
ニドメマシテ
演劇ユニットらぞくま
船場サザンシアター(大阪府)
2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
おもしろかった~(^o^)/~~
旗揚げ公演以来のらぞくまでした★とても素敵なお話しで、60分という丁度見やすいランタイムが嬉しかったです(^o^)v人生の最期にやり直したい【あの時。】主人公が選択したのは自分の幸せじゃなく・・・深く共感出来たあのラストは、心地良くて暖かい気持ちに包まれました★物販でデザインが素敵やった、らぞくまTシャツgetしました(^o^)v

サロメ
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/15 (火)公演終了
満足度★★★★
瓢箪から駒!
ヘロディアスがベテランのロザリンド・プロウライトから同時公演していた”イェヌーファ”にブリヤ家女主人役で出演中のハンナ・シュヴァルツに交代したことが良い方向になったようだ。。
ニールントは”ばらの騎士”でその美声と美貌、細かい演技で魅了してくれたが、今回はサロメの表情を含め狂人に変わっていく様を妖艶な踊りも加えて見事に演じた。ヨハーン役のグリムスレイの井戸の中から聞こえる素晴らしい声はワーグナー歌手としても活躍する所以であろう、ブラボーだ!
ベテラン歌手のブロウライトからハンナにヘロディアス役が変わったことで
前回2011年の公演に親族の危篤により出演できなかったヘロデ王役のクリスティアン・フランツもハンナとのコンビが相乗効果となり二人とものびのびと演じていた。素晴らしかった。

「今日子の話」
赤い猫
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
待ってた
前回のマザーテレサで衝撃を受け次の公演はまだかと楽しみにしていたので
やっとやっと見れたので大満足!
舞台上は重い雰囲気とぞくっとする空気が漂うゴミ屋敷のような部屋。
姉の今日子の白い肌に赤い口紅とネイルに妖艶な狂気を感じ、降り続ける雨の音で感覚的視覚的に怖さを感じさせらた1時間20分。

肝っ玉おっ母とその子供たち
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2016/03/12 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
生への逞しさ”ひしひしと”
肝っ玉おっ母と呼ばれるアンナ・フィリアング役の辻さんの渾身の力を振り絞った演技に感動しました。
戦時下で3人の子供を失いながらも(戦死、農民殺し略奪処刑、軍の襲来を知らせようとして射殺)、戦争のおかげで商売が成立ちことで、商売をやめずに生きていこうと荷車を一人で引っ張るシーンは特に素晴らしく目に焼き付く。
荷車をはじめとする小道具や舞台衣装、照明が美しい!

水
sons wo:
アトリエ春風舎(東京都)
2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

マッチ売りの少女
天幕旅団
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
マッチ1本”生”の為!
戦後の社会に対する別役の憤りを暗示。”自分より家族の為”という意識に社会的背景が透けて見えてくる。
この芝居観るたびに、少女はやっぱり救われていないと感じてしまいます。主人公の少女には夫婦をもっと恐怖感で怯えさせてほしいし、弟に対してももっと冷たく暴力的であってほしかった。私のイメージするものより優しかったです。(笑)!

もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1774(16-064)
19:30の回(曇)
19:00会場着、受付(CDをいただく!)。
床に何本もの白線、中央の白枠(時計)が消失点なのか、白い箱、奥は赤と青の壁面。19:17客席に物販隊現る。19:28ゲストによる前説(アナウンス、90分)19:34開演~20:56終演、~挨拶21:00、21:04アフタートーク~21:27。シャッフルのこの回を選んで観に来ました。
まったく予習していなかったので(初演は観ていない)1995/1/17のお話しだと気づいたのはお芝居も後半に入ってから。すぐ「(映画)その街のこども」を思い起こす。重なる部分もありそう。
時間の枠が重なり(鏡像のように)反転、進んでいるのか戻っているのか、永久の魂の結びつき、繰り返す呼び声、リピートはできませんでしたがとても印象深い作品でした。
最後のシーンはよくわからなかったが絶つことより続けることを選んだ...のかな。生をつなぐこと、生きていることを感じること、生きるために生まれること。
余談:観た公演。アフタートークでインターンシップメンバーと実際の芝居経験の話しになり調べてみると(リジッター企画の公演以外で)。真嶋さん、馬渕さん、斉藤さん「想い出パレット(2010/12@ラビネスト」が初めて。その後、真嶋さんは「あゆみTOUR(2011/12@森下)」「水仙/桔梗(2012/11@ルーサイト)」など、斉藤さんは「グッドモーニング・ブルーバード!(2011/6@ポケット)」など、馬渕さんは「夢のつづき(2013/3@笹塚)」「ロミミ(2014/6@BONBON」などの客演など。森脇さんは、突如の「踊る家族(2015/3@サニーサイド」ダンス公演、その後もPi&Co.の2公演、月島での公演。鈴木さんは「そこで、ガムを噛めィ!(2011/4@BONBON)」「RUR(2012/12@上野)」「ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー(2016/1@d-倉庫)」。安藤さんはもしかすると「ぬちょぉ…(2014/7@眼科画廊)」に出ていらした方でしょうか、また最近では「非劇 Higeki(2015/11@吉祥寺)」。中村さんは「ダルマdeシアターPART4(2015/6@APOC)」。よく観たものだ。

夏の夜の夢
チョコレートカンパニー改めディ・ショコラーデ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/03/16 (水) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
人生は夢...その世界にいる間は心眼で見る
この「夏の夜の夢」は、約420年前の戯曲...、そしてシェイクスピアの戯曲はこれ以外にも多く上演されている。その魅力は...。
さて、当日パンフの演出・林英樹 氏によれば、今回公演は階級社会(第5幕)について言及したかったようだ。初演当時は厳然たる階級社会で、本来なら出会うはずのない貴族階級と職人階級が交わるところまで演じた。翻って、現在の日本...階級社会における意味は階級がない(と思われている)現在では無効か?と疑問を呈している。政治・官僚・財界層の政争や利権争いと明日の不安を抱えながらも日々暮らしに賢明な庶民を重ね合わせたら、この劇はどう見えるのか。
この公演は、分かり易い展開であるが、逆に既知のもので新鮮味が感じられないのは仕方のないことか。例え、先に記した階級に拘った観せ方であっても、その意図が十分伝わらなければ既視感覚だ。
冒頭の照明(色彩)は、雰囲気を醸し出す効果があったが、それ以降のシーンにはその魅力が感じられなくなったのが残念である。

大きな木の下で ~あの頃俺らの毎日はウザいくらいアツかった~
Smile Earth Project
俳優座劇場(東京都)
2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★
演出で工夫がほしい。
ただ演技を見せる芝居で、それはそれとしても、俳優座でかける芝居としては、物足りず、コストパフォーマンス的にもいかがなものかと思った。

髑髏城の七人
学園座
関西大学千里山キャンパス内KUシンフォニーホール(大阪府)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/12 (土)公演終了
満足度★★★★★
学園座春公演、あっという間の160分超!
あっという間の160分超!
と言うか、終わってみれば、ほぼ3時間弱!
開演前の即興劇、役者さんによる案内!
始まれば、息をつかせない超エンタメ!
学園座さんらしい、とっても楽しい公演でした!
追伸、春公演という事でしたが、卒業生の方が多数出演し、卒業公演の色合いも強く、楽日には卒業生に花束も…。
卒業生の皆様、今までありがとうございました。
満足度は4~5点ぐらいですが、卒業おめでとうという事で、5点でお願いします。

もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
消失 忘却 輪廻
消滅
忘却
輪廻
このワードが時間軸の不思議な進み方でだんだんだんだんと繋がり、
涙が自然とこぼれていた。
もしも、「if」は無いけれど、
でも、「もしも、シ」問いかけてしまう。
「if」が廻りながら
「フルサト」は時間軸の中を行き来する。
「タカラ」がひどいのかな。
「ハジメ」がおかしいのかな。
「if」もし、もし、もしも、あの時、こうだったら「ミライ」は変っていたのかな?問いかけても答えは無い.
単なるセンチメンタルではない。
「ハジメ」がそこまでして、「フルサト」を忘れないために
する事が時には滑稽で、時には、狂気を感じさせる事もある。
「ハジメ」を笑うのは
ダレ?それは、私かもしれない。世間かもしれない。日本人かもしれない。
「忘れないように・・・」
でも、
忘れていく。
「もしも、し・・・。僕の声は聞こえてますか?」
聞えていた声が徐々に小さくなり、聞こえなくなっていく・・。
でも、悪意がある訳ではない。
徐々に、人々は忘れていく。
歴然と物語が語られない。
でも、言葉であって言葉ではない物で伝わるものが
感じ取れたホンだったような気がする。
私は好きな空気だった。

もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

きっと。そしてずっと。2016
デッドストックユニオン
ウッディシアター中目黒(東京都)
2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
絶対観てほしい。
是非、たくさんの方に観てもらいたい。
そして、
たくさんの方に知ってもらいたい作品です。
運命に必死に立ち向かう姿や
人の想いの温かさ、優しさから生まれる強さ。
そんな、
心からの『想い』がいっぱい伝わってくる。
ホントに素晴らしい作品でした。

春疾風(はやて)
文学座
紀伊國屋ホール(東京都)
2016/03/12 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
家族の再生と進化。
家という入れ物が家族を縛り、家族をバラバラにすることもある・・・。夫婦で買った終の棲家と決めたマンションに妻は縛られ、夫は旧家の家にある意味縛られ、家族は20年もバラバラに過ごした。
妻の心境はとても理解できたし、私でもそうするだろうなと思ったけど、やっぱり夫の心境は理解できなかったな。どうして、20年もの間、せめて介護の終った10年の間に家族に自分のしていることの理解を求めなかったんだろうか。子どもたちのことは、気にならなかったのだろうか・・・・と、思った。

Blackbird ブラックバード
幻都
APOCシアター(東京都)
2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
舞台監督さんは頑張っていたようだ
APOCシアターの構造をユニークに使っていたなぁと感心
まぁそのぶん座席につくまでが狭苦しい感じになっていましたが・・・
開演前のBGMなどなく
暗くした劇場内で雰囲気を出してました
でも もーちょっと座席の幅のマージンは取って欲しいかなぁ
と アンケート無いなぁと思っていたら階下の受付に束ねてた・・・
座席に配置するパンフ等の間に挿んだ方が良いと思った
で小劇場のセオリー通りに(^^;)
5分遅れでの開演・・・・ここも何か踏襲しない方が良い思う・・
なかなかにハイテンションな会話劇が繰り広げられた
1時間35分であったが
ん~んん まぁ想像の範囲内だったかな・・・
効果音とかは隙が無く好ましかったが
突き抜けた感は無かったかなぁと感想

家庭内失踪
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/23 (水)公演終了
満足度★★★
緩やかに流れる夫婦と家族の時間
個人的に劇場がリニューアルして初めて観劇。
3組の夫婦が登場するが、世代によって「あれがアレでアレだから」な会話も受け止め方が多分に変わっている。
夫婦間の微妙なズレも、銀婚式を過ぎるくらい一緒に暮らしているアッパーな中高年世代に受けそうなチェーホフ岩松氏の不条理不道徳感ありげの約135分。

ライ王のテラス
ホリプロ
赤坂ACTシアター(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/17 (木)公演終了
満足度★★★
前楽日観劇
三島文学というよりMISHIMA舞台といった感じのカンボジアとの友好舞台。
1幕3場、2幕4場の休憩込みで約160分。
本文作成中

水
sons wo:
アトリエ春風舎(東京都)
2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

イスラ! イスラ! イスラ!
岡崎藝術座
STスポット(神奈川県)
2016/02/03 (水) ~ 2016/02/08 (月)公演終了
満足度★★★★
言葉が流れて落ちてくる
併演の前作が第一希望だったが余力なく、時間の合間に予定をねじ込む格好で新作を観た。O藝術座は数年前一作のみ目にして、アカンと思ったので暫く目にとめなかったが、言葉がうるさいので(例えばチラシ、またウェブにても)気の散りやすい性分としては「だったら一度語ってみな」と、別に自分に言われた訳でないが、観に(聴きに)行った。当て込んだ通り、言葉が多い。散文を書き散らしたような独り語りの長台詞を5人の登場人物に与え、キーワードのような単語(固有名詞)から、その実在する具体的なものについて語っているらしい雰囲気がある。が、虚構かも知れない。実在する被造物と、それへの解釈を、先人の考察や遺産を合切引用する事なく、事物に真正面に対して生まれる言葉をノートに書きつけている(それを役者が読んでいる)感じである。そういう感触を持ちながらそれを観(聴き)、その感触だけ持ち帰ったので、語られた内容については殆ど覚えていない。言葉が第一多すぎるし。でもって、言葉そのものが持つ可能性を追ったはよいが、言葉のみに依拠したかのようなこの表現は、演劇としてどうなのか・・という思いもよぎる。だが何にせよ言葉が多く、こう多くては意味伝達という効用を超えた何かに近づくのも必然だ。それは絵画のような全体像的なイメージを持ち始め、何かはっきりした形に結実しはしなかったが、そういう事が可能な「予感」を覚えた。食って糞を出すだけの生物、例えば蚕が繭に変態する位の変化を、通常「語義」以上でない言葉なるものが遂げる瞬間が文学にはある。それを自由への楔であると言ったとて、この作品を観た後ではさほど罪にならない気がする。(これじゃベタ褒めか・・・)

スパイ大迷惑
ホチキス
劇場MOMO(東京都)
2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
昭和
昭和の空気が懐かしさ、そして、今感じる事により新鮮さも感じる。
笑って楽しめる舞台
人間ではない◯◯◯の恋も必見です。