満足度★★★
消失 忘却 輪廻
消滅
忘却
輪廻
このワードが時間軸の不思議な進み方でだんだんだんだんと繋がり、
涙が自然とこぼれていた。
もしも、「if」は無いけれど、
でも、「もしも、シ」問いかけてしまう。
「if」が廻りながら
「フルサト」は時間軸の中を行き来する。
「タカラ」がひどいのかな。
「ハジメ」がおかしいのかな。
「if」もし、もし、もしも、あの時、こうだったら「ミライ」は変っていたのかな?問いかけても答えは無い.
単なるセンチメンタルではない。
「ハジメ」がそこまでして、「フルサト」を忘れないために
する事が時には滑稽で、時には、狂気を感じさせる事もある。
「ハジメ」を笑うのは
ダレ?それは、私かもしれない。世間かもしれない。日本人かもしれない。
「忘れないように・・・」
でも、
忘れていく。
「もしも、し・・・。僕の声は聞こえてますか?」
聞えていた声が徐々に小さくなり、聞こえなくなっていく・・。
でも、悪意がある訳ではない。
徐々に、人々は忘れていく。
歴然と物語が語られない。
でも、言葉であって言葉ではない物で伝わるものが
感じ取れたホンだったような気がする。
私は好きな空気だった。