最新の観てきた!クチコミ一覧

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星屑の町~完結篇

星屑の町~完結篇

石井光三オフィス

本多劇場(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

また劇場でお会いできる日を楽しみに
22年続いたシリーズの完結編との事ですが、初めて観ました。全体的に少々抑揚に乏しいかなとは思いましたが、たまには大きな事件が起きる事もない、終始ほのぼのとした舞台もまた良いものです。

新垣里沙さんの出演舞台は全て観ると決めている自分としては、彼女が楽しんで演じつつ、何かを掴んでいる様子が見られた事でまずは良しとしたい。その演技力と歌唱力と実績を買われての抜擢だとしたら、彼女は周囲の期待には充分に応えられていたかと思います。

今回の新垣さんは役が本人と近い事もあり、時折垣間見せる、いかにも「ガキさん」な振る舞いも微笑ましく、戸田恵子さんとの貴重なデュエットもそれは素晴らしいものでした。

ただ、脚本で一つ気になったのですが、福島と原発や放射線といったワードを殊更に結びつけるような台詞は、この穏やかな人情喜劇に似つかわしいとは思えず、そこだけ雰囲気を壊していたように感じました。

結婚リセット法

結婚リセット法

プレイユニットA→XYZ

ザ・ポケット(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★

活かしきれてないかな
物語自体はなかなかには面白かった。ラストの告白エピソードはホッコリ的な感じでよかった。ただ、せっかく話しを分けてるのだから、サブキャラを別の話に出しても面白かったかなとも思った。
結婚リセット法の設定は面白かったが、活かし切れてないといか、設定の深堀というか、ちょっと詰め切れてない感はあったかな。簡単に結婚リセットが出来ると言ってたが、双方の合意が必要なので、離婚の話し合いと何が違うのか、そして簡単じゃないし。
(確かに、四年に一度聞くことにより、結婚生活の不満とかの確認にはなるが)
その点がもっとクリアになれば、さらに面白い物語にはなったかな。

メイツ!ーブラウン管の向こうへー(再演)

メイツ!ーブラウン管の向こうへー(再演)

劇団6番シード

六行会ホール(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

BLUE→REDの順で観劇
BLUE→REDの順で観劇。
物語が非常に会場とマッチしており、昭和の歌番組公開放送な感じが増してた。面白かったです。

ネタバレBOX

BLUEver.
一部は時間は早かったが、二部になり、暫くは中弛み的なのを感じたかな。
しかし沢ひかる、BLUEver.だと出番少ないのに、あれだけの腹黒さ見せるとはさすがです(笑)

REDver.
BLUEver.とは、メイツガールのサブエピソードのキャラが変わってくるのと、アイドルが詩倉舞衣子から腹黒(笑)沢ひかるに変わるぐらいで、基本の物語は同じ(あ、トレーナーの色も違う)。
基本同じなんだけど、沢ひかるの腹黒パワーが表に出てるからかなのか、BLUEで感じた中弛み的なのは感じなかった。より面白かった。
禽獣のクルパ

禽獣のクルパ

fragment edge

上野ストアハウス(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

世界観はよかった
イロイロ謎な部分はあったが、何だろう凄い世界観で終わるまで目が釘付けでした。面白かった。
公演始まってから噂で聞いていた、クレイジーサイコレズ、噂に違わず、まさにクレイジーサイコレズでした(笑)(台詞がないときの表情もよかった)

LOST‼︎

LOST‼︎

東京エスカルゴ。

小劇場 楽園(東京都)

2016/02/15 (月) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

このハコ内で、ここまでいろいろ詰め込んだ舞台セットは初めて見ました。
やればできるもんだなァって(^^)
舞台監督さんたいしたものですね~

お話の方も舞台上の役者さんもリアリティあって
あぁいるよなぁこんな感じな人達って思える
登場人物群も楽しかった1時間50分ほどの作品でした♪

ネタバレBOX

舞台セットは柱を境に入口側をラウンジに仕立てて、メインの舞台は忘れ物センターの室内が再現されています。で尚且つ演奏ブースがあってコントラバスとサックスとキーボードがあって生演奏付きですよ♪

昔別れた彼女が婚約者を連れて空港に来て
会う会わない・・・に所員で食べちゃったチョコレートの受け取りに人が来て・・と
ドタバタ喜劇がハッピーエンドにちょっとビターに収束してゆく様子を描いた作品でした

飲み食べはリアルで、ラウンジと所内のふたつの様子とかを上手に見せていたです

春日山空港 (KSG)の統一ジャケットとか細かいところが良くできてた

甘粕 誠(遺失物取り扱いスタッフ)眼鏡君 トランプゲームはババ抜きしかできないが、とっても弱い・・・。 英語もしゃべれない頼りの無い先輩 メールでやり取りしていた元カノと空港ラウンジで会う約束をしましたが・・・・実は亜紀ちゃんのおばあさんだった=アドレスを亜紀ちゃんがもーすぐ100歳になるおばあちゃんにあげたそうだ
中条文人(遺失物取り扱いスタッフ)
斎藤宇佐美(遺失物取り扱いスタッフ)派遣らしい 割りとお子様風なツインテールさん
柿崎生行=忘れ物のフランス土産チョコを取りに来たが・・チョコはスタッフに食われたあげく迷惑ごとに巻き込まれる不幸なお方
小島喜三郎(清掃員兼ボーイ)通称サブさん 頭上の涼しい方ですがスカイラウンジでのボーイ勤務時はカツラ着用 明るいムードメーカー 闘蟋(とうしつ)に倣って鈴虫で闘虫やって儲けようと人を誘う危ない面も持ってます
本庄真弓(グランドスタッフ)昔で言うとスッチーさん できる女系 甘粕氏に嫌われてますが当人はさほど毛嫌いはしていないよいうです・・・
色部太郎(たーくん)=付き合ってる彼女のお父さんに会いに来て彼女と空港に来てました 福岡で明太子工場を経営(2代目) ババ抜きは27連敗の甘粕氏より弱い人
直江亜紀(あき)=甘粕氏の元カノで色部氏の婚約者 自転車で福岡から静岡までが限界という健脚な女性 甘粕氏にはババ抜き100連勝したらしい(10年の付き合いで5年前に別れた) 明太子は嫌いだが機体表面に明太子のツブツブをまぶした塗装のジェット機は好き
(遺失物取り扱いスタッフ)~上杉(産休)・山本寺・千坂という方々もいるらしい
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

なかなか意表を突くラスト…、良かったです♪
パフォーマンスが素晴らしいの知っての通りですが…。
四面楚歌をくぐり抜けてゆく、どこかダメな人々…。
そして、こんな結末が待っていようとは…。

奥さんと2人で観劇♪
素晴らしく見応えのある公演でした♪

ファンファーレサーカス

ファンファーレサーカス

ねもしゅー企画

新宿FACE(東京都)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ねもしゅーさん見直しました!
根本宗子さんの作品は1本見ていたが、その時は「女子のドロドロ」がただただキツーイ感じで描かれてて、笑えないし怖いしで、見終わった後いい気持ちにならなかったので以来敬遠していました。
この「ファンファーレサーカス」は、出演者の方に案内頂き、「いつもと違う旗色の作品」ということで、久しぶりに彼女の作品に赴く。
結果、良い意味で裏切られました!
以下、ネタバレボックスにて。

ネタバレBOX

15歳の少女が、彼女にしか見えない妖精の誘いで、おとぎ話の中の世界に入っていく。その中のサーカス団とのあれやこれや。

15歳役の2人の女の子の演技は粗っぽいものの、月刊根本宗子のメンバーや石澤希代子さん、男性ダンサーのダンスのクオリティ、そして何より「おとぎ話」の演奏・曲がすばらしく、趣里さん演じるヒロインのバレエも含めて、ステージ上のトータルスペクタクルは理屈ではなく感動を生み出していたと思う。

途中、劇団鹿殺しを思い浮かべたりしたけど、根本宗子さんもこんな物語を作れるんだ、と改めて感服。

できればもう少し長くやってもらいたかったし、同じメンバーで再演してもらえると嬉しいです。
岩渕貞太パフォーマンス公演「斑(ふ)」

岩渕貞太パフォーマンス公演「斑(ふ)」

岩渕貞太 身体地図

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1748(16-038)
18:30の回(晴、暖)。

17:50会場(B2)着、受付、18:00開場。18:30前説(アナウンス)、18:36開演~19:35終演。

@アサヒ・アートスクエア(2014/3)の公演を観ています。そのときのコメントと変わりありませんが、その後、小暮さんは「Piano Pieces(2015/3@blackA)」「ミモザ(2015/11@SuperDeluxe)」を観ました。

初演では、この3人は一体何をしているのだろう..という気持ちがつきまとい、だからといってみんなバラバラではない。

本公演では、客席とダンサーとが近く、目の前に身体を感じること、反時計回りにポジションを変え、とても動的に感じたこと、周囲に置かれたスピーカーから流れるノイズ等が空間の密度を高めているように感じたこと、照明により視覚に強弱がついたこと、等が印象的でした。

超鋼祈願ササヅカイン 戦いの果てに

超鋼祈願ササヅカイン 戦いの果てに

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度観ても感動
笹塚ファクトリーでこんな凄い演出が観られるなんてと驚き、何回観ても凄い!面白い!と回数を増やしました。そして毎回感動しました。どこが、誰がとか書ききれません。毎回豪華で贅沢で、この公演を観ることができて幸せでした。素晴らしい舞台を有難うございました。

彼の地

彼の地

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

生きているということ。
登場人物たちのそれぞれの問題を描きながら、ぶれない視点と構成の見事さに拍手です。
役者さんたちが舞台の上で、見事にそれぞれの人生を生きていた気がします。

ソンナニイヤカ?

ソンナニイヤカ?

演劇ユニットどうかとおもう

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/02/14 (日) ~ 2016/02/15 (月)公演終了

満足度★★★★

実にシニカル・・・
コント風の短編集だけど、実にシニカルで、身につまされます。リアルすぎて、笑えないないものもありました。でもどうかと思っても、どうしようもないのですね。何か解決策はないのでしょうか。

LOST‼︎

LOST‼︎

東京エスカルゴ。

小劇場 楽園(東京都)

2016/02/15 (月) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
狭いステージににこれでもかという舞台セット。隅には3人のミュージシャンが鎮座して生演奏。少しゴッチャゴッチャだけど、なんとなくゴージャス。肝心のお話の方も、密度の濃いラブコメで、ちょっとだけしんみりとさせてくれます。とてもいい気分にさせてもらいました。

鈍色の水槽

鈍色の水槽

ロデオ★座★ヘヴン

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/02/09 (火) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ロデオ☆二度目
十七戦地舞台「花と魚」+1、ロデオ前作「幻書奇譚」と同作者の舞台をみて、今回。いずれもミステリーの構造に、独特なオチ、それが成立するための世界観や思想についての劇中の議論。総じてそれなりにしっかり「落とす」手腕と、現代人にとって関心のあるテーマについて議論を試みるあたりに、一定の才能を感じる。
 コンパクトにまとめ、そのタイト感がよかったりするが、今回は「説明しきれてなさ」が勿体なく残り、いま少し粘って書き込んでよかったのではないか、と思ったりした。それはそれで良さが削がれてしまうのかも知れないが・・。

ネタバレBOX

人間と他の生物の異種交配による子が、人間らしく生きているなら、彼と人間の交配による子はもっと人間らしく生まれてくるだろうから心配ないんじゃないか(もっとも次はイルカ側に近いかも知れないが)・・と、考え始めると荒唐無稽なフィクションではある。
ただ、種の境界(ひいては様々な境界)を乗り越える、というテーマが流れているので、もっと過激な展開・・周囲の者も「異種愛に目覚めて行く」とか・・があっても良いのでは(一つの比喩であるので)、とも。
彼の地

彼の地

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

見届けた。
かの地出身としては罪深くも初演を見逃し、再演に歓喜、but,ステージ数少ないなァ・・ その少ない一人として見届よう・・ という事で懐かしい地名の出てくるお芝居を堪能した。
 「地域発」の「ご当地ドラマ」企画の中では、名所旧跡を無理やりに取り上げる事なく、当地の「現在」の生活感覚・風俗を軸にした作りがなされていたのが特徴。 それなりに踏み込んだ、バラエティに富むエピソード(フィクション)が織物のように紡がれている。 人間の暗面を見据える作家の視線は健在で、北九州は十分に都会ではあるが、「都市⇔地方」というありがちな図に還元される物語でなく、当地に「現代」を見出し得るドラマであることにより、光った舞台となった。

ネタバレBOX

北九州弁のネイティヴと、そうでない人が違和感なく混在する様。
 語尾「・・っちゃろ! これ北九州弁?」 正解は博多文化圏になる(と思う)が、東京人が関西弁使うのと同様、「どぎつさ」(鋭角な感情)を緩和する効果。
 懐かしの皿倉山・・これをサラクラヤマ(サを低音程、ラ以降を高音程で平板=アスカヤマに同じ)と発音していたが、私の周囲では「サラクラサン」(ラクラを高音程で言う=タカオサンに同じ)であった。(正式にはヤマなのだろうけれど)
 同地出身のうずめ劇場は在京で目にできるが、「飛ぶ劇場」は未見であった。 今回中心的な役を演じた同劇団俳優を通して、離れて久しい我が?北九州の空気を呼吸した気がした。 極々個人的感慨であるが。。
屋上のペーパームーン

屋上のペーパームーン

オフィスコットーネ

ザ・スズナリ(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/17 (水)公演終了

満足度★★★★

今でも十分面白い
大竹野さんの作品をオフィスコットーネで何作品も観ているのですが、どれも面白い。今回はまた、関西弁のやり取りが「すごい」と思ってしまう。そして動きがいい!まるでダンスのような振りつけ面白かった。次回のオフィスコットーネもすごく楽しみ。

彼の地

彼の地

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

彼の地、そしてこの地
見応えがありました。
観終わったとき、すべての登場人物の生きてきた過去、これから歩むのであろう未来が薄らでも見える舞台って、いままで観たなかであまりなかったかなぁ・・と。
あと、すべての登場人物、役者さんを好きになる・・というか好きになってしまうというお芝居。

土地は人がいなければただの土で、色んな、たくさんの人たちが生きる時間、汗、涙を、つづれ織りのように合わせ土地に染み込ませたたものが、彼の地、そしてこの地なのかなとふと。。

観れて良かったです。

ネタバレBOX

脇内さんはゾクゾクするような魅力、そして熱演の寺田さん、地に着いた安心感の高野さん、意外にハマった親子の高山さん、平嶋さん・・ほか、みんな良かったです。
役者としての、一番のツボは異儀田さんだったか。。
LOST‼︎

LOST‼︎

東京エスカルゴ。

小劇場 楽園(東京都)

2016/02/15 (月) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

贅沢な気分になりました
所狭しと置かれる小道具、遺失物センターの大変さが始まる前から伝わってきました。
元カレの控え目な熱い思い、微笑ましかったです。
彼女の最後のセリフは、予想外でした。
贅沢な気分にさせてくれたのは、大内さんと大森さんと入船さんです。

フローズン・ビーチ

フローズン・ビーチ

シアターユニット抹茶ウーロン

東区民文化センター スタジオ2(広島県)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

色んな意味で飛んだ芝居。
設定や、物語の展開がかなり飛んでました。
1回目の休憩を境にした、前半と後半のテイストに戸惑いながらも(ただ、ここは戯曲のせい。。。)、キャラが濃くインパクトの強い女性たちを眺めながら、1987年、その8年後、そのまた8年後というそれぞれの特殊な時代を感じながら、思い出しながら、笑いながら楽しませていただきました。

自分としては、少し変わった戯曲やな~っていう思いも強かったり、描かれてた時代があまり良い時代とも思えず、笑うだけでなく、なんとも言えないモヤモヤ感は残りましたし、色んな意味でこういうのが舞台なんやろうな・・と再認識した感じです。

話や設定や時代がかなり飛んでるので、これを舞台装置で表現する難しさはあったのかな・・と少し思いました。

役者さん(特に出雲さん・・)、抹茶ウーロン自体は、今回かなり頑張ってた思うし、ここまで良ければ次も期待したいです。

反復する、イクツカノ時間と、交わる、イクツモノ時間の中で、僕等にできる、イクツカノこと。

反復する、イクツカノ時間と、交わる、イクツモノ時間の中で、僕等にできる、イクツカノこと。

演劇ユニット そめごころ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/02/13 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

白々
千秋楽の後も客入れするんかいって

ネタバレBOX

浅間山荘事件をモチーフに、浅間山荘に飛び込んで人質を助けた男は、破壊されつつある建物のすき間から届く月光を見て、幼い頃に遊んだ秘密基地から見た風景を思い出すという情緒的な話をややこしくしたようなお芝居を、練習したり、本番前にも手直ししたりして、さあ客入れしようとするところまでを描いた話。

浅間山荘事件はテレビの生中継で見ていました。弁当が凍るほどの寒さ、カップヌードル普及の要因になったことは有名な話です。

開場前、開演前の様子を描く手法は、アドリブ風にやればやるほど白々しく感じます。

女優さんの声量は素晴らしかったです。
青春の門〜放浪篇〜

青春の門〜放浪篇〜

虚構の劇団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/17 (水)公演終了

満足度★★★

原作未読
筑豊編は漫画で既読。
平成28年に昭和29年の話、どこまでも愚直な理想を求めたい若者達の挑戦と挫折。信介と織江の会話がガジラ方式なのは千葉さんらしいなと思ったり。
とある場面で、唐突に甲斐バンドの「ダイナマイトが150屯〜♪」のフレースを思い出して困った。信介しゃん、時代は違うけど、筑豊から東京の大学生になって仲間と一緒に函館まで行って、苦悩も多いが案外リア充なんじゃなかろうか、お母さんを悲しませずに真面目に大学行けや、と思うのは彼の行動を白い目で見てしまう小市民的感性だからだろうな。それにしても劇中の彼らは昭和一桁前後生まれだろうが、平成の今の年齢だったら80代か…、彼らのような人もいて社会が成り立っているから、なんだかノスタルジーに浸れたよな、そうでもないような。とにかく熱い舞台でした。
リアリズムを追求している劇団白夜の芝居はあんまり好みではないが、町の人=最前列客に配っていたチラシ、どんな文面だったのか読んで見てみたかった。
約2時間。

ネタバレBOX

1950年代のその当時からカタカナ表記の「カレシ」劇中は漢字表記の「彼氏」だろうけど、そのという言葉が浸透していたのかな、と若者言葉に違和感。いや普通にその単語を使っていたんなら、すみません。

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