押さえて技を繰り出す。 今回の悪者は「神」と呼ばれる輩で、こいつを倒さん事には埒あかぬ、という説明が序盤で明確になっている。いつこの悪と対決することになるか・・というお膳立てが早々に出来ていて、この骨組に乗っかって、いろいろと遊んでいる。
 「歌を禁じられた町」を舞台に進むストーリーはかなりラフ。だが観客の中に「歌の素晴らしさ」を否定する者など居らず、ギャグも織り交ぜ登場人物たちに共感をよせたからには、その彼らの努力や挑戦を「応援する」という選択肢以外、観客に残されていなさそうである。でないと入場料がフイになってしまう。 まぁそんな半強制な仕掛けがミュージカルという代物ではあるのだけれど、「強制」に従うに値するだけの、芸をいかほど披露できたかが、点数の根拠になるのだろう。
 その大きい部分をなす「演奏」の技量と楽曲のレベルはなかなかである、と評価できた(私の好みではなかったりするが)。歌唱力、ラップ、その歌詞も考えられている。
 一方、印象として際立つのが4人組のアイドル結成で、ローラースケートの替りにアレ(名前を知らないがハンドル握って一か所でピョンピョン跳ぶやつ)を手に、短パンとジャンパーの出で立ち。つまりパロディだ。歴史遺産(光GENJIをそう呼ぶなら)と照合して「アイドル」と認知させ、オリジナルでの勝負は降りている、ということは、アイドルのくだりはギャグの範疇になるのである。物真似芸を真剣に評価する文化がなければ、これは成立するのだろうか・・と思わず考えた。 それでも、何より歌唱力が武器になっていた。
 もっと書けば、、アイドル的な存在と、それを慕う人々の「慕い方」について、う~む・・と考えさせられた。「日本的」と私が感じるものがそこにあって、昭和の時代から昨今は精神文化も変遷を遂げているとはいえ、「原形」となるものは連綿と生きている。このミュージカルの「仕掛け」に拍手を送っている人たちを見ながらそう思ったものだった。それがはっきり「何」である、とは説明できないが。。
 このタイプの「ミュージカル」は世に多く、その中で完成されたモデルを提供するグループであるかも知れない。「参加型」の仕掛けも仕込まれていたが、厭味がなく、こちらに負担感がなかった。色々と配慮が考えられ、サービス精神の賜物とみえる。

ネタバレBOX

 ストーリー上の難点は、「神」は万能でありながら、負けてしまう、という事がどう成立するのか。ファンタジーでは通常、困難の克服にはクリアすべき条件があって、具体的だ。「神」の弱点が何で、どう克服しようと彼らがしているのか、よく分らなかった。試練に真剣に立ち向かう、という動機は、そうしなければ排除できない窮状、悪弊、理不尽な現実から立ち上がってくる。 その点、舞台となる町では「歌が禁じられた」のに、選ばれた歌い手一人だけはキャバレーで歌を歌っており、なぜかそれが彼女に課せられた重荷のように描かれているが、なぜ喜びでないのかが説明しきれておらず、また、歌は歌えないが「聴く」ことはできるのに、人々が歌に餓えて彼女の歌を聴きにくる、といった様子もない。 そうした脚本上の「舌足らず」を補完するものが音曲や演出にあったかどうか・・。確かに笑いは武器で、そうした不備を忘れさせるものだが、一定のリアルな現実に根を張ったところから(人物の)行動の意味、目的を形作るのでなければ、その瞬間は楽しくても劇場を出た直後、感動を支えているメッセージは土台を失い、早くも消えている・・ということにならないのだろうか・・。そんな事を考える自分にとって感動できるミュージカルと出会う事は、果たしてあるのか。。(呟)
ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★

Cバージョンを拝見
 演出家の競(協)演ということもあって、コンペティッションという部分に大きく偏ったような作品作りであった。結果、演出レベルの衒いが増長したように思う。

ネタバレBOX


矢張り、演劇作品には、普遍性なり、作家・演出家・演者たちが訴えたい何かを取り込んで欲しい。それなしには、最も手間暇を掛けてする表現が空振りに終わる危険性さえある。
 「ペルソナサークル」が様々な役を演じる役者という職業に固有の、職業からくるアイデンテティーの危機であるならば、もっと深い所から作品を作り上げてゆくべきだろう。ミスティックなレベルや、慣習のミスティフィカシオンで表象することによって、この問題が普遍的問題性から、単に知的遊戯のレベル迄落ちていることに気付くべきである。そんなことでは観客を感動させることなどできはしない。演劇は頭脳が体に支配されることを知った人間の芸術形式である。
 「アレルギー」も、アレルギーなのか、トラウマなのか、或いは他の何かなのかを明かすことなく終わる。即ちカタルシスを拒否することが眼目の作品なのであろうが、此処で描かれた個々の事情・状況が普遍性とがっちり四つに組んでいない。これも表層の作品であった。
ミルフィーユ

ミルフィーユ

aibook

OFF OFFシアター(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/10 (水)公演終了

満足度★★★★

要注目!
“aibook”初見。
前作の高評価に違わず素晴らしい作品。

その素敵な物語は、役者さん達の好演と相まって訴求力が高まった。
よく出来たセットや小道具も、それに一役買っていた。

女性ならではの“視点・作風”で、クオリティの高い作品を創り上げる“笹峯愛”さんの作品は要注目であろう。

次回作が楽しみ。。。

にてないモノマネ

にてないモノマネ

実験劇場企画公演

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

快作?怪作?問題作?
出演者目当てで事前情報なく観に行きましたが、学生演劇の枠を超えた完成度だと思いました。135分という長丁場ですが、飽きることなく良い意味で下らないネタもちりばめられ、ステレオタイプですが社会風刺的な内容にもなっていて、情報量が多い割に最後までダレずにお話が収束していきました。

作演出の金子氏は某映画監督の息子さんと言うことで、映画、演劇には昔から接していたのだと思いますが、実質的に意味の無い言葉の羅列をセリフに出来る才能がうらやましいですw

学生演劇らしく内輪ネタもあったようですが、部外者が疎外感を感じることもなく、楽しめました。金子氏が演劇、映画界で活躍するようになれば、伝説の一作になるのではないでしょうか?TVで放送するのは無理でしょうがw

学生とは思えない演技力で演じ切った役者さん達も良かったです。今回が最後の舞台になる方もいるようですが、何かしら演劇に関わっていって頂きたいと思いました。

にてないモノマネ

にてないモノマネ

実験劇場企画公演

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

快作?怪作?問題作?
出演者目当てで事前情報なく観に行きましたが、学生演劇の枠を超えた完成度だと思いました。135分という長丁場ですが、飽きることなく良い意味で下らないネタもちりばめられ、ステレオタイプですが社会風刺的な内容にもなっていて、情報量が多い割に最後までダレずにお話が収束していきました。

作演出の金子氏は某映画監督の息子さんと言うことで、映画、演劇には昔から接していたのだと思いますが、実質的に意味の無い言葉の羅列をセリフに出来る才能がうらやましいですw

学生演劇らしく内輪ネタもあったようですが、部外者が疎外感を感じることもなく、楽しめました。金子氏が演劇、映画界で活躍するようになれば、伝説の一作になるのではないでしょうか?TVで放送するのは無理でしょうがw

学生とは思えない演技力で演じ切った役者さん達も良かったです。今回が最後の舞台になる方もいるようですが、何かしら演劇に関わっていって頂きたいと思いました。

元禄港歌-千年の恋の森-

元禄港歌-千年の恋の森-

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/01/07 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

大衆演劇とは
こういうものなのだろう。物語も解りやすい…というかベタな作品なのだけれど、お客さんは(特に、ややご年配の方は)充分に楽しんでいらっしゃるご様子。席が前方のセンターブロック下手の通路脇だったため、目の前でいいシーンを拝見できて「ごちそうさま」という気分。ただ、猿之助さんの唄は、お疲れなのかちょっと高音が伸びず残念。

怪童がゆく

怪童がゆく

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2016/01/15 (金) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドキッ
とするくらい、冒頭の玉田さんの「こだわり」具合がアスペルガーな感じで…。それが後半で何だか素直な少年になってて可笑し可愛かった。それにしても、ブライアリー・ロングさんが可笑しい。綺麗な外国人も、思い切って口説くと付き合ってくれるのかもしれないなぁという勘違いをしてしまいそう。『アマルガム手帖+』が終演して僅か数日で出演していることに驚く。このスパンで出演された人を初めて見た気がする。それでいて、どちらも素敵だから更に驚く。恐るべし。

OEDOの商人(あきんど)

OEDOの商人(あきんど)

UNITレンカノ

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/02/04 (木) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★

エゲレスの脚本
シェイクスピアの「ヴェニスの商人」のパロディ作品で、架空の日本の江戸時代を舞台に物語が展開される。
舞台にセットが殆どなく殺風景なので、雰囲気が出にくかったと感じた。
場面転換が幕を滑らせながら登場人物を入れ替え、面白かった。
流石に台詞のミスが多かったかな……

ネタバレBOX

脚本の方が、「ヴェニスの商人」をとても研究されているのだろうなと感じた。
シェイクスピアの脚本にツッコミを入れ、ケリをつけてゆくのが、楽しかった。
TOUCHABLES

TOUCHABLES

メイシアター×ホルマリン兄弟

吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)

2016/01/29 (金) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

いろんな意味で、超豪華なハイパーギャグコメディ
役者さんも豪華なら、アンタッチャブルをもじった設定、お笑い、ストーリーなどなど、楽しめる内容が盛りだくさん!
やっぱりテレビに出ている人たちは、凄いですね♪
そして10代から60代と幅の広いキャスト、市役所の方とか…。
大変楽しませてもらった2時間30分でした!
面白かった!

ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました!
〔Cバージョン〕を観劇。
『ペルソナサークル』/何か、わかり難いことするな~と、思っていたのだが、
終わってみれば、面白いアイデアの“へんてこミステリー”といった感じでいいネ!。。。

『アレルギー』/二人の人物造形がよく出来ており、台詞、そしてそのやり取りも絶妙で面白かった!
こんなアレルギーがあると困っちゃうけどね~。。。

青春の門〜放浪篇〜

青春の門〜放浪篇〜

虚構の劇団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/17 (水)公演終了

満足度★★★★

みてきた
熱い若者たちのお芝居でした。

このページのQRコードです。

拡大