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『TUSK TUSK』(タスク タスク)

『TUSK TUSK』(タスク タスク)

あうるすぽっと

あうるすぽっと(東京都)

2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人の希望と、子供の夢。
2015/12/10(木) ~ 2015/12/13(日)
全日観劇しました。
何か、アドリブ要素がどこかであるのかと思ったら、
お話の内容てきに難しかったのか、それはなかった。
ゲスト?出演者のシーンが、変わる所くらいだったかな。

感想は、色んな意味ですごかった。
・役者を原作の実年齢でそろえたところ
・壮大であろう内容から、この短い枠に納める内容を選んだ範囲とながれ
・みんな最後まで全力投球

見る前の不安は、見た後の歓喜といえばいいのか、
とにかく、すっきりしないけど、すっきりした。そんな感じでした。

人選する側も、それに応える表現者たちも、すごかった。
何を訴えようとしているのか、表現者たちの体当たり、
本気の演技、そして、実年齢という、
3種の神器みたいなので、受け取る側は、ものすごく苦しかった。

みんなの苦しさが伝わり、嬉しさが伝わり、悲しみが伝わり、
楽しさが伝わり、立体絵本、感情がぶつかるそんな絵本、
新感覚劇でした。

再演も、DVDもなにもない。実にもったいない。
けど、思いっきり考えさせられる作品ではありました。

ネタバレBOX

はじめ、開演前に、メルヘンチックな、出来事がおきました。
それも演出だったようで、フィン君の夢の中から始まりました。
一緒に、鬼ごっこをしたかった機分。

そして、音楽の停止とともに、みんなの夢が覚める。
目覚める現実。

前半は、母が帰ってくると信じて待つ子供たちの話。
兄姉弟のけんかが始まる。
はじめは、幼き子供のいたずらのみはりとして、
しかし、少女には、もっと大きな悩みを抱えながら、
日常を振る舞っていた・・・長男が誕生日を迎え、柱を失うまでは。

ターニングポイントの誕生日。
その日は、色んな意味での最後の宴が行われていた。

日常から悲劇へかわる。
楽しい日常が、悲しみへと変わる瞬間の鐘が鳴る。
シンデレラの魔法が解ける時間。

子供たちの夢が消える。現実に戻る。
帰ってこない母親。
それは、出張とかどこかへでかけたとは違う。

帰ってこない、理由をしるマギー。
その理由を拒み、夢を見ようとする、エリオット。
状況をまだ理解できず、遊びたいフィン。

扉が開く。さらに悲劇の扉。
大人たちの希望がうごめき、子供たちの夢を踏みつぶし、
現実をみさせる。

育児放棄された子供たち。それがすべて現実であった。

長男エリオットは、再度家族を守ろうと目覚め、
妹と弟と一緒に、家を出ようとする。
夢への旅立ち!
しかし、大人の希望が勝っていて、サイレンが鳴り響きながら
幕を閉じる。


これが、今現実におこっている。こうしている間にも。
見つけるのは難しい。人を疑いの目で見るなんてとうてい無理。
せめて逃げ込める一時的なシェルター、
考える時間を作ってあげたい。
そう考えさせられた作品。子供たちの夢を閉ざすでなく、
夢を見ていいんだよと、どんな状況でも夢を見ていいんだよ、
夢をかなえる希望を持っていいんだよ、

そのような、自由の手をさしのべられる人間になりたい。
そう思いました。
一番は、このような世界を作らないことだと思うけど、
対策なんて待っていたらいつになることやら。
大人目線や他人目線じゃなく、
きちんと、その人の立場目線にたって、
考えてあげたい。そう思えました。

原作などの真相はわかりませんが、
ただこのような世界が、現実にあり、なんとかしなければならない、
それを感じることはできました。

表現者の皆さん、思いっきり心に響きました。
感動というか、やりきれない苦しさを毎日感じていました。
いえ、日を追う毎に強くなりました。

それは、表現者の皆さんが、日に日に
絵本の中の人たちとして本気で伝えてくれる、
感情がその人そのものに変わっていったから。

千秋楽は、ほんとに心苦しさだけが残りました。

ありがとうございました。とても素晴らしかったです。

できれば、あの三兄姉弟たちは、幸せにくらす、
パラレルワールドが、存在しますように。
今は、それを願うしかない、自分の非力さも思い知らされました。

私は、率先して、見つけてあげようと思いました。
手遅れになる前に。
半神

半神

ナナイロスペース

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

半神の意味するもの・こと とは?
 無論、原作は萩尾 望都・野田秀樹共同の「半神」である。まだ彼が、詩的感性でシナリオにまじないを掛けることができた時代の代表作の一つということができよう。無論、萩尾 望都の優れた才能については今更言うまでもあるまい。だが、半神については時代を遥かに遡ることも可能である。即ちギリシャ神話の時代迄である。ゼウスと美女の間に生まれた英雄の多くは半神であり、時に神格化されるもののそれは下級神としてである。が、人間界にあっては、英雄であることによって本来の神の威信を高めることに繋がったとみることができよう。但し、ちょっと意地の悪い見方をすれば、それも政治的手法の一つに過ぎないのではあるが。(追記後送)

ネタバレBOX


 まあ、良い。今作にその点は余り関係ない。だが、シャム双生児に限らず、ハンディキャップを持つ人々は、日本でもある時期まで神の使いと見られていた時代があったのであり、為に如何に生産性の無い人々であっても生きてゆくことが可能な程度には人々から喜捨を受けたのであり、粗末なものとはいえ住居も与えられていたのである。こういう発想が無くなっていったのは、優生保護思想が蔓延して後のことであろう。
死に顔ピース

死に顔ピース

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

医は仁術というけれど
 医師というものは、クランケや病巣をオブジェとして観たり、距離を置いてみなければ自分自身の神経がやられてしまう。そんな場所で仕事をしている人々である。(追記後送)

ネタバレBOX

だから、自分の家族など殊に関係の深い人間は、基本的に自分で診察することがない。感情移入しすぎては適確な判断が下せないというリスクを負うからであり、愛する者を救えなかった場合、医師自身が魂に大きな傷を負うからである。医療とはかくまで人間的な微妙な分野である。
 現在でもそうであろうが、自分達の世代、東大理Ⅲ、京大Mなどに入る連中の中で特に優秀な連中は当然内科を目指した。癌の特効薬を発見すれば、ノーベル医学賞は間違いないからである。今作で扱われているのも、矢張り大学病院の癌スタッフである。医者の世界というのは弁護士同様、とても人別帳がハッキリしている世界なので、指導教授などのリーダーが回診するとなれば、本当に金魚の糞よろしく下位の者がぞろぞろついて回る。
青年団『冒険王』/青年団+第12言語演劇スタジオ『新・冒険王』

青年団『冒険王』/青年団+第12言語演劇スタジオ『新・冒険王』

青年団

三重県文化会館(三重県)

2016/02/13 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

冒険王を発展的拡張
■冒険王】 さながら人生の交差点の様相。旅行者達の他愛もない日常の芝居に、秘める苦悩を匂わせつつ、凝縮された人生を観ているかの様でした。非の打ち所の無い「自然」な芝居にも感心。

■新・冒険王】 冒険王を発展的拡張。多国語でくる同時多発会話には眩暈が(笑)
冒険王より更に内心に踏み込んだ感じもあり、同キャストもあるので、やっぱり連続で観るのが馴染んで良い。冒険王で培われたテイストに、更に民族間の意識の差、差別や対立をしたくない理性、でも・・・といった葛藤なども色々垣間見えて、冒険王から本当にグレードアップしている。二カ国共作された意義は大きい。

思い出し未来

思い出し未来

少年王者舘

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

今なお他では観られないオンリーワンの劇団
演出・振付・照明、今なお他では観られないオンリーワンの劇団なのだなと感動しました。特に、熱の篭った「幸せ問答」が、最初はぐだぐだの漫才の様なのがジワジワとまるでボレロを観ているように昇華されていくのが印象的でした。観れて良かったとジンワリくる。

メリーさんの羊

メリーさんの羊

犬小屋の骸骨

SPACE EDGE(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★

60分の小品ですが・・・
伸びしろは感じられたなぁと思えた作品でした

ただ移動時間対効果を考えると
劇場まで自転車等で来れる方ような感じですよね~っと

舞台セットと音響は良かったなぁと

星は2.5でしょうかね

密閉性の緩い劇場とはいえ
でも煙草はやめてね、ネオシーダーというのもあるのだからね♪

ネタバレBOX

舞台は中央で客席が3方に分かれた変形セットで
初劇場でもあります
(工場跡のような感じのハコでしたね)

開演時間は守られていましたが
開演前のBGMなどは流していませんでした

中央の舞台に円形テーブル
その上に機関車の模型がテーブルに即した円形レール上を動いたりします
で床下にはスプーンやフォークが散らばっていました

駅員とおぼしき服装とライトを持った登場人物が主人公で
DVにさらされていた女性(=メリーさん)を助ける為に
その夫を殺したらしいのだが・・・
それで救われたとその女性の子供(といっても登場時は大人です)が
会いに来ての会話劇であるが
実は主人公のいるトコは老人ホームのようなところで
舞台上で展開された会話などは全て脳内=回想のようでした
・・・一人だったようです
掃除の女性が入ってきて判明します
また殺人は無く
夫の死は事故だったとも・・・・

機関車の汽笛や蒸気音などは大音量で
良く響いて効果的だったが
話途中で少々眠気が出た事もあり
物語内容は少々具体性が欠けてるかなぁとも自己反省・・・

話への引き込み方を巧みにして欲しいかなぁと要望

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)

2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

4人集まれば、かまびすしい...
何度かテーマみたいに挿入されていた『早春賦』うちの祖母とかの愛唱歌でした。昭和を愉しむ、懐かしむみたいな趣向。昭和っぽい和室があんな街中にあるなんて...とっておいているんだろうなあとか思ったり。ちょっとふすまが斜めになってたり、傾きがあるのかしら?とか。あのラジオ放送は、タイムスリップしてしまう感じでした。

俺が妹(30)を好きになるはずがない

俺が妹(30)を好きになるはずがない

ソテツトンネル

新宿眼科画廊(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
さりげなくシニカルで、ブラックの効いた会話劇。コミカルなんだけど、とっても怖い。困った身内をお持ちの方は身につまされます(自分はそうです)。1時間弱の上演時間、こってり楽しめました。

「走れメロス/動員挿話」

「走れメロス/動員挿話」

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

観させていただきました
「走れメロス」

所謂、朗読劇ということで、朗読の“抑揚”、“滑舌”等が大切になると思いますが、
いちばん気になったのが、“滑舌”です。特に「ラ行」の発音が気になりました。

また、声を張ったときに何を言っているのか、はっきりしないことが多かったようにも思いました。

杉岡茉佑(メロス)さん、いいですね。

「動員挿話」

出演者の実力の差を感じはしましたが、相応に楽しめた舞台でした。

くわはら妙子(少佐婦人)さん、山本浩子(女中よし)さんの芝居がよかったです。

若手の役者さん達の一年後が楽しみですね。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2016/03/11 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

きみがいた時間 ぼくのいく時間
何年も前にNHKでやったのを録画して、見て消せずにいた上川さんバージョンを見てから観劇しました。以前見た時は二人の運命だけを気にしていたのに、今回見直したら他の人たちの行く末が気になって仕方ないのでした。舞台でも同じで、秋沢が関わったために違ってしまった人たちはその後どうなったんだろうと・・・。そして映像では分からなかった事(当然ですが見せられているところしか見えない訳で)や、映像でしか分からないだろうこととかあって、両方見るとさらに面白い訳ですね。

ネタバレBOX

上川さんの秋沢は一点集中の科学者でも天然な感じがして、まあ仕方ないかと思えるところが阿部さんだと冷酷な感じさえしてしまうのは私の偏見でしょうか。
いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』

劇団☆新感線

新橋演舞場(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/04/01 (金)公演終了

満足度★★★★

古田さん、お疲れさま
50歳の古田新太の舞台だ。全編で登場し、冒頭とラストの殺陣までこなす。相当なハードさだと思う。同年代としては、敬服に値します。

劇団☆新感線初の本格的な時代劇という触れ込み。倉持裕の書き下ろしということで期待度も高い。劇団のテイスト維持したまま、笑いのツボも押さえ、楽しめる内容だ。特に、話が急展開する第二幕がいい。

古田新太あっての舞台だが、脇を支える人たちもなかなかの存在感。その中でも、江戸っ子の町人で居酒屋の女将役、稲森いずみが光っていた。この人は、しっかりした姉御肌だが繊細な面も持つという役はうまい。

ネタバレBOX

私が見に行った日は、稲森いずみの誕生日だったとか。カーテンコール中にケーキの贈呈もあり、ファンを楽しませた。
僕のともだち

僕のともだち

劇団 でん組

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

やりきれない気持ち、考えさせられる作品
感想すごくおくれましたが、
2015/08/06(木) ~ 2015/08/09(日)
全公演観劇しました。

今回、3公演目となりました内容は、
前回の2公演目をさらにパワーアップした内容でした。
そして、役者さんも新メンバーを加えて、
新鮮さと言うより、深みを増した感じもしました。

驚いたのが、しゅう夜さん!
また、一段と役に磨きがかかっていました。

さて感想は・・・

ネタバレBOX

まずは、初回公演、2公演目、3公演目と、最初の出だしが変えられました。
どれも、話の内容が、かみ合わずに始まります。
それは、後半に進むにつれ、ひもとかれる謎。

いじめ問題における、深い悲しみが、入り乱れる。
加害者と、被害者。単純に割り切れないお互いの立場。

被害者の母親は、入院しているお子さんに早く会いたい。見舞いに行きたい。
でも、被害者の父親は、それを止める。なぜ?

思惑を秘めた加害者の両親が、謝罪しに訪問。
飛び降りた・・・えっ?
それで無事?いや、命を取り留めた?
だから謝罪で済ませようと・・・?

しかし、これらはすべて、被害者の母親を助けるため。
雷鳴とともに明かされる謎!

「お母さん!」「大地~!」

単純に、子供のけんかと見る人もいる。

しかし、それは、大人目線。
大人たちがささいにみえる、ことでも、
子供たちにとっては、大きな傷を負っている。
それは、見えるものよりもっと深い心の傷。

そして、大地君は、この世から・・・。

被害者の母親は、時間が止まる。
周りが、動いても、母親の時間だけがとまる。
いや自分で止めた。
大地君が生きている、その時間を永遠とするために。

また、雷鳴とともに、皆の罪が重くのしかかっていることに気づく。
その重さは、みんなが背負う。
被害者も、加害者も、また、周りも。一生。

いじめ。簡単に片付けられる問題ではない。
そう感じた、考えさせられた内容。

この内容は、いじめもそうですが、どちらかと言えば、
被害者の母親を中心として動いている。そんな風に感じました。

一番つらかったのは、2度お別れをしなければならなかった、
被害者の母親でしょう。きっと。
でも、比べることはできない気持ち。

簡単には、片付けることはできない。 いじめとして。
今こうしている間にも、助けを求めている。
心でさけんでいる。そんな人がいるかもしれない。

その人を見つけてあげたい。1人でも多く。
この悲劇を、現実におこさないために。

そう思え、考えさせられた、作品でした。

再度、再演があれば、またみたいです。
時間をつくって、また観に行きます。

素敵なお話を、ありがとうございました。
お家族

お家族

大名

G/Pit(愛知県)

2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

巧妙な構図と展開・・・そして
 奇異な訪問者のはずが、そこには更に上手がいたという構図は面白く、徐々に闇が明らかになる展開も巧妙。ただ、掃除屋さんが相対的に弱すぎたのが効果を弱めたかも。悪徳業者ぐらいの方が良かったかな。でも家族自体はトコトンまで倫理的にキテるのはチャレンジングで良い。
 しきたりは文化や支配体制によってトンデモルールになるのはよくある話で、そこらへん逆手にとってるのは意欲的。演出や衣装メイクの凝り様も安定してセンス高く、役者も核の未彩紀 さんはまた別人格を見せてくれたし、 名古屋の客演も充実してきて、今後がまた楽しみ。

ネタバレBOX

・・・というところまでが、観劇直後の感想。

その後、幸いにも台本を拝読する機会に恵まれ、じっくり読んでみると、観劇時には意味を掴みきれないまま結構セリフを聞き流してたんだなぁと感じました。

当初の私の関心である「コミュニティにおける正当なルールも外から見れば奇異なものとなり得る」、その揶揄と自戒がテーマと思っていたところから、そこを越えて「自己と社会(コミュニティ)との関わり」に対する懐疑と不満が色々散りばめられていることを理解しました。

特に、状況によっては「前向きな姿勢」と取れる発言までが、自分が置かれたブラックな環境を受け入れるための心理的な合理化、正当化の趣旨で括られているようなのが、印象的でした。

脚本には無意味な言葉は無いものなんだなと実感。
この声

この声

オイスターズ

名古屋市東文化小劇場(愛知県)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

現実感のあるホラー
 不条理に留まらない、現実感のあるホラーでした。自分の言葉が好き勝手に解釈され、都合の良いとこだけ繋ぎ合わされ、お話が出来上がり拡散する。周りではそれが真実となり、何を言っても覆らない。火のないところに煙が立つのがコミュニケーションってヤツですよ。 翻ってみれば、誰しも自分の思想・信条・解釈に合致する言葉だけを拾うのだ。他者の言うことをゼロベースで聞きはしない。自戒の念を込めつつ、怖い芝居だなと感じました。エース田内さんの味のある芝居にフレッシュ女優陣がうまく噛み合って、楽しみが増しましたね。

俺が妹(30)を好きになるはずがない

俺が妹(30)を好きになるはずがない

ソテツトンネル

新宿眼科画廊(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★

あの兄にして、
この妹あり。空気は読めないけど、5年仕事を続けたことで彼女の中では辻褄があってるんだろうなぁ。

夕

劇団ひまわり第51期研究科

シアター代官山(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

海チーム
脚本に負けてなかったと思います。
前半のドタバタコメディっぷりが僕にはアレレな感じでした(脚本にあるんでしょうけど)が、歌い出しをごく小さく歌うと抑揚の点数が高くなる的なテクニックでしょうか。
その効果がでて終盤、場内すすり泣きの嵐となっていたようです。

スパイ大迷惑

スパイ大迷惑

ホチキス

劇場MOMO(東京都)

2016/03/17 (木) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

6公演目
初日から6公演目の観劇
日替わりもありますが、ストーリーやネタがわかっていても、笑って・楽しめる。
若い役者さんが多いが、若さだけではなく、何かが光っている、輝いている。

死に顔ピース

死に顔ピース

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かったぁ
病気とは家族とは等いろんな事を考えさせられた舞台だった。
演者さんの動きや台詞が良く上演時間2時間20分が、短く感じられたほど。
何故かクラウンの帽子芸をやってみたくてしょうがなくなりました。

つじたく2016

つじたく2016

タクフェス

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白くて素敵な舞台でした
とにかくいっぱい笑わせてもらい、感動して涙する場面もあって、絶妙な掛け合いの舞台で楽しかったです。

NEXNEISIST

NEXNEISIST

有馬九丁目ANNEX

STAGE+PLUS(大阪府)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

独特な世界♪
女性が監禁されてるシーンから始まるんやけど、監禁してる家族があまりに狂ってる為、女性の方が強者に感じる世界観が面白かった☆★女性はラストまで目隠しされたままで、その佇まいがエロチックな雰囲気を醸し出していて、終始ドキドキしてしまった♪それも演出の狙いやとしたら凄すぎる!!

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