
『TUSK TUSK』(タスク タスク)
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
大人の希望と、子供の夢。
2015/12/10(木) ~ 2015/12/13(日)
全日観劇しました。
何か、アドリブ要素がどこかであるのかと思ったら、
お話の内容てきに難しかったのか、それはなかった。
ゲスト?出演者のシーンが、変わる所くらいだったかな。
感想は、色んな意味ですごかった。
・役者を原作の実年齢でそろえたところ
・壮大であろう内容から、この短い枠に納める内容を選んだ範囲とながれ
・みんな最後まで全力投球
見る前の不安は、見た後の歓喜といえばいいのか、
とにかく、すっきりしないけど、すっきりした。そんな感じでした。
人選する側も、それに応える表現者たちも、すごかった。
何を訴えようとしているのか、表現者たちの体当たり、
本気の演技、そして、実年齢という、
3種の神器みたいなので、受け取る側は、ものすごく苦しかった。
みんなの苦しさが伝わり、嬉しさが伝わり、悲しみが伝わり、
楽しさが伝わり、立体絵本、感情がぶつかるそんな絵本、
新感覚劇でした。
再演も、DVDもなにもない。実にもったいない。
けど、思いっきり考えさせられる作品ではありました。

半神
ナナイロスペース
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
半神の意味するもの・こと とは?
無論、原作は萩尾 望都・野田秀樹共同の「半神」である。まだ彼が、詩的感性でシナリオにまじないを掛けることができた時代の代表作の一つということができよう。無論、萩尾 望都の優れた才能については今更言うまでもあるまい。だが、半神については時代を遥かに遡ることも可能である。即ちギリシャ神話の時代迄である。ゼウスと美女の間に生まれた英雄の多くは半神であり、時に神格化されるもののそれは下級神としてである。が、人間界にあっては、英雄であることによって本来の神の威信を高めることに繋がったとみることができよう。但し、ちょっと意地の悪い見方をすれば、それも政治的手法の一つに過ぎないのではあるが。(追記後送)

死に顔ピース
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
医は仁術というけれど
医師というものは、クランケや病巣をオブジェとして観たり、距離を置いてみなければ自分自身の神経がやられてしまう。そんな場所で仕事をしている人々である。(追記後送)

青年団『冒険王』/青年団+第12言語演劇スタジオ『新・冒険王』
青年団
三重県文化会館(三重県)
2016/02/13 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
冒険王を発展的拡張
■冒険王】 さながら人生の交差点の様相。旅行者達の他愛もない日常の芝居に、秘める苦悩を匂わせつつ、凝縮された人生を観ているかの様でした。非の打ち所の無い「自然」な芝居にも感心。
■新・冒険王】 冒険王を発展的拡張。多国語でくる同時多発会話には眩暈が(笑)
冒険王より更に内心に踏み込んだ感じもあり、同キャストもあるので、やっぱり連続で観るのが馴染んで良い。冒険王で培われたテイストに、更に民族間の意識の差、差別や対立をしたくない理性、でも・・・といった葛藤なども色々垣間見えて、冒険王から本当にグレードアップしている。二カ国共作された意義は大きい。

思い出し未来
少年王者舘
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
今なお他では観られないオンリーワンの劇団
演出・振付・照明、今なお他では観られないオンリーワンの劇団なのだなと感動しました。特に、熱の篭った「幸せ問答」が、最初はぐだぐだの漫才の様なのがジワジワとまるでボレロを観ているように昇華されていくのが印象的でした。観れて良かったとジンワリくる。

メリーさんの羊
犬小屋の骸骨
SPACE EDGE(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★
60分の小品ですが・・・
伸びしろは感じられたなぁと思えた作品でした
ただ移動時間対効果を考えると
劇場まで自転車等で来れる方ような感じですよね~っと
舞台セットと音響は良かったなぁと
星は2.5でしょうかね
密閉性の緩い劇場とはいえ
でも煙草はやめてね、ネオシーダーというのもあるのだからね♪

ドアを開ければいつも
演劇ユニット「みそじん」
atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)
2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
4人集まれば、かまびすしい...
何度かテーマみたいに挿入されていた『早春賦』うちの祖母とかの愛唱歌でした。昭和を愉しむ、懐かしむみたいな趣向。昭和っぽい和室があんな街中にあるなんて...とっておいているんだろうなあとか思ったり。ちょっとふすまが斜めになってたり、傾きがあるのかしら?とか。あのラジオ放送は、タイムスリップしてしまう感じでした。

俺が妹(30)を好きになるはずがない
ソテツトンネル
新宿眼科画廊(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
さりげなくシニカルで、ブラックの効いた会話劇。コミカルなんだけど、とっても怖い。困った身内をお持ちの方は身につまされます(自分はそうです)。1時間弱の上演時間、こってり楽しめました。

「走れメロス/動員挿話」
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
観させていただきました
「走れメロス」
所謂、朗読劇ということで、朗読の“抑揚”、“滑舌”等が大切になると思いますが、
いちばん気になったのが、“滑舌”です。特に「ラ行」の発音が気になりました。
また、声を張ったときに何を言っているのか、はっきりしないことが多かったようにも思いました。
杉岡茉佑(メロス)さん、いいですね。
「動員挿話」
出演者の実力の差を感じはしましたが、相応に楽しめた舞台でした。
くわはら妙子(少佐婦人)さん、山本浩子(女中よし)さんの芝居がよかったです。
若手の役者さん達の一年後が楽しみですね。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
きみがいた時間 ぼくのいく時間
何年も前にNHKでやったのを録画して、見て消せずにいた上川さんバージョンを見てから観劇しました。以前見た時は二人の運命だけを気にしていたのに、今回見直したら他の人たちの行く末が気になって仕方ないのでした。舞台でも同じで、秋沢が関わったために違ってしまった人たちはその後どうなったんだろうと・・・。そして映像では分からなかった事(当然ですが見せられているところしか見えない訳で)や、映像でしか分からないだろうこととかあって、両方見るとさらに面白い訳ですね。

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』
劇団☆新感線
新橋演舞場(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/04/01 (金)公演終了
満足度★★★★
古田さん、お疲れさま
50歳の古田新太の舞台だ。全編で登場し、冒頭とラストの殺陣までこなす。相当なハードさだと思う。同年代としては、敬服に値します。
劇団☆新感線初の本格的な時代劇という触れ込み。倉持裕の書き下ろしということで期待度も高い。劇団のテイスト維持したまま、笑いのツボも押さえ、楽しめる内容だ。特に、話が急展開する第二幕がいい。
古田新太あっての舞台だが、脇を支える人たちもなかなかの存在感。その中でも、江戸っ子の町人で居酒屋の女将役、稲森いずみが光っていた。この人は、しっかりした姉御肌だが繊細な面も持つという役はうまい。

僕のともだち
劇団 でん組
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
やりきれない気持ち、考えさせられる作品
感想すごくおくれましたが、
2015/08/06(木) ~ 2015/08/09(日)
全公演観劇しました。
今回、3公演目となりました内容は、
前回の2公演目をさらにパワーアップした内容でした。
そして、役者さんも新メンバーを加えて、
新鮮さと言うより、深みを増した感じもしました。
驚いたのが、しゅう夜さん!
また、一段と役に磨きがかかっていました。
さて感想は・・・

お家族
大名
G/Pit(愛知県)
2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
巧妙な構図と展開・・・そして
奇異な訪問者のはずが、そこには更に上手がいたという構図は面白く、徐々に闇が明らかになる展開も巧妙。ただ、掃除屋さんが相対的に弱すぎたのが効果を弱めたかも。悪徳業者ぐらいの方が良かったかな。でも家族自体はトコトンまで倫理的にキテるのはチャレンジングで良い。
しきたりは文化や支配体制によってトンデモルールになるのはよくある話で、そこらへん逆手にとってるのは意欲的。演出や衣装メイクの凝り様も安定してセンス高く、役者も核の未彩紀 さんはまた別人格を見せてくれたし、 名古屋の客演も充実してきて、今後がまた楽しみ。

この声
オイスターズ
名古屋市東文化小劇場(愛知県)
2016/02/11 (木) ~ 2016/02/11 (木)公演終了
満足度★★★★★
現実感のあるホラー
不条理に留まらない、現実感のあるホラーでした。自分の言葉が好き勝手に解釈され、都合の良いとこだけ繋ぎ合わされ、お話が出来上がり拡散する。周りではそれが真実となり、何を言っても覆らない。火のないところに煙が立つのがコミュニケーションってヤツですよ。 翻ってみれば、誰しも自分の思想・信条・解釈に合致する言葉だけを拾うのだ。他者の言うことをゼロベースで聞きはしない。自戒の念を込めつつ、怖い芝居だなと感じました。エース田内さんの味のある芝居にフレッシュ女優陣がうまく噛み合って、楽しみが増しましたね。

俺が妹(30)を好きになるはずがない
ソテツトンネル
新宿眼科画廊(東京都)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

夕
劇団ひまわり第51期研究科
シアター代官山(東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
海チーム
脚本に負けてなかったと思います。
前半のドタバタコメディっぷりが僕にはアレレな感じでした(脚本にあるんでしょうけど)が、歌い出しをごく小さく歌うと抑揚の点数が高くなる的なテクニックでしょうか。
その効果がでて終盤、場内すすり泣きの嵐となっていたようです。

スパイ大迷惑
ホチキス
劇場MOMO(東京都)
2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
6公演目
初日から6公演目の観劇
日替わりもありますが、ストーリーやネタがわかっていても、笑って・楽しめる。
若い役者さんが多いが、若さだけではなく、何かが光っている、輝いている。

死に顔ピース
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かったぁ
病気とは家族とは等いろんな事を考えさせられた舞台だった。
演者さんの動きや台詞が良く上演時間2時間20分が、短く感じられたほど。
何故かクラウンの帽子芸をやってみたくてしょうがなくなりました。

つじたく2016
タクフェス
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白くて素敵な舞台でした
とにかくいっぱい笑わせてもらい、感動して涙する場面もあって、絶妙な掛け合いの舞台で楽しかったです。

NEXNEISIST
有馬九丁目ANNEX
STAGE+PLUS(大阪府)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★
独特な世界♪
女性が監禁されてるシーンから始まるんやけど、監禁してる家族があまりに狂ってる為、女性の方が強者に感じる世界観が面白かった☆★女性はラストまで目隠しされたままで、その佇まいがエロチックな雰囲気を醸し出していて、終始ドキドキしてしまった♪それも演出の狙いやとしたら凄すぎる!!