最新の観てきた!クチコミ一覧

74081-74100件 / 190107件中
二人だけの芝居―クレアとフェリース―

二人だけの芝居―クレアとフェリース―

劇団民藝

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/04/04 (月) ~ 2016/04/21 (木)公演終了

満足度★★★★

素敵な二人
座を組んで芝居をしていた二人の姉弟が、座員たちに置き去りにされてしまい、仕方なく弟の書いた終わりの無い(終わりの見えないかも・・・と思った)二人芝居をかけることに・・・・。
楽屋での二人のやりとりという設定で、劇中劇が始まり、現実といったりきたりする・・・ライティングがとても繊細に効果的に彼らを照らします。
奈良岡さんが少女に見えたり、やつれた中年女性に見えたり、気位の高い女優に見えたり、すごいです!!!そして、岡本さんのまるで彼女を支配しているような、依存しているような濃密な姉への心情が息苦しかったです。
二人の心は、二人の世界に閉じ込められたままなんだな・・・と、思いました。

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

「幕末!天命、投げ売りのクマさん」「ニコニコさんが泣いた日」

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/14 (木)公演終了

満足度★★★★★

ニコニコさんが泣いた日 昼公演
同じお芝居を何回か観ると、登場人物(今回は登場動物も)に、なんとなく親近感を感じるようになって、それが架空の人物(と動物)であることは判っているものの、会えなくなっちゃうと寂しくなります。ペットロスならぬ芝居ロス(?)。いつでも劇場に行けば会えるといいんですがタイムマシンが実現化されるまでは不可能ですよね~。

独演的な見せ場のあるニコニコ(千住さん)、ミツ(伊藤さん)、塚田(今井さん)、小林(田口さん)以外の登場人物(&動物)も同じで、激情を吐露する場面は無く冷静でなければいけない園長(水島さん)も抑えた感情をよく表現されていると思いますし、この作品の日本的感情を代表するライオン(矢野さん)の最後のセリフの演技は心に刺さりました。それは 伊藤えみ の壮絶演技の最中にさりげなく入ってるセリフですが、これがあってこその名場面でございます。

皆さん(人物&動物)とは、今はまだ会えるので今はまだ芝居ロスは大丈夫です!後半戦、期待してます!!

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

海外からやって来たパフォーマンス+関西のお笑いコント集団
関西で今、最も注目を集めている劇団壱劇屋の東京公演「SQUARE AREA」を観てきました。「海外からやって来たパフォーマンス集団タイム」と「関西のお笑いコント集団タイム」が入れ替わり立ち替わり来ます。スゴいものを目撃しました。

松本 謙一郎さんから「今、関西で一番勢いがある若手劇団ということでは間違いなくて、作品も、観やすく、かつ完成度高いです」というメッセージをもらって、観に行かなくてはと思いました。いやー、見逃さなくて良かったと胸を撫で下ろしています。松本さんありがとうございます。

あの不思議な動きはクセになるなあ。壱劇屋さんは今回初めて観ましたが、新感覚の舞台でした。もう一回みたかったけど、予定があっていけないので、あなたに行って欲しい。そして、感想をお互いにシェアしたい。

4月10日(日)10:30 追加公演には凄いゲストが登場するという噂を聞きました。また、当日券も発売されるそうなので、ぜひ王子小劇場に足をお運びください。

ネタバレBOX

内容は、四角の視覚、刺客の死角。クラブ仕様の音圧と光のシャワー。真ん中の舞台を取り囲んで客席。客席に役者が座るので四方の真ん中の2つの席の隣が特等席です。むちゃくちゃ近い距離で、演劇とパントマイムとダンスを目撃できます。
トラベルモード

トラベルモード

演劇集団イヌッコロ

テアトルBONBON(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったけど
期待値は凄く高かったのですが
とっても面白かったです。
どの役者さんの表情も豊かで、熱が入ってて楽しめました。

ただ、もう少し広い会場でやって欲しかったです。
もう一度見たいと思っても当日券もなしだったようなので
そこだけ、残念でした。
DVD予約したので、そちらで楽しみます。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

観に行って良かった!
友人が愛知公演を観に行って知った公演。
友人に大感謝。
パントマイムやダンス等の要素もありながら、しっかりと組み立てられたストーリー。
見応え抜群だし、アフターイベントもサービス精神旺盛で素晴らしい公演だった。
あのゴム紐アクションは必見!

エドウィン・ドルードの謎

エドウィン・ドルードの謎

東宝

シアタークリエ(東京都)

2016/04/04 (月) ~ 2016/04/25 (月)公演終了

満足度★★★

ルパート・ホームズファンとして
昔昔、毎晩、ルパート・ホームズのアルバムを聴いて、眠りに誘われていた私。彼のコンサートに行って、そのアルバムジャケットにサインして頂いた時の感激は今も忘れません。大きな手で、握手もして頂きました。

そんなわけで、彼が手掛けたミュージカルがあると聞いて、ずっと、この目で観たいものだと思っていましたが、念願叶い、ラッキー!

内容は、だから何だ!と言った感じでしたが、とにかく、客席を巻き込むエンタメ性が、娯楽の楽しみを実感させて頂けて、大変居心地の良い、観劇タイムでした。

瀬戸カトリーヌさんのハッチャケ振りが愉快でした。

最近暗く不安なニュースばかりだから、たまにはこういう、ただ愉快な観劇タイムは、必要かもしれないと思いました。

期待のルパート・ホームズの楽曲は、アンサンブルの男の子が歌う歌が、意外と名曲でした。

ネタバレBOX

2幕で、犯人を投票する客席参加型の舞台進行が、文句なく楽しめます。

その日の犯人と、探偵の二役を演じる役者と、ハッピーエンドにするための、その日のカップルを、客席の投票や拍手で、決めるので、結末は、288通りなのだとか。

内容なんて、どうでも良くて、後半は、その参加型の、娯楽に、身を任せて楽しんでいる自分が、嬉しくなってしまいました。

平野綾さんの、アニメ声からの、美声の歌唱にも、聞き惚れてしまいました。
どなたか、好きな役者さんが出演されている方には、必見のエンタメ作品かと思います。
【公演終了】箱の中身2016【感想まとめました】

【公演終了】箱の中身2016【感想まとめました】

映像・舞台企画集団ハルベリー

テアトルBONBON(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

氏の演劇魂は届いたか
がっつり「演劇」人だった(伝聞)という大谷氏のホームグラウンド=「壱組」の名を見て、また役者陣にも心動かされ、観劇した。チラシにもおぼんろの名が見えるのは、この企画じたいがわかばやしめぐみ(おぼんろ)の所属するハルベリーオフィスによるもので、壱組のかつての作品を復刻したという恰好であった。 ポストトークでのわかばやし演出の証言によれば、演出仕事は久々とは言え経験者、もっとも監修協力の大谷氏が大詰め段階で関わり、形を成した(迷いのあった部分が確定した)という事だ。
芝居は原田宗典による戯曲(初演は25年前)で、構成はA面、B面のLP盤のよう。B面はA面の謎解き編である事がB面の途中で判明し、テイストの異なる二つの芝居を観る気分を残しつつ、一つの完結したドラマを観る事になる、のだが、最後はB面物語としての結語で締められる、よく出来た戯曲に思えた。
 若い(と見えた)演出の今回の舞台でのチャレンジは功罪相半ばしたかも知れない・・と感じたが、基本的には戯曲の世界を構築し、単なる謎解きプロセスを消化するのでない「生きた」人間の芝居を立ち上げていた。
細部はネタバレ欄にて。

ネタバレBOX

なかなかもって奇異なチャレンジは、舞台下手袖に、ほぼ舞台上と言って誤りない場所に客席がある。舞台と客席が渾然一体となるおぼんろのアプローチをこの小屋に援用したとの事だが(ポストトーク)、出ハケは左右両側の舞台手前の鉄扉、舞台上手の袖(奥と手前)だから、下手側は不要であるとは言っても、見た目に異様だ。中央の芝居が進むにつれ、どうやら下手に居るあの人たちは芝居には絡まないんだなと、判る。紛らわしさと、後で判った時のがっかり感は、プラスにはならないように思う(少なくとも、後で登場すると「判った」場合のほうがワクワクする。その逆だから相対的にガッカリである)。

 さて桟敷童子顧客を任じる私としては、原口氏のあまりにジャストな演技に舌を巻いた(これほど出来る役者だったか・・と)。 かなり微細なタイミングを要するA面の世界を引っ張っていた。
 この「引っ張っていた」という印象は、他の役との「力量の比較」から来るのでなく、場面の質感を捉えた上でどういう演技の質が求められるのか、を巡るもので・・、佐藤氏、保村氏の「うまさ」や「味」に感じ入りながらも、「正解」に迫ろうとして難易度ゆえに届かないのか、目標設定の微妙な差ゆえに(うまいのに)迫れないのか、、後者ではないか・・と感じないではなかった。

 A面はよく出来ているが、B面あっての全体という意味では、B面は展開の妙を感じさせる部分もあるが、不足感も多くなる。
「次第に部分が連結して全容が現れる」ためには、戯曲の「台詞」のみならず役の人物の作りの的確さが必要。役作りの不備があればたちまち淋しげな穴が開いてしまう。
 どうしても気になったのは、両面で妻役を演じた女優の演技だ。二人の男と、愛の形は違えど(後の方の夫には本当の愛情は湧かなかったというがその言葉と裏腹に十五年という歳月が何を表現しているかを思うべし)、寄り添って来た時間的な長さや、元夫との間にどんな関係を求めたのかなど、考慮すべき点が沢山ある。 生きた年数の長さは、一つの行動のもつ背景の重さ、複雑さも意味する。 「死ぬ」動機は、果たして相手の口にした「子供が居る」の一言に対する嫉妬・落胆だろうか。
 これについても演出はポストトークで触れていたのは、壱組版では妻役は徹底して利己的なキャラに描いていたが、今回は女性である自分が演出するに当たり、そういう行動をとった女の背後にあるものを、出したかった、という意味の発言。 私なりに解釈すれば、男の人生を狂わせた女を悪く描くのでなく、感情移入できる(真っ当な?)女性にしたかった・・だろうか。
 壱組の芝居を知らないので何とも言えないが、少なくとも善悪の問題ではなく、たとえ自己中だろうと醜かろうと、自分の欲求に徹しようと足掻く中に人間の等身大を見、その時人間的魅力をたたえ始めるのだと思う。 そしてその思いは遂げられない。 自ら人生を中断させるおろかさ。「他にどうかし様があったのでは・・」と思わせる隙間が、まだある。
 元夫が、突き放す言葉を妻に吐く「理由」も、ドラマ的には重要だ。 これは相手の思いに実は同調しきれていない(乗りきれない)夫自身の気分を、最後は正直に言わずにおれなかった、そんな風に解釈するのが最も妥当ではないか。 そうなると惨めなのは女である。 歳も食った。若さの残り香のあるうちに、失った青春をもう一度・・・その醜い足掻きは、かつての「本当の愛」よもう一度にはならなかったことを予感させる(今回の舞台では、単純に若い時代に戻った様子だった)。そうして初めて、自死も必然に思えてくる。
 一人、トチ狂った現実をわきまえない女の仕業、に落ち着くのを今回の演出は嫌ったのかも知れないが、そちらのほうがリアリティがあり、リアルな人間像こそ観る者の中に入りこむ。
 二人の愛が本当であったと信じさせる前段があって、そんな二人なのに男が「子供がいる」と告げたことで亀裂が入りかけ、元夫はその「亀裂」を見たくないがために、「本当は女房がいて、一緒になれない」などと嘘を言う。 だが、これではとても自死には繋がらないように思う。 子供がいても良い・・ もし自分がどん底にいるなら、相手の「愛」が確かめられさえすれば、そう受忍するはず。でなければ、実はどん底にはいなかった、なのに自死してしまった。これは破綻である。
 二人の会話の「意味的な」構成の問題。

いちばん星のその次の

いちばん星のその次の

waqu:iraz

cafe MURIWUI(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1795(16-085)
19:40の回(曇)。

19:00会場がある建物着、何処で待っていればいいのかわからず階段前で待つ、19:10受付時間になっても誰も下りてこないので上がってみる。2階ドア前に小林さん、外階段を上がって屋上へ。道路側に会場。ここで受付(1ドリンクは別会計)。

入口側が舞台、奥に客席、満席、後ろの方には立見の方も。

壁は濃い木目、キャンドルの灯り。カウンターがありメニュー(ハンバーガー、アルコール、ソフトドリンク、コーヒー)、19:40前説(40~45分)...長い待ち...19:49開演~20:39終演。

「篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」からで3公演目(他に上映会と「いろどりんちゅ」)。

髙橋さん「奴婢訓(2012/2@トラム+2016/2@高円寺)」...当パンに挟まれた公演案内に「開座」があり、小林さんにお訊きすると万有引力つながりでした。

尾崎さん「プラスチックプール(2015/9@空洞)」「衝突と分裂、あるいは融合(2014/10@十色庵)」、桑原さん「オパールの檸檬世界 ─Snow Ball Earth201/2@RAFT」「奇跡の年(201/1@KAAT)」...衣裳ですとBATIK。尾崎さんと桑原さんは「プラスチックプール」でも姉妹ではなかった?

ある特別な夜、3人の会話。具体的なシチュエーションには敢えて触れていないようなので「想像」します。普通の照明に代わって「キャンドル」が会場をぼんやりと照らし、マッチの灯りが瞬くその短い間に眠りは遠ざかる、静かな夜はもうすぐ終わる。

室内(キャンドル)と屋外(曇りの夜)がほぼ等しく感じられる絶妙なタイミング(19:40)、下方からの灯りに浮かぶ表情は思いつめたものがあるようで、逡巡(行きつ戻りつ)しているのか何度か繰り返されるシーン。

マッチの扱いに「万有引力」を感じました。

次回は7月、桜木町とちょっと遠いけど多目的ホールでは「趣向」の公演を観ました。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京の小劇場では観られない芝居
初めての壱劇屋を観劇。
関西で人気な理由がよくわかった。

オープニングから心を奪われた。
音響照明そしてキャストに魅了された。

今のところ今年一番の作品だ。

土日完売との事だったが、
日曜の午前中に追加公演をするとの事…
あの芝居を一日三回公演…
体力が心配だ…

Zebra On Zebra ゼブラ・オン・ゼブラ

Zebra On Zebra ゼブラ・オン・ゼブラ

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/11 (月)公演終了

満足度★★★★

花四つ星
 舞台は桜中町商店街が立ち上げた、地方のミニFM放送局という設定である。

ネタバレBOX

この町で試験的にミニFM放送局を立ち上げた訳だ。今日はその試験放送最終日。パーソナリティーも、ゲストも総て町の住人、アシスタントも無論のことである。パーソナリティーをはじめ、ゲストらも中々の芸達者が揃い、垢抜けないものの人情の機微を弁えた面白い進行である。この垢抜けない風情を演じる役者たち、中々力があるとみた。実際、明らかに声楽やダンス、バレエなどをやってきたと分かる役者もいて、身体や芸表現の高さでも楽しませてくれた。演出については受け取り側の好みもあるのだが、自分にとっては前半のテンポが、ちょっとのろく、くどく感じられた点があった。SZさんからメールが入る辺りから終盤の展開は見事。日常を生きる普通の人々の小さな生活の中での喜怒哀楽、孤独、思うようにはならない恋など、日常の忙しさにかまけていつとは知れず紛れてしまいがちなものを大切に丁寧に暖かい眼差しで描いているのが良い。
座布団劇場八枚目ッ

座布団劇場八枚目ッ

占子の兎

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

“ニュースタイル”
初めて観させていただきましたが、このスタイルはなかなか面白い。
落語好きはもちろん、落語に馴染みのない若い人も楽しめるんじゃないでしょうか。

五つの演目、どれも面白かったですが、「お湯かけ女房」と「掛取り」がお気に入り。

「掛取り」での“今井耕二”さん、いい声で、味わいのある、いい唄でした。

蒼いものか vol.3

蒼いものか vol.3

Crackersboat

桜台pool(東京都)

2016/04/08 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

ダンス×演劇×音楽
二人芝居のQはとてもQの雰囲気で、ダンス公演との相性もよかった。本日の日替わり音楽ライブは深夜ラジオを濃密にしたようなブラック&お下劣で、この方面の才能があるようだ。お目当てのダンスも含めて満足度の高い公演だった。

Zebra On Zebra ゼブラ・オン・ゼブラ

Zebra On Zebra ゼブラ・オン・ゼブラ

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/11 (月)公演終了

満足度★★★★

賑やか商店街
商店街の面白人間大集合のにぎやかステージ。この町にはまだ人情が残ってる。登場人物が多く、それぞれが持つエピソードが複雑にからみあっているのだが、進行はいたってスムーズ。最後は少しホロリとした。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

緻密なルーティンとアドリブを絡めた笑い
壱激屋さんの3回目となる東京公演。今回は東名阪ツアーのファイナルステージでもあります。

緻密に計算されたパフォーマンス、質の高いマイム。なのに所々に事故かと思ってしまうようにはさまれる笑えるやり取り。
でも、この緩急のある流れがメリハリとなって90分のお芝居があっという間に感じます。
圧倒的な音と光もあり、一流のエンターテイメントとなってます。

本拠地は大阪なので東京で観られる機会は貴重。
各回にアフターイベントもあるというサービス精神旺盛な劇団さんなので足を運んで損は無し!
とにかく楽しみたいという方にお勧めの劇団さんです♪

Gliese

Gliese

ピヨピヨレボリューション

シアターノルン(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

心地よい夢物語
女子だらけの大所帯に、個性あふれるメンバー大集合!
しかしながらバランスが取れてスッキリ判り易くまとまって楽しめた。
やっぱり目を引くのは妄想女子のカワイユイ。
ちょっと痛い娘かと思っていたら
徐々にその世界に引き込まれ魅力いっぱいの女の子に!
昭和の歌番組的なセットもハマって夢物語にピッタリ、
そして単純明快で明日への希望に満ちてた物語を
うまくサポートしているようだった。
日替わりゲストでも楽しめるのでリピートも楽しそう。
またチャンスがあればお邪魔します。



ネタバレBOX

エンターテインメントして確立した歌とダンスはも応えアリ。
付け焼刃の見せ場とは一線を画す見事なパフォーマンス!
中でも主人公の妄想役を務めるちっちゃい娘のキレキレダンスは大人真っ青
(きっとかなりスキルのあるダンサーさんなんだろうなぁ)
久々にダンスで驚愕かんどうしました。
また、数少ない男子演者の一人で
主人公を発掘した編集のアリスガワさんの存在感とセリフ回しが良かった、
絶対いるいるこんな感じの人って妙に納得。
夢見る女の子のハッピーストーリーでした。
ちょっと遠いかなこの劇場。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

チームワークと細かい段取りが描き出す夢のような世界
関西小劇場で勢いMAXな壱劇屋さん。久しぶりの東京公演で期待値を上げて拝見したのですが,その期待を全く裏切らない作品でした。マイムのクオリティーの高さは,何もない空間に最初から何か存在していて当たり前であるかのようにさえ思ってしまうレベルです。東京で目の前で見られたことを幸せに思います。四面舞台であることから,視点を変えることでまた見えてくるものが違うでしょう。この後も他の面から見てみたいと思います。

ネタバレBOX

個人的に驚いたところとして,ロープによるパフォーマンスはもちろんのこととして,スクエアエリアの中から勢いを付けて,外へ飛び出すときに,おそらくは普通に飛び出したら観客席まで富んできてしまう勢いなのに,急減速して客席には全く立ち入らないところを挙げたいと思います。慣性の法則に逆らう難しさは素人目にも思いが及ぶところですが,それを平然と普通にこなすところは,壱劇屋さんならではだと思います。
終演後のワークショップで,ロープを使ったパフォーマンスの解説が行われましたが,思った以上に段取りが多く,そして細かくこちらもただただ驚きました。
壱劇屋さんの魅力は,チームワークと実は細かい段取りをこなすための練習量の多さ,そしてそれを苦労しているという形で表に出さず,簡単なことのようにこなされているところかと思います。目撃できて嬉しい限りです。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

躍動感!
一番前で見ていた為、役者さんの動きが直に感じられた。
とにかく動く!踊る!走る!
映画「CUBE」のようなものかと思ったのだが、内面的なものであった。
色々と矛盾はあるストーリーではあるがかなり楽しめた舞台でした。
ゲストの黒田勇樹さんが良い感じでした!

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

心のすき間
お埋めしますってか

ネタバレBOX

閉じ込められた人たちは足りないところをお互いに補い合う形で解決。ただし、一人の男性は娘を亡くした事実を受け入れることで立ち直るという話。

ロープで立方体を表現し、それを使ってのダンスパフォーマンスは見応えありました。

ただ、なぜ閉じ込められたかなどは謎のままでした。
虹の跡

虹の跡

ぱぷりか

シアター風姿花伝(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/04/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

それらしい
雰囲気でした。

ネタバレBOX

パチンコ依存症の母親に振り回された娘たちや周辺の人々の話。

パチンコ依存症だけでなく、離婚したにも拘わらず元夫の家に娘に会いに行くなどの無頓着さを見ると、発達障害もあるのかもしれません。上手い演技でした。

清原事件その他で依存症を根治することの難しさについては昨今知られつつありますが、周囲のひとたちがだらしなさを責めたり、やめればいいのにだけで済ませていたのは若干気になりました。

流産は悲しいことですが、長女に新たに赤ちゃんができて良かったですね。次女は母恋しさで縁が切れない状態がしばらく続くのでしょうか。
対ゲキだヨ !全員集合

対ゲキだヨ !全員集合

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

やや意味不明
また巡回してきてください。

ネタバレBOX

出演順はガチャガチャで決められました。【短距離男道ミサイル】が三番手になったのは偶然か仕組まれていたのか分かりませんが、先の【オレンヂスタ】と【コトリ会議】が静かめで少し難解な内容だっただけにこの順番が最適だったと思いました。

短距離男道ミサイルはずばり出落ちの裸芸でした。

このページのQRコードです。

拡大